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スバルXVのグレードとは、価格表に並ぶ1.6i EyeSightからAdvanceまでの区分のことで、年式によって顔ぶれが変わります。
XVは2022年10月16日に新規注文の受付を終えています(くるまのニュースが報じた販売店の告知)。グレード選びは中古の話になります。公式のグレード一覧に並ぶのは6つ(Smart Editionは特別仕様車)。私の軸は2.0e-L EyeSightだと思います。
結論から言います。ツーリングアシストが標準になった2019年11月以降の個体で、e-BOXERの2.0e-Lが入口。そこから先の段差は、欲しい装備があるときだけ払えば足ります。
この記事のポイント
- 最終年は6グレード、最安から最上まで75.9万円差
- 1.6Lと2.0e系は出力が1.26倍、航続距離は1.6Lが長い
- 1.6i EyeSightだけX-MODEと後退時ブレーキがない
- 2019年11月より前の2.0iは、別の車として見る
| 30秒でわかる | 答え(2026年10月時点) |
|---|---|
| 新車 | 新規注文は2022年10月16日で終了(販売店の告知) |
| 最終年のグレード | 6つ。1.6i/1.6i-L/2.0e-L/2.0e-L Smart Edition(特別仕様車)/2.0e-S/Advance |
| 軸にするグレード | 2.0e-L EyeSight(2021年12月の価格表で2,651,000円) |
| 避けたいグレード | 雪道を走るなら1.6i EyeSight(X-MODEなし) |
| 年式の目安 | 2019年11月15日以降(ツーリングアシスト標準・e-BOXERの2.0e系が出た時期) |
| 近い車 | クロストレック(スバルは「後継」と書いていない) |
| 手放す側 | MOTA車買取(無料・概算査定額) |
公開日:2026年10月22日 / 最終更新日:2026年10月22日
XVのグレードは、年式で顔ぶれが変わる
2017年の発売時と最終年では、並ぶグレードの名前が違います。中古の広告で「2.0i-S」と「2.0e-S」が混ざって出るのは、そのためです。

スバルの価格表で時期を追うと、次のとおりです。
| 時期 | グレードの顔ぶれ | 出典 |
|---|---|---|
| 2017年5月24日発売 | 1.6i/1.6i-L/2.0i-L/2.0i-S(各EyeSight) | 2017年4月6日のリリース |
| 2018年10月19日発売 | Advance(2.0L+e-BOXER)が加わる | 2018年10月11日のリリース |
| 2019年11月15日発売 | 2.0e-L/2.0e-Sが加わる。価格表に2.0iの名前はなく、1.6Lは2020年初頭の発売予定 | 2019年10月10日のリリース |
| 2021年12月の価格表 | 公式のグレード一覧は6つ。特別仕様車の2.0e-L Smart Edition(2021年6月17日発表)が並び、特別仕様車Advance Style Editionも設定 | 2021年12月16日のリリース |
2017年の1.6i EyeSightは消費税8%込みで2,138,400円から。2019年10月以降は10%込みの表なので、年をまたぐ価格は同じ物差しで比べられません。
2.0Lの顔ぶれは、2019年11月を境に「2.0i系」から「2.0e系(e-BOXER)」へ。 車検証の初度登録年月を見れば、どちら側の個体か見当がつきます(Advanceだけは2018年10月からe-BOXERです)。年式の分かれ目そのものは、XVは新車で買えるのかの記事で読めます。
1.6Lと2.0e、公式の数字で見ると差はどこか
エンジンの差は出力とトルクに出ます。一方で、1回の給油で走れる距離は1.6Lのほうが長いのです。

筆者の検証(2026年10月)|公式の諸元表で見る、1.6Lと2.0e系の差と航続距離(スバル公式の諸元表・環境仕様書(2022年1月時点))
1.6Lは85kW(115PS)・148N・m、2.0e系は107kW(145PS)・188N・mにモーター10kW(13.6PS)・65N・mが加わります。WLTCは1.6Lが13.3km/L、2.0e系が15.0km/Lで、差は12.8%。市街地は9.6と11.5で19.8%、高速は15.4と16.8で9.1%でした。
燃料タンクは1.6Lが63L、2.0e系が48L。WLTC燃費に掛けると、満タンからの計算値は1.6Lが837.9km、2.0e系が720.0kmです。
| 項目 | 1.6L(1.6i・1.6i-L) | 2.0L e-BOXER(2.0e-L〜Advance) |
|---|---|---|
| 最高出力 | 85kW(115PS)/6200rpm | 107kW(145PS)/6000rpm+モーター10kW |
| 最大トルク | 148N・m/3600rpm | 188N・m/4000rpm+モーター65N・m |
| 車両重量 | 1,410kg | 1,530〜1,550kg |
| 燃料タンク | 63L | 48L |
| WLTC燃費 | 13.3km/L | 15.0km/L |
| JC08燃費 | 15.8km/L | 19.2km/L |
| 満タンの航続距離(計算値) | 837.9km | 720.0km |
| 最小回転半径・最低地上高 | 5.4m・200mm(共通) | 5.4m・200mm(共通) |
| 燃料 | 無鉛レギュラー | 無鉛レギュラー |

出典はスバルの諸元表と環境仕様書(2022年1月時点の公式ページの保存)です。
出力は1.26倍、トルクは1.27倍。 数字だけ見れば2.0e系の勝ちだろう。ただ、燃費の差は市街地で2割ほど、高速では1割弱に縮みます。あくまでカタログ値。実際の持ち主の燃費は、条件でぶれるでしょう。口コミの数字はXVの口コミ・評価の記事で読めます。
1.6i EyeSightだけ、持っていない装備がある
1.6iと1.6i-Lは同じ1.6Lでも、中身が違います。スバルのリリースによると、X-MODEは1.6i EyeSightを除く全車、後退時自動ブレーキシステムも1.6i EyeSightを除く全車の標準です。諸元表の注にも、1.6i EyeSightにはリニアトロニックのマニュアルモードがないと書かれています。
公式のグレード一覧は、1.6i-Lを「X-MODEに加え、後退時ブレーキアシストを装備」と説明しています。1.6Lを選ぶなら、最低でも1.6i-L。ここは割り切りどころです。
最終年の6グレード、1段上がるごとに何円増えるか
最安の1.6i EyeSightから最上のAdvanceまで、ルーフレールなしの基本価格で75.9万円の差です。段差が大きいのは1.6i-Lからe-BOXERの2.0e-Lへ上がる31.9万円 で、あとの段は5万円台から20万円弱に収まります。

筆者の検証(2026年10月)|公式の価格表で見る、XVのグレードの顔ぶれと最終年6グレードの価格差(スバル公式の価格表と、2022年1月時点のグレード一覧)
2021年12月16日の価格表(税込)は、1.6i EyeSightが2,200,000円、1.6i-L EyeSightが2,332,000円、2.0e-L EyeSightが2,651,000円、2.0e-L EyeSight Smart Editionが2,706,000円、2.0e-S EyeSightが2,904,000円、Advanceが2,959,000円です。隣のグレードとの差は、順に132,000円、319,000円、55,000円、198,000円、55,000円でした。

| 上がる段 | 価格差(税込) | 公式の説明で増えるもの |
|---|---|---|
| 1.6i → 1.6i-L | +132,000円 | X-MODE、後退時ブレーキアシスト |
| 1.6i-L → 2.0e-L | +319,000円 | e-BOXER(電動技術)。ツーリングアシストは全車標準 |
| 2.0e-L → Smart Edition(特別仕様車) | +55,000円 | シルバーステッチのインテリア |
| 2.0e-L → 2.0e-S | +253,000円 | 18インチアルミ、パワーシート、フロントシートヒーター |
| 2.0e-S → Advance | +55,000円 | 最上位。専用の外装・内装 |
説明は公式のグレード一覧(2022年1月時点の保存)から。タイヤは公式の主要装備表(2020年9月版)で、2.0e-SとAdvanceが225/55R18、1.6i・1.6i-L・2.0e-Lが225/60R17です(Advance Style Editionも18インチ)。

2.0e-Sの25万円って、高い?



装備を見て決めること。ヒーターが要らなければ不要です。
持ち帰り:XVのグレード早見(最終年・税込)
・1.6i EyeSight:2,200,000円(X-MODEなし)
・1.6i-L EyeSight:2,332,000円(1.6i比+132,000円)
・2.0e-L EyeSight:2,651,000円(1.6i-L比+319,000円)← 私の軸
・2.0e-L Smart Edition(特別仕様車):2,706,000円(2.0e-L比+55,000円)
・2.0e-S EyeSight:2,904,000円(2.0e-L比+253,000円)
・Advance:2,959,000円(2.0e-S比+55,000円)
中古の広告にグレード名が出ていない個体は、この6つのどれかを販売店に聞いてください。
中古で選ぶなら、目的でグレードを分ける
迷ったら2.0e-L EyeSight。 そこから、安く寄せるか装備に寄せるかを決めます。


軸は2019年11月以降の2.0e-L EyeSight
e-BOXERの出力、全車標準のアイサイト・ツーリングアシスト、X-MODE(2モード)。この3つが揃う最初のグレードが2.0e-Lです。1.6i-Lから31.9万円の段差は大きいものの、中古では新車時の差がそのまま残るとは限りません。実際の掲載価格の幅はXVの中古の支払総額の記事で見てください。
ツーリングアシストは、スバルによると高速道路や自動車専用道路向けの運転支援です。あらゆる状況で衝突を回避する装置ではなく、雪・濃霧・トンネル内・夜間などで障害物を正しく認識できず作動しない場合があると、アイサイトのページに書かれています。自動運転ではありません。
安く抑えるなら1.6i-L、ただし1.6i EyeSightは外す
1.6i-Lは、X-MODEと後退時ブレーキアシストを備えた1.6Lの入口です。満タンの航続距離は計算上837.9kmで、2.0e系より長い。燃料はどちらもレギュラーです。
出力は115PSと145PSで30PS差。登り坂や高速の合流で余裕がほしい人には、1.6Lは物足りないかもしれません。街乗り中心なら成立します。
装備を取るなら2.0e-S、最上位ならAdvance
2.0e-Sはパワーシートとフロントシートヒーター、18インチが付く段です。2021年12月16日の改良では、ファブリックシート×フロントシートヒーターが2.0e-SとAdvanceの標準になりました。寒い地域で乗る人は、ここで選ぶ理由になります。
Advanceは2.0e-Sとの差が5.5万円。専用の外装・内装を気に入ったら選ぶ、という位置づけです。2021年12月には、10周年の特別仕様車Advance Style Editionも2,915,000円で設定されました。
2019年11月より前の2.0i-L・2.0i-Sは、別の車として見る
2.0i-L・2.0i-Sは、e-BOXERではなく、ツーリングアシストも標準ではない時期の車です。装備を個別に聞く前提で、価格が見合うか判断してください。2.0iの燃費は、2022年の公式表には載っていません。
車検証と現車で、グレードを見分ける4か所
名前が書かれていなくても、車検証と実車で絞れます。


| 見る場所 | 読み方 |
|---|---|
| 型式 | 2022年1月時点の公式表では、1.6L車が3BA-GT3、e-BOXER車が5AA-GTE。それ以前の車は販売店に確認 |
| 車両重量 | 1.6L車は1,410kg、2.0e系は1,530〜1,550kg(ルーフレールなどで+10kg) |
| 初度登録年月 | 2019年11月より前か後かで、2.0iか2.0eかの見当がつく |
| ホイール | 18インチ(225/55R18)なら2.0e-S・Advance・Advance Style Edition。2.0e-LとSmart Editionは17インチ(225/60R17) |
広告にグレード名が無い個体は、車検証の型式と初度登録年月を販売店に見せて、グレード名と装備を書面で出してもらうのが確実です。
私の推し・惜しい・やめておけ
ここは意見です。根拠は公式の価格表と諸元表に置いています。


推しは「2.0e-Lの段差の効率」
1.6i-Lから31.9万円で、出力が115PSから145PSへ、さらにモーターとツーリングアシストが付きます。1段で変わるものがいちばん多い。正直に言えば、ここが好みだ。
惜しいのは「2.0e系の航続距離」
燃料タンクは63Lから48Lへ減り、満タンの計算値は837.9kmから720.0kmに。燃費で上回っても、1回で走れる距離は短くなります。一度の給油で700km前後を走る旅が多い人は、720.0kmの2.0e系で足りるかを先に考えておきたいところです。
売る側・乗り換える側は、先に査定額を見る
XVはスバルの現行ラインアップに載っていません。近い車はクロストレックです。2022年9月15日のスバルのリリースは、車名を「CROSSTREK」に統一したと説明しており、「後継」とは書いていません(2026年10月時点)。
乗り換えの下取り額が出たとき、それが高いか安いかは、他社の査定がないと分かりません。MOTA車買取は最大20社が入札し、やりとりするのは高額査定の上位3社まで。最短3時間後にWebで概算査定額が見られ、利用料は無料です(任意の有料サポートを除く)。上位3社からは電話が来ます。
下取りの見積もりを取る前に、売値の目安を確かめられます。
下取りと買取の違いは下取りと買取の違い、申し込みの流れはMOTA車買取とはです。乗り出しの税金はXVの乗り出し価格の記事にあります。
スバルXVのグレードに関するよくある質問
- スバルXVのおすすめグレードは?
-
中古なら、2019年11月以降の2.0e-L EyeSightが軸です。e-BOXER、ツーリングアシスト標準、X-MODEが揃う最初の段で、最終年の価格表では2,651,000円でした。
- XVの1.6Lと2.0Lはどちらがいいですか?
-
力を取るなら2.0Lのe-BOXER、航続距離と価格を取るなら1.6Lです。出力は115PSと145PS。満タンの計算値は837.9kmと720.0kmです。
- XVのe-BOXERは何年から?
-
2018年10月19日発売のAdvanceが最初で、2.0e-Lと2.0e-Sは2019年11月15日発売です。スバルのリリースにそれぞれ書かれています。
- XVの2.0i-Sとは何ですか?
-
2017年の発売時にあった、e-BOXERではない2.0Lの上級グレードです。2019年10月の価格表には、2.0iの名前は載っていません。
- XVのAdvance Style Editionとは?
-
2021年12月16日に設定された、10周年を記念した特別仕様車です。価格は2,915,000円(税込)で、18インチアルミがダークガンメタリック塗装になります。
- スバルXVは生産終了ですか?
-
新規注文の受付は2022年10月16日で終わっています。販売店の告知として報じられた日付で、生産を終えた月は確認できていません。
まとめ
XVのグレードは、最終年が6つ。1.6Lと2.0e系で、出力は115PSと145PS、満タンの航続距離は837.9kmと720.0kmと逆の関係です。軸は2019年11月以降の2.0e-L EyeSight、1.6i EyeSightは雪道なら外します。
装備を足すなら、2.0e-Sで25.3万円、Advanceでさらに5.5万円。寒い地域でなければ、2.0e-Lで足ります。
次の一歩
今日やることは1つ。気になる個体の車検証の写真から、初度登録年月と型式をメモし、2019年11月より前か後か、3BA-GT3か5AA-GTEかを書き分けてください。
手放す側なら、売値の目安を先に見ておけます。
概算査定額は最短3時間後にWebで見られます。上位3社からの電話は覚悟しておきましょう。
アイキャッチの写真:RL GNZLZ氏(チリ)の写真(海外仕様)を、CC BY-SA 2.0(Wikimedia Commons)のもとで切り抜き、色帯と文字を重ねた派生物です。加工した画像も CC BY-SA 2.0 で扱います。
参考URL一覧
- くるまのニュース:https://kuruma-news.jp/post/561231
- CC BY-SA 4.0:https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/deed.ja
- Wikimedia Commons:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2019_Subaru_XV_2.0i-P_GT_Edition_%281%29.jpg
- 2017年4月6日のリリース:https://www.subaru.co.jp/press/file/uploads/news/2017_0406_2.pdf
- 2018年10月11日のリリース:https://www.subaru.co.jp/press/news/2018_10_11_6378/
- 2019年10月10日のリリース:https://www.subaru.co.jp/press/news/2019_10_10_7797/
- 2.0e-L Smart Edition:https://www.subaru.co.jp/press/news/2021_06_17_9937/
- 2021年12月16日のリリース:https://www.subaru.co.jp/news/2021_12_16_172030
- Wikimedia Commons:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2021_Subaru_XV_1.6i_light_blue_front_view_in_Brunei.jpg
- スバルの諸元表:https://web.archive.org/web/20220121055852/https://www.subaru.jp/xv/xv/spec/spec.html
- 環境仕様書:https://web.archive.org/web/20220121045853/https://www.subaru.jp/xv/xv/spec/ecology.html
- Wikimedia Commons:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2019_Subaru_XV_2.0i-P_GT_Edition_%2821%29.jpg
- 公式のグレード一覧:https://web.archive.org/web/20220121061235/https://www.subaru.jp/xv/xv/grade/grade.html
- 公式の主要装備表:https://web.archive.org/web/2022/https://www.subaru.jp/xv/xv/content/spec/pdf/xv_equipment.pdf
- Wikimedia Commons:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2018_Subaru_XV_2.0i-P_%2888%29.jpg
- アイサイトのページ:https://www.subaru.jp/safety/eyesight/
- Wikimedia Commons:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2021_Subaru_XV_1.6i_light_blue_rear_view_in_Brunei.jpg
- Wikimedia Commons:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2021_Subaru_XV_1.6i_light_blue_interior_view_in_Brunei.jpg
- 2022年9月15日のスバルのリリース:https://www.subaru.co.jp/news/2022_09_15_150743/
- CC BY-SA 2.0:https://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.0/deed.ja
- Wikimedia Commons:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Subaru_XV_1.6i_2019_%2853318944194%29.jpg
