公開日:2026年10月20日 / 最終更新日:2026年10月20日
bZ4X Touringとは、トヨタが2026年2月25日に発売したバッテリーEV(電気自動車)のSUVで、荷室はトヨタの発表でbZ4Xの約1.4倍です。
2026年10月時点のグレードはZだけで、価格はFWD 575万円・4WD 640万円(税込)。荷室は619Lでゴルフバッグ4個(bZ4Xは3個)、WLTC一充電走行距離はZ FWDで734kmです。
同じZのbZ4Xとの差は25万円。入口のbZ4X G(480万円)からだと95万円です。荷物のためなら、この25万円は払っていい差だと私は思う。後席を立てたまま奥行き985mmで足りる人には、480万円のbZ4X Gで十分です。
この記事のポイント
- 同じZならbZ4X+25万円
- 荷室619L・bZ4Xの約1.4倍
- 物差しの平均は4.0
- 補助金は登録と申請の期限に注意
30秒でわかるbZ4X Touring(2026年10月時点)
| 項目 | bZ4X Touring | bZ4X |
|---|---|---|
| 価格(税込) | Z FWD 575万円/Z 4WD 640万円 | G FWD 480万円〜Z 4WD 600万円 |
| 実質いくら(Z FWD) | 4,626,700円 | 4,375,150円 |
| 荷室 | 619L・ゴルフバッグ4個 | 公式のL数なし・ゴルフバッグ3個 |
| 全長 | 4,830mm | 4,690mm |
| 距離(WLTC・Z FWD) | 734km | 746km |
| 工場出荷の目処 | 4ヵ月程度 | 同じ |
| CARVELの物差し | 平均4.0(7/7) | 平均4.0(7/7・G FWD) |
実質いくらは補助金と5年分の電気代込み、売る額0円の計算(補助金なしは各130万円増し)。価格・諸元・納期・補助金は2026年10月20日に公式資料で確かめました。
bZ4X TouringとbZ4Xの違い:荷室619L・同じZで25万円差(2026年10月時点)
同じZで比べると、TouringはbZ4Xより25万円(4WDどうしは40万円)高く、荷室は約1.4倍の619Lです。全幅・回転半径・電池は同じ。

公式値だけで並べた2台の差(Z同士・2026年10月時点)
| 項目 | bZ4X Touring | bZ4X | 差 |
|---|---|---|---|
| 価格 Z FWD | 575万円 | 550万円 | +25万円 |
| 価格 Z 4WD | 640万円 | 600万円 | +40万円 |
| いちばん安いグレード | Z FWD 575万円 | G FWD 480万円 | +95万円 |
| 全長・全高 | 4,830mm・1,675mm | 4,690mm・1,650mm | +140mm・+25mm |
| 全幅・最小回転半径・最低地上高 | 1,860mm・5.6m・180mm | 同じ | 0 |
| 車両重量(FWD) | 1,920kg | 1,880kg | +40kg |
| 荷室容量(VDA法) | 619L | 公式のL数なし | 約1.4倍(トヨタの発表) |
| 荷室長(後席使用時) | 1,092mm | 985mm | +107mm |
| 荷室高(デッキボード下段) | 918mm | 828mm | +90mm |
| ゴルフバッグの収納個数 | 4個 | 3個 | +1個 |
| WLTCの距離 FWD/4WD | 734km/690km | 746km/687km | −12km/+3km |
出典はトヨタの主要諸元表(Touring・bZ4X)、発売の発表、webカタログ(Touring・bZ4X)です。
筆者の検証(2026年10月)|bZ4X TouringとbZ4X(Z)を公式の諸元・価格だけで同じ項目に並べた(トヨタの主要諸元表2冊・グレードデータ・NeVの交付額一覧+Python)
2冊の主要諸元表の数字を行ごとに引き算すると、同じ行と違う行がきれいに分かれました(2026年10月19日)。

荷室は619L・ゴルフバッグ4個:bZ4Xとの差を「何L」と書かない理由
トヨタが出している荷室の数字は、Touringの619L(後席使用時・VDA法・社内測定値)と「bZ4Xの約1.4倍」まで。bZ4X側のL数は公式資料に無いので、差は寸法で比べます。

ネットの数字が割れていたのには驚きました。11ページの数値41件を公式と突き合わせると、食い違いが6件、英国仕様の混入が2件あったんです。
入口から比べると95万円:bZ4X G(480万円・544km)とTouringの差
TouringにはGにあたるグレードが無く、bZ4X G FWD(480万円)との差は95万円です。この95万円で電池は74.69kWhに増え、距離は190km伸びて734km。「荷室に25万円」と「荷室と電池と距離に95万円」は、中身が違うんですよ。入口の安さで選ぶなら、先にbZ4Xの価格と4つの額を。
同じなのは幅・回転半径・電池、違うのは全長140mmと4WDの後ろのモーター
伸びたのは全長と全高だけ。4WDは後ろのモーターが88kWから167kWに上がり、システム最高出力は280kWです。0-100km/hはトヨタの発表で4.5秒(社内測定値)でした。

140mm長いと、うちの駐車場は大丈夫?
幅と回転半径は同じなので、見るのは奥行きだけ。bZ4Xが入る枠でも、前後の余りは140mm減ります。
bZ4XかTouringかで迷ったときの早見(5つの条件)
・荷物が多い(ゴルフバッグ4個)→ Touring(619L)
・家で充電でき、入口の安さが大事 → bZ4X G(480万円・544km)
・Zどうしで迷う → 差は25万円。荷室ならTouring、距離ならbZ4X Z FWD(746km)
・4WDで迷う → 差は40万円。Touringは後ろのモーター167kWで、距離も3km長い
・駐車枠の奥行きに余裕が無い → 全長4,690mmのbZ4X
bZ4X TouringをCARVELの物差しで採点:平均4.0はbZ4Xと同じ、★の付き方が違う
平均は4.0(採点した軸 7/7)で、bZ4X G FWDと同じ点。ただしTouringは距離で1つ上がり、補助金後の価格で1つ下がります。同じZのbZ4Xとは、7軸の★がすべて同じでした。
| # | 軸 | bZ4X Touring Z FWD | bZ4X G FWD(入口) | bZ4X Z FWD(参考) |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 補助金後の価格 | 4,450,000円 ★3 | 3,500,000円 ★4 | 4,200,000円 ★3 |
| 2 | 走る費用(100kmあたり) | 353円 ★5 | 344円 ★5 | 350円 ★5 |
| 3 | 1回で走れる距離(WLTC) | 734km ★5 | 544km ★4 | 746km ★5 |
| 4 | 取り回し(最小回転半径) | 5.6m ★3 | 5.6m ★3 | 5.6m ★3 |
| 5 | 悪路・雪道(4WDの最低地上高) | 180mm ★4 | 180mm ★4 | 180mm ★4 |
| 6 | 公的な安全評価(JNCAP) | ★5(2022年度・ソルテラで試験) | ★5 | ★5 |
| 7 | 手に入る早さ(工場出荷の目処) | 4ヵ月程度 ★3 | 同じ ★3 | 同じ ★3 |
| — | 平均(採点した軸) | 4.0(7/7) | 4.0(7/7) | 4.0(7/7) |
| — | 補助金なしの平均 | 3.9 | 3.7 | 3.9 |
軸1は補助金130万円ありが前提で、無ければTouringは★2です。軸7は納車日ではありません。基準は全記事で共通(物差し v1.1)、電気は家電公取協の目安単価31円/kWhで、★の境目は末尾に。
筆者の検証(2026年10月)|CARVELの物差し v1.1でbZ4X Touringを7軸採点(トヨタの公式資料・NeVの交付額一覧・NASVA・工場出荷時期の目処+Python)
Z FWDの公式値を基準表どおりに★へ置き換えました(2026年10月19日)。軸2なら114Wh/km×31円/kWhで100kmあたり353.4円です。
物差しの7軸では、同じZのbZ4XとTouringに1つも差が付きません。差が出るのは、物差しに無い荷室の奥行き(+107mm)と25万円だけ。


軸1は境目まで5万円:補助金なしなら★2、平均は3.9
補助金後の4,450,000円は、★3の上限450万円まで5万円しか余裕がありません。130万円の補助金が120万円に減るだけで★2、平均は3.9。bZ4X Gは補助金なしだと★が2つ下がって平均3.7になり、入口の安さの★が効かなくなるのは意外でした。
筆者の検証(2026年10月)|物差し v1.1でbZ4X Z FWD・RAV4・ハリアーも同じ式で採点し、Touringと並べた(E6と同じ計算式(Python)・各車の公式の価格表と諸元表)
参考の列にbZ4X Z FWDを足すと、7軸の★はTouring Z FWDと同じ3・5・5・3・4・5・3でした(2026年10月20日)。
安全評価・リコール・電池の保証:公式で確かめられたこと
JNCAPの★5は、2022年度に兄弟車のソルテラを試験した結果。NASVAのページの車名欄に「bZ4X ツーリング」が併記されているだけです(発表は国交省 2022年11月7日)。
2026年6月18日届出のリコール(届出番号5833)は、トヨタのリコール等情報で対象がbZ4Xの型式だけでした(2026年10月20日確認)。電池の保証は車種ページで10年20万km、充電量が新車時の70%未満なら無償交換。
bZ4X Touringは575万円・640万円のZだけ:補助金と電気代を入れた実質いくら
補助金と5年分の電気代を入れた実質は、Z FWDで4,626,700円です。bZ4X Z FWDとの差は251,550円で、補助金が無くても同じ。
グレードはZだけ:FWD 575万円・4WD 640万円と4つの額
トヨタの価格ページと次世代自動車振興センターの交付額一覧(令和8年10月13日現在)で、2026年10月時点の4つの額を並べました。
| 額 | Z FWD | Z 4WD | 中身と決まり |
|---|---|---|---|
| 払う額 | 5,750,000円 | 6,400,000円 | 税込の車両価格(諸費用は別) |
| 戻る額 | −1,300,000円 | −1,300,000円 | 国のCEV補助金。登録と申請書の到着が受付終了より前のときだけ。保有義務4年 |
| 走る額 | +176,700円 | +187,550円 | 5年・年1万km。WLTCの電費×31円/kWh |
| 売る額 | ? | ? | いまの車の売却額(見積もりで埋まる) |
| 実質いくら(売る額0円) | 4,626,700円 | 5,287,550円 | 払う額−戻る額+走る額−売る額 |
| 補助金なしの場合(参考) | 5,926,700円 | 6,587,550円 | 戻る額0円 |
優遇額合計(約1,348,500円・約1,356,000円)で減税まで引くと、実質は4,578,200円と5,231,550円。充電器の設置費や保険は入れていません。
筆者の検証(2026年10月)|bZ4X Touringの4つの額をZ FWD・Z 4WDで計算(トヨタの価格データ・主要諸元表・NeVの交付額一覧+Python)
走る額は、Z FWDなら114Wh/km×年1万km×5年×31円/kWh=176,700円です(2026年10月19日に計算)。
bZ4Xとの差を4つの額で:Z同士なら実質+251,550円、入口のGからは+954,650円
補助金は2台とも130万円なので、実質の差は、ほぼ価格差そのものです。電気代の差もZ FWDどうしで5年1,550円で、補助金が出なくてもこの差は同じ。
| 比べ方 | 払う額の差 | 走る額の差(5年) | 実質の差 |
|---|---|---|---|
| Z FWDどうし | +250,000円 | +1,550円 | +251,550円 |
| Z 4WDどうし | +400,000円 | 0円 | +400,000円 |
| Touring Z FWD − bZ4X G FWD | +950,000円 | +4,650円 | +954,650円 |
25万円で増えるのは荷室の奥行き107mmとゴルフバッグ1個分で、FWDどうしなら距離はむしろ12km短い。ここで少し迷いました。荷室で選ぶなら私は払う側ですが、いまの荷物が奥行き985mmに収まる人には、ただの25万円だと思う。
4つの額のうち、売る額だけは私にも埋められません。MOTA車買取でいまの車の見積もりを取り、下取りと並べれば最後の1行が埋まります。
FWDと4WDは65万円差:4WDは距離が44km短く、後ろのモーターは167kW
4WDは65万円高く、WLTCの距離はFWDより44km短い690kmです。増えるのは167kWの後ろのモーターとX-MODE。冬に毎年雪道を走るならX-MODEの付く4WD。そうでなければ、65万円で加速を買うかどうかだけです。
bZ4X Touringは何km走る?WLTC 734km、条件をそろえた計算で560〜854km
走り方を変えると、距離は560〜854kmに散りました(私の計算で、公式値ではない)。基準のWLTCは国土交通省の審査値で、Z FWDが734km、Z 4WDが690kmです。
FWD・4WD、18・20インチで計算した推定距離
高速道路だけで走ると、Z FWDの734kmは約659kmになる計算です(WLTCの約9割)。
| グレードとタイヤ | 市街地のみ | 郊外のみ | 高速道路のみ |
|---|---|---|---|
| Z FWD(18インチ) | 854km | 782km | 659km |
| Z FWD(20インチ) | 778km | 712km | 600km |
| Z 4WD(18インチ) | 795km | 732km | 618km |
| Z 4WD(20インチ) | 724km | 662km | 560km |
コンセント側の電力量(WLTCの距離×電費で約83.7kWh。充電のロス込みで電池の74.69kWhより大きい)を一定と置き、主要諸元表の高速道路モード127Wh/kmで割っています。600km超を一気に走る日は、途中で1回充電を。


20インチは82,500円で距離が約9%短く、電気代は100kmで37円増える
メーカーオプションの20インチ(82,500円)を付けると、Z FWDのWLTCは734kmから667kmへ9.1%短くなり、100kmの電気代も約37円増えます。見た目のための82,500円に、毎回の約1割の距離を足して払うと考えると、私は18インチで十分だと思う。
急速充電の条件と、試乗記が報じた電費計の値
トヨタの発表では、急速充電は外気温−10℃でも約28分(150kWの充電器・約10%→80%・バッテリープレコンディショニング時)。webCGの試乗記ではFWD・18インチの車載電費計が8.2km/kWh、4WD・20インチは6.3km/kWh。試乗していないので、報道値のまま載せます。
bZ4X TouringをRAV4・ハリアーと同じ物差しで比較:トレイルシーカーとの違いも
物差しの平均はTouring 4.0、ハリアー 3.9(ともに7/7)。RAV4は新型のJNCAPが未評価で6軸の3.7なので、平均は単純に比べられません。補助金後の価格は約440万〜450万円に並び(補助金が無ければTouringが125万円以上高い)、走る費用はTouringが半分以下です。
3台を同じ物差しで並べた表(2026年10月時点)
| 項目 | bZ4X Touring Z FWD | RAV4 Adventure(HEV) | ハリアー G(HEV・2WD) |
|---|---|---|---|
| 物差しの平均 | 4.0(7/7) | 3.7(6/7) | 3.9(7/7) |
| 補助金後の価格(軸1) | 4,450,000円 ★3 | 4,500,000円 ★3(対象外) | 4,396,700円 ★3(対象外) |
| 走る費用(100kmあたり・軸2) | 353円 ★5 | 約743円 ★4 | 749円 ★4 |
| 1回で走れる距離(軸3) | 734km ★5 | 約1,260km ★5(計算値) | 約1,250km ★5(計算値) |
| 最小回転半径(軸4) | 5.6m ★3 | 5.7m ★2 | 5.5m ★3 |
| 4WDの最低地上高(軸5) | 180mm ★4 | 190mm ★4 | 190mm ★4 |
| JNCAP(軸6) | ★5(2022年度・ソルテラで試験) | —(未評価。低評価ではない) | ★5(2020年度・ガソリン車で試験) |
| 工場出荷の目処(軸7) | 4ヵ月程度 ★3 | 1〜2ヵ月程度 ★4 | 3〜4ヵ月程度 ★3 |
| ゴルフバッグの収納個数(9.5インチ) | 4個 | 4個 | 3個 |
ガソリンは資源エネルギー庁の調査のレギュラー170.1円/L(2026年10月13日調査)、距離はタンク容量×WLTC燃費の計算値。諸元はRAV4の発表と諸元表、ハリアーの諸元表、ハリアーの★5は2020年度の評価から。
RAV4・ハリアーとの違い:補助金ありなら入口は並び、走る費用は半分以下
補助金ありなら、Touringの入口はRAV4 Adventureより5万円安く、ハリアー Gより53,300円高い位置。無ければ、RAV4より125万円、ハリアーより約135万円高くなります。入口が並ぶのは補助金が出るときだけ。
荷室の容量は同じ行に並べていません。RAV4のwebカタログは749L(デッキボード下段時・VDA法。上段時は705L)と段まで書いていますが、Touringの619Lは段の記載が無いからです。ハリアーはL数が公式に無く、比べられるのはゴルフバッグの個数だけでした。
ちなみにRAV4の入口は450万円ちょうどで、★3と★2の境目。RAV4の実質額はRAV4の評価と4つの額で計算しています。
トレイルシーカーとの違い:価格・最低地上高・補助金をSUBARUの公式値で
兄弟車のトレイルシーカーは、SUBARUの価格のページでいちばん安いET-SS(FWD)が5,390,000円と、Touringより36万円安い。主要諸元表では最低地上高が30mm高い210mm。CEV補助金は129万円でした。
bZ4X Touringの本音とデメリット:惜しいポイント・やめておけ条件・推しポイント
荷物が多い人には、同じZで25万円のTouringは私の推し。惜しいのは入口の575万円と、bZ4Xより140mm長い全長です。


惜しいポイント:入口が575万円で、全長はbZ4Xより140mm長い
ここは惜しい。いちばん安いTouringでも575万円で、bZ4X Gより95万円上から始まります。
もう1つは長さ。幅と回転半径はbZ4Xと同じで、車庫で効くのは奥行きの140mmだけ。
bZ4X Touringはやめておけ、の3条件(2026年10月時点)
分からないことも3つあります。荷室の差のL数、普通充電の時間の表(公式は画像)、Touring単独の販売台数です。
推しポイント:同じZで25万円の荷室と、4WDでもbZ4Xより3km長い距離
ここが好きです。同じZで25万円足すとゴルフバッグが1個多く積めて、電気代の差は5年で1,550円だけ。回転半径5.6mを変えずに、荷物の置き場だけを広げた作りが気に入っていて、25万円でこれなら悪くないじゃん、というのが私の本音。
実は、並べて意外だった点が1つ。40kg重く、後ろのモーターも強いTouringの4WDが、WLTCではbZ4Xの4WDより3km長い(690km対687km)こと。理由は公式資料に無いので、推測はしません。
荷室の広いトヨタのSUVをもう1台比べるなら、クラウン エステートの評価も同じ物差しで採点しています。
bZ4X Touringの買い方:注文日ごとの補助金の計算と、いまの車を売る段取り(2026年10月時点)
販売店で聞く順は、①在庫車・展示車、②工場に注文した場合の登録予定日、③補助金なしの支払総額。公式の目処どおりなら、2026年10月20日の注文は登録の期限より後に出荷される計算でした。
補助金130万円の条件と3つの期限
交付額一覧では、TouringのCEV補助金はZ FWD・Z 4WDとも130万円で、保有義務は4年です。登録しただけでは受け取れず、申請書は事務局への到着順で受け付け、予算に達した日の前日で締め切られます。
- 受付終了の見込み:2026年12月上旬〜12月下旬目処(2026年10月9日のお知らせ・前後する可能性あり)
- 補助対象の初度登録:2027年2月1日まで(期限のお知らせ)
- 申請書の受付:2027年2月12日まで(必着)
注文日4通りで計算:工場出荷の目処と補助金の3つの期限
トヨタの工場出荷の目処は「4ヵ月程度」(2026年10月16日更新)。目処どおりなら、2026年10月20日の注文は出荷の目処が2027年2月20日で、補助対象の初度登録の期限(2027年2月1日)より19日後になる計算です。
| 注文日 | 工場出荷の目処日(4ヵ月で計算) | 受付終了見込みとの差 | 登録の期限(2027年2月1日)との差 |
|---|---|---|---|
| 2026年10月20日 | 2027年2月20日 | 51〜81日後 | 19日後 |
| 2026年11月1日 | 2027年3月1日 | 60〜90日後 | 28日後 |
| 2026年11月15日 | 2027年3月15日 | 74〜104日後 | 42日後 |
| 2026年12月1日 | 2027年4月1日 | 91〜121日後 | 59日後 |
筆者の検証(2026年10月)|注文日ごとに工場出荷の目処とCEV補助金の期限を並べた(トヨタの工場出荷時期の目処・NeVのお知らせ2本+Python)
「4ヵ月程度」を暦の4か月、出荷から登録までを0日、「上旬」「下旬」を12月1日と31日と置いた私の計算です(2026年10月20日)。逆算すると、期限に収まる注文日は2026年10月1日まででした。





じゃあ、もう補助金は無理ってこと?
そうとは限りません。在庫車や展示車なら、工場への新しい注文を待たずに登録できることがあります。受付終了見込み(12月上旬〜下旬目処)より前に登録し、申請書まで届けられれば、対象になりうる計算です。計算で分かるのは、工場に新しく注文すると目処どおりでは期限より後になる、というところまで。
実際は登録までに日数がかかり、日付は表より後ろにずれます。来年度の補助金は2026年10月20日時点で未発表で、令和9年度概算要求に1,100億円が載った段階でした。
いまの車を手放す段取り:下取りと買取を同じ日付で並べる
いまの車は、登録予定日が決まってから査定に出すと話が早いです。MOTA車買取は最大20社が入札し、連絡は高額査定の上位最大3社から。カーセンサーには、複数社に同時に頼める一括査定と、電話の相手が1社だけのオークション型があります。
売るのは、いまの車。Touringは補助金の保有義務が4年あるので、買ってすぐ手放す計画には向きません。下取りの提示額は、買取の見積もりと並べてから決めたいところです。
bZ4X Touringのよくある質問
- bZ4X Touringの値引きはいくらですか?
-
公式資料に値引き額の掲載は無く、CARVELも相場は載せていません。見積もりは2社以上で取り、補助金の有無で130万円変わる点を先に確かめてください。
- bZ4X Touringの乗り出し価格は?
-
公式の乗り出し価格は無く、車両価格はZ FWDで575万円(税込・リサイクル料金別)です。登録費用や保険は見積もりで決まります。
- bZ4X Touringは売れていますか?
-
トヨタの公式資料に、Touring単独の販売台数は載っていません。確かめられるのは、工場出荷の目処が4ヵ月程度(2026年10月16日更新)で、受注停止の表示が無いことまでです。
- bZ4X Touringで車中泊はできますか?
-
トヨタの車種ページとカタログに、車中泊のしかたの案内は見当たりませんでした(2026年10月20日確認)。後席を倒すと荷室長は1,850mm、容量は1,240L(VDA法)です。寝られるかは展示車で確かめてください。
まとめ:bZ4X Touringは荷室に25万円を払えるなら買い
荷物のために選ぶなら、同じZで25万円のTouringは買いです。荷室の奥行きが985mmで足りるなら、480万円のbZ4X Gのほうが財布に合います。
- 2026年10月時点の価格はZ FWD 575万円・Z 4WD 640万円の2つ
- 荷室は619L(bZ4Xの約1.4倍)、WLTCはZ FWDで734km
- CARVELの物差しの平均は4.0(7/7)。補助金は登録と申請の時期しだい
次の一歩
今日やることは1つです。メジャーで駐車枠の奥行きを測り、Touringの全長4,830mmに前後の余裕を足して収まるかを確かめてください。収まらなければ全長4,690mmのbZ4Xを、収まれば販売店に「在庫車はあるか」「いま注文した場合の登録予定日」を聞くのが次の手です。
bZ4X側の数字はトヨタbZ4Xの3グレードと向く人の条件に。乗り換えが決まったら、いまの車の査定額を先に出しておくと、資金計画の数字がそろいます。
CARVELの物差し v1.1 の★の境目
| 軸 | ★5 | ★4 | ★3 | ★2 | ★1 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 補助金後の価格 | 250万円以下 | 350万円以下 | 450万円以下 | 600万円以下 | 600万円超 |
| 2 走る費用(100kmあたり) | 500円以下 | 800円以下 | 1,100円以下 | 1,400円以下 | 1,400円超 |
| 3 1回で走れる距離 | 600km以上 | 500km以上 | 400km以上 | 300km以上 | 300km未満 |
| 4 最小回転半径 | 5.0m以下 | 5.3m以下 | 5.6m以下 | 5.9m以下 | 5.9m超 |
| 5 悪路・雪道(最低地上高) | 4WDあり・210mm以上 | 4WDあり・180mm以上 | 4WDあり・180mm未満/2WDのみ・200mm以上 | 2WDのみ・170mm以上 | 2WDのみ・170mm未満 |
| 6 公的な安全評価(JNCAP) | ★5 | ★4 | ★3 | ★2 | ★1 |
| 7 工場出荷の目処(長いほう) | 1ヵ月以内 | 3ヵ月以内 | 6ヵ月以内 | 12ヵ月以内 | 12ヵ月超・受注停止 |
確かめメモ
確かめたこと:bZ4X Touringと、比べた4台の公式値
出典:各社と次世代自動車振興センター・NASVAの公式資料
時点:2026年10月20日。荷室の差のL数と乗り出しの総額は分かりません。
参考URL一覧
- Touring:https://toyota.jp/pages/contents/bz4xtouring/001_p_001/pdf/bz4xtouring_spec_202610.pdf
- bZ4X:https://toyota.jp/pages/contents/bz4x/001_p_003/pdf/bz4x_spec_202610.pdf
- 発売の発表:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/44002020.html
- Touring:https://toyota.jp/pages/contents/request/webcatalog/bz4xtouring/bz4xtouring_main.pdf
- bZ4X:https://toyota.jp/pages/contents/request/webcatalog/bz4x/bz4x_main.pdf
- 家電公取協の目安単価:https://www.eftc.or.jp/qa/
- NASVAのページ:https://www.nasva.go.jp/mamoru/assessment_car/detail/241
- 国交省 2022年11月7日:https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha07_hh_000426.html
- トヨタのリコール等情報:https://toyota.jp/recall/2026/0618_2.html
- 車種ページ:https://toyota.jp/bz4xtouring/performance/
- トヨタの価格ページ:https://toyota.jp/bz4xtouring/grade/
- 次世代自動車振興センターの交付額一覧:https://www.cev-pc.or.jp/hojo/pdf/R7ho/R7ho_meigaragotojougen_3.pdf
- webCGの試乗記:https://www.webcg.net/articles/-/54188
- 4WD・20インチ:https://www.webcg.net/articles/-/54246
- 資源エネルギー庁の調査:https://www.enecho.meti.go.jp/statistics/petroleum_and_lpgas/pl007/xlsx/261015.xlsx
- 発表:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/43738655.html
- 諸元表:https://toyota.jp/pages/contents/rav4/003_p_001/pdf/rav4_spec_202609.pdf
- ハリアーの諸元表:https://toyota.jp/pages/contents/harrier/004_p_001/pdf/harrier_spec_202608.pdf
- 2020年度の評価:https://www.mlit.go.jp/common/001405888.pdf
- RAV4のwebカタログ:https://toyota.jp/pages/contents/request/webcatalog/rav4/rav4_main.pdf
- SUBARUの価格のページ:https://www.subaru.jp/trailseeker/grade/
- 主要諸元表:https://www.subaru.jp/trailseeker/specification/docs/specifications.pdf
- 2026年10月9日のお知らせ:https://www.cev-pc.or.jp/notice/pdf/20261009_R7ho-cev_oshirase.pdf
- 期限のお知らせ:https://www.cev-pc.or.jp/notice/pdf/20261009_R7ho-cev_kigen-oshirase.pdf
- 工場出荷の目処:https://toyota.jp/news/delivery/index.html
- 令和9年度概算要求:https://www.meti.go.jp/main/yosangaisan/fy2027/pdf/01.pdf
