今回は次世代エコカーとして台頭著しいプラグインハイブリッド(PHEV)モデルのSUVを国産から輸入車までご紹介していきたいと思います!
そう思う人も多いかもしれませんが、実は国産SUVより輸入車SUVのほうでたくさんのプラグインハイブリッドSUVがあるのです!
日本でも身近な存在になりつつあるプラグインハイブリッドにSUVという人気のスタイルは魅力十分なジャンルに違いなし!チェックしていきましょう!
プラグインハイブリッドとは?
まず、「プラグインハイブリッドとはなんぞや?」なんて人の為に簡単に説明しておきます。
プラグインハイブリッド(PHEV)とはハイブリッドカーにバッテリーへ外部充電できる機能を持たせることでEV走行できる距離を伸ばした車種のことです。
EV走行可能距離(車種によって違い有り)の範囲内ならガソリンを使わずに済んじゃうってパターンも全然あり得ます。完全な電気自動車だと利便性も考えてまだまだ不安・・なんて人にはバッチリの車種になるかもしれません!
自身の生活圏充電スポット(全国的に増えてきています!)などがある人にとっては現実的にかなり”アリ”なプラグインハイブリッド。どんな車種があるのでしょうか!
さっそく見ていきましょう!
プラグインハイブリッドSUV国産まとめ
まずは国産のプラグインハイブリッドSUVから!
となりますが、実は国産のプラグインハイブリッドSUVは三菱のアウトランダーPHEVだけなんですね~
貴重な国産プラグインハイブリッドSUVであるアウトランダーはどんな感じでしょうか!?
三菱アウトランダーPHEV
三菱自動車のプラグインハイブリッド車であるアウトランダーPHEVは、2018年8月にマイナーチェンジされたモデルが発売。
マイナーチェンジによりPHEVシステムを構成する主要部品の90%が改良され、駆動用バッテリーも容量が大幅に増大しています。これにより、EV走行では航続距離が以前の60.8kmから65.0kmまでに伸びたのが特筆すべきポイントですね。
改良部分はエンジン排気量にも及び、2.0Lから2.4Lに拡大されています。バルブタイミングの制御とカムプロフィールの変更によって、低回転域でも効率的な発電が可能になり、走行中の車内はとても静かです。電気自動車らしい心地よい走りが体験できますね。
アウトランダーPHEVのおすすめポイントは、やはりPHEVの特徴であるコンセントで簡単充電ができるところでしょう。また、車内にAC100V電源があるので、1500Wまでならあらゆる電化製品を使えるのも大きな魅力です。アウトドアに行って、家族揃ってホットプレートで焼肉を囲ったり、プロジェクターで映画を楽しんだりといったことができてしまうのはもはやプライスレス!?
プラグインハイブリッドSUV外車まとめ
続きまして、ここからは輸入車SUVのプラグインハイブリッドモデルの車種のご紹介。輸入車は結構ラインナップがあるんですね~↓
- ベンツGLC350E
- BMW X5
- ボルボXC90
- ボルボXC60
- レンジローバー
- レンジローバースポーツ
- カイエンSE
見ていきましょう!
メルセデスベンツ GLC350E
家庭で充電できるプラグインハイブリッドカーは次代のエコカーとして注目を集めています。ショッピングなど普段使いなら電気モーターが活躍しますし、ドライブなどで遠出したい時はガソリンスタンドで給油すればよいだけなので、どんなシーンでも使えますよね。
そんなプラグインハイブリッドカーですが、メルセデスベンツではGLC350e 4MATICスポーツというモデルを販売しています。
GLC350E 4MATICスポーツはCクラスに相当するSTVで、AMG GLC43 4MATICと同じ863万円と最上級のグレードと言えるでしょう。
GLC350E 4MATICスポーツのエンジンはGLC250用の211psの直噴2?4気筒ターボで、これに加えて116psモーターとリチウムイオン電池を組み合わせることで外部充電のできるプラグインハイブリッドにしています。このシステムはCクラスにすでに採用されていますが、4MATICではGLC350E が初めてです。
GLC350Eのおすすめポイントはその航続距離です。欧州参考値によると30.1kmとのことですので、近場への買い物ぐらいなら電気モーターだけでなんとか事足りるかという数値。
同じような装備のGLC250 4MATICスポーツより128万円も高いですが、免税もありますしプラグインハイブリッドということを考えるとお得な方ではないでしょうか!
BMW X5 xDrive40e
ヨーロッパではCO2排出量の制限が年々厳しさを増していますが、それに対応するためにBMWが世に出したプラグインハイブリッドカーがX5 xDrive40eというモデルです。
4気筒ターボに電気モーターを組み合わせ、電力をモーターに供給するためのバッテリーにはリチウムイオン電池を採用しています。
X5 xDrive40eのバッテリーはラゲッジスペースの下に収納されており、これに家庭のコンセント等から充電すればガソリンをまったく使わずに走行可能。航続距離も約31kmもあり、最高速度は120km/hにも達します。日ごろの買い物程度なら、排出ガスをまったく出さない純然たるEVとして活躍してくれますね。
もちろんハイブリッドなのでガソリンを燃料にすれば、バッテリーの残量を気にすることなく長距離のドライブが楽しめますよ。システムを搭載している分、ガソリン車より荷室容量は少なくなってしまいますが、それでもシートを倒せば最大1716Lもの容量になります。
そんなX5 xDrive40eですが、2019年にはフルモデルチェンジしたX5 xDrive 45e iPerformanceという新型が発売されるそうです。EVモードの航続距離が現行の31kmから最大で80kmにまで伸びるとのことなので、プラグインハイブリッドカーを検討している方は注目でしょう。
ボルボ XC90 T8 Twin Engine AWD Inscription
ボルボのXC90はプレミアム7シーターSUVであり、ボルボのフラッグシップSUVという位置づけのラグジュアリーSUVです。2017年にはカーオブザイヤー・インポートも受賞していて、北欧のお洒落高級SUVって感じですね!
プラグインハイブリッドモデルはT8 Twin Engine AWD Inscriptionというモデル。車両価格も1000万円以上となる超高級車です。
ドライブモードを
- Pureモード
- Hybridモード
- Powerモード
- Off Roadモード
と4つの種類から選ぶことができ、Pureモードが純粋な電気自動車として走るモードになり、電気だけで40.4kmの走行が可能となります。
プラグインハイブリッドシステムのバッテリーは走行中でもブレーキ回生によっても充電されますし、専用の充電設備に接続すれば3時間以下でフル充電も完了。
スタイリッシュにエコなSUVを楽しむには最高の北欧カーといえそうですね!
ボルボ XC60 T8 Twin Engine AWD Inscription
XC60は、2008年に発売されたボルボで初となるクロスオーバーSUV。すぐにベストセラーとして人気になって、日本での発売後も大ヒットを続けています!
そんなボルボXC60のプラグインハイブリッドカーがT8です。
10.4kWhの容量のリチウムイオンバッテリーを搭載し、1回の充電でEV走行が可能な航続距離は45.4kmとなっています。
「Pure」モードで電動モーターのみの走行になり、排出ガスを出さないゼロエミッションが実現可能です。また、エンジンで前輪、電気モーターで後輪という駆動方式で、状況により前輪と後輪をうまく使い分けるようにできているのも特徴ですね。
おすすめポイントは、シンプルな内装のデザインです。水平基調のインストゥルメントパネル、流木のイメージを感じさせるウッドパネル、液晶ディスプレイのメーターなど新鮮なデザインテイストが味わえます。また、センターには9インチのタッチスクリーンがあり、USBでiPhoneとの接続が可能で、CarPlayを経由しての操作が楽です。
また、シートの空間は十分な広さを確保しており、後部座席でも気持ちよく座れます。ラゲッジルームも後部座席に人が座った状態で奥行きが1メートル近くあり、フロア高は約60センチなので、荷物を楽に積めますね。USBポートが2つ付いているのもポイントです!
ランドローバー レンジローバー
ランドローバーで初となるプラグインハイブリッドカーがレンジローバーに登場しました。「INGENIUM」というエンジンと電気モーターを併用したパラレルハイブリッドです。
両者を合わせたシステムの最高出力が297kW/404PS、最大トルク640Nmとなっています。時速100kmに到達するのにわずか6.8秒、最高速度は時速220kmです。エンジンと電気モーターの切り替わりがシームレスで、路面が滑りやすい時や低速時でもハンドリングがスムーズだそうですよ。
おすすめポイントは、電気モーターのみの走行です。EVモードの最長航続距離は51kmにも達しています。車内の静粛性はランドローバーのラインナップのなかでトップレベルを実現していると言ってよいでしょう。車が充電中の時はケーブルからエアコンの電力を供給して、車のバッテリーを消費せずに冷暖房が起動できるようになっているのも特徴です。
車に乗った時にはすでに快適な空調に整えられているというわけですね。また、パラレルハイブリッドモードでは、ナビで目的地とルートを設定することで、そこまでの高低差のデータを使ってガソリンエンジンと電気モーターを上手に切り替えて効率よい走りを実現してくれます。
レンジローバーのプラグインハイブリッドモデルには5種類ありますが、価格帯はどれも1500万円以上です。さすが高級車に分類されるだけはありますね!
ランドローバー レンジローバースポーツ
2018年ランドローバーで初めてとなるプラグインハイブリッドモデルがレンジローバーで登場しましたが、実は一緒にレンジローバースポーツでもラインナップされています。
プラグインハイブリッド用のパワートレインは両者に共通で、最高300psの出力を発生する2リットル4気筒ターボエンジンと、最高116psの出力となる電気モーターを併用したパラレルハイブリッドのシステム。
レンジローバースポーツは時速100kmまでの加速がわずか6.7秒とさすがの実力を示しています。最高速度は時速220kmにも達するそうですよ。それでいて環境性能も優れており、燃費は2.8リットル/100km、CO2の排出量は64g/kmとなっており、走行性能と環境性能を高いレベルで両立させていることがわかりますね。
走行モードはパラレルハイブリッドとEVのどちらかを選べますが、おすすめポイントはこちらもEVモードの時の最大51kmという航続距離ですね。51kmも電気だけでまったくCO2を排出せずに走行できるということは、買い物や通勤などの日常使いなら完全なゼロエミッションを実現できます。
200V普通充電に対応する充電器ならどこでも充電できるので、出先で充電できるところが見つからないという心配もありませんね!
ポルシェ カイエンSE
次世代のエコカーとして注目を集めるプラグインハイブリッドカーについては、各自動車メーカーが独自のモデルを次々と発表しています。ただ、どのメーカーも基本的には1モデルだけです。
理由としてはプラグインハイブリッドカーの開発にはそれだけの負担があるからとも考えられますが、そんななかでポルシェだけは3種類もプラグインハイブリッドカーをラインナップ!
すでに918スパイダーとパナメーラSE-ハイブリッドがありましたが、最新作として登場したのがカイエンSEです。
カイエンSEは大型SUVのプラグインハイブリッドカーで、10.8kWhのバッテリーを搭載し、JC08モードの航続距離は36kmとのことです。時速100kmまでの加速がたったの5.9秒なのはさすがのポルシェですね~
そんなカイエンSEのおすすめポイントは、状況に合わせてさまざまな走行モードが選べるところです。
- 充電がある限り電気で走行する「E-Powerモード」
- エンジンとモーターを組み合わせて最高の環境性能を発揮する「Hybrid Autoモード」
- 夜間や市街地での走行に備えてバッテリーの残量を維持してくれる「E-Holdモード」
- エンジンの余ったエネルギーでバッテリーの充電ができる「E-Chargeモード」
- 走行パフォーマンスを高める「Sportモード」
など5つのドライブモードが楽しめます。
さすが”走り”に特化しているポルシェのプラグインハイブリッドSUVといったところでしょう!
まとめ 数は輸入車が圧倒的に多いが、EV走行距離は・・・。
以上、次世代エコカーとして台頭著しいプラグインハイブリッド(PHEV)モデルのSUVを国産から輸入車までご紹介していきました!
国産のプラグインハイブリッド(PHEV)SUVは三菱アウトランダーPHEVだけであり、ほとんどが輸入車のプラグインハイブリッドSUVの紹介となりました。
間違いありません。ただEV走行可能距離に関してはアウトランダーPHEVが一番長かったというのも印象的でした。
広大な土地が広がる海外でEV走行距離の短いプラグインハイブリッドモデルが現実的にどれくらいの需要があるのかは謎ですが(笑)逆に土地の狭い日本ならばEV走行距離が短くても結構いけちゃう気もしたり。。
どちらかというと輸入車のプラグインハイブリッドモデルは走りやドライブモードを楽しむエコカーということなのかもしれませんね!
流行りのSUVスタイルで次世代のエコカーとなればやっぱりカッコいいですからね~
是非あなたもプラグインハイブリッドモデルを候補に考えてみてはどうでしょう!?
ビバSUV
画像出典三菱公式HP、メルセデスベンツ公式HP、BMW公式HP、VOLVO公式HP、ランドローバー公式HP、ポルシェ公式HP