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トルカルとトルカル Sは、ベントレーの完全電動SUVを、性能と仕立ての方向で選び分ける2モデルです。
Sを選ぶ理由は、67PSの上乗せだけではありません。黒基調の外装、カーボンの内装、専用の仕立てが欲しいかまで見たいところです。標準車も821PSを公表しており、単に「力の弱い廉価版」と考えるのは合いません。
- 出力差67PSだけでなく内外装の好みで選ぶ
- First Editionとオプションを標準装備に混ぜない
- 日本の価格差は同じ装備の見積もりで確認する
| 30秒で比べる海外公表仕様 | トルカル | トルカル S |
|---|---|---|
| 最高出力 | 821PS | 888PS |
| 最大トルク | 1,155Nm | 1,350Nm |
| 0〜100km/h | 3.4秒 | 2.9秒 |
| 外装の方向 | サテンシルバーのディテール | ブラック基調、スポーティなボディキット |
| 内装の方向 | 木質の仕立てなどを紹介 | カーボンやS専用の配色を紹介 |
| 日本の価格差・納期 | 国内の同条件見積もりと引渡条件を照会 | 同左 |
2026年11月時点(確認日:11月2日)に標準車とSの海外公式を照合しました。Sの出力・トルク・加速にはローンチコントロール作動時という条件があります。標準車の数値へ、Sの作動条件を自動的に転用しません。日本の契約仕様・価格とは区別してください。シリーズの位置付けは日本語のトルカル公式紹介でも確認できます。
出力差67PSと加速差0.5秒を、用途へつなげる
最大性能を重視するならSが比較の軸になります。ただし、日常の使いやすさが出力差に比例するという意味ではありません。
筆者の検証(2026年11月)|公式条件をそろえた資料比較(Python(必要箇所Decimal))
2モデルの同じ単位の公表値を引き算すると、出力差は888−821=67PS、トルク差は1,350−1,155=195Nm、0〜100km/hの所要時間差は3.4−2.9=0.5秒です。実走テストではありません。公式公表値だけを引き算しました。
両車とも大きな性能を公表しています。日本での通常走行では、法定速度を守るのが前提。数字を使い切れるかより、試乗でアクセルの扱いやすさや同乗者の負担を確かめるほうが、買った後の満足に結び付くと私は考えます。
持ち帰りポイント
比較表に「最大性能が必要な理由/好みの外装/好みの内装/必須の座席・音響装備」の4欄を作ってください。出力だけでSへ決めず、仕立ての差に価値を感じるかを残しておくと、見積もりの追加装備も整理できます。
シャシーと全輪操舵は、Sだけの装備と早合点しない
装備名がSの紹介に出てくることと、標準車にはないことは別です。比較では両方の仕様を読む必要があります。
海外標準車の公式は全輪駆動・全輪操舵やサスペンション制御を紹介しています。Sの公式もBentley Active Rideや全輪操舵を説明。Sページだけを根拠に、全輪操舵の有無を2モデルの差として書くことはできません。
Sの説明にある低速時の回転径11mは、国内カタログの最小回転半径11mという意味ではありません。単位のmが同じでも定義が異なります。駐車場への適合は、日本仕様の諸元と実車の軌跡で確かめてください。
外装と内装の差は、シルバー・木質か黒・カーボンか
仕立ての好みなら、公式写真で比較を進められます。
私はSの暗い装飾を好む人にとって、出力以上にここが選ぶ理由になると考えます。
標準トルカルはサテンシルバーの外装ディテールやOmbre Walnutのヴェニアを紹介しています。
対してSはブラックの外装ディテール、スポーティなシルやバンパーの造形、内装のカーボンファイバーなどを説明しています。
ただし写真の塗装色、ホイール、装備パッケージが標準でそろうとは限りません。DinamicaもS専用素材だと決め付けず、使用する部位や配色、選択パッケージを確認します。見た目の比較と、日本で注文できる装備表を分けてください。

標準トルカルの前席・運転席まわりを示す公式構成画像。日本仕様の標準装備や個別オプションを確定する画像ではありません。 出典:Bentley Motors。 公式掲載ページ

トルカルSの前席・運転席まわりを示す公式構成画像。標準モデルの内装とは分けて比較します。 出典:Bentley Motors。 公式掲載ページ
First Editionと有償オプションを、Sの標準装備に混ぜない
初期仕様の写真や紹介を見て、Sなら全部付くと判断するのは避けたいところです。First Editionの特別装備と有償オプションを分けます。
Sの海外公式では、First Editionの専用キルティングやバッジ、ホイールなどを紹介しています。また28スピーカー・1,780WのNaimオーディオはオプションの説明で、標準の16スピーカー・620Wと別です。この音響装備をSと標準車の出力差のように扱わないでください。
調光サンルーフ、パワードア、シート機能なども、名称だけで標準装備と決めません。欲しい機能を見積書へ一つずつ記載し、選択装備をそろえた状態で比較することが必要です。日本での提供範囲も販売店へ照合します。

最大性能には作動条件がある。価格差は国内見積もりで判断する。 CARVEL編集。判断の整理であり、未確認数値や実測結果を示す図ではありません。
標準車とSの費用は、同条件の4つの額で比較する
日本価格の差が分からない段階で、「この出力差なら何万円が妥当」と値段を作ることはしません。
塗装や内装、快適装備が違う見積もりでは、車両の差額も比較できません。
| 4つの額 | 標準トルカルとSの比較条件 |
|---|---|
| 払う額 | 同じ塗装・座席・音響・快適装備の条件で、日本の総支払額を取得 |
| 戻る額 | 各仕様の対象型式と登録条件を確認。Sも同額と決め付けない |
| 走る額 | 国内の各仕様の電費、年間距離と充電単価をそろえる |
| 売る額 | 現車の下取りをモデル間の値引きと切り離し、同じ売却条件で比較 |
差額を評価するのは、装備をそろえた日本の見積もりが届いてからです。最大性能の違いから適正価格を作ったり、未確定の補助金や将来残価を先に引いたりしないでください。
下取りの提示を受ける前に、いまの車を売る額の比較材料を用意します。
\ 売却前に、愛車の査定額を確認 /
査定条件をそろえて、売却の目安を確認
査定依頼は無料です。申込後は、高額査定の入札上位最大3社から電話連絡があります。一部対象外の場合があり、購入資金や売却額を保証するサービスではありません。仕組みはMOTAの公式案内と利用の流れの解説で確認できます。
Sを選ぶ人、標準車の仕立てを選ぶ人
ローンチ時の最大性能と黒・カーボン基調の仕立てを望むならS、明るい装飾や木質の雰囲気を軸に選ぶなら標準車から検討するのが自然です。どちらにも、必須装備と国内の提供条件の確認が要ります。
CARVELの物差しは国内価格・認証性能・納期をそろえられず、両車とも未採点。海外の回転径や認証待ちの航続表示を日本の評価へ換算して、点差を作ることもしません。
日本向けにはTorcal Debut Showcaseが案内されていますが、車両展示のみです。展示で確認できる色・着座・乗降と、試乗しなければ分からない乗り心地は分けてください。ベントレーのライン全体はブランドのSUV案内から比較できます。
次の一歩
商談用の比較条件は「モデル/First Editionか/塗装/ホイール/座席/音響/運転支援/総支払額」。同じ選択装備をそろえ、国内の納車条件まで受け取ってから標準車かSかを決めてください。
選択肢をほかのSUVまで広げる場合は、新型SUVの発売予定と公式情報を確認してください。
- Sだけが全輪操舵ですか?
-
海外公式では標準トルカルとSの両方が全輪操舵を紹介しています。
Sのページだけから有無の差を作らず、日本の契約仕様も確認します。
- Naimの28スピーカーはSの標準ですか?
-
海外商品説明ではオプションとして紹介されています。標準の16スピーカーと区分し、対象市場と注文装備を確認してください。
- First Editionのシート柄はすべてのSに付くのですか?
-
First Edition専用と説明された仕立てを、すべてのSへ一般化しません。どの特別仕様を注文するかを見積書で照合します。
同じ車種を詳しく比べるなら、トルカルの国内展示と購入条件とトルカルとベンテイガの比較も参考にしてください。
参考URL一覧
- 標準車:https://www.bentleymotors.com/en/models/torcal/torcal.html
- S:https://www.bentleymotors.com/en/models/torcal/torcal-s.html
- 日本語のトルカル公式紹介:https://www.bentleymotors.com/jp/ja/models/torcal.html
- MOTAの公式案内:https://autoc-one.jp/ullo/
- Torcal Debut Showcase:https://www.bentleymotors.com/jp/ja/bentley-culture/events/torcal-debut.html

