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ジムニーとは、スズキが2018年7月に20年ぶりの全面改良で出した、軽規格の本格四輪駆動車です。
いま売っているのは、2025年11月4日に発売した一部仕様変更の型です。価格は税込1,918,400円から2,160,400円の3グレードで、5MTと4ATは同額。全長3,395mm・全幅1,475mmに64PSのターボを積み、最小回転半径は4.8mです。納期はスズキが目処を公表していません。
この記事のポイント
- 価格は191万8,400円〜216万400円
- 全長3,395×全幅1,475×全高1,725mm
- 64PS・96N·m、燃費はWLTC 16.6/14.3km/L
- 納期の目処は公式に無い
| 30秒でわかる | 内容 |
|---|---|
| 新車価格(税込・5MT/4AT同額) | XG 1,918,400円/XL 2,046,000円/XC 2,160,400円 |
| サイズ | 全長3,395×全幅1,475×全高1,725mm |
| エンジン | 0.658L 直3ターボ 47kW(64PS)・96N·m |
| 燃費(WLTC) | 5MT 16.6km/L/4AT 14.3km/L |
| 最小回転半径 | 4.8m |
| 納期 | 公式は目処なし(販売会社に確認) |
| いまの車の売値を先に知る | MOTA車買取(無料・概算査定額) |
価格・諸元は、2026年10月時点のスズキ公式の価格ページと主要諸元表の内容です。
ジムニーのサイズは全長3,395mm・全幅1,475mm・全高1,725mm
寸法は3つだけ覚えておけば足ります。全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,725mm。ホイールベースは2,250mmです。

| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 3,395×1,475×1,725mm |
| ホイールベース | 2,250mm |
| トレッド | 前1,265mm/後1,275mm |
| 最低地上高 | 205mm(社内測定値) |
| 室内長×幅×高 | 1,795(XGは1,770)×1,300×1,200mm |
| 車両重量 | 5MT 1,060kg/4AT 1,070kg |
| 乗車定員 | 4名 |
| 最小回転半径 | 4.8m |
全高は、ルーフアンテナを折り畳んだ状態の数値です。最低地上高と室内寸法も、スズキの社内測定値だと注記されています。
全幅1,475mmと回転半径4.8mが、ジムニーの取り回し
全幅1,475mmで最小回転半径4.8mは、ジムニーの最大の強みです。 悪路の狭い道でも街中の切り返しでも、効くのは同じ数字。
比べるなら、同じスズキのシエラは全幅1,645mm・回転半径4.9m。全幅は170mm広がるのに、回転半径は0.1mしか違いません。取り回しの差は、回転半径より全幅に出ます。

後ろの席は狭いんですか?



定員は4名。後席は荷室と兼用と割り切る車です。


馬力は64PS・96N·m。数字より中身が大事
エンジンは0.658Lの直列3気筒インタークーラーターボ「R06A」で、最高出力は47kW(64PS)/6,000rpm、最大トルクは96N·m(9.8kgf·m)/3,500rpmです。駆動は副変速機付きのパートタイム4WDで、5MTと4ATから選びます。


燃費はWLTCモードで5MTが16.6km/L、4ATが14.3km/L。市街地・郊外・高速道路のモード別に見ると、5MTは15.1/17.6/16.7、4ATは12.2/15.1/14.9と続きます。
64PSの車だと、重さから見ると何が違う?
64PSは、数字だけ見れば控えめです。4WD機構を積んで車両重量が1,060〜1,070kgあるので、シエラ・ノマドと同じ物差しで並べてみましょう。
筆者の検証(2026年10月)|公式の諸元表で見る、軽ジムニー・シエラ・ノマドの馬力あたり重量(スズキ公式の主要諸元表(2026年5月現在の表))
車両重量を最高出力で割ると、ジムニーは5MTで1PSあたり16.56kg(4ATは16.72kg)です。シエラは10.89kg(4ATは10.99kg)、ノマドは11.88kg(4ATは11.98kg)でした。
満タンで走れる距離は、タンク40L×WLTC燃費の計算値で、ジムニー5MT 664km・4AT 572km、シエラ616km・568km、ノマド596km・544km。100kmあたりの燃料代は、補助なしのレギュラー212.5円/Lで、ジムニー5MT 1,280.1円・4AT 1,486.0円、シエラ1,379.9円・1,496.5円、ノマド1,426.2円・1,562.5円です。
公式の諸元表の値からの試算で、実走行の数字ではありません。


1PSが受け持つ重さは、ジムニーがシエラの約1.5倍。この差を知ったうえで、私は「速さを求める車ではない」と読みます。加速が欲しい人はシエラ、足元の4WDと小ささが欲しい人はジムニー、という分かれ方です。
燃料代の計算は、国の補助を除いたレギュラー1Lあたり212.5円(2026年10月時点)が前提です。店頭価格には補助が約42円分入っていて、額は週で変わるため、数字は目安として見てください。
満タンで走れる距離は5MTと4ATで92km違う
燃料タンクは40L、使うのは無鉛レギュラーです。WLTCで計算すると、5MTは約664km、4ATは約572km。差は92kmです。
100kmあたりの燃料代は、5MTの1,280.1円に対して4ATは1,486.0円で、205.9円の差が出ます。同額だと、この205.9円の差は見積書に出ません。
ジムニーの価格は191万8,400円〜216万400円。5MTと4ATは同額
結論から言うと、3グレードとも5MTと4ATの価格は同じです。2026年10月時点のスズキ公式の価格ページでは、メーカー希望小売価格(消費税10%込み)は次の表のとおり。
| グレード | 価格(5MT・4AT同額) | 税抜 | 上のグレードとの差 |
|---|---|---|---|
| XG | 1,918,400円 | 1,744,000円 | — |
| XL | 2,046,000円 | 1,860,000円 | XGとの差 127,600円 |
| XC | 2,160,400円 | 1,964,000円 | XLとの差 114,400円 |
メーカーオプションは、バックアイカメラ付ディスプレイオーディオ・スズキコネクト対応通信機が128,700円(XL・XC)です。有料の色は、ピュアホワイトパールが27,500円、ブラック2トーンルーフが49,500円、ブラックトップ2トーンが77,000円(受注生産)で、いずれもXC限定。メーカーオプションは注文後に付けられません。


スズキは「メーカー希望小売価格は参考価格です。価格は販売会社が独自に定めています」と明記しています。発売時の報道も、191万8400円から216万400円と伝えました。
発売から価格はいくら上がった?
同じグレード・同じ変速機で見ると、価格は次のように動いています。
筆者の検証(2026年10月)|公式リリースで見る、ジムニーの価格の推移(スズキ公式ニュースリリースの価格表(2018年7月・2024年2月・2025年10月))
XG(5MT)は、2018年7月の発売時が1,458,000円(消費税8%込み)、2024年4月が1,654,400円、現行が1,918,400円です。現行までで460,400円上がっています。
2024年の4型から現行への差は、5MTで257,400〜265,100円、4ATで158,400〜166,100円。4型は4ATが5MTより99,000円高かったのが、現行は同額になりました。
2018年の価格は税率8%のため、現行との差には税率の差も入っています。
2025年の変更では、衝突被害軽減ブレーキが「デュアルセンサーブレーキサポートII」に変わり、車線逸脱抑制機能が標準になりました。上の差額は、こうした装備の追加を含む比較です。同じ中身のまま上がった額ではありません。
持ち帰り:ジムニーのスペック早見メモ(2026年10月時点)
・価格:XG 1,918,400円/XL 2,046,000円/XC 2,160,400円(税込・5MT/4AT同額)
・サイズ:3,395×1,475×1,725mm・回転半径4.8m
・出力:47kW(64PS)/6,000rpm・96N·m/3,500rpm
・燃費(WLTC):5MT 16.6/4AT 14.3km/L
・満タン航続(計算値):5MT 約664km/4AT 約572km
販売店で聞くときは、この5行を画面に出しておくと、グレードの話がすぐ具体になります。
グレードで変わるのはどこ? XG・XL・XCの違い
3グレードで差が出るのは、快適装備と見た目。エンジンも4WDも、安全装備の基本も共通です。価格差はXG→XLが127,600円、XL→XCが114,400円。どこにその差が使われているかを、公式の装備表で見ていきます。
全グレード共通の安全装備
全車に、衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」、車線逸脱抑制機能、アダプティブクルーズコントロール(ACC)が標準です。4ATだけは、ACCが全車速追従機能付きになり、後方誤発進抑制機能も加わります。
運転支援の注意書きは、公式の言葉をそのまま引きます。安全装備のページには、「運転支援を目的としています」「検知性能・制御性能には限界があります」との記載です。ACCは高速道路や自動車専用道路で使う機能で、作動の条件は5MTが約30km/h以上、4ATの全車速追従が約1km/h以上。自動運転ではありません。
グレード別の装備差
公式の装備表で、グレードごとに差が出る主な行は次のとおりです。
| 比べる点 | XG | XL | XC |
|---|---|---|---|
| キーレスプッシュスタート | なし | あり | あり |
| 電動格納式リモコンドアミラー | なし | あり | あり |
| シートヒーター(運転席・助手席) | なし | あり | あり |
| ヒーテッドドアミラー | なし | あり | あり |
| LEDヘッドランプ | なし(ハロゲン) | なし(ハロゲン) | あり |
| ヘッドランプウォッシャー | なし | なし | あり |
| 16インチアルミホイール | なし(スチール) | なし(スチール) | あり |
| 本革巻きステアリング | なし | なし | あり |


私の見立てでは、XG→XLの127,600円は「毎日の使い勝手」への投資です。XL→XCの114,400円は、ライトとホイール、ステアリングといった見た目と夜間の装備に寄っています。2トーンルーフとピュアホワイトパールを選べるのも、XCだけです。



先に決めたいのは、128,700円のオーディオを付けるかです。
シエラ・ノマドとの違いは、早見表で
同じスズキのジムニー シエラとジムニー ノマドは、ボディもエンジンも別の車です。2026年10月時点の公式の数字を並べます。


| 項目 | ジムニー(軽) | ジムニー シエラ | ジムニー ノマド |
|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 1,918,400〜2,160,400円 | 2,271,500〜2,385,900円 | 2,926,000円 |
| 全長×全幅×全高 | 3,395×1,475×1,725mm | 3,550×1,645×1,730mm | 3,890×1,645×1,725mm |
| ホイールベース | 2,250mm | 2,250mm | 2,590mm |
| 最小回転半径 | 4.8m | 4.9m | 5.7m |
| エンジン | 0.658L ターボ | 1.5L 自然吸気 | 1.5L 自然吸気 |
| 最高出力・トルク | 47kW(64PS)・96N·m | 74kW(101PS)・130N·m | 74kW(101PS)・130N·m |
| 車両重量(5MT/4AT) | 1,060/1,070kg | 1,100/1,110kg | 1,200/1,210kg |
| WLTC(5MT/4AT) | 16.6/14.3km/L | 15.4/14.2km/L | 14.9/13.6km/L |


軽のジムニーは、価格が一番安いだけでなく、回転半径も一番小さい車です。一方でシエラは、同じホイールベースのまま、全幅を170mm広げて出力を64PSから101PSに上げた車と読めます。
ノマドは、2026年1月30日に受注を再開し、納車順は抽選と公式が書いています。くわしくはジムニー5ドアはノマド|価格2,926,000円と納期、次の改良は?にまとめています。
納期はいつ? スズキは目処を出していない
ジムニーの納期は、スズキが公式に目処を示していません。価格ページには「納期は機種・ボディーカラー・注文装備等により異なりますので、詳しくは販売会社にお問い合わせください」と書かれています。2026年10月時点で、ジムニー本体の受注停止の告知もありません。
報道では、販売店の話として2026年4月に「10か月〜1年程度」(くるまのニュース)、8月に「3〜5か月」(月刊自家用車WEB)と、数字が割れています。どちらもスズキが示した数字ではありません。
聞くなら、グレード・変速機・色・メーカーオプションを決めたあとにしましょう。注文装備で納期が変わると、公式が書いています。



値引きや乗り出し価格も、同じ店に聞けばいいんですか?



価格は販売会社が決めます。店ごとに違う点です。
関連はジムニーの値引きの記事とジムニーの見積もりの記事です。
本音のコーナー:ここが好き、ここが惜しい、ここはやめておく
ここまでの数字を踏まえた、筆者の見方です。強みは小ささと4WD、惜しいのは4ATの燃費と64PSの出力、向かないのは定員4名では足りない人と、総額200万円以内にこだわる人。
推しポイント2つ
1つ目は、全幅1,475mmと回転半径4.8mの組み合わせです。この小ささのまま、ラダーフレーム・副変速機付きパートタイム4WD・3リンクのリジッドアクスル式サスペンションという伝統の構成を引き継いでいる、と2018年の発売リリースは説明しています。
2つ目は、全グレードに安全装備の基本がそろったことです。2025年11月の変更で、最安のXGでも衝突被害軽減ブレーキと車線逸脱抑制、ACCが付きました。191万円台からの本格四駆の入口として、数字は悪くないと思います。
惜しいポイント2つ
1つ目は、4ATの燃費です。WLTC 14.3km/Lで、満タンの計算距離は約572km。5MTの664kmと92km違います。
2つ目は、64PSという出力。1PSあたりの重さはシエラの約1.5倍、というのが前の表の数字です。ただ、これは運転した感想ではなく、諸元表の比較で言えることまでにします。
やめておけ条件3つ
- 乗る人が5人以上いるなら、ジムニーは選べません。乗車定員は4名です。
- 4ATの全車速追従ACCがほしいのに5MTを考えているなら、やめておきましょう。5MTのACCは約30km/h以上で作動する機能です。
- 総額200万円以内にこだわるなら、やめておきましょう。XGの1,918,400円は車両価格だけで、保険料・税金・届出などの費用は含まれないと、公式が注記しています。
買い替えるなら、いまの車の売値を先に
新車を注文する前に、いまの車がいくらで売れるかを知っておくと、見積書の下取り額が高いか安いかを自分で判断できます。値引きの数万円より、売値の差のほうが大きい場面もあるでしょう。
MOTA車買取は、最大20社が入札し、やりとりするのは高額査定の上位3社までです。最短3時間後にWebで概算査定額が分かります(利用料は無料。任意の有料サポートを除く)。上位3社からは電話が来ます。
下取りに出す前に、売値の目安を確かめられます。
仕組みの詳細はMOTA車買取の記事、下取りとの違いは下取りと買取の違いが詳しいです。
よくある質問
- ジムニーは何人乗りですか?
-
乗車定員は4名です。室内長は1,795mm(XGは1,770mm)と短めなので、後席は荷室と兼用する使い方が前提になります。
- ジムニーは軽自動車ですか?
-
軽四輪駆動車です。スズキの公式でも「軽四輪駆動車」と呼ばれています。シエラとノマドは小型四輪駆動車の区分で、1.5Lエンジン車です。
- ジムニーの燃料は何ですか?
-
無鉛レギュラーガソリンで、タンクは40Lです。WLTCの燃費から計算すると、満タンで5MTは約664km、4ATは約572kmになります。
- ジムニーの5MTとATで価格は違いますか?
-
違いません。2026年10月時点の公式の価格は、XG・XL・XCとも5MTと4ATが同額です。
- ジムニーの納期は何か月ですか?
-
スズキは目処を公表していません。納期は機種・ボディーカラー・注文装備等で変わるため、公式は販売会社への確認を案内しています。
- ジムニーの口コミや評価は?
-
購入者の満足度は、価格.comの口コミを整理したジムニーの口コミ評価の記事にまとめています。
まとめ
ジムニーは税込1,918,400円から2,160,400円で、3,395×1,475×1,725mmのボディに64PSのターボと4WDを載せた車です。5MTと4ATは同額で、差は燃費と安全装備の中身(4ATだけ全車速追従ACC)に出ます。納期はスズキが公表しておらず、販売会社に聞くしかありません。
「このサイズで、この価格は妥当か」という問いは、全幅1,475mm・回転半径4.8mという小ささと、全車に4WDがつく構成で見るなら、このサイズと4WDに価値を置く人なら、納得できる価格だと私は考えます。
次の一歩
スズキ公式サイトの販売店検索で最寄りの1店を選び、「XLの4ATで、ディスプレイオーディオ付き、色は◯◯」とグレード・変速機・色・メーカーオプションを決めたうえで、納期の見込みを電話で1回聞いておく。メモは1行で足ります。
出典:価格・寸法・出力・装備はスズキ公式の価格ページ・主要諸元表・ニュースリリース・安全装備ページ(2026年10月時点)。同時点で、ジムニーの受注停止や改良の公式発表はありません。
