トヨタ ハイランダーとは、トヨタが米国の工場で生産し、2026年8月1日から全国のトヨタ車両販売店で売っている3列7人乗りのハイブリッドSUVです。
2026年10月時点の価格は、Limited ZR Hybridの1グレードだけで860万円(税込)。国土交通大臣の認定を受けた車をトヨタが輸入して売る正規の新車で、ニュージーランド向け仕様のため表示は英語だけ、車載ナビとの連携も使えません。月販基準台数は全国で40台です。
「ハイランダー」で検索すると、キャンプ用品や北米の新型EV、発売前の「導入予定」の記事が混ざります。日本で新車で買えるのは、この1グレードだけ。3列のハイブリッド4WDがトヨタの店で買えるのは、私は素直にうれしい。ただ燃費も小回りも日本の公式の数字が無い。決め手は、そこを割り切れるかどうか。
この記事のポイント
- 大臣認定を受けた正規販売
- 860万円の1グレードだけ
- NZ向け仕様で表示は英語
- 月販基準は全国で40台
- 物差しは7項目中1つだけ採点
30秒でわかるトヨタ ハイランダー(2026年10月時点)
| 項目 | ハイランダーの数字 |
|---|---|
| 買えるか | 買える(正規販売・全国発売は2026年8月1日) |
| 価格(税込) | Limited ZR Hybrid 860万円の1グレード(7人乗り・E-Four) |
| 実質いくら | 907.6万〜917.2万円(5年・売る額0円。燃費は海外の参考値で計算) |
| 燃費 | 日本のWLTC燃費はトヨタの資料に無い(2026年10月20日確認) |
| サイズ | 4,950×1,930×1,730mm(ランクルより50mm細く、195〜205mm低い) |
| 使えないもの | 日本語表示・ナビ連携・ラジオ(CarPlay・Android Autoは使える) |
| 納期 | トヨタの表(10月16日更新)に月数なし。販売店で聞く |
| 買える店 | 47都道府県に販売できる店舗2,234(CARVELの集計) |
| CARVELの物差し | 7項目のうち採点できたのは価格の1つ(★1/5段階)。燃費など6項目は日本の公式値が無い |
価格・諸元・留意事項・納期の表示は、2026年10月20日にメーカー公式で確認しました。
公開日:2026年10月20日 / 最終更新日:2026年10月20日
トヨタ ハイランダーは日本で買える:860万円の1グレード、月40台が基準のニュージーランド向け仕様(2026年10月時点)
ハイランダーは、国土交通大臣の認定を受けた米国生産の車を、トヨタ自動車が輸入販売元として売る正規の新車です。並行輸入ではありません。ニュージーランド向け仕様に3点の変更を加えた1グレードで、月販基準台数は全国で40台。

じゃあ、ふつうにトヨタの店で買えるってこと?
買えます。扱うのは、取り扱いを希望した販売会社の店だけ。


国土交通大臣の認定で売られる米国生産車:仕向地はニュージーランドで、「米国向け」ではない
土台は、2026年2月16日施行の国土交通省の米国製乗用車の認定制度。認定を受けた車は、保安基準に適合するとみなされます。主要諸元表には「大臣特別認定車両」「輸入販売元:トヨタ自動車株式会社」とあり、生産は米国インディアナ工場で、報道によれば4代目。
仕様はtoyota.jpの車種ページのとおりニュージーランド向けで、日本経済新聞とレスポンスの報道では右ハンドル。「逆輸入」は報道の呼び方で、トヨタの表記は「米国生産」です。
筆者の検証(2026年10月)|ハイランダーを紹介する8ページの数値を公式資料と照合(トヨタの諸元表・留意事項説明書・国交省の発表ほか+Python)
原文を読んだ8ページの41件は、一致20・条件付き9・時点ずれ2・不一致2・照合不能5・別車3。不一致の2件は、2ページが仕向地を「米国向け」とした誤りでした。条件付きの代表は、184kWに「ニュージーランドの現地カタログ値」の注記が無いこと。
検索で混ざる2つの別物:キャンプ用品と、北米で発表されたBEV版
2026年10月20日に検索上位20ページを筆者が分けると、車の話は10、キャンプ用品など同名の別物が7、北米のBEVの記事が1。
BEVはトヨタ北米が2026年2月10日に発表した5代目の2027年型で、北米で2026年末から売る予定。日本導入の発表は、2026年10月20日時点で出ていません。いま買えるのは、2.5Lハイブリッドの4代目だけ。
「導入予定」の記事は古い:2026年4月2日に東京で先行、8月1日に全国発売
検索の問いの1位は「2026年に導入されますか?」。
- 2025年12月19日 トヨタが米国生産車の日本導入の検討を発表
- 2026年2月16日 米国製乗用車の認定制度が施行
- 2026年4月2日 トヨタモビリティ東京で先行発売(トヨタの発表)
- 2026年7月1日 全国発売を発表
- 2026年8月1日 全国のトヨタ車両販売店で発売
「導入予定」で止まった記事は、先行発売より前の情報。いまは、全国の取扱店で注文できます。


CARVELの物差しで採点できたのは1/7:価格が★1、残り6軸は日本の公式値が無い
7つの軸のうち採点できたのは1つ、補助金後の価格860万円で★1です。残り6軸は、使う日本の公式の数字が2026年10月20日の確認で見つからず、採点していません。
| # | 軸 | 使う公式の数字 | ★ |
|---|---|---|---|
| 1 | 補助金後の価格 | 860万円(補助金の対象外) | ★1 |
| 2 | 走る費用 | WLTC燃費なし | —(公式値なし) |
| 3 | 1回で走れる距離 | WLTC燃費なし | —(公式値なし) |
| 4 | 取り回し | 最小回転半径なし | —(公式値なし) |
| 5 | 悪路・雪道 | E-Fourは全車・地上高なし | —(公式値なし) |
| 6 | 公的な安全評価 | JNCAPの評価なし | —(未評価) |
| 7 | 手に入る早さ | 月数なし | —(公式値なし) |
採点した軸 1/7。1軸の平均は★1そのもので比べる意味が無いので、平均は2軸以上で出します。基準は全記事で共通(物差し v1.1)です。公式値なし・未評価は低い評価ではありません。
筆者の検証(2026年10月)|CARVELの物差し v1.1をハイランダーに当てはめた(toyota.jp・WEBカタログ・主要諸元表・留意事項説明書・global.toyota・トヨタ認定中古車ページ+Python)
7軸に使う数値をこの6つの公式資料で1軸ずつ探し、見つかったのは軸1の価格だけでした。
日本の公式値が無い6つの軸:分からないこと・代わりにある数字・確かめ方
海外の値か店での確認で、目安はつきます。
| 分からないこと | 代わりにある数字(参考) | 確かめ方 |
|---|---|---|
| 2・3 日本のWLTC燃費 | 米国EPA 35MPG・NZの表示 6.2L/100km | 下の感度表に自分の燃費を当てはめる |
| 4 最小回転半径 | Toyota NZでターニングサークル11.4m | 展示車で自宅の車庫入れを想定する |
| 5 最低地上高 | Toyota NZで203.7mm | 日本の数字があるか店に聞く |
| 6 JNCAPの★ | ANCAPの5つ星(2021年) | NASVAの2026年度の公表を見る |
| 7 納期の月数 | 月販基準は全国40台 | 店で注文枠と見込みを聞く |
Toyota NZの仕様欄の値はNZ仕様の参考で、★には使わない。11.4mは直径(半径なら5.7m)で、日本の最小回転半径と同じ定義かも未確認。
筆者の検証(2026年10月)|「無い」を取扱説明書とNASVA・JAMAの一覧でもう一段探した(NASVAの試験結果一覧・JAMAのエコカー減税対象車一覧・取扱説明書・Toyota NZ+Python)
436ページの取扱説明書も全文を検索しましたが、回転半径・地上高・燃費の数値は無し。意外だったのは、オクタン価の欄に「オーストラリア向け」「ニュージーランド向け」の注記が混ざっていたことです。燃料は、日本の諸元表どおり無鉛レギュラー。



燃費も小回りも分からないまま、860万円?
分からないのは、日本の測り方の数字。車庫入れの感覚は展示車で、納車の見込みは店の注文枠で、ある程度まで確かめられます。
軸5と軸6の近い数字:E-Fourは全車、ANCAPは5つ星。それでも★にしない理由
軸5は4WDなので、基準上は★3〜★5のどれか。決めるのは日本の最低地上高で、その数字が無い以上、推定で埋めないのがCARVELの決まりです。
軸6も同じ。ANCAPの評価では豪州・NZ向けのKluger/Highlanderが2021年に5つ星(試験車はハイブリッド・有効期限2027年12月)。ただ、日本向けの個体の試験ではない。JNCAPは、NASVAの2025年度までの試験結果一覧にも、令和8年5月28日時点の2025年度の評価結果一覧にも名前がありませんでした(2026年10月20日確認)。2026年度分の公表は、NASVAの報道発表にまだありません。
ニュージーランド向け仕様で使えないもの:英語表示・ナビ連携・ラジオ(CarPlayは使える)
留意事項説明書が挙げる日本向けの改造は、発炎筒・ランプスイッチ・スマートキーの3点。表示はすべて英語で、車載ナビとの連携とラジオは使えません。一方でApple CarPlayとAndroid Auto(有線のみ)は使え、そのあいだは日本語で表示されます。


日本向けに変えたのは3点:発炎筒・ヘッドランプ・スマートキー
トヨタの留意事項説明書「ハイランダーのご購入にあたって」では、発炎筒の搭載、夜間にヘッドランプが確実に点くランプスイッチ、技術適合マークを取ったスマートキーの3つ。ランプスイッチの変更で、日中のデイタイムランニングランプは光りません。
使えない・正しく作動しないものと、使えるもの
| 項目 | トヨタの資料での扱い |
|---|---|
| 表示言語 | 英語だけ。日本語表示はできない |
| メーターとHUDのナビ連携 | 作動しない(地図データがNZ仕様) |
| ソフトウェア更新サービス・車載ナビ操作・ユーザープロフィール設定・販売店情報設定・ラジオ | 使えない |
| ロードサインアシスト | 正しく作動しない(諸元表では「作動しない場合がある」) |
| Apple CarPlay・Android Auto(有線のみ)・Miracast | 使える。使っているあいだは日本語表示 |
出どころは留意事項説明書の3ページと、諸元表の諸注意。買ってから英語表示に気づく、がいちばんもったいない。





スマホのナビで足りる人なら、ここは越えられます
逆に、メーターの英語を不安に思う家族がいるなら、ここで止まるのが正解だと思う。
認定車の決まり:車体後ろの「★」ステッカー、大臣認定書の携行、改造の制限
大臣認定の車には、ふつうの新車に無い決まりが4つ。
- 車体の後ろに「★」の標識が貼られる(剥がさない)
- 「大臣認定書」を車検証とセットで保管し、運転するときは常に携行する
- 認定の制限・条件を超える改造や、装置の取り付け・取り外しはできない
- 自動車検査証に、認定を受けた車である旨が書かれる
出どころは国土交通省とトヨタの資料。売るときの扱いは、どちらにも書かれていません(2026年10月20日確認)。
ハイランダーの価格は860万円、5年の実質は907.6万〜917.2万円(計算):税と法定費用は5年で335,030円
払う額860万円に、海外の燃費で見積もった5年のガソリン代を足すと、実質は907.6万〜917.2万円(売る額0円)。補助金は対象外、エコカー減税も適用を確認できず、戻る額は0円で数えました。税と法定費用は、5年で335,030円が別にかかります。
グレードはLimited ZR Hybridの1つ(2026年10月時点):7人乗り・E-Four、5色のうち3色は有料
2.5Lハイブリッド(A25A)・E-Four・7人乗りで、税込8,600,000円。リサイクル料金は別です。
色は5色(内装はブラックのみ)。WEBカタログでは白と赤(プラチナホワイトパールマイカ・センシュアルレッドマイカ)が+33,000円、プレシャスメタルが+55,000円のメーカーオプションです。シート表皮は、装備一覧では合成皮革(パーフォレーション・ステッチ付)。
燃費は何km/Lで見積もる?14〜18km/Lの感度表で5年のガソリン代を読む
日本のWLTC燃費はトヨタの資料に無く(2026年10月20日確認)、トヨタ認定中古車のページでも「カタログ燃費 -」。使えるのは海外の値で、どれも日本の燃費ではありません。
| 出どころ | 測り方・仕様 | km/L換算 | 5年のガソリン代 |
|---|---|---|---|
| 米国EPA(2026年型) | 複合35MPG・米国仕様 | 14.88km/L | 571,571円 |
| CarExpert NZの仕様欄・WLTP | 6.2L/100km・NZ仕様 | 16.13km/L | 527,310円 |
| 同・ADR 81/02 | 5.6L/100km・NZ仕様(発売時の公称と同じ) | 17.86km/L | 476,280円 |
国も測り方も違うので、互いにも日本のWLTCとも比べないでください。自分の燃費で読むなら、こちら。
| 燃費(仮の値) | 5年のガソリン代 |
|---|---|
| 14km/L | 607,500円 |
| 15km/L | 567,000円 |
| 16km/L | 531,562円 |
| 17km/L | 500,294円 |
| 18km/L | 472,500円 |
条件は5年・年1万km、資源エネルギー庁の調査で2026年10月13日のレギュラー全国平均(参考値)170.1円/L。15から16km/Lに上がると、5年で約35,000円の差。860万円の約0.4%で、買うかどうかの判断はまず動きません。
筆者の検証(2026年10月)|燃費14〜18km/Lと海外の参考値3つで、5年のガソリン代を計算(Python+fueleconomy.gov・CarExpert NZの参考値)
年1万km・5年・170.1円/Lで計算し、MPGとL/100kmはkm/Lに直しました。


公式のWLTC燃費で同じ4つの額を出した例は、RAV4の記事にあります。
4つの額(払う・戻る・走る・売る):実質は907.6万〜917.2万円
| 額 | ハイランダー | 決め方 |
|---|---|---|
| 払う額 | 8,600,000円 | 税込(有料色は別) |
| 戻る額 | 0円 | 補助金の対象外・エコカー減税は確認できず |
| 走る額 | 476,280〜571,571円 | 海外の参考燃費3つの幅 |
| 売る額 | ? | いまの車の売却額(見積もりで決まる) |
| 実質(売る額0円) | 9,076,280〜9,171,571円 | 払う額−戻る額+走る額−売る額 |
走る額は、感度表とは別の幅です。戻る額が0円なのは、次世代自動車振興センターの補助対象車両がEV・PHEV・FCVなどで、ハイブリッド車が入らないから。
エコカー減税は、JAMAの対象車一覧(トヨタ・令和8年度版)を2026年10月20日に全ページ検索しても、ハイランダーは載っていません。一覧は型式指定番号とWLTC燃費で並ぶので、どちらも無い大臣認定のこの車が、対象外なのか一覧の外なのかは分からない。適用されれば新車時の61,500円が下がり、いちばん上の区分(令和12年度燃費基準125%達成)なら3年後の車検の41,000円も免税です。
筆者の検証(2026年10月)|4つの額と、5年の税・法定費用を計算(Python+国交省・東京都主税局・次世代自動車振興センター・JAMAの資料)
売る額0円・エコカー減税なしの計算。NZの表示の16.13km/Lなら、実質は9,127,310円でした。
4つの額のうち、売る額だけは、いまの車の見積もりを取らないと埋まりません。
税と法定費用は5年で335,030円:自動車税は年43,500円、環境性能割は2026年3月31日で廃止
東京都主税局の税率表では、2.0L超2.5L以下・令和元年10月以後に初めて登録した自家用の乗用車の自動車税は年43,500円。ハイランダーは2.487Lです。
| 項目 | 5年の額 | 条件 |
|---|---|---|
| 自動車税 | 217,500円 | 年43,500円×5。初年度は月割 |
| 自動車重量税(新車時) | 61,500円 | 3年分・車両重量2,060kg・減税なし |
| 自動車重量税(3年後の車検) | 41,000円 | 2年分 |
| リサイクル料金 | 15,030円 | WEBカタログの2026年7月時点の金額 |
| 環境性能割 | 0円 | 2026年3月31日で廃止 |
| 合計 | 335,030円 | 4つの額の表には入れていない |
重量税は国土交通省の税額表から。自賠責・任意保険・整備費・駐車場は入れておらず、初年度の月割で実額は少し動く。
ハイランダーのサイズは全長4,950mm・全幅1,930mm:ランクル250・300より50mm細く、195〜205mm低い
主要諸元表どうしで並べると、ハイランダーはランクル250・300と全長・ホイールベースがほぼ同じで、全幅は50mm細く、全高は195〜205mm低い車です。ハイランダーの表には、最小回転半径と最低地上高がありません。
4台を公式の主要諸元表と価格で並べる(2026年10月時点)
相手は7人乗りのランクル250 VX(2.7Lガソリン)とランクル300 ZXのハイブリッド、それにランクル300で最安のGXディーゼル5人乗り。ホイールベースは4台とも2,850mmです。
| 項目 | ハイランダー | ランクル250 VX | ランクル300 ZX | ランクル300 GX |
|---|---|---|---|---|
| 税込価格 | 8,600,000円 | 5,779,400円 | 9,801,000円 | 6,300,800円 |
| 全長 | 4,950mm | 4,925mm | 4,980mm | 4,950mm |
| 全幅 | 1,930mm | 1,980mm | 1,980mm | 1,980mm |
| 全高 | 1,730mm | 1,925mm | 1,935mm | 1,925mm |
| 最小回転半径 | 公式値なし | 6.0m | 5.9m | 5.9m |
| 最低地上高 | 公式値なし | 215mm | 225mm | 225mm |
寸法はランクル250・ランクル300(版202610)の諸元表、価格はランクル250・ランクル300の価格ページから。
860万円は、ランクル250 VXより2,820,600円高く、ランクル300 ZXより1,201,000円安い。本体の希望小売価格どうしの差で、ランクルの受注や納期は見ていません。
筆者の検証(2026年10月)|ランクル250・300の税込価格をtoyota.jpの価格データで取り、差を計算(toyota.jpの価格・グレードのデータ+Python)
ランクル300の現行5グレードで、860万円より安いのはGXだけでした。リサイクル料金は、どの車の価格にも入れていません。
全幅1.9m台が自宅や機械式の駐車場に入るかは、新型パジェロのサイズの記事の目安で確かめられます。
荷室はトヨタの発表で約870L(3列目を床に格納)、3列使うと約330L
トヨタの発表では、3列目を床にフラットに収納すると約870L、3列使うと約330L。測り方や床下を含むかの記載が無いので、ほかの車のL数とは比べない。Toyota NZの241L(3列目使用時)もNZの測り方の値です。3列目の頭上やひざ前の寸法は諸元表とカタログに無く、展示車で測るのがいちばん確か。


3列目が要らず、日本の公式の数字がそろった上級SUVで比べるなら、クラウン エステートの評価が同じ物差しで採点しています。
ハイランダーはどこで買える?47都道府県に販売できる店舗2,234、月販基準は全国40台(2026年10月時点)
順番は、取扱店を探す → 展示車・試乗車と注文枠を聞く → 見積書で税を見る、の3つ。トヨタの販売店データを集計すると、販売できる店舗は47都道府県すべてに計2,234。納期は店で聞くしかありません。
販売できる店舗は全国2,234(集計)、少ないのは広島1・鳥取2・青森4・宮崎4・栃木6
toyota.jpの販売店検索の表示データを数えると、県の差は大きい。広島は、たった1店舗です。工場出荷時期の目処のページの備考は「取扱い希望があった全国160社」で、集計の161社との差の理由は分かっていません。
筆者の検証(2026年10月)|toyota.jpの販売店データで、ハイランダーを売る店を数えた(toyota.jpの販売店検索の表示データ+Python)
掲載214販社・2,532店舗のうち、販売できる店舗が2,234、メンテナンスできる店舗が2,365。店舗ごとの印の意味は、ページのプログラムの定義から筆者が読み取りました。
納期はトヨタの表で「詳しくは販売店にお問い合わせください」:SUV17行のうち9行が同じ表示
2026年10月16日更新のトヨタの工場出荷時期の目処の表では、ハイランダーの欄に月数がありません。同じ表のSUV17行を数え直すと、月数ありは7行で、販売店へ案内する行が9、記載なしが1。ハイランダーに限った話ではないんですよ。
月販基準台数の40台は販売の目安で、受注の上限という公式の定義は無し。工場出荷の目処も、納車日とは別物だと思っておきたい。



納期は、店に聞くしかないの?
しかありません。だから、聞くことを先に決めておく。
契約前に、販売店と見積書で確かめる8つ
契約前に、販売店と見積書で確かめる8つ(2026年10月時点)
・①その店に展示車・試乗車があるか(取り扱い店舗=実車がある、ではない)
・②いま注文した場合の納車の見込みと、店の注文枠
・③見積書の自動車重量税の欄。新車3年で61,500円ならエコカー減税なし
・④保証の条件。ハイランダーだけの条件はトヨタの資料に見当たらないので、保証書で確かめる
・⑤展示車のメーターと画面が英語で出ること、スマホをつなぐと日本語になること
・⑥大臣認定書の保管と携行のしかた、★ステッカーの位置
・⑦スペアタイヤ(車体の下面)と部品の取り寄せ日数、海外市場向けの塗装の仕上がり
・⑧日本の最小回転半径と最低地上高の数字を、販売店が持っているか
②と⑧の答えは、上の「日本の公式値が無い6つの軸」の表の、納期・最小回転半径・最低地上高の行の横にメモしてください。
いまの車は、納車の見込みが出てから売る
納期に月数の目処が無いので、いまの車を先に手放すと、車の無い期間ができるかもしれません。納車の見込みが出たら、買取の見積もりを先に取って、下取りの提示と並べてから決めると差が見えます。
ハイランダーの本音:惜しいのは1グレードと英語表示、推しは3列7人乗りのE-Four
惜しいのは、選べない860万円の1グレードと英語の表示。推しは、3列7人乗りのハイブリッド4WDをトヨタの店で新車で買えることです。「ダサい?」と検索されがちな見た目は好みなので、展示車で決めてください。見送る条件は4つ。
惜しいポイント:選べない1グレードと、公式の数字で比べられないこと
ここは惜しい。グレードが1つなので、下のグレードで価格を抑える道が無い。もう1つは、6軸に日本の公式値が無いこと。ほかのSUVと同じ物差しで並べられず、比べて選ぶ人ほど不利だろう。
推しポイント:3列7人乗りのハイブリッドE-Fourが、トヨタの店で新車で買える
先に断っておくと、私はハイランダーに試乗していません。だから走りの感想は書かない。そのうえで、ここが好きです。3列7人乗り・全車E-Four・タンク65Lのハイブリッドが、47都道府県のトヨタの店で新車として買える。
数字で好きなのは、ランクル300 GXと全長もホイールベースも同じで、背が195mm低いところ。3列が要っても、ランクルほどの高さは要らない人に合う寸法です。
ハイランダーはやめておけ、の4条件(2026年10月時点)
1つでも当たるなら、見送りが無難。
ハイランダーのよくある質問
- ハイランダーの日本名は何ですか?
-
日本では2000年から2007年まで「クルーガー」の名前で売られていました(トヨタの発表の注記)。
- グランドハイランダーは日本で買えますか?
-
2026年10月20日にtoyota.jpの車種一覧で確かめた範囲では、載っていません。トヨタが2025年12月に導入の検討を発表した3車種にも入っていない。
- ハイランダーのモデルチェンジはいつですか?
-
日本向けのモデルチェンジの発表は、2026年10月20日時点でトヨタから出ていません。北米で発表された次の型はBEVで、日本導入の発表は無し。
まとめ:ハイランダーは英語表示と「公式値なし」を受け入れられる人の3列7人乗り
英語表示と、日本の燃費・小回りの数字が無いことを受け入れられるなら、買っていい3列7人乗りです。そこが引っかかるなら、同じ7人乗りで日本の諸元がそろうランクル250 VX(5,779,400円)を、上の表で並べてから決めると迷いません。
- 2026年10月時点、Limited ZR Hybridの1グレードで860万円(税込)
- 国土交通大臣の認定を受けた正規販売・ニュージーランド向け仕様・月販基準40台
- CARVELの物差しで採点できたのは1/7(燃費・小回り・地上高・安全評価・納期は日本の公式値なし)
次の一歩
今日やることは1つです。トヨタの「ハイランダーのご購入にあたって」(4ページのPDF)の3ページ目を開き、表示言語とナビ連携の項目を読んでください。引っかからなければ、toyota.jpの販売店検索で近くの取扱店を1つ選び、展示車があるかを電話で聞く。逆に引っかかったら、この車は見送りでいい。
CARVELの物差し v1.1 の★の境目
| 軸 | ★5 | ★4 | ★3 | ★2 | ★1 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 補助金後の価格 | 250万円以下 | 350万円以下 | 450万円以下 | 600万円以下 | 600万円超 |
| 5 悪路・雪道 | 4WDあり・210mm以上 | 4WDあり・180mm以上 | 4WDあり・180mm未満/2WDのみ・200mm以上 | 2WDのみ・170mm以上 | 2WDのみ・170mm未満 |
ほかの5軸の境目も全記事で同じです。
確かめメモ
確かめたこと:物差しの数字の有無、販売店の数、5年の税
出典:トヨタの公式資料と取扱説明書、国土交通省、東京都主税局、NASVA、JAMA、資源エネルギー庁
時点:2026年10月20日。確かめたのはここまでで、実際の燃費・3列目の寸法・売るときの扱いは分かりません。
参考URL一覧
- 国土交通省の米国製乗用車の認定制度:https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha10_hh_000338.html
- 主要諸元表:https://toyota.jp/pages/contents/highlander/001_p_001/pdf/highlander_spec_202604.pdf
- 報道によれば4代目:https://kuruma-news.jp/post/1047368
- toyota.jpの車種ページ:https://toyota.jp/highlander/
- 日本経済新聞:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD024NL0S6A400C2000000/
- レスポンス:https://response.jp/article/2026/07/02/413467.html
- トヨタ北米が2026年2月10日に発表した:https://pressroom.toyota.com/elevated-style-meets-modern-power-in-the-next-generation-2027-toyota-highlander/
- 米国生産車の日本導入の検討を発表:https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/43749686.html
- トヨタの発表:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/44149865.html
- Toyota NZの仕様欄:https://www.toyota.co.nz/new-car/highlander/HIGHLANDER-HKBL-TI4/
- 取扱説明書:https://manual.toyota.jp/pdf/highlander/HIGHLANDER-HEV_OM_JP_M48L53_1_2605_3.pdf
- ANCAPの評価:https://www.ancap.com.au/safety-ratings/toyota/kluger-highlander/a0e7f4
- NASVAの2025年度までの試験結果一覧:https://www.nasva.go.jp/mamoru/download/result_j_before2025.xlsx
- ハイランダーのご購入にあたって:https://toyota.jp/pages/contents/highlander/001_p_001/pdf/highlander_notes_260402.pdf
- WEBカタログ:https://toyota.jp/pages/contents/request/webcatalog/highlander/highlander_main.pdf
- トヨタ認定中古車のページ:https://toyota.jp/ucar/catalog/brand-TOYOTA/car-HIGHLANDER/
- 米国EPA:https://www.fueleconomy.gov/feg/bymodel/2026_Toyota_Highlander.shtml
- CarExpert NZ:https://www.carexpert.co.nz/toyota/highlander/2023/limited-zr/features-and-specs
- 資源エネルギー庁の調査:https://www.enecho.meti.go.jp/statistics/petroleum_and_lpgas/pl007/results.html
- 次世代自動車振興センターの補助対象車両:https://www.cev-pc.or.jp/newest/
- JAMAの対象車一覧(トヨタ・令和8年度版):https://www.jama.or.jp/operation/tax/eco_car/docs/list/jyouyou_toyota.pdf
- 東京都主税局の税率表:https://www.tax.metro.tokyo.lg.jp/kazei/automobiles/shubetsu
- 2026年3月31日で廃止:https://www.tax.metro.tokyo.lg.jp/kazei/automobiles/kankyou/abolition
- 国土交通省の税額表:https://www.mlit.go.jp/jidosha/content/001999427.pdf
- ランクル250:https://toyota.jp/pages/contents/landcruiser250/001_p_001/pdf/landcruiser250_spec_202604.pdf
- ランクル300(版202610):https://toyota.jp/pages/contents/landcruiser300/004_p_001/pdf/landcruiser300_spec_202610.pdf
- ランクル250:https://toyota.jp/landcruiser250/grade/
- ランクル300:https://toyota.jp/landcruiser300/grade/
- toyota.jpの販売店検索:https://toyota.jp/highlander/feature/dealer_list/
- 工場出荷時期の目処のページ:https://toyota.jp/news/delivery/
