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CX-60の値引きは、販売会社がそれぞれ決める額です。マツダは額を公表しておらず、公式の購入キャンペーンの掲載もありません(2026年10月時点)。
月刊自家用車WEB(2026年10月13日)の1本の記事には、CX-60の値引きの数字が3つ並びます。基本は10万円、車両本体の目標は30万円、値引きの合計が35万円前後なら「特上クラス」。
買った人の申告は、もっと低い所にある。2026年10月22日時点の価格.comの申告115件は、車両値引きの中央値が5万円、付属品の値引きを足した合計の中央値が15万円です。2026年3月以降に買った人の申告は、車両0円と10万円の2件だけ。
私の読みはこうです。10万円を「普通」、30万円を「上の目安」として見積書を読む。そして値引きを詰めるより先にグレードと駆動を1段決めたほうが、総額はずっと大きく動くと思う。
この記事のポイント
- 雑誌の基本は10万円
- 改良後の申告は2件
- 先に決める額のほうが大きい
30秒でわかるCX-60の値引き(2026年10月時点)
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| マツダの公表 | 値引きの額は公表なし(価格は販売会社が決める) |
| 公式の購入キャンペーン | マツダの公式サイトに掲載なし |
| 雑誌の目安 | 基本10万円・車両本体目標30万円・値引きの合計35万円前後で「特上クラス」(月刊自家用車WEB・2026年10月13日。誌面の目標) |
| 購入者の申告(車両) | 中央値5万円・幅0〜50万円(価格.com・2026年10月22日時点の115件) |
| 購入者の申告(合計) | 中央値15万円(同じ115件・付属品の値引きを足した額) |
| 改良後の申告 | 2026年3月以降の購入は2件(どちらも XD・車両0円と10万円) |
| 値引きより大きい額 | 25S→XD(2WD)475,200円・2WD→4WD 225,500円 |
| PHEV の補助金 | 2026年12月31日までの登録84万円・2027年1月1日以降の登録50.4万円(差336,000円) |
| 乗り出し(いま注文した場合) | 25S L Package 2WD で11月登録4,007,760円・12月登録4,004,060円から(マツダのカンタン見積りの額を、登録の月の自賠責と自動車税の月割に合わせた額・色とオプションなし・販売店を選ばない参考額) |
| いまの車の売値 | 先に知るなら、MOTA車買取の概算査定額 |
CX-60そのものの評価と、どのパワートレインを選ぶかは、CX-60の評価の記事で物差しと年数の表にまとめています。
価格と注記は2026年10月時点のマツダ公式サイト、申告の数字は2026年10月22日時点の価格.comの表示、雑誌の数字は掲載日の記事の値です。
公開日:2026年10月22日 / 最終更新日:2026年10月22日
CX-60の値引き:雑誌の目安は基本10万円・目標30万円、マツダは額を出さない(2026年10月時点)
ここでいう値引きは、見積書の「車両本体の値引き」と「付属品の値引き」の2つです。マツダが額を出していないので、手がかりは雑誌の誌面の目標と、購入者の申告の2本だけ。雑誌は販売店が出す額の目標、価格.comは買った人が受け取った額の申告。この2つを同じ表で比べないことが、見積書を読むときの前提になります。

マツダが書いていること:価格は販売会社が決め、公式の購入キャンペーンの掲載はない
マツダのCX-60のグレード比較には、「価格については販売会社が独自に定めて」いるという注記があります。カンタン見積りの金額も「ご参考価格」の扱い。
2026年10月時点で、公式サイトに CX-60 の購入キャンペーン(割引)の掲載はありません。店ごとのフェアは、その店の案内の話。
1本の記事の3段:基本10万円・車両本体目標30万円・値引きの合計35万円前後で「特上クラス」
月刊自家用車WEB(2026年10月13日)は、CX-60について「値引きの基本を10万円としている販売店が多い。ただし攻め方しだいで思い切った上乗せが可能」と書いています。車両本体の目標は30万円。値引きの合計が35万円前後になったら「特上クラス」としています。
3つの数字は役割が違う。10万円は販売店の出発点、30万円は粘ったときの目標、35万円は値引きの合計の上の目安。1つの記事の中でも、「10万円」と「30万円」は別の段の数字です。

購入者の申告:115件の車両の中央値5万円、付属品を足した合計の中央値15万円
2026年10月22日時点の価格.comの CX-60 の値引きの申告は115件。車両値引きの中央値は5万円で、幅は0〜50万円、0円の申告が32件あります。付属品の値引きの中央値も5万円で、足した合計の中央値は15万円です。
雑誌の基本10万円は、申告の中央値5万円の2倍。目標30万円は6倍の位置です。
ただ、申告は買った人の自己申告です。地域も時期も、下取りがあったかどうかも、そろっていません。115件の真ん中の値で、「CX-60の相場」と呼べる数字ではない。私なら、この5万円は「最初の見積書がここより下なら、まだ話せる」くらいの目印にする。
筆者の検証(2026年10月)|価格.comのCX-60値引き情報115件の車両・付属品別の分布(価格.comの値引き情報 全6ページ・2026年10月22日時点の表示)
対象は価格.comのCX-60の値引き情報 全115件(6ページ・2026年10月22日時点の表示)。車両値引きの中央値5万円(0〜50万円・0円32件)、付属品との合計の中央値15万円・最大70万円です。購入した人の自己申告で0円の申告も多いため、平均ではなく中央値と件数で読みます。
雑誌の基本の10万円でも、申告の中央値の2倍。いまの車の値段は、それより大きく動くこともある。交渉の席にいまの車の概算査定額を1つ持っていけば、値引きと下取りを別々に話せる。MOTAの公式ページによると(2026年10月時点)、最大20社が入札し、やりとりするのは高額査定の上位3社(最大)です。最短3時間後にWebで概算査定額が出て、上位3社からは電話で連絡が来ます。利用料は無料で、有料なのは任意のサポートだけ。
CX-60の値引き30万円は何の数字?誌面の目標で、購入者の実績ではない
30万円は、月刊自家用車WEBが誌面で示す車両本体の目標です。9月の同誌も30万円。購入者の申告で車両30万円以上は115件のうち11件で、2026年の購入には1件も無い。
9月と10月の同じ目標:どちらも30万円、「競合をにおわせると20万円前後」
1か月前の同誌(2026年9月11日)も、車両本体の目標は30万円。ハリアーやエクストレイルとの競合をにおわせただけで20万円前後を出してくるだろう、と書いています。
目標は、誌面が示す販売店の出し方の目安です。買った人がその額を受け取った記録とは違う。

じゃあ30万円は、どこまで粘れば届く数字なの?
実は、申告の車両30万円以上の11件は、すべて2025年までの購入です。うち8件は30万円ちょうど。2026年に買った3件は0円・10万円・0円で、30万円に届いた人はいない。
同じ記事の価格帯は改良前の表示:記事の日付だけでは数字の新しさは決まらない
10月13日の同じ記事の末尾に載る CX-60 の価格帯と最新の改良の表示は、2026年3月19日の改良より前のまま。その改良では、残ったグレードの価格が一律33,000円上がり、いくつかのグレードが無くなりました。
目標30万円が、改良後の値札を前提にした数字なのか。記事からは読み取れない。10月13日の記事の目標30万円も、3月の値上げ前の値札を前提にした数字かもしれない、と割り引いて見積書の横に置いてください。
出どころをたどれる数字は2つ:値引きの数字を出すネットのページ9本の中身
CX-60 の値引きの額を載せたネットのページ9本のうち、数字の出どころを読者がたどれるのは2つ。月刊自家用車の誌面の目標と、価格.comの申告です(2026年10月時点)。残りは算出の根拠が書かれていないか、自社の値引き販売の広告。
出どころの無い「限界」や「合格ライン」の額は、自分の見積書の横に置かないでください。「限界◯万円」が誰の実績なのか書かれていなければ、店が出した15万円が渋いのか良い額なのか、決めようがありません。
同じマツダの CX-5 で数字の出どころをどう分けるかは、CX-5の値引きの記事で。
CX-60の値引きの申告を4つのパワートレインで割る:2025年10月以降の申告はXDの4件だけ
価格.comの申告115件を、25S・XD・XD-HYBRID・PHEV に割ると、件数も新しさもそろわない。2025年10月以降の申告があるのは XD の4件だけで、XD-HYBRID・PHEV・25S は、いちばん新しい申告が1年以上前です。


パワートレイン別の件数といちばん新しい購入月:XD-HYBRIDは2025年9月、PHEVは2024年9月が最後
価格.comの申告115件をパワートレインで割った表(2026年10月22日時点の表示)
| パワートレイン | 件数 | 車両値引きの中央値 | いちばん新しい購入の月 |
|---|---|---|---|
| 25S(ガソリン) | 10件 | 5万円 | 2024年5月 |
| XD(ディーゼル) | 46件 | 10万円 | 2026年7月 |
| XD-HYBRID | 50件 | 5万円 | 2025年9月 |
| PHEV | 9件 | 5万円 | 2024年9月 |
購入の年で並べると、2022年32件・2023年59件・2024年15件・2025年6件・2026年3件。115件のうち91件が、2022〜2023年の購入です。
意外なのは、いちばん多い XD-HYBRID の50件が、2025年9月の購入で止まっていること。XD-HYBRID と PHEV の中央値は、どちらも改良前の値札で買った人の数字。自分のパワートレインの行に新しい申告があるかを、金額より先に見てください。


いちばん新しい申告4件:すべてXD、車両0円・0円・10万円・50万円
2025年10月以降の申告は4件で、すべて XD です。車両値引きは0円が2件、10万円が1件、50万円が1件(2025年12月・XD Premium Sports 4WD)。2026年3月以降に買った2件は、0円と10万円です。
正直、4件ではばらつきが大きすぎて、真ん中の値に意味がない。改良後の CX-60 の値引きは、まだ数字がほとんど無い、と読むのが正確だろう。XD 以外のパワートレインなら、なおさら手元の見積書が唯一の数字になる。
申告の車両本体価格は買ったときの値札:改良で残ったグレードは33,000円上がった
申告の「車両本体価格」は、買ったときの値札です。たとえば2026年1月に XD Premium Sports を買った人の申告は466万円で、いまの価格は469万8,100円。
115件のうち、いまの価格表と同じ車両本体価格の申告は2件だけです。改良前(2025年10月現在)の価格表と同じものが15件、残りの98件はそれより前の値札。同じ「5万円引き」でも、元の値札が違えば払う額も変わる。
筆者の検証(2026年10月)|価格.comの申告115件を値引きの段と値札の年で分けた件数(価格.comの申告115件とマツダ公式の新旧の価格表)
価格.comの申告115件(2026年10月22日時点の表示)の車両値引きは、0円32件・10万円未満28件・10万〜30万円52件・30万円超3件。申告の車両本体価格(万円単位)が、いまの価格表(2026年3月19日改良後)の税込価格の万円未満を切り捨てた額と同じものは2件、改良前の主要諸元表(2025年10月現在)と同じものは15件です。
改良後の値引きの申告が2件しかない今、交渉の席で自分が確かに持てる数字は、いまの車の値段です。見積書に下取り額が書き込まれる前に、手元で1つ出しておきましょう。現車確認で変わる概算ですが、下取りの欄と並べる目安になります。
CX-60は値引きより先に決める額がある:25S→XDは475,200円、PHEVは登録日で補助金が336,000円変わる
ガソリンの25Sからディーゼルの XD に上げると475,200円、2WD を4WD にすると225,500円。PHEV は、登録日が年内か年明けかで補助金が336,000円変わります。どれも雑誌の目標30万円に近いか、それより大きい額です。
スクショ用:値引きの目標30万円と並べる、CX-60で先に決める額(2026年10月時点)
| 決めること | 公式の額(税込) | 雑誌の目標30万円と比べると ||—|—|—|| XD-HYBRID Premium Sports→PHEV Premium Sports(補助金前) | 792,000円 | 2.6倍 || XD Nappa Leather Package 4WD→XD-HYBRID Nappa Leather Package 4WD | 517,000円 | 1.7倍 || 25S L Package→XD Drive Edition(2WD) | 475,200円 | 1.6倍 || PHEV の補助金:2026年12月31日までの登録と2027年1月1日以降の登録の差 | 336,000円 | 1.1倍 || 25S L Package→25S Exclusive Mode(2WD) | 302,500円 | 1.0倍 || 2WD→4WD | 225,500円 | 0.75倍 || パノラマサンルーフ | 121,000円 | 0.4倍 || 特別塗装色(ソウルレッド/マシーングレー・ロジウムホワイト) | 77,000円/55,000円 | 0.26倍/0.18倍 |
雑誌の目標は月刊自家用車WEB(2026年10月13日)の車両本体の目標。倍率は公式の額を30万円で割った値です。


グレードとパワートレインの差:ディーゼル・ハイブリッド・PHEVへの1段はどれも30万円を超える
25S L Package から XD Drive Edition(2WD)へ上げると475,200円。XD の Nappa Leather Package 4WD から XD-HYBRID の同じ仕様へは517,000円、XD-HYBRID Premium Sports から PHEV へは792,000円です(補助金前)。25S の中でグレードを1段上げるだけでも302,500円かかる。
パワートレインを1つ動かす額は、雑誌の目標30万円の1.6〜2.6倍。値引きの交渉で埋まる幅ではない。
筆者の検証(2026年10月)|値引きの目標30万円と、公式の価格・補助額で決まる差の倍率(マツダ公式の税込価格・オプション価格と次世代自動車振興センターの補助額)
グレード・駆動・メーカーオプション・特別塗装色の差は2026年10月時点のマツダ公式の税込価格、PHEV の補助金の差は次世代自動車振興センターの銘柄ごとの補助額(令和8年10月21日現在)の84万円と50.4万円の差です。それぞれを月刊自家用車WEB(2026年10月13日)の車両本体目標30万円で割った倍率を並べています。
燃料代を含めて、どのパワートレインなら差額を取り戻せるかは、CX-60の評価の記事で年数の表にしています。



値引きを10万円粘るより、パワートレインを1つ決めるほうが先です。
駆動・サンルーフ・色:4WD 225,500円・パノラマサンルーフ121,000円・ソウルレッド77,000円
2WD と4WD を選べるグレードなら、4WD にすると一律225,500円。パノラマサンルーフ121,000円は、XD の Nappa Leather Package・XD Premium Sports・XD-HYBRID の Nappa Leather Package で選べるメーカーオプションです。特別塗装色はソウルレッドクリスタルメタリックが77,000円、マシーングレーとロジウムホワイトが55,000円。
メーカーオプションは、注文の後に付けられません。迷うなら、注文書に判を押す前に決めておくこと。オプションと色を足した総額は乗り出し価格の記事で見られます。
PHEVは登録日で補助金が336,000円違う:値引きの目標30万円より大きい
PHEV の国の CEV 補助金は、2026年12月31日までの登録で84万円、2027年1月1日以降の登録で50.4万円です(次世代自動車振興センターの銘柄ごとの補助額・令和8年10月21日現在)。額は契約日ではなく登録日で決まり、4年の保有義務があります。
PHEV なら、値引きを粘って登録が年明けにずれると、上乗せされた値引きより大きな額を失うことがある。受付が年内に終われば、年明けの登録はいまの制度では補助金が出ません(次の年度の補助は検討中と報じられていますが、額や条件は未発表)。PHEV の交渉は、金額の前に登録の月の話から始めてください。
CX-60の値引き交渉の順番:条件を固め、車両、付属品、下取りは別の数字、2枚目は経営の違う販売店で
順番は5段です。グレード・駆動・オプション・色を先に固める、車両の値引きを聞く、付属品の値引きを聞く、下取りは値引きと別の数字で持つ、2枚目は経営の違うマツダの販売店で同じ条件で取る。値引きの話は、2段目からです。


段1:条件を固める:早見表の上の行から決め、2社に同じ条件で頼む
仕様のずれた見積もりを2枚並べても、どちらが安いのかは出てこない。パワートレイン・駆動・メーカーオプション・色を、上の早見表の額が大きい行から決めていきます。
決めた条件をメモにして、2社に同じものを渡す。CX-60 は11グレードのうち5グレードで2WD と4WD を選べ、組み合わせが多い車です。ここを先に済ませるだけで、2社の値引きの差が素直に見えてくる。
段2:車両の値引き:雑誌の出発点は基本10万円
月刊自家用車WEB(2026年10月13日)の言う「基本10万円」が、車両値引きの最初の物差しです。最初の見積書の車両値引きが10万円に届いていなければ、まだ動く余地があると読める。
段3:付属品の値引き:車両とは別の行で聞く
付属品(ディーラーオプション)の値引きは、車両とは別の行に書かれることが多い項目です。合計の1行だけでなく、行ごとにいくら引かれたかを見てください。
合計が雑誌の35万円前後に近くても、車両の行が10万円未満なら、段2に戻って車両の行だけもう一度聞けます。行が分かれていれば、どこが動いたかが一目で分かる。
段4:下取りは値引きと別の数字で:いまの車の査定額を先に持つ
「値引きと下取りで合わせて◯万円」と1行にされると、店がどちらで頑張ったのかが消えてしまう。いまの車の値段は、MOTA車買取の概算査定額で先に1つ持っておくと、見積書の下取り額を値引きから切り離して読める。
下取りと買取の違いは下取りと買取の違いの記事、MOTAの流れはMOTA車買取の記事にまとめています。
段5:2枚目は経営の違うマツダの販売店とライバル車で(雑誌の勧め)
同誌は、ハリアーかエクストレイルをぶつけること、経営の違うマツダの販売店どうしで競わせることを勧めています。同じ地域に経営の違うマツダの販売店があるかどうかは、地域しだい。無い地域なら、ライバル車の見積もり1枚が2枚目の代わりになる。
CX-60の値引きの本音:10万円は普通、30万円を予算に入れるのはやめておく
本音は、見積書の車両値引きがどの段にあるかで変わります。10万円未満なら惜しい、10万〜30万円なら推せる、30万円を前提にしているならやめておけ、です。
10万円未満なら:惜しいけれど、申告では半分を超える段
申告115件のうち、車両値引きが10万円未満は60件(0円32件・10万円未満28件)。半分を超えます。改良後の2件も0円と10万円。
10万円に届かない見積書は、申告の中では珍しくない。それでも、ここで判を押すのは惜しいと思う。段2の「基本10万円」を出発点に、もう一度だけ聞いてみる価値はある。
10万〜30万円なら:推せる段、雑誌の基本と目標のあいだ
車両値引き10万〜30万円の申告は52件。雑誌の基本と目標のあいだで、申告の中央値5万円より上です。私は、この段に入ったら値引きの交渉は終わりにしていいと思う。
付属品の値引きを足した合計が35万円前後なら、雑誌の言う「特上クラス」。そこから先は、値引きより早見表の行を見直すほうが総額は動く。
30万円を前提に予算を組む人は?やめておけ、の3条件(2026年10月時点)
どれか1つでも当てはまるなら、交渉の前に、予算の組み方か注文の時期を見直してください。
CX-60はいつ買う?公式の目処は1〜1.5ヶ月、国内の次の改良の発表は2026年10月時点で無い
いま注文すれば、公式の目処では1〜1.5ヶ月で工場を出ます。PHEV だけは、登録が年内か年明けかで補助金の額が変わる。国内向けの次の改良は、マツダの公式サイトに2026年10月時点で発表がありません。


いま注文すると:公式の工場出荷の目処は全グレード1〜1.5ヶ月(10月2日更新)
マツダの工場出荷時期目処のご案内(2026年10月2日更新)では、CX-60 の目処は全グレードで1〜1.5ヶ月程度です。これは工場を出る時期の目処で、納車まではそのあとの日数が別に要る。ただし同じページの注1には「選択されるモデル・仕様によって、納期が大きく異なる場合や販売できない場合がございます」とあります。目処の短い車なので、「在庫だから値引きが大きい」と考える根拠は無い。
PHEV の補助金の申請受付は、経済産業省の案内では2026年12月上旬〜下旬に終わる見込みです(2026年10月9日時点)。受付は先着順で、予算に達すれば登録が年内でも申請できません。84万円を予算に入れ切らず、50.4万円の場合と補助金なしの場合の総額も見ておくのが安全だろう。
次の改良を待つ?国内向けの発表はマツダの公式サイトに無い(2026年10月時点)
国内向けの CX-60 の次の改良は、時期も中身も、マツダの公式サイトに2026年10月時点で発表がありません。前回の2026年3月の改良では、残ったグレードの価格が一律33,000円上がりました。改良で値引きが増えるという公式の情報も無い。
PHEV なら、待って年明けの登録になると、補助金が84万円から50.4万円に下がり、受付が年内に終われば、いまの制度では補助金なしです。いまの補助金(令和7年度補正)の対象は2027年2月1日までの登録で、それより後はこの制度の外です(次世代自動車振興センターの案内・2026年10月9日)。オランダなどの欧州の市場では、マツダが2026年10月6日に CX-60 の2027年モデルを発表していますが、国内向けは未発表です(2026年10月時点)。注文する前に、販売店で、その仕様がいつまで注文できるかを聞いてください。値引きが増えるという公式の発表は、いまのところありません。待つかどうかは、CX-60の評価の記事の買い方の章でも同じ事実で整理しています。
値引きを足しても新車の予算に届かないなら、中古車や登録済み未使用車を探す道もあります。ズバット車販売は、条件を伝えると中古車販売のネクステージ1社が車を探して提案する無料の窓口で、連絡は基本的に電話です。ズバット車販売の公式ページによると(2026年10月時点)、利用は無料ですが、車の代金と諸費用は別で、取り寄せになる車は陸送費もかかります。契約の相手はネクステージです。国の CEV 補助金は中古車が対象外(次世代自動車振興センターの応募要領)なので、PHEV の中古車は補助金の無い価格で比べます。
CX-60の値引きのよくある質問
- CX-60の限界値引きはいくらですか?
-
「限界」の公表も統計もありません。2026年10月22日時点の価格.comの申告115件の車両値引きの最大は50万円で、2026年3月以降に買った2件の最大は10万円です。
- CX-60の2025年の値引き額はいくらでしたか?
-
価格.comの申告では、2025年に買った人は6件で、車両値引きの中央値は25万円(0〜50万円)です。6件と少なく、いちばん新しい2025年12月の1件は XD Premium Sports 4WD の車両50万円。
- 決算月なら値引きは大きいですか?
-
決算月にいくら増えるかを示す公表・統計の数字はありません。PHEV は注意が要ります。いまの国の CEV 補助金(令和7年度補正)の対象は2027年2月1日までの登録で、3月の登録はその外です。
- 付属品(オプション)の値引きはいくらですか?
-
価格.comの申告115件の付属品の値引きは、中央値5万円。2026年3月以降に買った2件は、どちらも付属品の値引きが0円です(2026年10月22日時点の表示)。
まとめ:CX-60の値引きは10万円を基準に、30万円は上の目安。先にパワートレインと登録日を決める
CX-60の値引きは、雑誌の基本10万円を基準に、30万円を上の目安として見積書を読むのがいちばん確かだといえる。改良後の申告はまだ2件。値引きを粘るより、パワートレイン・駆動・PHEV の登録日を先に決めるほうが、総額は大きく動きます。
- マツダは値引きの額を公表せず、公式の購入キャンペーンの掲載もない(2026年10月時点)
- 月刊自家用車WEB(2026年10月13日)は基本10万円・目標30万円。価格.comの115件の車両の中央値は5万円
- 25S→XD は475,200円、PHEV の補助金の登録日の差は336,000円。どちらも値引きの目標より大きい
次の一歩:見積書の4行に早見表の額を書き込む
手元の見積書の「グレード」「駆動方式」「メーカーオプション」「ボディ色」の4行に、早見表の額(25S→XD 475,200円・4WD 225,500円・サンルーフ121,000円・特別塗装色77,000円/55,000円)を鉛筆で書き込み、外してもいい行の額を足してください。その合計が雑誌の目標30万円を超えるなら、値引きを粘るより仕様を見直すほうが早い。見積書がまだなら、マツダのカンタン見積りで同じ4項目を選んだ画面で同じことができます。
4行の額を足して仕様が決まったら、2枚目の見積もりを取る番です。そのとき比べるのは値引きだけでなく、下取りの額も。いまの車の概算査定額を、その横に置いておきましょう。
確かめメモ
確かめたこと: マツダのグレード比較とカンタン見積りの注記、購入キャンペーンのページ、工場出荷時期目処のご案内、次世代自動車振興センターの銘柄ごとの補助額と登録期限の案内、経済産業省の CEV 補助金の案内、価格.comのCX-60の値引き情報の全ページ、月刊自家用車WEBの2本の記事(2026年9月11日・10月13日)。時点は2026年10月です。
分からないこと: 販売会社ごとの値引きの方針、決算月の値引き、改良後の XD-HYBRID・PHEV・25S の値引き、国内向けの次の改良の時期と中身。
参考URL一覧
- マツダのCX-60のグレード比較:https://www.mazda.co.jp/cars/passenger/cx-60/grade/
- カンタン見積り:https://www.mazda.co.jp/purchase/estimate/?car_id=cx-60
- 次世代自動車振興センターの銘柄ごとの補助額:https://www.cev-pc.or.jp/hojo/pdf/R7ho/R7ho_meigaragotojougen_3.pdf
- マツダの工場出荷時期目処のご案内:https://www.mazda.co.jp/cars/info/1/
- 経済産業省の案内:https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/automobile/cev/r7h_cev.html
- 次世代自動車振興センターの案内:https://www.cev-pc.or.jp/notice/pdf/20261009_R7ho-cev_kigen-oshirase.pdf
