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レクサス LBXは、レクサスでいちばん小さいSUVです。2026年10月22日に一部改良が発表され、改良後のモデルの発売日は11月3日。
同じ“Elegant”の2WDでも、改良前の価格表(2026年5月時点)では420万円、改良後は445万円。いま見ている値札や見積もりがどちらの車か、まずそこで話が変わります。
改良後の価格は445万円から593万円で、値上げは17万〜25万円。全車標準になった4装備(カラーヘッドアップディスプレイ・前後のドライブレコーダー・ITS Connect・寒冷地仕様)は、改良前のオプション額を足すとElegantで15万4,000円です。CARVELの物差しは平均3.8(採点した軸6/7)でした。
小回り5.2mと満タン1,008km(計算値)は文句なし。迷いどころは、4装備の分を引いた残りの9万6,000円を払うかどうかです。その9万6,000円で付いてくるのは、公式が示す走りの変更3点と新色で、金額の内訳は公式にありません。
この記事のポイント
- 改良後は445万円から・11月3日発売
- 4装備の改良前のオプション額は15.4万円
- 物差し3.8、弱いのは価格と地上高
30秒でわかるレクサス LBX(2026年10月時点)
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 価格(改良後・税込) | 4,450,000〜5,930,000円(5グレード×2WD/AWDの10通り)。MORIZO RRは6,800,000円・7,560,000円 |
| 改良での値上げ | +170,000〜250,000円(4装備が全車標準に) |
| CARVELの物差し | 平均3.8(採点した軸6/7・Elegant 2WD) |
| 実質いくら(5年・5万km) | Elegant 2WD 4,830,179円(燃料代込み・売る額0円・計算) |
| 燃費と燃料 | WLTC 26.2〜28.0km/L・無鉛レギュラー・満タン1,008km(Elegant 2WD・計算値) |
| サイズ | 4,190×1,825×1,545mm・最小回転半径5.2m・最低地上高170mm |
| 工場出荷の目処 | 「詳しくは販売店にお問い合わせください」(10月30日時点の見通し) |
| 衝突安全 | JNCAP 2023年度 ★4(試験車はCoolの2WD) |
| いまの車の売値 | 先に知るならMOTA車買取で概算査定額 |
グレードごとの税金・諸費用を足した総額は、レクサス LBXの乗り出し価格の記事にまとめています。
公開日:2026年10月30日 / 最終更新日:2026年10月30日
レクサス LBXの評価:物差しは3.8、口コミで低い「価格」は★3
CARVELの物差しは平均3.8(7軸のうち6軸を採点)。強いのは1回で走れる距離の★5で、弱いのは価格と悪路・雪道の★3です。

7軸の採点:★3・★4・★5・★4・★3・★4・—
採点は、いちばん安い“Elegant”の2WD(4,450,000円)の公式値で付けています。
| # | 軸 | 使った公式の数字(Elegant 2WD) | ★ |
|---|---|---|---|
| 1 | 補助金後の価格 | 4,450,000円(国のCEV補助金の対象外) | ★3 |
| 2 | 走る費用 | 100kmあたり760.4円(28.0km/L・レギュラー212.9円/L) | ★4 |
| 3 | 1回で走れる距離 | 36L×28.0km/L=1,008km(計算値) | ★5 |
| 4 | 取り回し | 最小回転半径5.2m | ★4 |
| 5 | 悪路・雪道 | 4WD(E-Four)あり・最低地上高170mm | ★3 |
| 6 | 公的な安全評価 | JNCAP 2023年度 ★4(試験車 Cool 2WD) | ★4 |
| 7 | 手に入る早さ | 公式の目処は「詳しくは販売店にお問い合わせください」 | — |
| 平均 | 3.8(6/7) |
基準はCARVELの全記事で共通(物差し v1.1)。軸7の「—」は、公式の工場出荷の目処に月数が無いという意味で、遅いという評価ではありません。採点した軸の数が違う車とは、平均を単純に比べないでください。

境目がきわどいのは軸1。★3の上限は450万円で、Elegant 2WDの445万円はあと5万円の位置。ほかの9通り(Active 2WDの465万円から上)は、軸1がすべて★2になります。改良前の価格表ではActive 2WDが440万円で★3だったので、入口の★3はElegant 2WDの1通りだけに減りました。
筆者の検証(2026年10月)|物差しの採点(Elegant 2WD)(レクサス公式の価格表・主要諸元表からの計算)
価格表・主要諸元表(どちらも’26年10月現在)の値に、物差し v1.1 の基準どおり★を付けています。燃料は、2026年10月26日調査の店頭170.1円/Lにその週(10月22日〜28日)の国の補助42.8円/Lを足したレギュラー212.9円/L。店頭の170.1円/Lでも軸2は★4のままです。全10通りでは、軸2が2WDで760.4〜768.6円の★4、AWDで806.4〜812.6円の★3でした。
口コミの点数で低い項目は「価格」と「積載性」
口コミの点数は、価格と積載性が低めに出ています。
2026年10月30日時点の表示で、価格.comのレビューの満足度は4.04(レビュー54件・カテゴリ平均4.26)。項目別でいちばん低いのは価格の3.58です。carview!のオーナーレビューは平均4.4(164件)で、積載性3.2がいちばん低く、価格と燃費の3.9が続きます。どちらも投稿者の自己申告で、改良前の年式とMORIZO RRの投稿も混ざった数字。
口コミの低い2項目は、公式の数字でも裏付けがあります。価格は物差しの軸1で★3、それもElegant 2WDだけ。積載性のほうは、室内幅が1,445mmの社内測定値。荷室の容量のL数は、2026年10月時点の価格表にも主要諸元表にも載っていません。広さを数字で確かめにくい車、ということになります。荷物の多い人は、販売店の展示車でいつもの荷物が入るかを見てから決めるのが確実です。
安全:JNCAP 2023年度は★4、試験車はCoolの2WD
NASVAの自動車アセスメントで、LBXは2023年度の★4(92%)です。予防安全はAで100%の満点、衝突安全はBで85%。点が伸びなかったのは歩行者保護の頭部で、レベル3/5でした。
試験車はCoolの2WD(6AA-MAYH10)。NASVAのLBXのページにある結果は、この2023年度の1件だけです(2026年10月時点)。2025年5月と2026年10月の改良の後の車で、試験をやり直した結果はありません。

レクサスなのに★4なんだ。
予防安全は満点です。点を落としたのは衝突安全のほうで、中でも歩行者保護(頭部)でした。
2026年10月の一部改良で変わったこと:4装備が全車標準、11月3日発売
2026年10月22日発表の一部改良で、カラーヘッドアップディスプレイ・前後のドライブレコーダー・ITS Connect・寒冷地仕様が全グレードの標準になりました。燃費と寸法は変わっていません。


全車標準になった4装備:改良前の扱いはグレードで違った
改良後のLBXの装備一覧(’26年10月現在)では、この4つが5グレードすべてで標準です。以前は、グレードによってオプションでした。
| 装備 | 改良前のオプション価格 | 改良前に標準だったグレード |
|---|---|---|
| カラーヘッドアップディスプレイ(連動ステアリングスイッチ付) | 55,000円 | Bespoke Build |
| ドライブレコーダー(前後方) | 42,900円 | なし(全グレードでオプション) |
| ITS Connect | 27,500円 | Cool・Relax・Bespoke Build |
| 寒冷地仕様(LEDリヤフォグランプ・ウインドシールドデアイサーなど) | 28,600円 | なし(全グレードでオプション) |
オプション価格は改良前の価格表(2026年5月時点)の値です。ElegantとActiveは、4つとも改良前はオプションでした。標準化の恩恵は、安いグレードほど大きい。
走りの変更3点と新色「ソウ」
トヨタの発表が挙げる走りの変更は3つです。センタークロスメンバーの板厚を変えてボディ剛性を高めたこと、ドイツのニュルブルクリンクでのチューニングでショックアブソーバーのバルブ特性を変えたこと、EPS(電動パワーステアリング)の制御を変えたこと。
色は、新色の「ソウ」が全車に加わりました。RelaxとElegantは全てのモノトーンカラー、CoolとActiveは全てのバイトーンカラーとブラックマイカを選べます。乗り味の変化を示す数字は、公式の資料にありません。試乗で確かめたい部分です。
同じ発表によると、LBXは2023年12月の導入から、60以上の国と地域で約13万台(2026年8月末時点)が売れています。
変わらないもの:燃費・寸法・MORIZO RRの価格と、年式の見分け方
WLTC燃費、寸法、最低地上高170mm、最小回転半径5.2m、燃料タンク36Lは、改良前と同じ値です。10月22日の発表の価格表にMORIZO RRは入っていません。MORIZO RRの価格表(’26年5月現在)は6,800,000円・7,560,000円のまま。
「2024年式」「カタログ」で調べている人は、手元の資料の日付を見てください。価格表や装備一覧の隅に「’26年10月現在」とあれば改良後、「’26年5月現在」以前なら改良前の資料です。全面改良(フルモデルチェンジ)の発表は、2026年10月時点でありません。
レクサス LBXの価格と4つの額:Elegant 2WDは5年で4,830,179円
改良後の価格は、Elegant 2WDの445万円からBespoke Build AWDの593万円まで。5年・5万kmの燃料代を足すと、いちばん安いElegant 2WDで4,830,179円です。


10通りの価格(改良後・税込)とMORIZO RR
| グレード | 2WD | AWD(E-Four) |
|---|---|---|
| Elegant | 4,450,000円 | 4,710,000円 |
| Active | 4,650,000円 | 4,910,000円 |
| Cool | 4,820,000円 | 5,080,000円 |
| Relax | 4,820,000円 | 5,080,000円 |
| Bespoke Build | 5,670,000円 | 5,930,000円 |
| (参考)MORIZO RR | — | 6,800,000円・Bespoke Build 7,560,000円(8AT・6MT同額) |
価格は、2026年10月時点のLBXの価格表にある税込のメーカー希望小売価格です。AWDはどのグレードも2WDの+260,000円。リサイクル料金12,260円は別にかかります。
4つの額:払う額−戻る額0円+走る額−売る額
| 額 | Elegant 2WD |
|---|---|
| 払う額 | 4,450,000円 |
| 戻る額 | 0円(ハイブリッドは国のCEV補助金の対象外) |
| 走る額(5年・5万km) | +380,179円 |
| 売る額 | ?(いまの車の見積もりを取らないと埋まらない。 |
| 実質(売る額0円) | 4,830,179円 |
実質いくら=払う額−戻る額+走る額−売る額。10通りの実質(売る額0円)は次のとおりです。
| グレード | 2WD | AWD |
|---|---|---|
| Elegant | 4,830,179円 | 5,113,220円 |
| Active | 5,034,296円 | 5,316,298円 |
| Cool・Relax | 5,204,296円 | 5,486,298円 |
| Bespoke Build | 6,054,296円 | 6,336,298円 |
走る額は、5年・5万kmをWLTC燃費で割り、レギュラー212.9円/Lをかけた計算値です。この単価は、2026年10月26日調査の店頭価格170.1円/Lに、その週(10月22日〜28日)の国の補助42.8円/Lを足したもの。その週の店頭価格は補助のぶん約43円安く、店頭の単価なら走る額は約7.6万〜8.2万円少なくなります(Elegant 2WDは303,750円)。
重量税は、自工会のエコカー減税対象車一覧(2026年10月28日更新)に載っているLBXの型式なら新車のとき免税です。現金で戻るお金ではないので、戻る額には入れていません。
筆者の検証(2026年10月)|4つの額(全10通り)(レクサス公式の価格表と主要諸元表からの計算)
払う額は税込の車両価格だけで、税金・諸費用・オプションは入れていません。売る額は0円と置いた場合の数字です。
4つの額のうち、自分で動かせるのは売る額の1行だけ。見積書の下取りの額が高いか安いかは、いまの車の買取の額を知らないと決められません。
MOTA車買取の公式ページ(2026年10月時点)では、最大20社が入札し、やりとりするのは高額査定の上位3社(最大)だけ。その上位3社からは電話が来ます。最短3時間後にWebで概算査定額が出て、利用料は無料です(任意の有料サポートを除く)。仕組みの細かい所はMOTA車買取の仕組みと電話の来かたに書きました。
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MOTAで下取りと比べる目安を確認
乗り出し総額と値引きは別の記事で
税金と諸費用を足した乗り出し総額は、グレードごとの乗り出し総額の記事で表にしています。自動車税は排気量1.490Lの区分で年30,500円です。
値引きについて、公式の価格表にあるのは「価格はレクサス販売店が独自に定めています」という注記だけ。中身の話はLBXの値引きの記事が受け持っています。
改良前の在庫か、改良後か:4装備の改良前の額15.4万円を足して比べる
値上げ幅から、標準になった4装備の改良前のオプション額を引くと、残りはElegant・Activeで96,000円、Cool・Relaxで93,500円、Bespoke Buildで98,500円。改良前の車を4装備付きで買う場合との差は、この額です。


グレード別の値上げ幅と、4装備の改良前のオプション額
| グレード | 公式の値上げ幅 | 値上げ率(2WD) | 4装備の改良前のオプション額 | 差(値上げ幅−4装備) |
|---|---|---|---|---|
| Elegant | 250,000円 | 6.0% | 154,000円 | 96,000円 |
| Active | 250,000円 | 5.7% | 154,000円 | 96,000円 |
| Cool | 220,000円 | 4.8% | 126,500円 | 93,500円 |
| Relax | 220,000円 | 4.8% | 126,500円 | 93,500円 |
| Bespoke Build | 170,000円 | 3.1% | 71,500円 | 98,500円 |
値上げ幅は2WDもAWDも同じです。上がり方がグレードで違うのは、改良前に標準だった装備の数が違うから。Bespoke Buildは元からHUDとITS Connectが付いていたので、値上げ幅も4装備の額もいちばん小さくなります。
筆者の検証(2026年10月)|4装備の改良前のオプション額と値上げ幅(改良前と改良後の公式価格表・装備一覧からの計算)
改良前の価格表(’26年5月現在)の4装備のオプション価格の合計で、改良前に標準だった装備は0円として足しています。値上げ幅は改良後(’26年10月現在)と改良前の税込価格の差です。
装備をそろえて並べ直す:改良前+4装備 vs 改良後
| グレード(2WD) | 改良前の価格 | +4装備 | =改良前を4装備付きで | 改良後の価格 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|
| Elegant | 4,200,000円 | 154,000円 | 4,354,000円 | 4,450,000円 | 96,000円 |
| Active | 4,400,000円 | 154,000円 | 4,554,000円 | 4,650,000円 | 96,000円 |
| Cool・Relax | 4,600,000円 | 126,500円 | 4,726,500円 | 4,820,000円 | 93,500円 |
| Bespoke Build | 5,500,000円 | 71,500円 | 5,571,500円 | 5,670,000円 | 98,500円 |
改良前の価格は、改良前の価格表(2026年5月時点)の税込価格です。AWDはどれも+260,000円で、差は2WDと同じになります。


見積書の横に置く:装備をそろえた改良前と改良後の差
・式:改良前の価格+4装備のうち付けたい物の改良前のオプション額=改良前の車の実際の値段
・4装備の改良前のオプション額:カラーHUD 55,000円/前後ドラレコ 42,900円/ITS Connect 27,500円/寒冷地仕様 28,600円
・4つとも付けるなら、改良後との差はElegant・Active 96,000円、Cool・Relax 93,500円、Bespoke Build 98,500円
・付けない装備があるほど、改良前の車は安くなる(例:Elegantで寒冷地仕様を外せば差は124,600円)
改良前の在庫の見積書を見るときは、「メーカーオプション」の行にこの4つがあるかを確かめてから、この式に当てはめます。
残りの9万円台に、公式の内訳は無い
4装備の分を引いて残る93,500〜98,500円が何の値段かは、公式に書かれていません。
公式が示すこの改良の中身は、走りの変更3点と新色の「ソウ」。ただ、残りの金額をその変更に割り当てる根拠も、公式にはありません。WLTC燃費と寸法は改良前と同じなので、燃料代や車庫の条件が変わる値上げでもない。残りの9万円台に何の価値を見るかは、試乗で走りの変更を感じるかどうかで決めるしかありません。
改良前を選んでよい人、改良後を待つ人
改良前の在庫で十分なのは、4装備のうち要らない物がある人です。雪の降らない地域で寒冷地仕様を使わない、ドライブレコーダーはいま使っている物を移す。そういう人なら、外した装備の分だけ改良前の車が安くなります。条件は、在庫の車に付いているオプションを、見積書の「メーカーオプション」の行で確かめられることです。
改良後を選ぶほうがいいのは、4装備を全部付けるつもりだった人。装備をそろえても差は96,000円(Elegant)で、走りの変更と新色が付いてこの差です。
Active 2WDは★の数え方に注意。改良前の440万円は物差しの軸1で★3、改良後の465万円は★2ですが、改良前に4装備を付けると4,554,000円で、こちらも★2になります。★の差は450万円の線をまたいだかどうかだけで、装備をそろえれば同じ★です。
在庫の有無と、その車の価格は販売店ごとに違います。値引きと比べてどちらが得かは、LBXの値引きの記事の担当です。



じゃあ改良前のほうが9万円お得?



4装備を全部付けるならそう。要らない装備があれば差は広がります。
改良後との差の9万円台は、手放す車の売値しだいで埋まるかもしれない額です。注文する前に、その売値を先に見ておくと迷いが減ります。
\ 売却前に、愛車の査定額を確認 /
査定条件をそろえて、売却の目安を確認
燃費と走る額:WLTC 28.0km/L、AWDにすると5年で燃料代は23,041円増える
燃料は無鉛レギュラーで、WLTCはElegant 2WDが28.0km/L、AWDが26.2〜26.4km/L。100kmあたりの燃料代は、Elegant 2WDで760.4円(国の補助を足した単価)です。


10通りのWLTCと100kmあたりの燃料代
| 駆動・グレード | WLTC | 100kmの燃料代 | 物差しの軸2 | 満タンの距離(計算値) |
|---|---|---|---|---|
| 2WD・Elegant | 28.0km/L | 760.4円 | ★4 | 1,008km |
| 2WD・Active/Cool/Relax/Bespoke Build | 27.7km/L | 768.6円 | ★4 | 997.2km |
| AWD・Elegant | 26.4km/L | 806.4円 | ★3 | 950.4km |
| AWD・Active/Cool/Relax/Bespoke Build | 26.2km/L | 812.6円 | ★3 | 943.2km |
WLTCはLBXの主要諸元表(’26年10月現在)の値です。Elegantでも、メーカーオプションで車両重量が2WDで1,310kg、AWDで1,390kg以上になると、WLTCは27.7km/Lと26.2km/Lになります。満タンの距離は燃料タンク36LにWLTCをかけた計算値で、実際に走れる距離ではありません。
補助なしの単価と店頭の単価
燃料代は、国の補助を足したレギュラー212.9円/Lでの計算値です。資源エネルギー庁の石油製品価格調査の2026年10月26日調査では、レギュラーの全国平均(店頭)は170.1円/L。その週(10月22日〜28日)の補助は1Lあたり42.8円でした。店頭の170.1円/LならElegant 2WDの100kmあたりは607.5円です。
補助の額は毎週変わります。燃料油の補助事業の公式サイトによると、10月29日〜11月4日の補助は1Lあたり52.4円。店頭の170.1円/Lにこれを足した222.5円/Lで計算すると、Elegant 2WDは100kmあたり794.6円で★4のまま、27.7km/LのActive・Cool・Relax・Bespoke Buildの2WDは803.2円で★3に下がります。212.9円/Lと170.1円/Lなら2WDは全部★4、222.5円/LならElegant 2WDだけが★4。予算に補助の終わる時期まで入れておきたい人は、高いほうの222.5円/Lで見ておくのが安全だと思います。
2WDかAWDか:価格+260,000円、5年の燃料代+23,041円、地上高は同じ170mm
Elegantで2WDからAWDに変えると、価格が+260,000円、5年・5万kmの燃料代が+23,041円。合わせて283,041円の差。
AWD(E-Four)は、後ろの車輪を出力4.7kWのリヤモーター(1MM)で動かす仕組み。最低地上高は2WDと同じ170mmです。物差しの軸5は「4WDあり・180mm未満」で★3なので、雪道で頼れるかの数字の材料は「4WDを選べる・地上高170mm」まで。深い雪で底を擦らないかは、地上高の数字で読むしかない。
ヤリス クロスと同じ車? エンジン型式は同じ、モーターと寸法は違う
エンジンはヤリス クロスと同じ型式(M15A-FXE)。フロントモーターの型式、全幅、ホイールベースは違い、価格はハイブリッドの最安どうしで1,939,800円の差です。


同じもの・違うもの
| 項目 | LBX | ヤリス クロス(ハイブリッド) |
|---|---|---|
| エンジン型式 | M15A-FXE(1.490L・直列3気筒) | M15A-FXE(同じ) |
| フロントモーター型式 | 1VM(69kW) | 1NM |
| 全幅 | 1,825mm | 1,765mm |
| ホイールベース | 2,580mm | 2,560mm |
| 最小回転半径 | 5.2m | 5.3m |
| 全高 | 1,545mm | 1,590mm(GR SPORTは1,580mm) |
LBXはレクサスの主要諸元表、ヤリス クロスはトヨタのヤリス クロス主要諸元表(’26年8月版)の値です。レクサスはLBXのページで、骨格を「LEXUS専用GA-Bプラットフォーム」と案内しています。
「ヤリス クロスと中身が同じ」という言い方は、公式の2つの諸元表で見ると半分だけ合っています。エンジンは同じでも、モーターの型式と車の幅・長さの寸法は別物。ヤリス クロスの物差しと4つの額は、ヤリス クロスの評価と物差しの記事にあります。
同じ物差し・同じ単価で並べた値段と燃料代
| 項目 | LBX Elegant 2WD | ヤリス クロス HYBRID X 2WD | ヤリス クロス HYBRID Z 2WD |
|---|---|---|---|
| 税込価格 | 4,450,000円 | 2,510,200円 | 2,992,000円 |
| WLTC | 28.0km/L | 30.8km/L | 27.8km/L |
| 100kmの燃料代(212.9円/L) | 760.4円 | 691.2円 | 765.8円 |
| 満タンの距離(36L・計算値) | 1,008km | 1,108.8km | 1,000.8km |
| 物差しの軸1〜5 | ★3・★4・★5・★4・★3 | ★4・★4・★5・★4・★3 | ★4・★4・★5・★4・★3 |
| 実質(5年・5万km・売る額0円) | 4,830,179円 | 2,855,817円 | 3,374,914円 |
ヤリス クロスの価格とWLTCは、トヨタ公式のヤリス クロスの価格・グレードページ(2026年10月時点)の値です。HYBRID Xはハイブリッドでいちばん安いグレード、HYBRID Zは上のグレード。JNCAPは、2台で評価の年度も試験車も違うので並べていません。
LBXの価格は、HYBRID X 2WDの1.77倍(約1.8倍)で、差は1,939,800円。HYBRID Z 2WDとでも1,458,000円(1.49倍)の差があります。それなのに、物差しの軸1〜5で★が違うのは軸1の価格だけ。燃料代はHYBRID Z 2WDより5年で2,735円安く、HYBRID X 2WDより34,562円高い。194万円の差で買うのは、物差しの5つの軸では測れない内装やレクサスというブランドの部分。そこに価値を感じるかが分かれ目です。
筆者の検証(2026年10月)|LBXとヤリス クロスHEVを同じ物差しで並べる(トヨタとレクサスの公式の価格ページ・主要諸元表からの計算)
ヤリス クロスのタンク36L・最小回転半径5.3m・最低地上高170mm(GR SPORTを除く・社内測定値)は主要諸元表の値です。燃料単価は2台ともLBXの物差しと同じ212.9円/Lで、売る額は0円と置いています。
大きさと後席:全幅1,825mm、室内幅1,445mm、荷室の容量は公式に記載なし
外寸は全長4,190×全幅1,825×全高1,545mm、ホイールベース2,580mm。室内は長さ1,820×幅1,445×高さ1,195mm(社内測定値)で、定員は5人です。
室内幅はヤリス クロスの1,430mmより15mm広いだけです。外の幅は60mm広いのに、中は15mmしか広がらない。ヤリス クロスから広さを求めて乗り換えるなら、期待しすぎないほうがいい数字です。荷室の容量(L)は、LBXの価格表・主要諸元表に記載がありません(2026年10月時点)。後席と荷室の広さは、数字より実物で確かめる種類の話。



ヤリクロに高いバッジを付けただけ?



エンジンは同じ。でも横幅は60mm広く、モーターも別の型式です。
レクサス LBXの本音:推しは小回りと距離、やめておく条件は3つ
推しは最小回転半径5.2mと満タン1,008km(計算値)。惜しいのはJNCAPの★4と、価格の★3がElegant 2WDだけなこと。やめておく条件は、広さ・地上高・AWDの予算の3つです。


推し2つ:最小回転半径5.2m(★4)と、満タン1,008km(★5・計算値)
5.2mは、ヤリス クロスの5.3mより小さい数字です。全幅が60mm広いのに、回る輪は小さい。車庫入れや細い路地の多い人ほど効いてくる数字で、私がこの車でいちばん推したいところです。
もう1つは距離。タンク36Lに28.0km/Lで1,008km(計算値)で、物差しの★5です。改良でElegantにもカラーHUDと前後のドライブレコーダーが標準で付いたのも、入口のグレードを選ぶ人にはうれしい変化。
惜しい2つ:JNCAP★4と、価格の★3がElegant 2WDだけ
JNCAPは★4で、衝突安全はB。しかも結果は2023年度のCool 2WDで、改良後の車で試験し直した結果はまだありません。
価格は、★3が450万円の線の内側にいるElegant 2WDの1通りだけ。線まであと5万円です。ほかの9通りは★2なので、「レクサスの入口」として見られるのは実質Elegant 2WDだけ、というのが正直な見方だと思います。
やめておく条件3つ
次の3つのどれかに当てはまるなら、LBXはやめておきましょう。
もう1段大きいレクサスの話は、レクサスNXの評価の記事に置いてあります。
買い方:見積もりの見分け方と、いまの車の売り方
見積書の車両本体価格がElegant 2WDで4,450,000円なら、改良後の車です。値引きと下取りは、別々の行として見ます。
その見積もりは改良前か改良後か
見分ける場所は2つ。1つ目は車両本体価格で、Elegant 2WDなら改良後は4,450,000円、改良前は4,200,000円。ほかのグレードも、改良前か改良後かの章の「装備をそろえて並べ直す」表にある2つの価格で見分けられます。
2つ目は「メーカーオプション」の行。カラーHUD・前後のドライブレコーダー・ITS Connect・寒冷地仕様がオプションとして載っていれば、改良前の車です。2026年10月22日から11月2日までの注文が改良前と改良後のどちらで扱われるかは、公式に書かれていません。注文する店で聞いてください。
値引きは販売店が決める
価格はレクサス販売店が独自に定めています(公式の価格表の注記)。メーカーが示す値引きの額は無く、交渉の順番や投稿・取材の数字の読み方は、LBXの値引きの記事にまとめています。
いまの車は下取りと買取を分けて見る
下取りは、新車の購入金額から下取りの額を引く形です。値引きと同じ見積書に入るので、どこで得をしたかが見えにくくなる。分けて見る理由は下取りと買取の違いに、見積もりの取り方は一括査定の比べ方に書きました。
レクサス LBXのよくある質問
- レクサス LBXは貧乏車?恥ずかしい?
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そう呼ぶ公式の根拠はありません。LBXはレクサスでいちばん小さいSUVで、改良後の価格は445万円からです(2026年10月時点)。物差しの軸1(価格)は、Elegant 2WDで★3でした。
- レクサス LBXは何ヶ月待ち?
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公式の工場出荷の目処は「詳しくは販売店にお問い合わせください」で、月数は出ていません。レクサスの工場出荷時期目処では、MORIZO RRだけが3.0〜3.5ヶ月です(10月30日時点の見通し)。受注停止の告知は、2026年10月時点で公式にありません。目処は工場出荷の目安で、納車の日ではないことにも注意してください。
待てない、または予算に合わないときは、中古車(登録済み未使用車を含む)のLBXを探す道もあります。ズバット車販売の公式ページ(2026年10月時点)では、条件を入れると提携先の中古車販売店ネクステージ1社が在庫から探し、基本的に電話で連絡してくる仕組みです。依頼は無料で、車の代金・諸費用・陸送費はネクステージとの契約で別にかかります。新車の見積もりをするサービスではありません。
\ 希望条件に合う中古車を相談 /
車両代金・諸費用などは別途必要です
- LBX MORIZO RRは買える?標準のLBXとの違いは?
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公式の工場出荷の目処は3.0〜3.5ヶ月で、価格は6,800,000円と7,560,000円(8AT・6MT同額)です。エンジンは1.6Lターボで224kW、駆動はAWD。価格表には「生産状況によっては受注できない可能性がございます」という注記があります。
- レクサス UXとLBXはどちらが大きい?
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UXのほうが長い車です。全長はUXが4,495mm(レクサスのUX300h主要諸元表)、LBXが4,190mmで、差は305mm。UXは2027年2月で生産終了と、くるまのニュース(2026年9月4日)が報じています。UXの価格の話はUXの価格と販売終了の話へ。
- レクサス LBXの値引きはある?
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値引きの額は、レクサスの公式には示されていません。公式の注記は「価格はレクサス販売店が独自に定めています」。投稿や取材の数字の中身は、LBXの値引きの記事へ。
- レクサス LBXのフルモデルチェンジはいつ?
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全面改良の発表は、2026年10月時点でありません。2026年10月22日に発表されたのは一部改良で、改良後のモデルは11月3日発売です。
まとめ:レクサス LBXは445万円のElegant 2WDが物差しの入口、改良前の在庫は装備をそろえて比べる
LBXは、小回り5.2mと満タン1,008km(計算値)が強い、レクサスでいちばん小さいSUVです。迷うなら、価格の★3が付くElegant 2WDから考えるのが近道だと思います。
- 改良後は445万円から593万円、11月3日発売。CARVELの物差しは平均3.8(採点した軸6/7)
- 4装備の改良前のオプション額はElegantで15.4万円、値上げとの差96,000円に公式の内訳は無い
- やめておく条件は、後席と荷室の広さ・地上高170mm・AWDを450万円の予算で買えないこと
次の一歩
今日やることは1つ。紙に4装備(カラーHUD・前後のドライブレコーダー・ITS Connect・寒冷地仕様)を書き、それぞれに「要る・要らない」の印を付けます。要る装備の改良前のオプション額(HUD 55,000円・ドラレコ 42,900円・ITS Connect 27,500円・寒冷地 28,600円)を、改良前の価格に足してください。その合計を、販売店の見積書の車両本体価格の横に書けば、改良前の在庫と改良後のどちらが自分にとって安いかが1行で分かります。
その紙に、もう1つ書いておきたい数字があります。いまの車の売値です。
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査定条件をそろえて、売却の目安を確認
CARVELの物差し v1.1 の★の境目
| 軸 | ★5 | ★4 | ★3 | ★2 | ★1 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 補助金後の価格 | 250万円以下 | 350万円以下 | 450万円以下 | 600万円以下 | 600万円超 |
| 2 走る費用(100km) | 500円以下 | 800円以下 | 1,100円以下 | 1,400円以下 | 1,400円超 |
| 3 1回で走れる距離 | 600km以上 | 500km以上 | 400km以上 | 300km以上 | 300km未満 |
| 4 最小回転半径 | 5.0m以下 | 5.3m以下 | 5.6m以下 | 5.9m以下 | 5.9m超 |
| 5 悪路・雪道 | 4WD・210mm以上 | 4WD・180mm以上 | 4WD・180mm未満/2WDのみ・200mm以上 | 2WDのみ・170mm以上 | 2WDのみ・170mm未満 |
| 6 公的な安全評価 | JNCAP ★5 | ★4 | ★3 | ★2 | ★1 |
| 7 工場出荷の目処 | 1ヵ月以内 | 3ヵ月以内 | 6ヵ月以内 | 12ヵ月以内 | 12ヵ月超・受注停止 |
出典:レクサス、トヨタ、NASVA、自工会、資源エネルギー庁
時点:2026年10月30日。走りの感想・実際の燃費・荷室の容量・各店の在庫と値引きは分かりません。
参考URL一覧
- NASVAの自動車アセスメント:https://www.nasva.go.jp/mamoru/assessment_car/detail/260
- LBXの装備一覧:https://lexus.jp/models/lbx/pdf/equipmentlist.pdf
- トヨタの発表:https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/44911793.html
- LBXの価格表:https://lexus.jp/models/lbx/pdf/pricelist.pdf
- LBXの主要諸元表:https://lexus.jp/models/lbx/pdf/specificationslist.pdf
- 資源エネルギー庁の石油製品価格調査:https://www.enecho.meti.go.jp/statistics/petroleum_and_lpgas/pl007/xlsx/261028.xlsx
- 燃料油の補助事業の公式サイト:https://nenryo-teigakuhikisage.go.jp/
- レクサスの工場出荷時期目処:https://lexus.jp/news/info/delivery/

