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ランドクルーザー200のディーゼルとは、トヨタが海外で売った4.5L V8ツインターボディーゼルの200のことで、日本の新車には設定がありませんでした。
ランドクルーザー200は、2021年春までに新車の販売を終えています。トヨタの歴代モデル表の表記は「2007年9月~2021年春」で、後継のランドクルーザー300は2021年8月2日に発売されました。
本音を言うと、200のディーゼルは「買えなくはないけれど、探す車」です。カーセンサーの掲載は2026年10月27日時点で2台、どちらも左ハンドル。右ハンドルにこだわるなら、まず中古の在庫が出るのを待つことになるだろう。
この記事のポイント
- 国内の200はガソリンだけ。ディーゼルは海外仕様
- 中古の掲載は135台中2台、どちらも左ハンドル
- 並行輸入は排出ガスの試験とNOx・PM法が関門
- 新車でディーゼルのランクルを探すなら、いまは300




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| 30秒でわかる | 内容 |
|---|---|
| 国内の200 | ガソリンだけ(4.7L、2009年5月から4.6L V8)。ディーゼルの新車の設定なし |
| 海外の200のディーゼル | 4.5L V8ツインターボ(4,461cc)・650Nm・6速AT |
| 中古の掲載 | カーセンサーで135台中2台。支払総額899.8万円と998万円、どちらも左ハンドル(2026年10月27日時点) |
| 並行輸入の関門 | 排出ガスの試験は専用の設備がある機関で。首都圏・中京・関西の対策地域はNOx・PM法の基準も |
| 自動車税 | ディーゼル(4.5L以下)は年76,500円、ガソリンの200は年88,000円(2019年9月以前の登録) |
| 新車のディーゼルのランクル | 300のディーゼルが6,300,800円から。250のディーゼルは26年12月以降発売予定(公式の表・2026年10月23日更新) |
| いまの車の売値を先に知る | MOTA車買取(無料・概算査定額) |
内容は2026年10月時点で、トヨタの公式発表、国土交通省・環境省・NALTEC・東京都主税局の資料、カーセンサーの掲載に載っている事実です。
ランドクルーザー200のディーゼルは、日本の新車に無かった
国内で売られた200は、最初から最後までガソリン車。ディーゼルは、オーストラリアなど海外で売られた仕様にだけあった。
国内の200はV8ガソリンだけ
2007年9月の発売時の発表では、エンジンは4.7L V8の2UZ-FE。価格はAXが4,700,000円、AX“Gセレクション”が5,400,000円。2009年5月の改良で、4.6L V8の1UR-FE(318PS・460N・m)に替わっています。

どちらの発表にも、ディーゼルの話は出てきません。国内向けに用意しなかった理由も書かれていない。CARPRIMEの記事も「国内向けはガソリン仕様のみ」としている。国内の正規の新車で、200のディーゼルを買う方法はありませんでした。
海外の200は、4.5L V8ツインターボディーゼル
トヨタ オーストラリアは2007年10月11日の発表で、新しい200に4.5L V8ツインターボの直噴ディーゼルを載せると明かしました。発売は2007年11月、ディーゼルの変速機は6速AT。

その後の改良で出力が上がり、2018年10月の発表では200kW・650Nm。トヨタUKの報道資料では、排気量は4,461cc。オーストラリアでは2020年に特別仕様車「Sahara Horizon」が400台限定で出ており、2021年3月発売の400台が追加で発表されました。



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| 国内の200(2009年5月以降) | 海外の200のディーゼル | |
|---|---|---|
| エンジン | 4.6L V8ガソリン(1UR-FE) | 4.5L V8ツインターボディーゼル |
| 排気量 | 4,608cc | 4,461cc |
| トルク | 460N・m | 650Nm |
| 変速機 | 6速AT | 6速AT |
| 燃料 | 無鉛プレミアム | 軽油 |


国内にディーゼルが無かったなら、日本で走っている200のディーゼルは全部輸入ですか?



そうです。正規の新車では入っていません。
ガソリンの200の燃費とサイズは、200の燃費の記事と200のサイズの記事にまとめてあります。
中古で探すと、ディーゼルは135台中2台
国内の中古車で、200のディーゼルはどれくらい出ているのか。カーセンサーに並ぶ200のディーゼルは、135台中2台(2026年10月27日時点)。正直、ここまで少ないのは意外です。


筆者の検証(2026年10月)|カーセンサーで見るランドクルーザー200のディーゼル車(2026年10月27日時点)(カーセンサーの中古車一覧(燃料ディーゼルの絞り込み))
ランドクルーザー200の掲載135台のうち、燃料がディーゼルの車は2台です。2017年のGX-R(支払総額899.8万円・本体888.0万円・走行距離 不明・埼玉県)と、2016年のGXR(支払総額998万円・本体968.0万円・3.7万km・北海道)。どちらも左ハンドルのフロア6ATで、右ハンドルのディーゼルは0台でした。1日の掲載で2台だけなので、相場とは言えません。
2台とも、価格は900万円前後から1,000万円近く。300のディーゼルの新車(GX 6,300,800円〜)より高い値札です。排気量の表示は「4500CC」と「4460CC」で、販売店によって書き方がばらばら。公式の排気量は4,461ccなので、買う前に車検証の数字を見せてもらうのが確実だろう。
持ち帰り:200のディーゼルを見に行くとき、販売店に聞く5つ
・車検証の排気量と、初度登録年月(税の重課の起点)
・日本で新規検査を受けたときの排出ガスの試験の記録
・使用の本拠にする住所が、NOx・PM法の対策地域に入るか
・車検証の備考欄に、NOx・PM法の適合の記載があるか
・部品の取り寄せと整備を、どこが引き受けるか
並行輸入で買う前に見る3つ
自分で海外から持ち込むにしても、輸入済みの中古を買うにしても、見る場所は同じです。登録できるか、住む場所で使えるか、直せるか。どれか1つでも外すと、買えても乗れない車になります。


1. 日本で登録するための検査
NALTEC(自動車技術総合機構)のFAQによると、並行輸入の車をはじめて日本で登録するときは、並行輸入自動車届出書・通関証明書などを出して新規検査を受ける。保安基準に合っていることが前提。
排出ガスの試験は、専用の設備が要るので検査場では受けられません。主に日本自動車輸送技術協会・日本車両検査協会・日本自動車研究所(JARI)の3機関で行います。技術基準に合うことを示す書面の偽造が見つかったことから、2021年7月から届出の書面の扱いが厳しくなりました。
この見直しを取材したAUTOCAR JAPAN(2021年3月)は、オーストラリアや中東などからの並行輸入は難しくなると伝えています。同じ記事によれば、すでに審査を通って登録された車には影響しません。日本で登録済みの中古なら、この検査はもう通っている。
2. 住む場所で登録できるか(NOx・PM法)
国土交通省のNOx・PM法の案内では、車種規制の対象にディーゼル乗用車が入っています。基準はNOx 0.48g/km・PM 0.055g/km(国土交通省の資料)。基準に合わない車は、猶予期間を過ぎると対策地域では登録できない。ここがいちばん重い関門だろう。
対策地域は、埼玉・千葉・東京・神奈川・愛知・三重・大阪・兵庫の一部。適合かどうかは、車検証の備考欄にも記載されると環境省の車種規制の資料にあります。見方はパンフレットの「車検証のどこを見れば良いのでしょうか?」が分かりやすい。



東京のディーゼル規制で、乗用車も走れなくなるのでは?



都の条例は乗用車が対象外。見るのは国のNOx・PM法です。
3. 部品と整備の引き受け先
国内の200にはディーゼルが無かったので、エンジンまわりの部品は国内の200の在庫を当てにできません。買う前に、近くの工場へ「この4.5Lのディーゼルを預かれるか、部品は何日で届くか」を1本電話で聞いておきたい。


税と燃料:ディーゼルは税の区分が1段下、軽油は1Lで21.4円安い
ディーゼルの200は排気量が4,461ccで、4.5L以下の区分に入ります。ガソリンの200(4,608cc)より、自動車税が1段安い計算になる。


表で見る(タップで開く)
| 自家用乗用車 | 2019年9月30日以前の登録 | 2019年10月1日以後の登録 | 重課(概ね15%) |
|---|---|---|---|
| ディーゼルの200(4L超4.5L以下) | 76,500円 | 75,500円 | 11年超で87,900円 |
| ガソリンの200(4.5L超6L以下) | 88,000円 | 87,000円 | 13年超で101,200円 |
税額は東京都主税局の表で、2026年4月1日から名前は「自動車税」です。重課は初回新規登録から数えて、ディーゼル車が11年超、ガソリン車が13年超。ディーゼルのほうが2年早く来ます。重課の額は2019年9月以前の登録の表の値。輸入車は車検証の初度登録年月を見て、県の税事務所で確かめておきたい。
燃料は軽油です。10月13日調査の店頭価格には、その週の補助(1Lあたり42.4円)が入っています。補助が無い場合の目安は、軽油202.0円・ハイオク223.4円で、差は1Lあたり21.4円(資源エネルギー庁の調査・2026年10月時点)。補助の額が週ごとに変わる点は、押さえておきたい。
ただ、200のディーゼルには日本の公式の燃費が無い。実はここがいちばん悩ましいところで、年間の燃料代をガソリンの200と同じ物差しでは比べられません。
ディーゼルのランクルを新車で選ぶなら
200のディーゼルを探す理由が「ランクルを軽油で走らせたい」なら、新車にも答えがある。トヨタの工場出荷時期目処の表で、ランクル各車の状態を見ておきましょう。


筆者の検証(2026年10月)|公式の工場出荷時期目処で見る、ランクルのディーゼルの新車(2026年10月23日更新の表)(トヨタ公式「工場出荷時期目処のご案内」の表)
表にランクルの行は4つあります。FJは「詳しくは販売店にお問い合わせください」で備考なし。300は「詳しくは販売店にお問い合わせください」で、備考はありません。250の備考は「ガソリン車のみ(ディーゼル車は26年12月以降発売予定)」、70の備考は「現在 生産を休止させていただいております」。どれも工場出荷の目処で、納車日ではありません。






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| 車 | ディーゼル | 新車の状態(2026年10月時点) |
|---|---|---|
| ランドクルーザー300 | 3.3L V6ツインターボ・700N・m・5人乗り | GX 6,300,800円・ZX 8,750,500円・GR SPORT 9,150,900円(税込) |
| ランドクルーザー250 | あり(改良後は未発売) | 公式の表は「ディーゼル車は26年12月以降発売予定」 |
| ランドクルーザー70 | 2.8L | 公式の表は「現在 生産を休止」 |
| ランドクルーザーFJ | なし(2.7Lガソリンのみ) | 公式の表は備考なし |
300は2026年10月1日の改良でガソリン車が無くなり、ディーゼルとハイブリッドの2本立てになりました(くるまのニュース、トヨタの主要諸元表)。備考の無いFJは2.7Lのガソリン車だけの設定なので(Car Watch)、公式の表で発売前や生産休止の注記が無いディーゼルのランクルは、いまは300だけ。ただし注文の受け方は販売店ごとに違い、受け付けを止めている店もあるので、まず近くの販売店に聞くのが早いだろう。ディーゼルは5人乗りなので、7人で乗るなら、300ではハイブリッドしか選べない。
300の評価はランクル300の記事、総額は300の見積もりの記事にあります。250と70の動きは、ランクル250の記事とランクル70の記事で。
本音のコーナー:ここが好き、ここが惜しい、ここはやめておく
好きなのはトルク、惜しいのは右ハンドルの中古が0台なこと。数字と公式の資料を並べたうえでの、私の好き嫌いです。私なら、右ハンドルが出るまで待つ。
推しポイント
推しは650Nmのトルク。国内のガソリンの200は460N・mなので、190Nmも上。重いトレーラーを引く人や、荷物を満載して山道を走る人が、あえてディーゼルを探す気持ちは分かります。税の区分が1段下なのも、地味にうれしいところ。
惜しいポイント
右ハンドルのディーゼルが、中古にほとんど出てこないこと。2026年10月27日時点では0台で、ここは正直もったいない。左ハンドルでいい人には選択肢がありますが、日本の駐車券やドライブスルーで毎回困るなら、そこは割り切りが要る。
やめておけ条件
- 対策地域に住んでいて、車検証でNOx・PM法の適合が確かめられない車なら、やめておきましょう。登録できない可能性があります
- 整備を引き受ける工場が決まっていないなら、やめておきましょう。エンジンは国内の200と別物です
- 新車の保証が欲しいなら、200のディーゼルではなく300のディーゼルです
売るなら、いまの車の売値を先に
200のディーゼルに乗り換える人も、300のディーゼルに移る人も、先に今の車の売値を知っておくと話が早い。下取りとの差がいくらになるかは車次第なので、まず概算を1つ持っておくと、900万円前後の買い物の上限が決まります。
乗り換えの前に、売値の目安を確かめられます。
\ 売却前に、愛車の査定額を確認 /
査定条件をそろえて、売却の目安を確認
仕組みはMOTA車買取の記事、下取りとの違いは下取りと買取の違いの記事にあります。ディーゼルの維持費の感覚をつかみたいなら、関連としてプラド150の燃費と維持費もどうぞ。
よくある質問
- ランクル200にディーゼルはないの?
-
国内の新車にはありません。国内の200はV8ガソリン(4.7L、2009年5月から4.6L)だけで、ディーゼルは海外仕様です。
- ランクル200のディーゼルは中古で買えますか?
-
買えますが、数はごくわずかです。カーセンサーでは2026年10月27日時点で2台でした。
- ランクル200のディーゼルで右ハンドルの中古車はある?
-
カーセンサーでは2026年10月27日時点で0台です。掲載の2台はどちらも左ハンドルでした。
- ランクル200のディーゼルのスペックは?
-
4.5L V8ツインターボで排気量4,461cc。オーストラリアの2018年の発表では200kW・650Nm、6速ATです。
- ランクル200のディーゼルの燃費は?
-
日本の公式の燃費はありません。国内向けに発売されていない仕様なので、国の審査を受けた値が無いからです。
- 東京のディーゼル規制でランクルは乗れなくなる?
-
都の条例は乗用車が対象外です。乗用車で見るのは国のNOx・PM法で、基準に合えば対策地域でも登録できます。
まとめ
- 200のディーゼルは海外仕様だけで、国内の中古は135台中2台(2026年10月27日時点)
- 並行輸入は排出ガスの試験・NOx・PM法・整備の引き受け先が関門
- 軽油で走るランクルを新車で探すなら、いまは300のディーゼル
次の一歩:住所が対策地域に入るか、環境省の一覧で見る
200のディーゼルを本気で探すなら、まず環境省の対策地域一覧を開き、使用の本拠にする市区町村が入っているかを確かめてください。入るなら、候補の車の車検証の備考欄の写真を販売店にお願いするのが次の一手です。
参考URL一覧
- 歴代モデル表:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/35323401.html
- 2021年8月2日に発売:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/35758385.html
- 発売時の発表:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/21780651.html
- 改良:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/21784521.html
- CC BY-SA 4.0:https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/deed.ja
- Wikimedia Commons:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Toyota_LAND_CRUISER_ZX_%28CBA-URJ202W-GNTVK%29_front.JPG
- 記事:https://car-me.jp/articles/6165
- 発表:https://pressroom.toyota.com.au/PressRelease?pr-code=8165cc7f-ea82-4a87-8d88-f52782087a0e
- Wikimedia Commons:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Toyota_Land_Cruiser_VDJ200_FL2_4.5_VX_V8_Copper_Brown_Mica.jpg
- 発表:https://www.toyota.com.au/news/toyota-boosts-safety-and-assistance-technology-for-landcruiser-200-series
- 報道資料:https://media.toyota.co.uk/wp-content/uploads/sites/5/pdf/Landcruiser_fulltxt_UK.pdf
- 400台限定:https://goauto.com.au/new-models/toyota/landcruiser-200/horizon/2020-02-11/81599.html
- 追加で発表:https://www.toyota.com.au/news/special-edition-toyota-landcruiser-on-the-horizon
- Wikimedia Commons:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Toyota_Land_Cruiser_VDJ200_4.5_GX-R_V8_Classic_Silver_Metallic_01.jpg
- Wikimedia Commons:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Toyota_Land_Cruiser_VDJ200_FL1_4.5_VX_V8_Super_White_II.jpg
- FAQ:https://www.naltec.go.jp/faq/0006.html
- AUTOCAR JAPAN:https://www.autocar.jp/post/648367
- NOx・PM法の案内:https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr10_000028.html
- 国土交通省の資料:https://www.mlit.go.jp/common/001300112.pdf
- 車種規制の資料:https://www.env.go.jp/content/900400257.pdf
- パンフレット:https://www.env.go.jp/air/car/pamph3/index.html
- 東京都主税局:https://www.tax.metro.tokyo.lg.jp/kazei/automobiles/shubetsu
- 資源エネルギー庁の調査:https://www.enecho.meti.go.jp/statistics/petroleum_and_lpgas/pl007/
- くるまのニュース:https://kuruma-news.jp/post/1122069
- トヨタの主要諸元表:https://toyota.jp/pages/contents/landcruiser300/004_p_001/pdf/landcruiser300_spec_202610.pdf
- Car Watch:https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/2108624.html
- 対策地域一覧:https://www.env.go.jp/content/900400256.pdf


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