今回は「ラダーフレーム」という堅牢なボディ構造を持った本格派SUVを国産・輸入車まとめて一気に紹介していきたいと思います!
空前のSUVブーム?といっても過言ではない昨今、各社がこぞってSUVのラインナップを増やしていますが、やっぱりSUVといえば四駆!ラダーフレームの本格派でしょ!
ラダーフレームとは?簡単に言えば本格派SUVってことだよ!
ってことで、まずはじめに「ラダーフレーム」とはどんなものなのか簡単に説明しておきまましょう!
ラダーフレーム構造とは、強靭な骨格となるフレームの上から別に製造されたボディを上乗せするという構造です。(対局の車体構造としてモノコック型【フレームなしでボディそのものを骨格として強度を持たせ作られる構造】があります)
ラダーフレーム構造の特徴としては、
- 別格に頑丈
- ねじれ剛性、曲がり剛性に優れる
といったものがあり、オフロードなどの荒れ地を走ることを想定しているSUVはラダーフレーム構造で作られています。
車両重量が重くなり、燃費面は期待出来なくなるという特徴もありますが、そんなものをはるかに凌ぐ魅力に溢れたラダーフレーム本格派SUV。
早速見ていきますよ!
CARVEL特選|国産ラダーフレーム・本格派SUVまとめ
まずは国産のラダーフレーム本格派SUV6車種をご紹介!
この中からきっとあなたの好きなラダーフレーム本格派SUVが見つかるはず!?
ジムニー|本格派軽自動車四駆の大将!もはやレジェンドです!
ジムニーは軽四の本格派SUVです。スズキが前身の会社の時代である1970年より販売しているようにその歴史は長く、多くの方に愛されている車ですね。
ジムニーの特徴は何といっても軽自動車でラダーフレーム方式を採用していることです。低級振動や重量増などのデメリットはもちろんありますが、大きなメリットとして強度が大変高いためSUVに適している構造です。現在の自動車にはほとんど採用されていませんが、ジムニーはオフロードSUVというコンセプトを曲げず、長年ラダーフレームに拘っています。
そのため、ジムニーは国内のみならず海外からも高い評価を受けているのですね。
ジムニーの走行性能としては、軽四自動車であるため排気量は0.66Lと高くありませんが、ターボエンジンを搭載しているため高いトルクが特徴です。
またパートタイム4WDや磨き上げられたラダーフレームの技術により、山道などのオフロードでも力強い走りを実現しています。マニュアルシフトである5MTが用意されている点もこだわりを感じられますね。
ジムニーのおすすめポイントは、やっぱりラダーフレームをベースに長年培われた技術を磨き上げ、とことんこだわって作り上げられた本格派SUVであるところでしょう!
SUV好きでコンパクトサイズで楽しみたい!という方にはぴったりの一台と言えますね!!
ジムニーシエラ|軽量かつパワーアップ!最強の四駆はこれか!
ジムニーシエラは、スズキが販売する本格派SUVで、ジムニーの兄弟分的な存在です。
軽四自動車であるジムニーに対し、ジムニーシエラは普通車になっています。車体のサイズは若干大きくなっているものの、そこまで大きくはなっておらず、いわばジムニーの車体に普通小型自動車のエンジンを載せたようなイメージの車となっていますね。
ジムニーシエラはジムニーと同様にラダーフレームを採用しています。そのため強度が高く、ガタガタのオフロード走行を得意としており、悪路走破性が非常に高い一台です。ジムニーに比べエンジンが1,300ccまでアップしていることから、多少トルクも高くなっていますね。
特にジムニーはターボでトルクを補っていましたが、1,300ccになったことで低回転時のトルクが高まりました。もちろん一般道の走行性能も高く、高速道路などの高速巡航時にはより安定した走行と静寂性が確保されています。
また普通自動車になったことで前後バンパーなども大きくなっており、衝突安全性も高まっています。
ジムニーシエラのおすすめポイントは、ジムニーと同じラダーフレームを採用しつつ、車体の衝突安全性やエンジン排気量のアップでより安定した走行が可能になった点です。ぜひ一度ジムニーとの違いを体感してみて欲しいですね!
パワーや安定感のバランスを考えるともしかしたらジムニーシエラこそ最強の四駆なのではないでしょうか!
ランドクルーザー|言わずと知れたSUVの王様。キングオブキング。
ランドクルーザーはトヨタが販売している大型の本格派SUVです。
なんと1954年より販売しており、ひとつの車名をずっと変えずに販売し続けている、日本車の中では最も古いという記録を持っています。その理由は日本のみならず海外からも熱い支持を得ているためです。
ランドクルーザーが支持を得ている理由もやはりラダーフレームを採用しているなどのオフロードSUVに徹底的にこだわっている点ではないでしょうか。
ラダーフレームによってオフロードなどの悪路走破性は高く、またエンジンは4.6Lというまさにモンスター級の排気量で、オフロードの走行性能は他の追随を許しません。歴史があるからと言って古いという訳ではなく、ちゃんとマルチテレインセレクトやマルチテレインモニター、クルーズコントロールなどの先進技術も盛り込まれています。
ランドクルーザーのおすすめポイントはやはりラダーフレームによる強靭な車体、4.6Lエンジンから繰り出される圧倒的なパワーにより、どんなオフロードでも走破してしまうようなオフロード性能の高さですね。もちろん低振動やロードノイズ低減もされており、オンロードでも快適に走行できます。
最強にして最高。SUV好きにはたまらない1台ですね!
ランドクルーザープラド|ランクルの弟分。サイズ、価格的にも売れ選ラダーフレーム!
ランドクルーザープラドは、トヨタが販売する本格派SUVで、ランドクルーザーのライトデューティー版として1990年に発売されました。
こちらももちろんランドクルーザーと同じようにラダーフレームを採用しており、オフロード走行を得意とするSUVです。ランドクルーザーに比べて車体が小柄なため、2.7~2.8Lエンジンでも十分なトルクを発揮しており、特にディーゼルエンジンモデルはトルクが高く、ターボチャージャーも相まってパワーは圧倒的です。
それに加えてマルチテレインセレクトやアクティブトラクションコントロール、ドライブモードセレクトなど、オフロードだけでなくオンロード走行に役立つテクノロジーも盛り込まれ、どんな道でも対応できる優れた走行性能を実現しています。
また、Toyota Safety Senseも搭載されているなど最新技術も盛り込まれて、まさに抜け目のないSUVと言えますね。
ランドクルーザープラドのおすすめポイントは、扱いやすい車体とハイパワーを両立したうえに安全性能も高めている、死角のない本格SUVに仕上がっている点です。
ランドクルーザーは大きすぎるけどオフロードもしっかり走れるSUVが欲しいという方にはぴったりの一台です!
レクサスLX570|最強プレミアムラグジュアリーラダーフレーム
レクサスLX570は、トヨタの高級ブランド・レクサスから販売されている、ランドクルーザーの姉妹車種です。
高級SUVでありながらオフロードの走行性能は非常に高く、ランドクルーザーと同様にラダーフレームを採用しており、強靭な車体が特徴ですね。またエンジンも5.7Lというとんでもない排気量のエンジンを搭載しており、どんな悪路でも走破してしまうパワーと強靭さを併せ持っています。
シートも5人乗りに加えて8人乗りのグレードもあり、大人数での移動も可能です。ラゲッジルームも広々で多くの荷物も搭載できます。またLEXUS SAFETY SYSTEM+、ADVANCED SAFETY TECHNOLOGYなどの最新安全技術も搭載しており、車体が大きく死角が多い分、安全性能にもしっかり配慮されているのが嬉しいですよね。
他にもマルチインフォメーションディスプレイやヘッドアップディスプレイなどの先進技術も数多く搭載されています。
LXのおすすめポイントは、高級ブランドのまとう洗練されたデザインと、圧倒的なパワー、そして強靭で大きなボディを併せ持つ、まさに名実ともに一級品という車に仕上がっている点です。
これは一度は所有してみたいと思わせてくれる夢の一台ですね!
FJクルーザー|生産終了も中古市場で大人気の本格派SUV!
FJクルーザーはトヨタから販売されていた本格派SUVで、残念ながら2018年1月末をもって生産終了してしまいました。しかし今でも人気は根強く、中古車は高値で取引されている点からもその人気の高さを伺うことができます。
FJクルーザーは、同じくトヨタから販売されているランドクルーザーやランドクルーザープラドと同様にラダーフレームを採用しており、車体の強度が非常に高いため悪路走行が大得意です。また巨大な車体と4.0Lという大きな排気量のエンジンによって、オフロードの走行性能は非常に高く仕上がっていますね。
そのパワフルさとは裏腹に見た目はかなりレトロでポップなデザインとなっており、車体カラーも青や黄色、オレンジなど明るい色も多く販売されています。他にも車体左右のドアが観音開きに開くため大きな荷物も積み込みやすくなっているなど、他にはない個性的な一台に仕上がっています。
FJクルーザーのおすすめポイントは、個性的なデザインと力強いオフロード性能ですね。本格派SUVの中でも異彩を放つFJクルーザーは、マニアの間では人気も高くなかなか流通しないため希少価値も高いですが、FJクルーザーをお探しの方はこまめに中古市場を探してみてくださいね。
CARVEL特選|輸入車ラダーフレーム・本格派SUVまとめ
続きましては、輸入車のラダーフレーム本格派SUV 2車種をご紹介!
惚れてしまうこと間違いなしです!(笑)
ベンツGクラス|唯一無二のSUV。変わることのないゲレンデヴァーゲン。
ベンツGクラスは、メルセデスベンツが販売する本格派オフロードSUVです。
1979年以来、オフロードSUV好きからこよなく愛されてきたベンツGクラスは、オフロードに徹底的にこだわっています。まず最大の特徴とも言えるのはラダーフレームを採用している点です。
ラダーフレームを採用することによりねじれ剛性が非常に高くなっており、またラダーフレームの弱点である重量増については高強度・超高硬度スチールやアルミニウム製のパーツを採用することによりかなりの軽量化を実現しています。
また走行性能も高く、2018年より販売されている新型のベンツGクラスは4.0L V型8気筒直噴ツインターボエンジンを採用しており、そのエンジンが生み出すハイパワーはどんなオフロードでも走破できそうですね。
更にオフロード走行において重要なのがサスペンションですが、こちらについても独自開発のハイレベルなサスペンションを搭載し、悪路走破性を高めています。
ベンツGクラスのおすすめポイントは、伝統あるメルセデスベンツのブランド力と、長い歴史に裏打ちされたこだわりのオフロードSUVである点です。
名実ともに非常に高いレベルで完成された一台。誰もが一度は所有してみたいSUVだといえるでしょう!
JEEPラングラー|世界中で愛されるTHE・ジープ
JEEPラングラーは、ジープブランドを展開するクライスラーが販売するオフロードSUVです。
初代は1987年より販売されており、オフロードSUVの中でも歴史が長い方の車ですが、その理由はやはり、世界中のファンに愛されていることに他なりません。
JEEPラングラーはオフロードSUVの代名詞とも言えるラダーフレームを採用しており、ボディ剛性や強度、そして耐久性を高めています。エンジンも3.6LペンタスターV型6気筒 DOHCエンジンを搭載、そのパワーは圧巻の一言です。また他にもコマンドトラック 4X4システムや電子制御式スロットル コントロールシステムなどの最新技術によって、走行性能は非常に高くなっています。
そのため、オフロードの走行が非常に得意であり、雪道や岩場、砂、泥なども力強い駆動力でどんどん乗り越えることが可能になっています。
JEEPラングラーのおすすめポイントは、長年培ってきたオフロード性能と最新の技術、最新のデザインがハイレベルに融合されたオフロードSUVの傑作とも言える完成度の高さですね。
やはり「ジープ」ブランドはオフロードSUV好きであれば一度は乗っておきたい一台だと言えるでしょう!
まとめ やっぱりラダーフレーム・本格派SUVはかっこいい!
以上、今回はラダーフレーム構造の本格派SUVを国産・輸入車まとめて紹介してきました!
ラダーフレームのSUVは、強靭なフレームの上から別に製造したボディを組み合わせることによって
- 別格に頑丈
- ねじれ剛性、曲がり剛性に優れる
という特徴がある反面、車重が重くなり、燃費面では期待できなくなるという時代の流れに逆行するような特徴もあります。
しかし見た目はオンロードでもかっこよく、実際のオフロード走行もこなすかっこよさ、そして車全体に身にまとう武骨さがたまらないんですね!
街でラダーフレームSUVに乗っている人を見れば、老若男女、若い人も、ファミリー層も、ご年配の方も所有していることがわかるはず。それだけ全世代で愛されているのが本格派のラダーフレームSUVだということです!
あなたのSUVの選択肢にも是非ラダーフレームを。
ビバSUV!