ハリアーの評価と口コミ|HEV専用の新型を物差しと実質額で本音判定

トヨタ ハリアーの評価と口コミ(2026年10月時点)。夕焼けの高速道路を走る黒いハリアーの外観写真(トヨタ自動車公式画像)に、記事タイトルを重ねたアイキャッチ
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ハリアーはトヨタのSUVで、2026年8月3日の一部改良から、新車で買えるのは2.5Lハイブリッド(HEV)の10通りだけになりました。

口コミの点数や「安全★5」は、いま買えるハリアーの数字でしょうか。2026年10月時点の価格は4,396,700〜5,561,600円(税込)、CARVELの物差しは平均3.9(採点した軸7/7)。ただし安全評価の★5は2020年度の試験で、衝突安全はガソリン車で試しています。

私の判定は、入口のG 2WDの装備で足りるなら買っていい1台。Zを選ぶと最小回転半径が5.7mになって取り回しの★が1つ下がりますし、口コミの点数には改良前の車への声も混ざっています。点数だけで決めるのは、やめておきましょう。

乗り出しの総額はハリアーの乗り出し価格の記事、値引きはハリアーの値引きの記事で計算しています。

この記事のポイント

  • 新車はHEVの10通りだけ
  • 物差しの平均は3.9
  • 安全★5は2020年度の試験

30秒でわかるハリアー(2026年10月時点)

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項目数字
価格(税込)4,396,700〜5,561,600円(G 2WD〜Z“Leather Package・Night Shade”E-Four)
乗り出し(公式の試算)G 2WDで4,515,680円(トヨタの見積りシミュレーション・税金と諸費用は東京地区の参考額・登録を2026年11月20日と置いた試算・無料色・オプションなし)。目処どおりなら登録は2027年
実質いくらG 2WDで4,771,370円(5年・年1万kmの燃料代込み・売る額0円の計算)
燃費と距離WLTC 22.7km/L(G 2WD)。満タンで約1,250km(計算値)
サイズ4,740×1,855×1,660mm・最小回転半径5.5m(G)/5.7m(Z系)
納期工場出荷の目処「3〜4ヵ月程度」(トヨタ・10月16日更新)
安全評価JNCAP ★5(2020年度・衝突安全はガソリン車で試験)
値引きトヨタは値引き額を公表していない(2026年10月20日に確かめた範囲)
CARVELの物差し平均3.9(採点した軸7/7)

価格・諸元・納期の表示は、2026年10月20日にトヨタの公式サイト、次世代自動車振興センター、NASVAで確認しました。

公開日:2026年10月20日 / 最終更新日:2026年10月20日

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目次

ハリアーの評価:いま買えるのはハイブリッドの10通り、物差しは平均3.9(2026年10月時点)

新車で買えるハリアーは、2.5Lハイブリッドの10通りだけになりました。最安のG 2WDで7軸を測ると、CARVELの物差しは平均3.9(採点した軸7/7)。距離と安全は強く、価格と取り回しは並。迷うのは、Zとの差額をどう見るかだけだと思います。

白いハリアーを真横から見た外観。街の通りに停まり、ブリックタイルの壁の前で全体の形がわかる
画像:トヨタ自動車 公式サイト

いま買える10通り:ガソリン車とPHEVは2026年8月3日の改良で無くなった

トヨタの価格データに並ぶのは、G・Z・Z“Leather Package”と、特別仕様車のZ“Night Shade”・Z“Leather Package・Night Shade”。それぞれに2WDとE-Fourがあって10通り。

10行すべてが「2.5L+モーター」。2.0Lのガソリン車と2.5LのPHEVは、2026年8月3日の一部改良を境に新車の一覧から消えました。くるまのニュースも「2.5リッターHEVのみとなりました」と伝えています。

困るのは、ネットの評価がまだ追いついていないこと。評価・口コミや改良の解説を載せた10ページの原文を読むと、4ページに先代(3代目)の数字、改良前の価格、「ガソリン車・PHEVを選べる」といった、いまの車と違う記述が残っていました。

筆者の検証(2026年10月)|トヨタの価格データで、いま新車で買える10通りを確定(toyota.jpの価格・グレードデータ(grades34.json・2026年8月3日更新)+Python)
2026年10月20日に価格データを表にして、10行すべてが2.5L+モーターであることを確かめました。Sグレード・ガソリン車・PHEVの行はありません。

ハリアーの新車10通りを、G・Z・Z“Leather Package”・Z“Night Shade”・Z“Leather Package・Night Shade”の5行と2WD・E-Fourの2列の格子に並べ、G 2WDの4,396,700円からZ“Leather Package・Night Shade”E-Fourの5,561,600円まで税込価格を書いた図解
いま新車で買えるハリアー10通り(2026年10月時点・トヨタの価格データ)

GとZで物差しが変わる:Zで測ると取り回しは★2、平均は3.6(参考)

GからZへは469,700円。Zを最安と見立てて測ると、平均は3.6でした。

正式な物差しの値として使うのは、最安グレードで測るGの3.9です。Zを選ぶと、価格(450万円超)と取り回し(5.7m)の★が1つずつ下がります。その差額で装備を足し、小回りを0.2m手放す。その取引だと思って選んでください。

Gに無い装備の例は、カラーヘッドアップディスプレイとJBLプレミアムサウンドシステム。どちらもZとZ“Leather Package”の標準で、調光パノラマルーフも同じ2つのメーカーオプションです(トヨタの室内空間のページ)。

CARVELの物差しでハリアーGを採点:★5は満タン約1,250kmとJNCAP、価格は★3の上限まで残り103,300円

最安グレードのG(2WD)で7軸を測ると、平均3.9(採点した軸7/7)。★5が2つ、★4が2つ、★3が3つで、★2以下はありません。

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#軸使った公式の数字(G)★ひとこと
1補助金後の価格4,396,700円(補助金は0円で計算)★3上限まで残り103,300円
2走る費用100kmで749.3円(22.7km/L・170.1円/L)★4★4の上限は800円
31回で走れる距離55L×22.7km/L=約1,250km(計算値)★5給油の少なさに効く
4取り回し最小回転半径5.5m★3Z系の5.7mなら★2
5悪路・雪道E-Four・最低地上高190mm★44WDの設定あり
6公的な安全評価JNCAP ★5(2020年度・衝突はガソリン車のG、予防安全はHEVのG)★5試験車は下で確認
7手に入る早さ「3〜4ヵ月程度」→4ヵ月★3工場出荷の目処
—平均採点した軸 7/73.9

基準はCARVELの全記事で共通(物差し v1.1)。どの車種も最安グレードで測り、軸2の単価は資源エネルギー庁の資料にある2026年10月13日調査のレギュラー全国平均170.1円/Lです。軸7はトヨタの工場出荷時期の目処で、納車日ではありません。採点した軸の数が違う車種どうしの平均は、単純に比べないでください。

筆者の検証(2026年10月)|CARVELの物差し v1.1でハリアーGを7軸採点(トヨタの価格データ・主要諸元表(版202608)・NASVAの試験結果・納期の表+Python)
2026年10月20日に、公式の数値を基準どおりの関数に入れて計算しました。bZ4X・カローラ クロスの記事でハリアーと並べたときの値3.9(7/7)とも一致しています。

★が動く境目:価格はあと103,300円で★2、ガソリンが181.7円/Lになると走る費用は★3

正直、いまの3.9は境目のすぐ近くにいる数字です。

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変わること動く軸平均
いまの条件(G・170.1円/L・納期4ヵ月)—3.9
価格が450万円を超える軸1 ★3→★23.7
ガソリンが181.7円/Lになる軸2 ★4→★33.7
納期の目処が3ヵ月に縮む軸7 ★3→★44.0
納期の目処が7ヵ月に延びる軸7 ★3→★23.7

価格が改定されて450万円を超えるか、補助が終わってガソリンが上がるか。どちらか1つで、平均は3.7まで下がります。

3.9は「いまの値段と、いまのガソリン代での点数」として読んでください。

JNCAPの★5は2020年度の試験:衝突安全はガソリン車、予防安全はハイブリッドのGで試験

NASVAの評価では、ハリアーは自動車安全性能2020で★5、総得点93%(177.68/190点)。衝突安全はランクAの87%、予防安全はランクAの100%です。

試験結果のPDFで型式を見ると、衝突安全の試験車は6BA-MXUA80(2.0Lガソリン車)のG、予防安全の試験は6AA-AXUH80(ハイブリッド)のGでした。高機能前照灯などの装備確認の欄だけは、ガソリン車の型式です。HEV専用になった後の仕様で改めて評価された記録は、確かめた範囲(NASVAのハリアーの評価ページ・2026年10月20日)に見当たりません。

★5なのに、いまのハイブリッドで試したわけじゃないの?

記録に残る事実はそこまでで、★5が無効になる話ではありません。

ハリアーの口コミの読み方:点数を見る前に確かめる3つ(年式・パワートレイン・平均との差)

価格.comの満足度4.11は、いつのハリアーの点数でしょう。口コミの点数を読むときに効くのは、投稿した人がいつのハリアーを採点したかです。いま新車で買えるのは2026年8月3日の改良後のハイブリッドだけ。それより前の声には、ガソリン車とPHEVへの評価も混ざっている。

価格.comの満足度は「2020年モデル」1つにまとめた点数:平均より低いのは価格とインテリア

価格.comのレビューでは(2026年10月20日時点)、ハリアーの2020年モデルの満足度は4.11で、カテゴリ平均は4.26。集計は231件。

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項目ハリアーカテゴリ平均
エクステリア4.364.32
インテリア3.773.92
エンジン性能3.904.11
走行性能4.054.19
乗り心地4.134.02
燃費4.173.87
価格3.673.85

平均より上はエクステリア・燃費・乗り心地。下は価格・インテリア・エンジン性能・走行性能でした。

ハリアーの運転席まわり。ブラウンの加飾が入った黒いインテリアに、横長のディスプレイとシフトレバー、カップホルダーが見える
画像:トヨタ自動車 公式サイト

気をつけたいのは集計の単位です。このページは2020年モデル1つに全グレードをまとめていて、改良前のガソリン車・PHEVへの評価も、改良前の価格への評価も同じ点数に入っています。点数は投稿した人の報告で、CARVELの評価ではありません。

それでも「ハリアー 評価」で検索すると、上位10枠のうち9枠がこうした口コミ・レビューのデータベースでした。残りの1枠も、先代(3代目)を試乗した2014年の記事です。

筆者の検証(2026年10月)|「ハリアー 評価」の検索上位10枠の内訳(Ubersuggest(検索結果の分析)+Python)
2026年10月20日に取得した検索結果を、ページの種類で分けて数えました。分類は筆者の判断で、順位は取得した時点のものです。

ハリアーの評価に出てくる数字がいつの車のものかを並べた年表の図解。2020年度にJNCAPの試験(衝突安全はガソリン車のG、予防安全はハイブリッドのG)、2025年6月の改良でSグレードが無くなったと専門誌が報道、2026年8月3日の改良で新車はハイブリッドだけに、2026年10月がいま。下の帯に、価格.comのレビューは2020年モデル1つに231件を集計と書いてある
どの車の数字か(2026年10月時点)

口コミの不満を公式の数字で確かめる:価格・燃費・取り回しの3つ

公式の数字で確かめられるのは3つ。

  • 価格:改良前の価格を伝えたCar and Driverの報道と比べると、標準の3グレードは95,700円、Night Shadeの2つは150,700円上がった
  • 燃費:トヨタの諸元表でWLTC 22.7km/L(G 2WD)・22.4km/L(Z系)
  • 取り回し:全幅1,855mmで、最小回転半径はGが5.5m、Z系は5.7m

逆に、加速・乗り心地・静かさは確かめようがない。公式の数字で比べる尺度が無く、CARVELは試乗していないからです。

筆者の検証(2026年10月)|評価・口コミ系のページの主張12件を公式と照合(トヨタの価格データ・主要諸元表(版202608)・NASVAの試験結果との手作業の照合+Python)
2026年10月20日に原文を読んだ10ページから主張を12件写し、公式と照らしました。一致6件、時点のずれ4件、照合できない個人の感想や根拠の無い点数が2件です。

スクショ用:ハリアーの口コミを読む前に確かめる3つ
・①いつの車か:投稿日やモデルが2026年8月3日より前なら、2.0Lのガソリン車やPHEVの声かもしれない。いま新車で買えるのはハイブリッドだけ
・②どのパワートレインとグレードか:燃費や加速の声はパワートレインで変わる。価格への不満は投稿した時の価格で、標準の3グレードは改良で95,700円上がった
・③件数と平均との差:価格.comの満足度4.11はカテゴリ平均4.26より下で、集計は231件(2026年10月20日時点)。点数そのものより、平均より上か下か、何件の声かを見る

3つを通らない声(改良前・ガソリン車・件数の少ないもの)は、いったん脇に置いて読んでください。

点数より先に、何年のどのハリアーの声かを見てください

ハリアーの価格とグレード:4,396,700〜5,561,600円、4つの額ではG 2WDで実質4,771,370円

いちばん安いG 2WDと、いちばん高いZ“Leather Package・Night Shade”E-Fourの差は1,164,900円。5年・年1万km走る燃料代を足し、いまの車を売る額を0円と置くと、G 2WDの実質は4,771,370円です。

10通りの価格(2026年10月時点):E-Fourは一律220,000円高い

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グレード2WDE-Four
G4,396,700円4,616,700円
Z4,866,400円5,086,400円
Z“Leather Package”5,186,500円5,406,500円
Z“Night Shade”5,021,500円5,241,500円
Z“Leather Package・Night Shade”5,341,600円5,561,600円

どれも税込のメーカー希望小売価格で、リサイクル料金は入っていません。トヨタのグレードのページには「沖縄地区は価格が異なります」とあります。10通りの乗り出し総額と内訳は、ハリアーの乗り出し価格の記事にすべて並べました。

値引き額を、トヨタは公表していません。2026年10月20日に見積りシミュレーション・FAQ・トヨタの窓口のコラムで確かめた範囲で、コラムには「価格は販売店が独自に定めています」とあります。

4つの額(払う・戻る・走る・売る):G 2WD・Z 2WD・最上級で並べる

グレードの差は、ほぼ払う額の差。走る額の差は、G 2WDと最上級でも5年で17,265円。燃費の差でグレードを悩む必要は、ほぼ無いと思う。

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額G 2WDZ 2WDZ“Leather Package・Night Shade”E-Four
払う額4,396,700円4,866,400円5,561,600円
戻る額0円0円0円
走る額(5年・年1万km)+374,670円+379,688円+391,935円
売る額???
実質(売る額0円)4,771,370円5,246,088円5,953,535円

計算式は「実質いくら=払う額−戻る額+走る額−売る額」。走る額は、WLTC燃費と170.1円/L(2026年10月13日調査)で出しています。

戻る額が0円なのは、次世代自動車振興センターの一覧(2026年10月13日現在)で確かめた範囲に、ハリアーは販売を終えたPHEVのG・Zの行しか無かったからです。重量税は75%軽減で7,500円(軽減なしなら49,200円・国土交通省の税額表)。4つの額の払う額は車両価格だけで税金を入れていないので、税金の割引も戻る額に入れていません(割引後の7,500円は乗り出しの総額のほうに入っています)。

同じ資料のグラフにある補助が無い場合の212.5円/Lなら、G 2WDの走る額は468,062円で、93,392円増える。

筆者の検証(2026年10月)|4つの額を10通りで計算(トヨタの価格データ・主要諸元表(版202608)・資源エネルギー庁の資料+Python)
2026年10月20日の計算で、10通りすべての結果があります。燃料の量はWLTC燃費から出し、保険・車検・諸費用は入れていません。

ハリアーのG 2WD・Z 2WD・Z“Leather Package・Night Shade”E-Fourの3本の棒で、払う額に5年の走る額を積み上げ、実質4,771,370円・5,246,088円・5,953,535円を示した図解。売る額は「?(いまの車の見積もり)」の空欄の帯
4つの額(5年・年1万km・170.1円/L・2026年10月13日調査)

4つの額のうち、売る額だけは、いまの車の見積もりを取らないと埋まりません。

ハリアーの燃費とサイズ:WLTC 22.7km/L・全幅1,855mm、ライバルは同じ物差しの記事で

トヨタの主要諸元表では、WLTC燃費はG 2WDが22.7km/L、Z系が22.4km/L、E-Fourは22.0/21.7km/L。全長4,740mm・全幅1,855mmと数字は大柄でも、Gの最小回転半径5.5mは物差しで★3の並です。

燃費は4通り:G 22.7km/L、Z系22.4km/L、E-Fourは0.7km/Lずつ下がる

Z系に調光パノラマルーフ(198,000円のメーカーオプション)を付けると、22.3km/L・21.6km/Lに下がります。

実燃費となると、公的なデータが無く、CARVELも走って測っていません。カタログの22.7km/Lは車どうしを比べるための数字で、毎日の燃費の約束ではない。そう読むのが正直なところです。

サイズと取り回し:全長4,740mm・全幅1,855mm・全高1,660mm、最小回転半径はGが5.5m

ホイールベースは2,690mm、最低地上高は190mm、車両重量はG 2WDで1,650kg。乗車定員は5人で、トヨタの諸元表では室内長×幅×高が1,880×1,520×1,215mm(社内測定値)です。

駐車場に入るかは、まず幅の制限と全幅1,855mm(トヨタの諸元表の値)を並べてみてください。諸元表の全幅には、ドアミラーを含むかの注記がありません。ミラーを開いた幅は販売店で確かめてください。

RAV4・カローラ クロス・クラウン クロスオーバー・bZ4Xも同じ物差しで採点

比べたい車の記事の物差しの表と、上の表を並べてください。どれも物差し v1.1・最安グレードで採点しています。

同じトヨタのハイブリッドならRAV4の評価とカローラ クロスの評価、クラウンの車形ならクラウン クロスオーバーの評価とクラウン エステートの評価、電気自動車ならbZ4Xの評価があります。6/7と7/7の車の平均は単純に比べず、未評価の軸は低評価ではないと読んでください。

ハリアーの本音:惜しいのは5.7mと入口の価格、やめておけは3条件、推しは満タン約1,250km

ここは惜しい、が先に来ます。Z系の最小回転半径5.7mと、改定1回で★2に落ちかねない入口の価格。推しは満タンで約1,250km(計算値)の距離と、全車標準になったAC100V・1,500Wのコンセントです。やめておけと言える条件は3つ。

惜しいポイント:Z系の最小回転半径5.7m、Gでも価格の★3はぎりぎり

Gの5.5mは軸4で★3ですが、Z系は5.7mで★2に落ちます。Zを選ぶなら、小回りは割り切りたい。

入口のGも、価格の★3はぎりぎりです(上の境目の表)。改定で上がれば★2。

ハリアーはやめておけ、の3条件(2026年10月時点)

ハリアーはやめておけ、の3条件(2026年10月時点)
・新車でガソリン車かPHEVが欲しい:2026年8月3日の改良で、新車はハイブリッドだけになった
・駐車場の幅の制限が1,855mmより小さい:全幅1,855mmはトヨタの諸元表の値
・国の補助金を前提に予算を組んでいる:次世代自動車振興センターの一覧(2026年10月13日現在)で確かめた範囲に、いま売っているハイブリッドの行は無い

1つでも当てはまるなら、見送りましょう。

補助金が前提なら、同じ物差しで採点したbZ4Xの評価のほうが話が早い。

推しポイント:満タンで約1,250km(計算値)、AC100V・1,500Wのコンセントは全車標準に

私が好きなのはこの2つ。G 2WDは55Lのタンクで、満タンで約1,250km走れる計算です。物差しの軸3は★5で、給油の回数を減らしたい人には効く数字だと思う。

もう1つは、2026年8月3日の改良で全車標準になったAC100V・1,500Wのアクセサリーコンセント(ラゲージ右側1個)。トヨタの使い勝手の案内は「停電などの非常時にも電気製品が使えます」としています。入口のGから付くのが、この改良でいちばんうれしい点です。ただ、メーカーオプションのスペアタイヤを選ぶとコンセントは付きません。

Zとの差は469,700円と取り回しの★1つ。そこに払うかで決めてください

ハリアーの買い方:納期の目処は3〜4ヵ月、いま注文すると登録は11月より後

納期の「3〜4ヵ月程度」は、トヨタが示す工場出荷の目処で、納車日ではありません(2026年10月16日更新)。目処どおりなら、10月20日に注文して工場出荷は2027年1月20日ごろ〜2月20日ごろの計算です。登録は11月1日より後なので、自賠責は上がった後の料率(25,180円)で計算されます。

納期の公式の目処は3〜4ヵ月程度:工場出荷の目処で、販売店の言い方とはずれる

トヨタの工場出荷時期の目処の表では、ハリアーは「3〜4ヵ月程度」(2026年10月16日更新)。

販売会社のページには「2026年10月以降〜」とだけ書いたものもあり、言い方は店によってばらばら。全国一律の受注停止の告知は、トヨタの納期の表には見当たりませんでした(2026年10月20日確認)。

注文する前に、登録予定日を販売店で「日付」として聞いておく。聞くのは「登録予定日」と「その日付の根拠(工場出荷の連絡が来たか)」の2つです。

登録が11月以降なら自賠責は25,180円:総額の計算は乗り出しの記事で

損害保険料率算出機構の基準料率表では、37か月・本土の自家用乗用車の自賠責は、保険の始期が2026年11月1日以降なら25,180円。10月31日までの24,190円より990円高くなります。

登録の月で総額がどう動くかは、自動車税の月割も入れてハリアーの乗り出し価格の記事で計算しました。

いまの車は下取りと買取を分けて見る:買取で売るならクーリング・オフはできない

下取りを、トヨタの購入ガイドは「新車のご購入金額から下取り金額が値引きされます」と説明しています。買取は、購入とは関係なく、いまの車を買取業者に売るだけの方法です(国民生活センターの解説)。

買取で売る場合、車(二輪を除く)の売却にクーリング・オフはありません。自宅に来てもらう訪問の買取でも、特定商取引法施行令の第34条で自動車は規制の対象から外れています。契約の前に、キャンセルの条件を確かめてください。違いの全体は下取りと買取の違いに、値引きと下取りを分けて交渉する順番はハリアーの値引きの記事にあります。

下取りの提示を聞く前に、いまの車の買取の見積もりを1つ持っておくと、比べる相手ができます。

ハリアーのよくある質問

ハリアーは売れていないのですか?

新車の登録は前年より少なく、2026年9月は2,884台で前年同月の75.7%でした。自販連の集計では、2026年1〜9月はどの月も前年同月を下回っています。登録は納車された台数で、注文の量とは一致しません。

ハリアーにSグレードはありますか?

ありません。2026年10月時点のグレードはG・Z・Z“Leather Package”と、特別仕様車の2つです。Sは2025年6月の改良で廃止されたと月刊自家用車が報じています。型式の末尾に付く(S)は、グレードの名前ではありません。

ハリアーの荷室は何Lですか?

トヨタは荷室の容量をL数で公表していません(2026年10月20日に公式サイトと主要諸元表で確かめた範囲)。トヨタの使い勝手の案内は「ゴルフバッグ3個」が入るとしていて、9.5インチのバッグで、形によっては入らない場合があるという注記つきです。

まとめ:ハリアーは入口のGから選べば買い、口コミと安全★5は「どの車の数字か」を見てから

G 2WDの装備で足りるなら、ハリアーは買っていい。迷うとすれば、Zの装備に469,700円と、取り回しの★1つ分を払うかどうかだけです。

  • 2026年10月時点の新車は2.5Lハイブリッドの10通りで、価格は4,396,700〜5,561,600円(税込)
  • CARVELの物差しは平均3.9(採点した軸7/7)、G 2WDの実質は4,771,370円(5年・売る額0円)
  • JNCAPの★5は2020年度の試験で、衝突安全はガソリン車で試したもの

次の一歩
今日やることは1つです。トヨタの見積りシミュレーションで、自分が選ぶ色・駆動・オプションの総額を1枚作ってください。ZやZ“Leather Package”は、初期の色が有料色のプレシャスブラックパール(+55,000円)、Z“Night Shade”はプラチナホワイトパールマイカ(+38,500円)になっていることがあるので、色を選び直してから。その1枚が、販売店で2社の見積もりを比べるときの基準になります。

乗り換えが決まったら、いまの車の買取額を4つの額の「売る額」に入れて、最後の1行を埋めてください。

CARVELの物差し v1.1 の★の境目

スクロールできます
軸★5★4★3★2★1
1 補助金後の価格250万円以下350万円以下450万円以下600万円以下600万円超
2 100kmの走る費用500円以下800円以下1,100円以下1,400円以下1,400円超
3 1回で走れる距離600km以上500km以上400km以上300km以上300km未満
4 最小回転半径5.0m以下5.3m以下5.6m以下5.9m以下5.9m超
5 最低地上高4WDあり・210mm以上4WDあり・180mm以上4WDあり・180mm未満/2WDのみ・200mm以上2WDのみ・170mm以上2WDのみ・170mm未満
6 JNCAP★5★4★3★2★1
7 工場出荷の目処1ヵ月以内3ヵ月以内6ヵ月以内12ヵ月以内12ヵ月超・受注停止

確かめメモ
確かめたこと:価格・諸元・JNCAPの試験車・納期の表示・補助金の一覧・価格.comの集計の範囲
出典:トヨタ、NASVA、国土交通省、次世代自動車振興センター、資源エネルギー庁、損害保険料率算出機構、国民生活センター、自販連、価格.com
時点:2026年10月20日。確かめたのはここまでで、走りの感想、実燃費、改良後の仕様で安全評価を受け直すかどうかは分かりません。

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