ハリアーの値引き額は、トヨタが決めて公表する数字ではなく、販売店が見積もりの中で決める金額です。
2026年10月20日にトヨタ公式のページで確かめた範囲では、値引き額の記載はありませんでした。数字を出していた媒体は、2026年8月3日の改良後だと確かめた範囲で4つ(出どころで数えると3つ)で、基準もそろっていません。自分の総額で計算し、買取の見積もりを先に取ってから2社で比べるのが近道。
比べるべきは、値引き額じゃない。下取りと分けた総額。値引きの「限界」を探すより、グレードと登録月をそろえた見積書を2枚並べたほうが、どちらが安いかは確実に分かります。
この記事のポイント
- トヨタは値引き額を公表せず
- 媒体の数字は基準が違う
- 先に買取の見積もりを
30秒でわかるハリアーの値引き(2026年10月時点)
| 項目 | 分かっていること |
|---|---|
| メーカーの公表 | 無し(2026年10月20日に公式の見積りシミュレーション・窓口のコラム・FAQ・グレードのページで確認) |
| 改良後の媒体の数字 | 確かめた範囲で4媒体(出どころは3つ)。車両本体からが3媒体、オプション込みの総額からが1媒体 |
| 個人の報告 | 改良前の24件で、条件も金額もそろわない(相場にしない) |
| 値引きと税金・諸費用 | 値引きで税金・諸費用は変わらない。総額は値引き額の分だけ下がる |
| 決算の月 | トヨタと、確かめた販売会社は3月末(値引きの大きさの証拠ではない) |
| 交渉の順番 | 買取の見積もり → 2社の見積もり → 値引きと下取りを分けて聞く |
トヨタの公式ページ・媒体の掲載日・自販連の統計は、2026年10月20日に確認しました。ハリアーそのものが自分に合うかはハリアーの評価の記事で、値引き前の総額はグレード別の乗り出し価格の記事で確かめられます。
公開日:2026年10月20日 / 最終更新日:2026年10月20日
ハリアーの値引きはいくら?トヨタは公表しておらず、数字は「誰が・いつ」で読み分ける(2026年10月時点)
ハリアーの値引きの「限界」や「相場」に、メーカーが決めた答えはありません。世に出ている数字は媒体の目安と個人の報告で、時期も基準もばらばら。自分の総額で値引き額ごとに計算し、2社の見積もりで確かめる。確かな答え方は、これしかありません。

トヨタの公式ページに値引き額の記載は無い:価格は販売店が独自に決める(2026年10月20日確認)
トヨタ公式の見積りシミュレーション、トヨタの窓口のコラム、FAQ、グレードのページを2026年10月20日に確かめた範囲では、値引き額の記載は見当たりませんでした。シミュレーションの価格は「参考価格」と注記され、トヨタの窓口のコラムは、価格は販売店が独自に定めていると案内しています。
値引きを決めるのは、販売店。だから「トヨタの値引き◯万円」という公式の数字は、そもそも無いんです。
「限界はいくら?」への3段の答え:公表なし→媒体の数字→自分の総額で計算
限界の金額は書きません。書いた瞬間、それはCARVELの推測になるから。代わりに、次の3段で数字をふるいにかけましょう。
- メーカーの公表は無い(上のとおり)
- 媒体の数字は「誰が・いつ・何を基準に」で読む(次の章)
- 自分の総額で、値引き額ごとの計算をする(その次の章)
3段目まで進むと、手元に残るのは自分の見積書の総額だけになります。

ハリアーの値引きの数字の出どころ:2026年8月3日の改良後と改良前を分けて並べる
2026年8月3日の改良の後に数字を出していた媒体は、確かめた範囲で4つ。ただ、1つは別の媒体の数字を出典にしているので、出どころで数えると3つです。車両本体からの数字が3媒体、オプション込みの総額からの数字が1媒体で、基準が違うものは横に並べて比べられない。
改良後の数字は確かめた範囲で4媒体:出どころは3つ、基準は「車両本体」と「オプション込み」
改良後のハリアーは、ハイブリッド車だけ。この線より後に値引きの数字を出していたのは、原文を読んだ14ページのうち次の4媒体です。
| 媒体(掲載日) | 対象の時期 | 数字 | 基準 | 取材の記載 |
|---|---|---|---|---|
| 夢あるカーライフ(2026年9月28日) | 2026年10月最新と表記 | 車両からの目標20万円 | 車両 | なし(仕入れ価格から算出と説明) |
| カーネビ(2026年9月30日更新) | 2026年10月と表記 | 平均25万〜26万円 | ディーラーオプション込みの総額 | なし(「信頼のある情報・実例をベースに算出」とだけ) |
| くるまはっく(2026年10月1日) | 2026年10月と表記 | 20万円(値引率4.37%) | 車両本体 | 「編集部が独自調査」とだけ。推移表の出典は月刊自家用車 |
| 月刊自家用車WEB(2026年10月16日) | 2026年10月最新 | 車両本体の目標20万円(用品込みで25万円程度) | 車両本体 | なし |
車両本体からの3つは、どれも20万円でした。ただ、くるまはっくの推移表は出典を月刊自家用車としているので、独立した出どころとしては2つ。夢あるカーライフは自社で新車の値引き販売もしている事業者で、数字は自社の仕入れ価格から出したと書いています。カーネビと同じ運営のサイトもほぼ同じ数字(25万円前後)を載せていますが、根拠をカーネビに準じると書いているので1つと数えました。基準の違う数字は、足さないし、平均もしない。
20万円は、3媒体とも「目標」や「目安」で、店に取材した値引き額とは違う。「2026年10月」と書きながら改良に触れていないページには、車両本体で25万〜30万円(Car Life・2026年10月17日更新)、車両から15万〜40万円(グッドスピード)という数字もありました。改良後の数字と確かめられないので数えていませんが、ネットの数字が20万円でそろっているわけじゃないんです。
筆者の検証(2026年10月)|値引きの数字の出どころを台帳にした(改良前と後を分けて)(原文を読んだ14ページの手作業の記録+Python)
媒体名・掲載日・対象の時期(改良の前か後か)・数字・基準・取材の記載・運営や出典のつながりを1ページずつ記録しました。同じ日の夕方に取り直すと、改良後の数字を出す媒体は2つから4つへ。増えたのは、月刊自家用車WEBの改良後のページと、夢あるカーライフの更新です。出どころで数えると3つで、グレード別の取材値を出すページはありませんでした。改良に触れていない「2026年10月」表記の2ページは数えていません。
筆者の検証(2026年10月)|値引きの記事の主張19件を公式・公的な資料と照合(手作業の照合+Python)
最初に原文を読んだ9ページから、改良の時期・価格・納期・税金などの主張19件を拾って1件ずつ照合しました。一致は4件だけで、時点のずれが9件、不一致が3件、照合できないものが3件。7媒体と1販売店の8つのうち、5媒体に、改良の日付の誤りや廃止済みのガソリン車・PHEVの見積もりなど、いまのハリアーと食い違う記述がありました。
同じ媒体でも、改良の前と後で数字は動く:月刊自家用車WEBの2025年8月と2026年8月
月刊自家用車WEBの改良前のページ(2025年8月26日掲載・2025年8月現在)では、車両本体の目標値引きが28万円、車両と付属品の合計で30万円が合格点とされていました。
同じ媒体の改良後のカタログ(2026年8月18日掲載・2026年8月現在)では、車両本体の目標が20万円、付属品との合計25万円で合格ライン。1年で8万円動いています。改良前の数字は、ガソリン車やPHEVがまだ売られていた時期のもの。いまのハリアーの見積書に当てはめるのは、やめておきましょう。
個人の値引きの報告は相場にしない:24件を並べると条件も金額もそろわない
夢あるカーライフがまとめた実例の表には、個人の報告が24件あります。すべて2023年3月〜2026年3月の、改良前の報告です。値引き額は15万円から76万円まで開き、いちばん大きい報告はいちばん小さい報告の5.1倍。表に購入の時期・地域・グレード・オプションの総額はあっても、店と下取りの条件はありません。
同じハリアーでも、条件の違う報告を並べると5倍に開く。15万円と76万円の差は61万円で、G 2WDの車両本体の約14%にあたる幅です。平均を出しても、自分の見積書の良し悪しは決まりません。知恵袋(Q&A)に並ぶ個人の値引き額も、事情は同じ。

15万円と76万円、どっちを信じればいいの?
どちらでもない。自分の総額で計算する。その表は次の章に。


値引き額ごとのハリアーの総額:10万〜40万円引きの計算表(仮定・トヨタ公式の試算から)
トヨタ公式の見積りシミュレーションの総額(2026年10月20日・東京の販売店の設定)から値引き額を引くと、G 2WDは10万円引きで4,415,680円、40万円引きで4,115,680円です。値引きで税金・諸費用は変わらないので、総額は値引き額の分だけ下がります。費目ごとの内訳は乗り出し価格の記事で。
10万〜40万円引きの総額:5グレードの計算表(仮定の計算)
式は、総額=車両本体−値引き+税金・諸費用118,980円。ここに10万円刻みの値引き額を当てはめました。
| グレード | 値引きなし | 10万円引き | 20万円引き | 30万円引き | 40万円引き |
|---|---|---|---|---|---|
| G 2WD | 4,515,680円 | 4,415,680円 | 4,315,680円 | 4,215,680円 | 4,115,680円 |
| G E-Four | 4,735,680円 | 4,635,680円 | 4,535,680円 | 4,435,680円 | 4,335,680円 |
| Z 2WD | 4,985,380円 | 4,885,380円 | 4,785,380円 | 4,685,380円 | 4,585,380円 |
| Z“Night Shade”2WD | 5,140,480円 | 5,040,480円 | 4,940,480円 | 4,840,480円 | 4,740,480円 |
| Z“Leather Package・Night Shade”E-Four | 5,680,580円 | 5,580,580円 | 5,480,580円 | 5,380,580円 | 5,280,580円 |
値引き額は、CARVELが見込んだ数字ではなく、計算のために置いた仮定です。総額はトヨタ公式の見積りシミュレーションの参考価格(無料色・オプションなし・下取りなし・登録2026年11月20日)で、諸費用は販売店ごとに数万円違います。手元の見積書の値引き額を近い列に当てはめれば、総額の見当はすぐにつきますよ。
筆者の検証(2026年10月)|値引き額ごとの総額を10グレードで計算(仮定の計算)(Python・入力はトヨタ公式の見積りシミュレーションの総額(2026年10月20日))
10グレードすべてに0〜50万円の値引きを10万円刻みで当てた表を作り、本文には5グレード・40万円までを載せました。税金・諸費用118,980円は10グレードとも同じで、値引き額を変えても動きません。


値引き率に直すと:G 2WDなら10万円で2.27%、40万円で9.10%(仮定の計算)
G 2WDの車両本体4,396,700円に対して、10万円は2.27%、20万円は4.55%、30万円は6.82%、40万円は9.10%です。媒体の「値引率」は、何に対する率かが書かれていないことが多い。実は、くるまはっくの4.37%も、分母は書かれていませんでした。20万円を4.37%で割ると約458万円で、ハリアーのどのグレードの車両本体とも合わない。率で比べるなら、自分の見積書の値引き額を、自分の車両本体価格で割るのがいちばん確か。
ハリアーの値引き交渉は順番で決まる:買取の見積もり→2社の見積もり→値引きと下取りを分けて聞く
値引き交渉の「順番」とは、総額を比べられる状態を先に作ることです。下取りと値引きは同じ総額の中で動くので、いまの車の買取の見積もりと、別の販売会社の見積もりを先にそろえます。そのうえで、値引きと下取りを分けて聞く。3つそろえば、2枚の見積書の総額をそのまま引き算できます。
値引きと下取りは同じ総額の中で動く:値引きが12万円大きい見積書のほうが、総額は18万円高い例
トヨタのクルマ購入ガイドは、下取りについて「新車のご購入金額から下取り金額が値引きされます」と案内しています。G 2WD(総額4,515,680円)で、金額を仮に置いて並べてみました。
| 見積書(金額は仮定) | 値引き | 下取り | 支払う総額 |
|---|---|---|---|
| D | 40万円 | 120万円 | 2,915,680円 |
| E | 28万円 | 150万円 | 2,735,680円 |
Dのほうが値引きは12万円大きいのに、総額は18万円高い。値引きと下取りの合計が同じなら、どちらの欄が大きく見えても総額は同じです。見積書は、値引きの欄だけ見ても比べられません。



値引きが大きい見積書が、安い見積書とは限りません。
①下取りの提示を聞く前に、いまの車の買取の見積もりを取る
下取りは新車の購入と一体で、購入をやめれば下取りも基本的に取りやめになります。買取は購入と関係なく、車を売るだけ(国民生活センターの情報誌『国民生活』の連載。執筆は買取事業者の団体の日本自動車購入協会)。先に買取の見積もりがあれば、見積書の下取りの欄が高いのか低いのかを判断できます。
注意も2つ。車の売却はクーリング・オフの対象外だと、国民生活センターは注意を呼びかけている。一括査定では車の情報や個人情報が複数の買取業者に渡ることも、同じ連載で日本自動車購入協会が書いています。契約の前に条件を確かめましょう。仕組みの違いは下取りと買取の違い、サービスの選び方は一括査定サイトの比べ方とMOTA車買取の仕組みで比べられます。
下取りの提示を聞く前に、いまの車の買取の見積もりを1つ持っておくと、値引きと下取りを分けて比べられます。
②見積もりは別の販売会社で2社以上:ハリアーは原則どのトヨタの販売店でも買える
トヨタは2020年5月から、国内の販売店で原則すべての車種を扱っています(トヨタの2019年6月の発表・Car Watchの報道)。販売会社はそれぞれ別の会社で、官報の決算公告も会社ごと。
グレード・駆動・色・オプション・登録予定月をそろえれば、別の販売会社の見積書は横に並べられます。並べるときの行は、乗り出し価格の記事の比較シートに用意しました。
③値引きは車両とオプションに分け、下取りとは別に書いてもらう:交渉の順番(スクショ用)
ここまでそろえば、見積書どうしを同じ物差しで比べられます。
スクショ用:ハリアーの値引き交渉の順番
・①いまの車の買取の見積もりを先に取る(車検証を見て、年式・走行距離・グレードを入れる。下取りの提示を聞くのはその後)
・②別の販売会社2社で、同じ条件の見積もりを取る(グレード・駆動・色・オプション・登録予定月をそろえる)
・③値引きは「車両」と「オプション」に分けて書いてもらう(聞き方の例「値引きは車両とオプションで分けて書いてもらえますか」)
・④下取りは別の欄に。下取りなしの総額も書いてもらう(聞き方の例「下取りを入れない総額も、もう1枚お願いできますか」)
最後に比べるのは、下取りなしの総額から、買取か下取りの高いほうを引いた額です。
ほかの車も候補なら、同じグレード帯とオプションで見積もりをそろえておくと比べやすくなります。RAV4が候補の人は、RAV4の評価の記事で同じ物差しの★を並べてみてください。
決算期の3月は値引きが大きい?ハリアーの登録は2025年3月が7,156台で最多、ただし値引きの証拠ではない
自販連の統計では、ハリアーの登録は2025年の12か月で3月が最多の7,156台でした。トヨタの事業年度は3月31日まで、確かめた販売会社の決算もすべて3月末です。ただ、登録台数は納車された台数。値引きの大きさとは別ものです。
分かっている事実:トヨタの事業年度は3月末、確かめた販売会社の決算もすべて3月末
トヨタ自動車の決算情報によると、事業年度は4月1日〜3月31日。官報の決算公告などで確かめた販売会社11社と、札幌トヨタ自動車のグループ会社(このうち販売会社は7社で、1社は11社と重なります)も、決算の末日は3月31日でした。
登録台数は、自販連の乗用車ブランド通称名別順位(2025年1〜12月分・2026年1〜9月分)で見ています。2025年(1〜12月)の最多は3月の7,156台で、2位は2月の6,328台。年度で見ても、2025年度(2025年4月〜2026年3月)の最多は2026年3月の5,964台で、年度の12.0%、月平均の1.43倍でした。9月も8月より多く、2025年は1.18倍、2026年は1.29倍です。
筆者の検証(2026年10月)|ハリアーの月別の登録台数と、決算の月を一次資料で確かめた(自販連の乗用車ブランド通称名別順位(xlsx)・トヨタのIR・官報の決算公告+Python)
自販連のxlsxの月別シート(2025年1月〜2026年9月)からハリアーの行を抜き出し、決算は公式のIRと官報の決算公告で1社ずつ確かめました。2026年1〜9月の登録は、前年同月比がすべて100%未満でした。


登録が多い月=値引きが大きい月、とは言えない:言えるのはここまで
「決算期は値引きが大きい」という説明は、最初に原文を読んだうちの3媒体にありました。ただ、データで裏づけたページは0。
だから私の答えはこう。3月まで待って得をするかは、誰にも確かめられません。2社の見積書の差なら、今週確かめられます。
ハリアー ナイトシェードとオプションの値引き:グレード別の取材値は確かめた範囲に無い
ナイトシェードだけの値引きの取材値を出す媒体は、確かめた14ページには見当たりませんでした。検索で目立つ販売店の大きな値引きの広告は、条件を分けると見え方が変わります。


Z“Night Shade”の総額と値引き額ごとの計算:2WDは5,140,480円から(公式の試算)
トヨタ公式の見積りシミュレーションの総額で、Z“Night Shade”は2WDが5,140,480円、E-Fourが5,360,480円です(値引き前)。10万円引きなら5,040,480円、40万円引きなら4,740,480円(仮定の計算)。Z“Leather Package・Night Shade”は2WDが5,460,580円、E-Fourが5,680,580円になります。
検索の上位には、ある販売店の、Z“Night Shade”に40万円台の値引きをうたう広告(2026年8月掲載)が出てきます。項目に分けると、中身はこうでした。
| 広告の項目 | 金額 |
|---|---|
| 車両本体(公式の価格と同じ) | 5,021,500円 |
| 特別装備(フロアマット・ドアバイザー・コーティングなど) | 160,000円 |
| 特別お値引き | −420,000円 |
| 車両販売価格(諸費用込み・自動車税は含まない) | 4,881,000円 |
16万円の装備を付けたうえでの42万円なので、車両本体から見た差は26万円。限定3台で、ほかのキャンペーンとは併用できません。条件つきの1店の例で、一般の値引き額ではないんです。
筆者の検証(2026年10月)|検索上位の販売店の値引き広告を条件に分けて計算(広告ページの取り直し(要点の記録)+Python)
広告ページを2026年10月20日に取り直し、価格・装備・値引き・台数・総額の注記を1行ずつ記録しました。計算すると、広告の総額は、公式の試算から26万円を引いた額とほとんど変わりませんでした。広告の総額に公式の試算と同じ自動車税14,500円を足すと4,895,500円で、公式の試算の総額から26万円を引いた4,880,480円との差は15,020円。この店がトヨタの販売会社かどうかは、確かめられていません。
オプションの値引きは車両と分けて聞く:媒体の率は出どころが書かれていない
オプションの値引きを率で書く媒体もありますが、取材の記載はありませんでした。率の数字は、出どころが分かるまで使わない。
工場で付けるメーカーオプションと、販売店で付けるディーラーオプションを分け、オプションの値引きは車両の値引きと別の行に書いてもらいます。たとえば調光パノラマルーフは、トヨタ公式の特別仕様車のページで198,000円のメーカーオプション。注文の後からは付けられないので、値引きの話の前に、付けるかどうかを決めておきたいところです。
ハリアーの値引きの本音:やめておけは3条件、惜しいのはグレード別の数字が無いこと、推しはどの店でも買えること
値引き額の大きさで店を選ぶより、総額で比べて選ぶほうが確実だと思う。この交渉の仕方ならやめておけ、と言える条件は3つ。惜しい点と推しの点も1つずつ。
ハリアーの値引き交渉でやめておけ、の3条件(2026年10月時点)
はっきり言うと、次のどれかに当てはまる交渉は、総額で比べられなくなる。
惜しいポイント:改良後・グレード別の値引きの数字がほとんど無い
改良後の数字の出どころは、確かめた範囲で3つ。グレード別の取材値は0です。カーネビにはZ“Leather Package”で36万円という目標がありますが、車両本体に7%を掛けた計算でした。G 2WDとZ“Leather Package・Night Shade”E-Fourでは、公式の試算の総額が1,164,900円違います。なのに同じ「値引き◯万円」でひとくくりに語られる。参考にできる数字がこれだけ少ない。ハリアーの買い手にとって、ここは正直、惜しい。
推しポイント:ハリアーはどのトヨタの販売店でも買えるので、比べる相手を自分で作れる
ここは、私がいちばん好きなところ。ハリアーは原則としてどのトヨタの販売店でも買えるので、値引きの数字が少なくても、別の販売会社の見積もりで比べる相手を自分で作れます。2枚目の見積書は、ネットのどの数字よりも自分の条件に近いと思う。



じゃあ2社目は、どのトヨタの店でもいいの?
ハリアーなら、別の販売会社であればどこでも構いません。
ハリアーの値引きのよくある質問
5つの問いのうち、資料で答えが出たのは「交渉しなくても2社で比べられる」の1つだけでした。残りの4つは、確かめた範囲に根拠が無いので断定しません。
- ハリアーで値引き100万円はありますか?
-
確かめた範囲では、値引きだけで100万円という、日付と条件の分かる報告は見つかりませんでした。下取りと合わせて100万円という2021年の投稿を紹介するページはありました。対象は媒体と販売店の14ページと個人の報告24件(2026年10月20日)で、個人の報告で最も大きいのは改良前の76万円です。
- 値引きをしない販売店はありますか?
-
メーカーとして値引きをする・しないを決めた資料は、確かめた範囲にありません。価格は販売店が独自に定めるもので、値引きをするかどうかも店の判断になります。
- 下取りなしにすると値引きは変わりますか?
-
確かめた範囲に公的な資料が無く、変わるかどうかは断定できません。仕組みとして言えるのは、下取りを入れると値引きと下取りが同じ総額の中で動き、見積書どうしを比べにくくなることです。
- 納期が長いと値引きは小さくなりますか?
-
関係を示した資料は、確かめた範囲にありません。トヨタの工場出荷時期の目処では、ハリアーは3〜4ヵ月程度(2026年10月16日更新)。
- 値引き交渉はしないほうがいいですか?
-
交渉しなくても、2社の見積もりで総額の安いほうを選べます。交渉が苦手でも、別の販売会社の2枚目の見積書があれば、総額の差は分かる。
まとめ:ハリアーの値引きは「限界の数字」より、買取の見積もりと2社の総額で決める
ハリアーの値引きで頼れるのは、ネットの数字より自分の見積書です。私なら、限界の額は探さない。
- トヨタは値引き額を公表していない(2026年10月20日に公式のページで確認)
- 媒体の数字は改良前と後・基準を分けて読む。値引きで税金・諸費用は変わらない
- 値引きと下取りは同じ総額の中で動く。下取りの前に買取の見積もり、見積もりは2社
次の一歩
今日やることは1つ。車検証を手元に出して、いまの車の買取の見積もりを1つ取ってください(入れるのは年式・走行距離・グレード)。それが、下取りの提示と比べる相手になります。そのうえで別の販売会社2社に同じ条件の見積もりを頼み、値引きと下取りを分けて書いてもらいましょう。
確かめメモ
確かめたのは、トヨタ公式ページの値引きの記載の有無、媒体と販売店の14ページの掲載日と基準、自販連の月別の登録台数、販売会社の決算公告、検索上位の販売店広告の条件です。出典は本文のリンクと下の一覧、時点は2026年10月20日。確かめたのはここまでで、販売店ごとの実際の値引き額と、納期や決算が値引きに効くかどうかは分かりません。
参考URL一覧
- 見積りシミュレーション:https://toyota.jp/service/estimate/
- トヨタの窓口のコラム:https://toyota.jp/madoguchi/column/02/
- 夢あるカーライフ:https://www.junku.com/album/toyota/harrier.html
- カーネビ:https://car-nebi.com/harrier-nebiki/
- くるまはっく:https://ant-llc.co.jp/car/harrier/nebiki_saisin
- 月刊自家用車WEB:https://jikayosha.jp/2026/10/16/338116/
- Car Life:https://ryosukeloggalaxy.com/harrier-discount-negotiations/
- グッドスピード:https://www.goodspeed.ne.jp/satei/harrier-nebiki/
- 月刊自家用車WEBの改良前のページ:https://jikayosha.jp/catalog/2025/08/26/272625/
- 改良後のカタログ:https://jikayosha.jp/catalog/2026/08/18/325889/
- クルマ購入ガイド:https://toyota.jp/guide/step2/index.html
- 国民生活センターの情報誌『国民生活』の連載:https://www.kokusen.go.jp/wko/pdf/wko-202304_05.pdf
- 車の売却はクーリング・オフの対象外:https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20240618_1.html
- トヨタの2019年6月の発表:https://global.toyota/en/newsroom/corporate/28673802.html
- Car Watchの報道:https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1251340.html
- 官報の決算公告:https://catr.jp/companies/bf69b/17516/settlements/f22ce/469779
- トヨタ自動車の決算情報:https://global.toyota/jp/ir/financial-results/index.html
- 2025年1〜12月分:https://www.jada.or.jp/files/libs/6987/202604031138204699.xlsx
- 2026年1〜9月分:https://www.jada.or.jp/files/libs/7725/202610051042024460.xlsx
- トヨタ公式の特別仕様車のページ:https://toyota.jp/info/harrier/special/
- 工場出荷時期の目処:https://toyota.jp/news/delivery/index.html

コメント