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ハリアーのターボとは、2017年6月に先代(3代目・60系)へ加わった2.0L直噴ターボ車のことです。2026年10月時点の新車に、ターボはありません。
現行ハリアーは2026年8月3日の改良で2.5LのHEVだけになりました。エンジンは131kW・221N·m、フロントモーターは88kW・202N·m、WLTC燃費はGで22.7km/L、価格は4,396,700円からです。ターボは中古で探す、または乗り続ける人の選択肢になります。
この記事のポイント
- 新車のハリアーにターボはなく、現行は2.5L HEVのみ
- 現行はエンジン131kW、フロントモーター88kW
- 年1万kmの燃料代は、現行G 2WDが約93,600円
- 60系ターボは同じ条件で約171,800円(ハイオク単価。燃料はAll Aboutの記載)
30秒でわかるハリアーのパワートレーン(2026年10月時点)


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| 項目 | 現行(2.5L HEV) | 60系ターボ(2017年6月発売) |
|---|---|---|
| エンジンの最高出力 | 131kW(178PS) | 170kW(231PS) |
| エンジンの最大トルク | 221N·m | 350N·m |
| 燃費(公式の値) | WLTC 22.7km/L(G 2WD) | JC08 13.0km/L(2WD) |
| 燃料 | レギュラー | プレミアムガソリン(All Aboutの記載) |
現行の価格は税込(リサイクル料金別)で、トヨタの価格データの値です。
ハリアーにターボはありません:現行は2.5L HEVの1本だけ(2026年10月時点)
いまの新車で選べるのは、2.5Lのハイブリッド(HEV)だけです。ターボを探している人は、まず先代の中古が候補になります。

2026年8月3日の改良でガソリン車とPHEVも無くなった
トヨタの価格データに載る10通りは、すべて2.5LとモーターのHEVです。Car Watchの2026年8月3日の記事も、パワートレーンは2.5LのHEVに一本化されたと伝えています。
ターボがあったのは先代だけ:2020年6月の4代目は2.0L自然吸気とHEV
ターボの発売は、トヨタの2017年6月8日のリリースにある先代のマイナーチェンジです。その後の2020年6月17日の4代目のリリースに並ぶのは、2.0Lのガソリン仕様とハイブリッド仕様で、ターボはありません。
ターボの復活や次期型について、トヨタの公式発表は2026年10月時点で見当たりません。次のモデルの見立てはハリアーのモデルチェンジ情報にあります。
現行ハリアーの走り:エンジンとモーターの数字、試乗の評価
現行の走りを決めるのは、エンジン1つとモーター1〜2つの組み合わせです。公式の主要諸元表には、エンジンとモーターそれぞれの数字があります。

公式の表で見る出力とトルク:エンジン131kW・フロントモーター88kW


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| 項目 | 数字 |
|---|---|
| エンジン(A25A-FXS・2.487L直列4気筒) | 131kW(178PS)/5,700rpm、221N·m/3,600〜5,200rpm |
| フロントモーター | 88kW(120PS)、202N·m |
| リヤモーター(E-Fourのみ) | 40kW(54PS)、121N·m |
| 駆動用電池 | リチウムイオン、252V・0.93kWh |
| 車両重量 | G 1,650kg[E-Four 1,720kg]、Z 1,680kg[1,740kg] |
トヨタの主要諸元表(2026年8月版)の値で、使う燃料は無鉛レギュラーです。
主要諸元表には、エンジンとモーターを合わせたシステム最高出力の記載がありません。トヨタのパワートレーンのページの本文にも数字は出ていない。出力の比較は、エンジン単体とモーター単体の値で見ることになります。
試乗の評価:加速は充分、エンジン音は遮音されている
2020年6月の発売前後には、エンジンの型式(A25A-FXS)が同じ2.5L HEVの試乗記が出ています。
Car Watchの2020年6月4日の試乗記(日下部保雄氏)は、試乗したAWDのハイブリッドについて「充分に速い加速が得られる」と書き、エンジンが始動するとノイズは入るものの、全体としては「よく遮音されている」としています。バッテリー残量が充分なときは、発進後もモーター走行が続いて静かだったそうです。
カカクマガジンの2020年7月8日の記事は、E-Fourの加速をサーキットで「強烈」と評価しています。
どちらも発売時の試乗記で、2026年8月改良車のものではありません。
価格.comの点数:エンジン性能3.90は、カテゴリ平均4.11より低い
価格.comのハリアー(2020年モデル)は、満足度4.11(231件)。項目別では、エンジン性能が3.90(カテゴリ平均4.11)、走行性能が4.05(4.19)、燃費が4.17(3.87)。数字は2026年10月時点のものです。
2020年発売のモデルの点数で、ガソリン車の投稿も含むため、いまの新車(HEVのみ)の点数とは言えません。燃費が平均より高く、エンジン性能と走行性能が平均より低い。この傾向は、HEVの買い手が気にする点だと思う。
E-Fourは前後に駆動力を配る:220,000円高く、燃費は0.7km/Lずつ下がる
E-Fourは、リヤモーターが後輪を駆動する電気式の4輪駆動です。トヨタの説明では、前後のトルク配分は100:0から20:80の範囲で、機械式4WDとは作動の仕組みが異なるという注記もあります。

価格は2WDより一律220,000円高く、WLTC燃費はG 22.7→22.0km/L、Z 22.4→21.7km/Lと0.7km/Lずつ下がります。年間のガソリン代の差と選び方は、ハリアーのグレードの記事が詳しい。
現行ハリアーの燃費と価格:パワートレーンで変わるのはE-Fourの220,000円
現行の燃費は4通り、価格は2WDとE-Fourで分かれます。パワートレーンで動く数字は、公式の諸元表と価格データのとおりです。

燃費はWLTCでG 22.7km/L、市街地21.1km/L、高速道路22.2km/L
![燃費はWLTCでG 22.7km/L、市街地21.1km/L、高速道路22.2km/Lの表を図にしたもの(1/3枚目)。列:項目・G 2WD[E-Four]・Z 2WD[E-Four]、行:WLTC燃費・市街地モード](https://carvel.xyz/wp-content/uploads/2026/10/tbl-03a-124.webp)
![燃費はWLTCでG 22.7km/L、市街地21.1km/L、高速道路22.2km/Lの表を図にしたもの(2/3枚目)。列:項目・G 2WD[E-Four]・Z 2WD[E-Four]、行:郊外モード・高速道路モード](https://carvel.xyz/wp-content/uploads/2026/10/tbl-03b-124.webp)
![燃費はWLTCでG 22.7km/L、市街地21.1km/L、高速道路22.2km/Lの表を図にしたもの(3/3枚目)。列:項目・G 2WD[E-Four]・Z 2WD[E-Four]、行:価格(税込)](https://carvel.xyz/wp-content/uploads/2026/10/tbl-03c-100.webp)
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| 項目 | G 2WD[E-Four] | Z 2WD[E-Four] |
|---|---|---|
| WLTC燃費 | 22.7[22.0]km/L | 22.4[21.7]km/L |
| 市街地モード | 21.1[19.4]km/L | 20.8[19.1]km/L |
| 郊外モード | 24.8[24.8]km/L | 24.3[24.3]km/L |
| 高速道路モード | 22.2[21.7]km/L | 22.1[21.5]km/L |
| 価格(税込) | 4,396,700[4,616,700]円 | 4,866,400[5,086,400]円 |
トヨタの主要諸元表と価格データの値です。全10通りの価格はハリアーの評価と口コミに、乗り出しの総額はハリアーの乗り出し価格にあります。

年1万kmのガソリン代は約93,600〜97,900円:補助なしのレギュラー212.5円で見た場合
筆者の検証(2026年10月)|60系ターボと現行HEVの年間燃料代(年1万km・補助なしの単価)(トヨタ公式 ニュースリリース(2017年6月)・主要諸元表(2026年8月版))
年1万km、補助が無い場合の単価(レギュラー212.5円・ハイオク223.4円。2026年10月13日調査)で見ると、年間の燃料代は現行のG 2WDが93,612円、G E-Fourが96,591円、Z 2WDが94,866円、Z E-Fourが97,926円です。
60系ターボは、JC08モードの13.0km/L(2WD)で171,846円、12.8km/L(4WD)で174,531円。ターボ2WDと現行G 2WDの差は年78,234円です。ターボはプレミアムガソリン指定とされるため、ハイオクの単価で見ています。JC08とWLTCは測り方が違うので、差は目安として読んでください。
燃料単価は資源エネルギー庁の2026年10月13日調査の店頭価格(レギュラー170.1円・ハイオク181.0円)に、その週の補助分(1Lあたり42.4円)を加えた、補助が無い場合の目安です。

60系ターボは中古で買う・乗り続ける人向け:数字と評価の読み方
新車で買えないターボは、中古車か、いま乗っている車の話になります。手に入れる前、手放す前に見るところを、公式の数字と当時の評価から順に見ていこう。
公式の数字:170kW・350N·mだが、燃費はJC08で13.0km/L
2017年6月8日のトヨタのリリースによる8AR-FTS(1,998cc)の数字は、最高出力170kW(231PS)/5,200〜5,600rpm、最大トルク350N·m/1,650〜4,000rpmです。JC08モード燃費は13.0km/L(4WDは12.8km/L)で、6速ATとの組み合わせでした。前後にパフォーマンスダンパーを備え、専用の18インチアルミホイールが標準です。
現行のエンジン単体(131kW・221N·m)と比べると、出力もトルクも大きい数字です。ただし現行は88kWのフロントモーターが加わるため、数字の大小が加速の差とは限りません。
当時の評価:トルク感は好評、乗り味は硬め、燃費は不満が出やすい
- All Aboutの2017年8月8日更新の試乗記(塚田勝弘氏):「驚くほどの速さではないものの」走りを前面に出したグレードとして十分、乗り味はやや硬め、直噴ターボはプレミアムガソリンを指定(2.0L自然吸気とハイブリッドはレギュラー)と書いています
- ベストカーWebの2017年7月11日の記事(鈴木直也氏):「アクセル踏み始めからグイグイくるトルク感」を評価。パドルシフトを選べない点は「惜しい」
- カービューの2019年2月11日の投稿(2017年式PREMIUM Metal and Leather Package・2.0ターボ):ノーマルモードで3千回転から上を回す機会はまずない。通勤7km未満が中心の使い方での「マイ平均8㌔」
- カービューの2022年5月15日の投稿(2017年式ELEGANCE GR SPORT 4WD・ターボ):走行性能は5点、燃費は3点
実燃費の測定もあります。くるまのニュースの2018年6月8日の記事は、PROGRESS 2WDで市街地約25kmを走って8.1km/L、首都高約20kmで14.7km/Lでした。1台・1回の測定なので、あなたの使い方にそのまま当てはまる数字ではありません。
気になるのは、走りの評価が高い一方で、All Aboutとカービューの2件が燃費に触れている点。
新車時の価格差と燃料代の差:ターボは年約78,000円の差がある
筆者の検証(2026年10月)|公式の価格表で見る2017年のハリアー:ターボとNA 2.0Lの差額(トヨタ公式 ニュースリリース(2017年6月8日)の価格表)
2017年6月の新車価格で、ターボ(2WD)は2.0L自然吸気(2WD)より、ELEGANCEで430,920円、PREMIUMとPROGRESSで270,000円、Metal and Leather Package付きで250,560円高く設定されていました。ターボの4WDは2WDより一律194,400円高くなっています。
これは新車時の価格表で、いまの中古相場ではありません。
中古で比べるときは、車両価格の差に加えて、燃料代の差を見ておきたい。上の表では、ターボ2WDは現行G 2WDより年78,234円多く、3年で約23万円、5年で約39万円の差になります。
プレミアムガソリン指定とされるターボは、車両価格が同じでも、持ち続ける燃料代で差がつきます。
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持ち帰り:年間燃料代の早見(年1万km・補助なしの単価・2026年10月時点)
・現行G 2WD:93,612円(22.7km/L・レギュラー212.5円)
・現行Z 2WD:94,866円(22.4km/L)
・現行G E-Four:96,591円(22.0km/L)
・60系ターボ 2WD:171,846円(JC08 13.0km/L・ハイオク223.4円)
・60系ターボ 4WD:174,531円(12.8km/L)
ハリアーのパワートレーンの本音:推しは燃料代、惜しいのは出力の数字、やめておけは3条件
現行HEVを推す理由は燃料代と静かさ、惜しい点はシステム最高出力の記載、60系ターボをやめておく人は3条件です。

推しポイント:レギュラー仕様で年93,612円から、静かに走り出せる
私が推すのは、現行のレギュラー仕様のHEVです。年1万kmで燃料代が10万円を切り、発進後はモーター走行が続いて静かだったと、発売時の試乗記も伝えています。
惜しいポイント:システム最高出力が公式の表に載っていない
正直、惜しいのは、エンジンとモーターを合わせた最高出力が、トヨタの主要諸元表に出ていないこと。ターボと数字で比べたい人は、エンジン単体の値で見るしかありません。
ハリアーのターボ探しで、やめておけ3条件
ハリアーのターボ・パワートレーンのよくある質問
- ハリアーにターボはありますか?
-
新車にはありません。ターボは2017年6月に先代へ加わった車で、2026年10月時点の現行は2.5LのHEVだけです。
- 現行ハリアーのパワートレーンは何ですか?
-
2.5L直列4気筒エンジンとモーターのHEVです。エンジンは131kW・221N·m、フロントモーターは88kW・202N·mで、E-Fourにはリヤモーターが付きます。
- ハリアーのガソリン車はまだ買えますか?
-
新車では買えません。2026年8月3日の改良でガソリン車とPHEVが無くなり、HEVだけになりました。
- 現行ハリアーの燃費はどのくらいですか?
-
WLTC燃費はG 2WDで22.7km/L、Z 2WDで22.4km/Lです。E-Fourは0.7km/Lずつ下がります。
- 60系ハリアーのターボはハイオク指定ですか?
-
All Aboutの試乗記には、ターボはプレミアムガソリン指定と書かれています。中古車を探すときは、取扱説明書や販売店で確認すると確実です。
- ハリアーのターボとHEVはどちらが速いですか?
-
公式に加速タイムの記載がなく、どちらが速いとは言えません。ターボのトルク感も、HEVの加速も、それぞれ試乗記で評価されています。
- 次期ハリアーにターボは復活しますか?
-
2026年10月時点で、トヨタの公式発表は見当たりません。予想記事は出ていますが、公式の情報とは別です。
- ハリアーのE-Fourは必要ですか?
-
雪道や坂道が多い人向けの装備です。220,000円高く、ガソリン代も年約3,000円増えます。
まとめ:ハリアーのパワートレーンは2.5L HEVだけ。ターボは中古で、燃料代まで見て選ぶ
現行ハリアーは2.5LのHEVだけで、価格は4,396,700円から(2026年10月時点・税込)です。WLTC燃費はGで22.7km/Lでした。年1万kmの燃料代は、現行G 2WDが93,612円、60系ターボ2WDが171,846円と、約78,000円の差(JC08とWLTCの比較による目安)です。
次の一歩
中古のターボを見に行く前に、自分の年間の走行距離(たとえば10,000km)を「÷13.0(JC08の値)×223.4」で計算する。出た金額(10,000kmなら171,846円)を、現行G 2WDの93,612円と並べて、差額を3年・5年に掛けて見る。
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出典:トヨタ自動車(価格データ・主要諸元表・パワートレーンのページ・2017年6月と2020年6月と2026年8月のニュースリリース)、Car Watch、カカクマガジン、価格.com、All About、ベストカーWeb、くるまのニュース、カービュー、資源エネルギー庁。
時点:2026年10月22日。ハイブリッドシステムの最高出力、ターボ車の中古相場、次期型でのターボの有無は公式に記載がなく分かりません。ターボの使用燃料はトヨタのリリースに記載がなく、All Aboutの記事の記載によります。
参考URL一覧
- トヨタの価格データ:https://toyota.jp/pages/contents/include/carpage_format/carlineup/data/json/grades34.json
- Car Watchの2026年8月3日の記事:https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/2130033.html
- トヨタの2017年6月8日のリリース:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/21822546.html
- 2020年6月17日の4代目のリリース:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/32732514.html
- トヨタの主要諸元表:https://toyota.jp/pages/contents/harrier/004_p_001/pdf/harrier_spec_202608.pdf
- トヨタのパワートレーンのページ:https://toyota.jp/harrier/performance/
- Car Watchの2020年6月4日の試乗記:https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/impression/1256540.html
- カカクマガジンの2020年7月8日の記事:https://kakakumag.com/car/?id=15660
- 価格.comのハリアー(2020年モデル):https://review.kakaku.com/review/70100110049/
- 資源エネルギー庁:https://nenryo-teigakuhikisage.go.jp/
- All Aboutの2017年8月8日更新の試乗記:https://allabout.co.jp/gm/gc/470516/
- ベストカーWebの2017年7月11日の記事:https://bestcarweb.jp/?p=1637
- カービューの2019年2月11日の投稿:https://carview.yahoo.co.jp/ncar/catalog/toyota/harrier/urev/detail/244494/
- カービューの2022年5月15日の投稿:https://carview.yahoo.co.jp/ncar/catalog/toyota/harrier/urev/detail/332323/
- くるまのニュースの2018年6月8日の記事:https://kuruma-news.jp/post/93010

