クラウンクロスオーバーとは、トヨタが2022年に発売したクラウンの1車形で、2026年9月3日の改良後はG・Z・RSの3グレード、全車4WDの5人乗りです。
2026年10月時点の税込価格はG 517.99万円・Z 599.94万円・RS 673.97万円。ハイブリッド車なので国のCEV補助金は0円です。WLTC燃費はG 23.1km/L・RS 15.6km/Lで、RSだけハイオク指定。
よく見る「22.4km/L」は改良前の燃費です。私の答えは、Gに付かない6つの装備が要らないならG、要るならZ。RSはハイオク代まで込みで選ぶ車です。
この記事のポイント
- 改良は2026年9月3日
- 国の補助金は0円
- Gに無い装備は6項目
- 物差しの平均は3.6

30秒でわかるクラウンクロスオーバー(2026年10月時点)
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 価格(税込) | G 517.99万円/Z 599.94万円/RS 673.97万円 |
| 実質いくら | G 5,518,082円/Z 6,344,070円/RS 7,319,828円(5年の燃料代込み・戻る額はトヨタの減税表示) |
| 補助金・税 | CEV補助金0円。新車登録時の重量税はG・Z 0円、RS 49,200円(国の税額表) |
| 燃費と距離 | WLTC G 23.1/RS 15.6km/L。満タンでG 約1,270km(計算値) |
| サイズ | 4,930×1,840×1,540mm・最小回転半径5.4m |
| 納期 | 工場出荷の目処「3〜4ヵ月程度」(トヨタ・10月16日更新) |
| CARVELの物差し | 平均3.6(採点した軸 7/7) |
価格・諸元・減税・納期の表示は、2026年10月20日にメーカー公式と国の資料で確認しました。
公開日:2026年10月20日 / 最終更新日:2026年10月20日
クラウンクロスオーバーの評価:物差しは平均3.6、ネットの価格と燃費は2026年9月の改良前の数字が多い
2026年9月3日の一部改良で、価格もWLTC燃費も数字が変わりました。評判を読むときは、その数字が改良の前か後かを先に見てください。
改良で変わった数字:Gは517.99万円、WLTCは22.4→23.1km/L、市街地モードは下がった
| 項目 | 改良前 | いま(2026年10月時点) |
|---|---|---|
| 価格 G/Z/RS | 515万/595万/670万円 | 517.99万/599.94万/673.97万円 |
| WLTC G/Z/RS | 22.4/22.2/15.7km/L | 23.1/22.7/15.6km/L |
| Gの市街地モード | 21.2km/L | 18.6km/L |
| システム最高出力(G・Z) | 234PS | 239PS |
| 寸法・回転半径・最低地上高 | 同じ | 同じ |
改良前の価格はベストカーWebの値上がり額とMotor-Fanの表示が一致する値です(トヨタの旧価格表は未取得)。燃費は2025年4月版の諸元表、出力はトヨタのWebカタログから。
総合は22.4→23.1km/Lに上がったのに、Gの市街地モードは21.2→18.6km/Lに下がりました。街乗り中心なら、燃費の伸びは総合ほど期待できません。
筆者の検証(2026年10月)|改良の前後の公式値と、グレード間の装備の差を照合(トヨタの主要諸元表(2025年4月版・2026年9月版)・主要装備一覧表+Python)
2026年10月20日、改良前の最後の版(2025年4月)といまの版を同じ行で比較。

上位9ページの44の数字のうち13は、改良前・発売時・旧グレードの値だった
「クラウンクロスオーバー 評価」の上位で原文を読んだ9ページから、数字と主張を44件写して公式と照合しました。13件(30%)が改良前・発売時・旧グレードの値で、古い値があったのは9ページ中7ページ。当時は正しかった数字で、時点が違うだけです。
筆者の検証(2026年10月)|上位9ページの数値・主張44件を公式値と照合(原文を読んだ手作業の照合+Python(集計))
照合は2026年10月20日。口コミ集と動画は対象外です。
CARVELの物差しでクラウンクロスオーバーGを採点:★5は満タン約1,270kmと安全評価、★2は517.99万円の入口
弱いのは入口の価格だけで、距離と安全は★5。最安グレードのGで7軸を測ると平均3.6(採点した軸 7/7)で、残りは★3〜★4でした。
| # | 軸 | 使った公式の数字(G) | ★ |
|---|---|---|---|
| 1 | 補助金後の価格 | 5,179,900円(補助金0円) | ★2 |
| 2 | 走る費用 | 100kmで736.4円(23.1km/L・170.1円/L) | ★4 |
| 3 | 1回で走れる距離 | 満タン約1,270km(計算値) | ★5 |
| 4 | 取り回し | 最小回転半径5.4m | ★3 |
| 5 | 悪路・雪道 | E-Four・最低地上高145mm | ★3 |
| 6 | 公的な安全評価 | JNCAP ★5(2023年度・2022年型で試験) | ★5 |
| 7 | 手に入る早さ | 「3〜4ヵ月程度」→4ヵ月 | ★3 |
| — | 平均 | 採点した軸 7/7 | 3.6 |
基準はCARVELの全記事で共通(物差し v1.1)。ガソリンは資源エネルギー庁の調査の2026年10月13日のレギュラー全国平均で、軸7の目処は納車日ではありません。入口の★2は、補助金の無いこの車では動かない。Zも3.6、RSはハイオク181円/Lで3.1でした。
筆者の検証(2026年10月)|CARVELの物差し v1.1でクラウンクロスオーバーを採点(トヨタの主要諸元表(2026年9月版)・価格データ・NASVAの試験結果・納期の表+Python)
2026年10月20日、公式の数値から基準どおりの関数で計算。
★が動く境目:Zは600円の値上げで軸1が★1、ガソリンが184.8円/Lを超えるとGの軸2は★3
Zの599.94万円は、軸1の★2の上限(600万円)まであと600円。★が動いても払う額はほぼ同じなので、ZとRSは下の4つの額で比べてください。
軸2はガソリンが184.8円/Lを超えると★3。燃料油の補助の資料にある補助なしの表示値212.5円/Lなら、平均は3.4に下がります。
軸6の★5は2022年型の「G“Advanced・Leather Package”」の試験:いまのGと型式もグレード名も違う
NASVAの評価では、自動車安全性能2023で★5。試験結果の一覧の試験車は、型式6AA-AZSH35・2022年9月発売のG“Advanced・Leather Package”です。
いまのGは型式AZSH34で、後で見る6項目が付きません。NASVAの資料では試験の高機能前照灯がアダプティブハイビームで、いまのGはオートマチックハイビームです。★5がそのまま当てはまるかは、公式資料では確かめようがない。
クラウンクロスオーバーの価格と4つの額:補助金は0円、5年の実質はGで5,518,082円(計算・2026年10月時点)
ハイブリッド車なので、国のCEV補助金は0円。戻る額は、トヨタが示すG・Zの重量税の優遇 約30,000円だけです。売る額0円なら、5年の実質はGで5,518,082円。
グレードと価格(2026年10月時点):G 517.99万円・Z 599.94万円・RS 673.97万円の3つだけ
| グレード | パワートレイン | 税込価格 |
|---|---|---|
| CROSSOVER G | 2.5L HEV・E-Four | 5,179,900円 |
| CROSSOVER Z | 2.5L HEV・E-Four | 5,999,400円 |
| CROSSOVER RS | 2.4LターボHEV・E-Four Advanced | 6,739,700円 |
トヨタの価格・グレードのページの値です。ほかに専門店専用の特別仕様車、RS “THE LIMITED-MATTE METAL”があります。
4つの額(払う・戻る・走る・売る)をG・Z・RSで並べる
| 額 | G | Z | RS |
|---|---|---|---|
| 払う額 | 5,179,900円 | 5,999,400円 | 6,739,700円 |
| 戻る額(トヨタの減税表示) | −約30,000円 | −約30,000円 | 0円 |
| 走る額(5年・年1万km) | +368,182円 | +374,670円 | +580,128円 |
| 売る額 | ? | ? | ? |
| 実質(売る額0円) | 5,518,082円 | 6,344,070円 | 7,319,828円 |
| (参考)重量税の実額 | 0円 | 0円 | 49,200円 |
計算式は「実質いくら=払う額−戻る額+走る額−売る額」で、戻る額はトヨタの減税・補助金のデータの優遇額。
これは本則の約30,000円と比べた「払わずに済む額」です。国土交通省の税額表で実際に払う新車登録時の重量税は、G・Zが免税で0円、RSがエコカー減税の外で49,200円。払う税で比べると、ZとRSの差は994,958円になります。走る額のRSは10月13日調査のハイオク181円/Lで、保険・車検・諸費用は入れていません。
筆者の検証(2026年10月)|4つの額と、グレード間の差額を計算(toyota.jpの価格・減税データ・主要諸元表(2026年9月版)・資源エネルギー庁の石油製品価格調査+Python)
2026年10月20日の計算。燃料の量はWLTC燃費から出し、RSの戻る額はトヨタの表に行が無いので0円としました。
4つの額のうち、売る額だけは、いまの車の見積もりを取らないと埋まりません。
国の補助金が0円なのはHEVだから:PHEVのクラウン スポーツ・エステートとの違い
令和8年10月13日現在の次世代自動車振興センターの交付額の表は、2026年10月20日に全10ページを見てもクロスオーバーの行がありません。PHEVのクラウン スポーツのRS・ZとエステートのRSは850千円で、期限の計算はクラウンエステートの評価にあります。
RSはトヨタの減税の表にも行がありません。改良前のRSは自工会のエコカー減税対象車一覧で25%軽減でしたが、いまのRSは減税の下限の80%に届かない計算になる。
G・Z・RSはどれ?GとZの差81.95万円で付くのは安全・運転支援の6項目、RSはハイオク
G→Zの81.95万円で増えるのは、予防安全と駐車・走行支援の6項目、本革シートなどの快適装備。Z→RSの74.03万円には、2.4Lターボと5年205,458円(年1万km)のハイオク代が乗ります。Gで足りるかは、6項目が要るかで決まる。
GとZの差81.95万円:Gに無い6項目と、Gにも付いている装備
| Gに付かない装備(Z・RSは標準) | 装備表の欄 |
|---|---|
| 緊急時操舵支援+フロントクロストラフィックアラート+レーンチェンジアシスト | 予防安全 |
| アダプティブハイビームシステム(Gはオートマチックハイビーム) | 予防安全 |
| パーキングサポートブレーキ(周囲静止物) | 予防安全 |
| アドバンスト パーク(リモート機能付) | 駐車・走行支援 |
| アドバンスト ドライブ(渋滞時支援) | 駐車・走行支援 |
| ドライバーモニターカメラ | 駐車・走行支援 |
欄の名前はトヨタの主要装備一覧表(2026年9月)の「安全装備・ドライビングサポート」の小見出しです。Gにもパノラミックビューモニター、ブラインドスポットモニター、レーダークルーズコントロールは付きます。
快適装備の差は、本革シートや前席のシートヒーター・ベンチレーション、10スピーカーなどです。


Gだと安全性が低いってこと?
低いとは言えません。プリクラッシュセーフティはGにも付き、Gに無いのは表の6つです。
クラウンクロスオーバーの燃費:WLTC G 23.1km/L・RS 15.6km/L、満タンで約1,270km/約860km(計算値)
| グレード | WLTC | 市街地 | 満タン55L(計算値) | 100kmの燃料代 |
|---|---|---|---|---|
| G | 23.1km/L | 18.6km/L | 約1,270km | 736.4円 |
| Z | 22.7km/L | 18.3km/L | 約1,250km | 749.3円 |
| RS | 15.6km/L | 12.9km/L | 約860km | 1,160.3円 |
RSの燃料代はハイオク181円/L。市街地モードだと、満タンでG 約1,020km・RS 約710km(計算値)まで縮む。
実燃費の公的なデータは無く、CARVELも測っていません。改良前のRSで約1,800km走った価格.comマガジンの試乗記(2024年7月)には、市街地10.9・郊外14.9・高速道路14.3km/Lの実測があります。
ZとRSの差74.03万円に、5年のハイオク代205,458円と重量税49,200円が乗る(年1万km・計算)
Z→RSは、価格差740,300円に、5年の燃料差205,458円と新車登録時の重量税の差49,200円が乗り、合わせて994,958円です。RSの指定燃料は無鉛プレミアムで、取扱書はレギュラーでは性能を十分に発揮できないと注記しています。
RSだけの主な装備は、エンジン272PS(トヨタの諸元表)の2.4Lターボ、E-Four Advanced、REAR COMFORTモード、レッドのカラードキャリパーです。燃費で元は取れず、ハイオク代の差は乗るたびに払い続けることになる。
3グレードの早見:差額と、差額で付くもの(2026年10月時点)
スクショ用:差額で付くものの早見(2026年10月時点)
・G 517.99万円:6項目と本革は付かない。パノラミックビューモニター・レーダークルーズは付く
・Z 599.94万円(G+81.95万円):6項目+本革・前席ヒーターなど。5年の燃料代はGより6,488円多いだけ
・RS 673.97万円(Z+74.03万円):2.4Lターボ。5年のハイオク代がZより205,458円、重量税が49,200円多い
6項目のうち1つでも要るなら、私はZから選びます。


クラウンクロスオーバーのサイズとライバル:全長4,930mm・全幅1,840mmを、ハリアーとクラウン4車形で並べる
全長4,930mm・全幅1,840mm・全高1,540mm、最小回転半径5.4m。ハリアーより190mm長く120mm低い車で、クラウン4車形の最安グレードどうしならいちばん安い。
寸法と荷室:荷室は450L(社内測定値)、後席は一体固定式でトランクスルー
荷室はトヨタのクラウンシリーズの比較ページで450L、スペアタイヤを選ぶと432L。注記は「社内測定値(ノーマルルーフ時)」です。
トヨタの案内では、9.5インチのゴルフバッグが3個まで入ります(形状で入らない場合ありの注記つき)。後席は装備表で「一体固定式」(Z・RSのパッケージもリクライニングだけ)で、長い物は中央のトランクスルーに通します。


ハリアーとE-Fourどうしで比べる:ハリアー Gが56.32万円安く、最低地上高は45mm高い
| 項目(2026年10月時点) | クロスオーバー G | ハリアー G(E-Four) |
|---|---|---|
| 税込価格 | 5,179,900円 | 4,616,700円 |
| 全長×全幅 | 4,930×1,840mm | 4,740×1,855mm |
| 全高 | 1,540mm | 1,660mm |
| 最低地上高 | 145mm | 190mm |
| WLTC | 23.1km/L | 22.0km/L |
クロスオーバーは4WDしかないので、E-Fourどうしで比べました(ハリアーの2WDのGは4,396,700円)。値はハリアーの価格データと2026年8月版の諸元表から。
筆者の検証(2026年10月)|クラウン4車形とハリアーの公式値を横に並べて差を計算(toyota.jpの価格・グレードのデータ(5車形)・主要諸元表+Python)
2026年10月20日の計算。寸法の一部は10月19日に写した値です。
「なぜ安い?」の答え:クラウン4車形の最安グレードで比べると、クロスオーバー Gがいちばん下
最安グレードどうしでは、クロスオーバーGに対し、スポーツGは147,400円、エステートZは1,170,100円、セダンGは1,320,000円高い。エステートは改良前の価格です。
「なぜ安い」にトヨタは答えていません。言えるのは、クラウンの中では入口がいちばん低く、ハリアーよりは56.32万円高い、まで。入口を下げたいなら、同じトヨタのハイブリッドSUVのカローラ クロスの評価を同じ物差しで見られます。
物差しで並べる:ハリアー・エステートと同じ入力で7軸
| 平均(採点した軸) | クロスオーバー G | ハリアー G(2WD) | エステート Z |
|---|---|---|---|
| 7軸 | 3.6(7/7) | 3.9(7/7) | 3.3(6/7) |
| 軸1〜6だけ | 3.7 | 4.0 | 3.3 |
差がつくのは主に入口の価格(★2・★3・★1)で、地上高はハリアーだけ★4、走る費用はエステートだけ★3。距離・安全・回転半径は3台とも同じ★です。軸7の無いエステートは軸1〜6の行で比べてください。電気のSUVなら、同じ単価で採点したbZ4Xの評価があります。
筆者の検証(2026年10月)|ハリアーGとクラウンエステートZを、クロスオーバーGと同じ物差しで採点(toyota.jpの価格データ・主要諸元表・NASVAの試験結果一覧・納期の表・クロスオーバーと同じ採点関数+Python)
2026年10月20日に同じ単価・同じ関数で採点し、CARVELのクラウンエステートの記事の★と9項目すべて一致しました。
クラウンクロスオーバーの本音:「不評」の正体、推しは全幅1,840mmと5.4m、やめておけは3条件
「不評」を裏づける販売台数の公表は見つからず、確かめられたのは検索の動き・口コミの集計・リコールまで。惜しいのは地上高145mmと市街地の燃費です。
「不評」「不人気」を数字で確かめる:確かめられたのはここまで
車形別の登録台数は、信頼できる出典が見つかりませんでした。
筆者の検証(2026年10月)|クラウンクロスオーバー関連キーワードの12か月の検索数の動き(ラッコキーワード(月間検索数の推移・12か月)+Python)
評価・口コミ・評判の語は2,120→1,250、改良・マイナーチェンジの語は1,130→6,830(2025年10月→2026年9月・取得2026年10月19日)。因果は言えません。
価格.comのユーザーレビューの集計では、2022年モデルの満足度は3.94(79人・10月20日の表示)。燃費4.17は平均3.87より上、インテリア3.31は平均3.92より下です。
リコールの届出は、トヨタの公表で5件を確かめました(2026年10月20日)。いまのRSと同じ型式TZSH35が対象なのは4件です。
| 届出番号(届出日) | 不具合の部位 | 型式と製作期間(AZSH35は改良前のG・Z) |
|---|---|---|
| 5283(2023年2月16日) | 衝突被害軽減ブレーキ | AZSH35:2022年6月〜10月 |
| 5304(2023年4月6日) | アダプティブハイビーム | AZSH35:2022年6月〜2023年1月/TZSH35:2022年6月〜12月 |
| 5497(2024年6月14日) | カメラの防水 | AZSH35:2023年3月〜9月/TZSH35:2023年2月〜8月 |
| 5694(2025年7月16日) | メーター | 両方:2022年6月〜2024年10月 |
| 5731(2025年10月30日) | パノラミックビューモニター | 両方:2022年6月〜2025年5月 |
5件とも製作期間は2025年5月7日までで、改良後の車は入りません。2026年の届出(トヨタの一覧14件)に、クロスオーバーは入っていない。
推しポイント:全幅1,840mmで最小回転半径5.4m、Gでも満タン約1,270km(計算値)
推せるのはこの2つです。全幅1,840mmはクラウン4車形でいちばん狭く、後輪操舵で最小回転半径は5.4m。全長4,930mmあっても、ハリアーG(5.5m)より小回りが利く数字です。Gでも満タンで約1,270km走れる計算なのも、遠出に効くと思う。
惜しいポイント:最低地上高145mmと、改良で下がった市街地モードの燃費
最低地上高は145mmで、軸5の★4まで35mm足りません。
もう1つは市街地モード。170.1円/Lで、Gの100kmの燃料代は改良前の802円から915円に増えました。
クラウンクロスオーバーはやめておけ、の3条件(2026年10月時点)
地上高が要るなら、この車にこだわらないほうが早い。同じトヨタのハイブリッドSUVなら、RAV4の評価と比べてみてください。
クラウンクロスオーバーはいつ届く?トヨタ公式の目処は3〜4ヵ月程度、減税の「2027年4月30日」の読み方
納期が延びても、減税のために注文を急ぐ理由は小さい、が私の読みです。トヨタの減税のページは「2027年4月30日まで」の登録車としていますが、国の制度は2028年4月30日まで続く。
公式の目処と販売店の表示:工場出荷の目処で、納車日ではない
トヨタの工場出荷時期の目処の表では「3〜4ヵ月程度」(2026年10月16日更新)です。
販売店では、10月18日現在の千葉トヨペットが納車予定で「2027年1月 以降」、10月17日時点の栃木トヨタが工場出荷の目安で「R9.1月以降」。全国一律の受注停止の発表は、トヨタの発表と納期の表に見当たりません(10月20日確認)。
「2027年4月30日まで」は今の基準の区切り:国の制度は2028年4月30日まで続く
2026年8月現在のトヨタの説明は、対象を「2027年4月30までの新規ご登録車」としています。一方、国土交通省の概要と国税庁のパンフレットでは2028年4月30日まで。2027年5月1日に軽減の基準は上がりますが、免税の条件(令和12年度燃費基準の105%達成)は前後で同じです。



4月30日は終わりじゃなく、区切りだったんです
2026年9月28日更新の自工会の一覧では、G・Zは105%達成の免税の区分。国の表に当てはめると、5月以降の登録でも0円のままと読めます。RSはどちらの期間でも49,200円です。ただ、トヨタは5月以降の優遇額をまだ示しておらず、その期間の一覧も未公開。税制は変わりうるので、2026年10月時点の国の表で言えるのはここまで。
筆者の検証(2026年10月)|エコカー減税の2つの期間で、G・Z・RSの新車登録時の重量税を確かめる(自工会のエコカー減税対象車一覧・国土交通省の概要と税額表・国税庁のパンフレット・トヨタの主要諸元表(2026年9月版)+Python)
2026年10月20日に、自工会の一覧のクラウン180行で式・区分・税額が全件一致するのを確かめ、達成率を出しました。G・Zは105%以上、RSは77.2〜79.2%です。
10月20日に注文したと置くと、納期5ヵ月までの登録は1つ目、6・7ヵ月なら2つ目の期間。どちらでも重量税は変わりません。自動車税は登録が1か月遅れるごとに約3,600円軽くなるだけで、登録月を狙って急ぐ理由にはならない。実際の登録予定日は、販売店で確かめてください。
筆者の検証(2026年10月)|注文から登録までの日付と、重量税・自動車税を計算(v2)(toyota.jpの納期の表・エコカー減税の資料・栃木県と群馬県の自動車税の資料+Python)
工場出荷の約2週間後に登録と置いた簡略化で、自動車税は年43,500円の月割です。


いまの車を売る段取り:登録予定日が出てから見積もりを並べる
納期が3〜4ヵ月あるので、いまの車を先に手放すと車の無い期間ができかねません。売るのは、販売店の見積もりで登録予定日が出てから。
そのうえでMOTA車買取やカーセンサーの買取の見積もりを取り、下取りの提示と並べると差が見えます。
クラウンクロスオーバーのよくある質問
- クラウンクロスオーバーは高級車ですか?
-
税込価格はG 517.99万円〜RS 673.97万円(2026年10月時点)。クラウン4車形では、入口がいちばん低い車です。
- クラウンクロスオーバーは年収いくらで買えますか?
-
年収の決まった目安はありません。車の側で決まるのは、Gで実質5,518,082円(5年の計算)まで。
- 次のモデルチェンジはいつですか?
-
公式の発表は、2026年10月20日時点で出ていません。直近はトヨタが発表した2026年9月3日の一部改良です。
- クラウンクロスオーバーRSの馬力は?
-
RSのシステム最高出力は257kW(349PS)です(トヨタのWebカタログ・2026年9月・社内算定値)。エンジン単体は272PS、前後モーターは82.9PS・80.2PS(諸元表)。
まとめ:クラウンクロスオーバーは「6項目が要らないならG、要るならZ、RSはハイオク込みで」
6項目を割り切れるなら、Gの517.99万円は筋のいい入口です。迷ったらZ。RSは、2.4Lターボのために重量税込みで5年994,958円(年1万km)を足せる人の車だと思う。
- 2026年10月時点の価格はG 517.99万円・Z 599.94万円・RS 673.97万円(税込・改良後)
- 国のCEV補助金は0円。RSだけハイオク指定で、WLTCは15.6km/L
次の一歩
今日やることは1つです。Gに付かない6項目(緊急時操舵支援・アダプティブハイビーム・パーキングサポートブレーキ〈周囲静止物〉・アドバンスト パーク・アドバンスト ドライブ・ドライバーモニターカメラ)に、要る○・要らない×を付けてください。1つでも○ならZ、全部×ならGで81.95万円が手元に残ります。
グレードが決まったら、いまの車の買取額を「売る額」に入れて、資金計画を締めてください。
CARVELの物差し v1.1 の★の境目
| 軸 | ★5 | ★4 | ★3 | ★2 | ★1 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 補助金後の価格 | 250万円以下 | 350万円以下 | 450万円以下 | 600万円以下 | 600万円超 |
| 2 100kmの走る費用 | 500円以下 | 800円以下 | 1,100円以下 | 1,400円以下 | 1,400円超 |
| 3 1回で走れる距離 | 600km以上 | 500km以上 | 400km以上 | 300km以上 | 300km未満 |
| 4 最小回転半径 | 5.0m以下 | 5.3m以下 | 5.6m以下 | 5.9m以下 | 5.9m超 |
| 5 最低地上高 | 4WDあり・210mm以上 | 4WDあり・180mm以上 | 4WDあり・180mm未満/2WDのみ・200mm以上 | 2WDのみ・170mm以上 | 2WDのみ・170mm未満 |
| 6 JNCAP | ★5 | ★4 | ★3 | ★2 | ★1 |
| 7 工場出荷の目処 | 1ヵ月以内 | 3ヵ月以内 | 6ヵ月以内 | 12ヵ月以内 | 12ヵ月超・受注停止 |
確かめメモ
確かめたこと:価格・装備表・改良の前後の諸元・補助金と減税・納期・JNCAP・リコール
出典:トヨタ、NASVA、次世代自動車振興センター、国土交通省、国税庁、自工会、資源エネルギー庁
時点:2026年10月20日。いまのGの安全評価、乗り出しの総額、実燃費は分かりません。
参考URL一覧
- ベストカーWebの値上がり額:https://bestcarweb.jp/news/1623847
- Motor-Fanの表示:https://motor-fan.jp/article/190835/
- 2025年4月版の諸元表:https://toyota.jp/pages/contents/crowncrossover/001_p_001/pdf/crowncrossover_spec_202504.pdf
- トヨタのWebカタログ:https://toyota.jp/pages/contents/request/webcatalog/crowncrossover/crowncrossover_main.pdf
- 資源エネルギー庁の調査:https://www.enecho.meti.go.jp/statistics/petroleum_and_lpgas/pl007/xlsx/261015.xlsx
- 燃料油の補助の資料:https://nenryo-teigakuhikisage.go.jp/current_graph.pdf
- NASVAの評価:https://www.nasva.go.jp/mamoru/assessment_car/detail/253
- 試験結果の一覧:https://www.nasva.go.jp/mamoru/download/result_j_before2025.xlsx
- NASVAの資料:https://www.nasva.go.jp/mamoru/pdf/sv/caution/253.pdf
- トヨタの価格・グレードのページ:https://toyota.jp/crowncrossover/grade/
- 専門店専用の特別仕様車:https://toyota.jp/info/crowncrossover/special/
- トヨタの減税・補助金のデータ:https://toyota.jp/pages/contents/crowncrossover/001_p_001/json/ecocar.json
- 国土交通省の税額表:https://www.mlit.go.jp/jidosha/content/001999427.pdf
- 次世代自動車振興センターの交付額の表:https://www.cev-pc.or.jp/hojo/pdf/R7ho/R7ho_meigaragotojougen_3.pdf
- 自工会のエコカー減税対象車一覧:https://www.jama.or.jp/operation/tax/eco_car/exempted_list.html
- トヨタの主要装備一覧表(2026年9月):https://toyota.jp/pages/contents/crowncrossover/001_p_001/pdf/crowncrossover_spec_202609.pdf
- 価格.comマガジンの試乗記:https://kakakumag.com/car/?id=21040
- 取扱書:https://manual.toyota.jp/crown/3054/hev/ja_JP/contents/vhch08se010401.php
- トヨタのクラウンシリーズの比較ページ:https://toyota.jp/info/crown_brand/compare/
- トヨタの案内:https://toyota.jp/crowncrossover/usability/
- ハリアーの価格データ:https://toyota.jp/pages/contents/include/carpage_format/carlineup/data/json/grades34.json
- 2026年8月版の諸元表:https://toyota.jp/pages/contents/harrier/004_p_001/pdf/harrier_spec_202608.pdf
- 価格.comのユーザーレビューの集計:https://review.kakaku.com/review/K0001458680/
- 5283:https://toyota.jp/recall/2023/0216_2.html
- 5304:https://toyota.jp/recall/2023/0406_3.html
- 5497:https://toyota.jp/recall/2024/0614_2.html
- 5694:https://toyota.jp/recall/2025/0716_2.html
- 5731:https://toyota.jp/recall/2025/1030.html
- トヨタの工場出荷時期の目処の表:https://toyota.jp/news/delivery/
- 千葉トヨペット:https://www.chibatoyopet.co.jp/newcar/crowncrossover
- 栃木トヨタ:https://www.tochigitoyota.com/lineup/delivery
- トヨタの説明:https://toyota.jp/ecocar/about1/
- 国土交通省の概要:https://www.mlit.go.jp/jidosha/content/001884912.pdf
- 国税庁のパンフレット:https://www.nta.go.jp/publication/pamph/kansetsu/eco_car.pdf
- トヨタが発表した:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/44794014.html
