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ヤリス クロスはトヨタの小さめのSUVで、2026年10月時点の新車はGR SPORTを含めて18通りあります。
いちばん安いガソリンのXは2,126,300円、同じXのハイブリッドは2,510,200円。CARVELの物差しは平均4.0で、この383,900円の上乗せを燃料代で取り戻すのは、乗り出し総額で比べて約10年の計算です。
私の判定はシンプル。10年近く乗るならハイブリッド、5年で乗り換えるなら同じ予算でガソリンのGも並べていい。それと、安全評価の★5はハイブリッドのZで試験した結果です。ガソリンのXの成績として読むのは、少し待ってください。
この記事のポイント
- 新車は18通り
- 物差しは平均4.0
- 上乗せの回収は約10年

30秒でわかるヤリス クロス(2026年10月時点)
| 項目 | ヤリス クロスの数字 |
|---|---|
| 価格(税込) | 2,126,300〜3,355,000円 |
| 乗り出し(公式の試算) | X ガソリン2WDで2,267,640円(トヨタの見積りシミュレーション・税金と諸費用は東京地区の参考額・登録2026年11月20日・無料色・オプションなし) |
| 実質いくら(5年・年1万km・売る額0円) | X ガソリン2WD 2,576,300円/X ハイブリッド2WD 2,786,336円 |
| 燃費(WLTC) | ガソリン16.7〜18.9km/L・ハイブリッド26.0〜30.8km/L |
| サイズ | 4,180×1,765×1,590mm・最小回転半径5.3m |
| 納期の目処 | 4〜5ヵ月程度(工場出荷の目処・2026年10月16日更新。納車日ではない) |
| 安全評価 | JNCAP ★5(2020年度・試験車はハイブリッドのZ 2WD) |
| 値引き | トヨタは値引き額を公表していません(2026年10月20日確認) |
| CARVELの物差し | 平均4.0(採点した軸7/7) |
公開日:2026年10月21日 / 最終更新日:2026年10月21日
ヤリスクロスの評価:物差しは平均4.0、いま新車で選べるのは18通り(2026年10月時点)
小さめのSUVを250万円以下から探す人には向き、最低地上高180mm以上が要る人と、すぐ乗りたい人には向きません。最安のガソリンXで7軸を測ると、★5は価格・距離・安全の3つ。★3は走る費用、悪路・雪道、手に入る早さでした。
いま選べる18通り:X・G・Z・Z“Adventure”が各4通り、GR SPORTは2WDだけ
標準の4グレードは、ガソリンの2WDと4WD、ハイブリッドの2WDとE-Fourの4通りずつ。GR SPORTは2WDの2通り。
特別仕様車のZ“URBANO”は、2026年10月20日にトヨタ公式の価格ページ・見積りシミュレーション・装備比較表を見た限り、設定がありませんでした。
ネットの解説には古い情報が残っています。原文を読んだ評価・改良解説の12ページのうち、7ページがいまの公式と合わない。
筆者の検証(2026年10月)|トヨタ公式の価格データでヤリス クロスの18通りを確定(トヨタ公式の見積りシミュレーションのAPI・価格ページ+Python)
トヨタの価格・グレードのページと見積りシミュレーションのデータを、2026年10月20日に突き合わせました。18通りの価格と燃費は18/18で一致。
2026年は改良が2回。標準のグレードは3月2日、GR SPORTは8月3日
トヨタの2026年2月20日のニュースリリースによると、標準のグレードの一部改良は2月20日の発表、発売は3月2日。
改良の内容を転載した報道では、G・Z・Z“Adventure”に10.5インチのディスプレイオーディオ Plus が標準になりました。
グレードを決める前に、いまの車がいくらで売れるかを知っておくと、予算の上限が決まります。MOTA車買取は最大20社が入札し、やりとりするのは高額査定の上位3社(最大)。その3社からは電話で連絡が来ます。
CARVELの物差しでヤリス クロスXを採点:★5は価格・距離・JNCAP、悪路・雪道は170mmで★3
平均は4.0(採点した軸7/7)。基準はCARVELの全記事で共通(物差し v1.1)で、どの車種も最安グレードで測るので、ここではガソリンのX(2WD)です。
| # | 軸 | 使った公式の数字(X ガソリン2WD) | ★ | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 補助金後の価格 | 2,126,300円(CEV補助金の対象外) | ★5 | 250万円まで373,700円の余裕 |
| 2 | 走る費用 | 100kmあたり900.0円(18.9km/L) | ★3 | ガソリン車の弱み |
| 3 | 1回で走れる距離 | 42L×18.9km/L=約794km(計算値) | ★5 | ここは強い |
| 4 | 取り回し | 最小回転半径5.3m | ★4 | ★4の上限ちょうど |
| 5 | 悪路・雪道 | 4WDあり・最低地上高170mm(社内測定値) | ★3 | 4WDでも170mm |
| 6 | 公的な安全評価 | JNCAP ★5(2020年度・試験車はハイブリッドのZ 2WD) | ★5 | 試験車に注意 |
| 7 | 手に入る早さ | 4〜5ヵ月程度の長いほう5ヵ月 | ★3 | 工場出荷の目処 |
| — | 平均 | 採点した軸7/7 | 4.0 |
軸2は資源エネルギー庁の調査の2026年10月13日のレギュラー全国平均170.1円/L、軸7の月数は工場出荷の目処です。
ハイブリッドのX(2WD)で測っても4.0。100km 552.3円で軸2が★4に上がり、250万円を超える価格で軸1が★4に下がります。
筆者の検証(2026年10月)|物差し v1.1 でヤリス クロス X ガソリン2WDを7軸採点(トヨタの主要諸元表・価格データ・NASVA・資源エネルギー庁+Python)
★は基準の表どおりに機械で決めました。軸5だけは4WDの最低地上高、ガソリンは170.1円/Lの1週分の値です。
★が動く境目:ガソリンが151.2円/Lまで下がれば★4、補助なしの価格なら★2
| もし | 動く軸 | 平均 |
|---|---|---|
| ガソリンが151.2円/Lまで下がる | 軸2が★4(100km 800.0円) | 4.1 |
| 補助の無い212.5円/Lになる | 軸2が★2 | 3.9 |
| 納期の目処が7ヵ月に延びる | 軸7が★2 | 3.9 |
| 納期の目処が3ヵ月に縮む | 軸7が★4 | 4.1 |
いまの4.0は、ガソリンの補助と納期の目処に支えられた数字といえる。170.1円/Lは補助の入った店頭の価格で、同じ資料の補助なしの価格は表示値で212.5円/L。補助が終われば3.9。ガソリンのXを選ぶ人は、走る費用を212.5円/Lでも計算しておくと、補助が終わった後に驚かずに済みます(年1万kmで年に約2.2万円増える計算)。
価格・距離・安全の★5は、ガソリン代や納期では動きません。この車の評価の土台は、2,126,300円という値札そのもの。
JNCAPの★5は2020年度。試験車はハイブリッドのZ(2WD)で、ガソリン車の記録は無い
NASVAの自動車アセスメントでは、ヤリス クロスは2020年度に★5、総得点は92%でした。衝突安全はA 86%、予防安全はA 99%です。
結果の資料に載る試験車は「HYBRID Z」、型式6AA-MXPJ10(ハイブリッドの2WD)。衝突の試験も同じ型式でした。NASVAのヤリス クロスの評価ページを2026年10月20日に開いた範囲では、ガソリン車を試験した記録も、2026年度に試験し直した結果もありません。


ガソリンのXを買っても、★5の車なの?
★5は、ハイブリッドのZで試験した結果が、ヤリス クロスという車名の評価として公表されたもの。ガソリンのXが安全でない、という話ではない。どの仕様の試験かまで知ったうえで受け取る、それでいいと思う。
ヤリス クロスの価格と4つの額:2,126,300〜3,355,000円、ガソリンXの実質は2,576,300円
いちばん安いガソリンXと、いちばん高いZ“Adventure”のハイブリッド E-Fourの差は1,228,700円。5年・年1万kmの燃料代を足し、売る額を0円と置くと、ガソリンXの実質は2,576,300円になります。
18通りの価格(2026年10月時点):4WD・E-Fourはどのグレードも247,500円高い
| グレード | ガソリン2WD | ガソリン4WD | ハイブリッド2WD | ハイブリッドE-Four |
|---|---|---|---|---|
| X | 2,126,300円 | 2,373,800円 | 2,510,200円 | 2,757,700円 |
| G | 2,341,900円 | 2,589,400円 | 2,712,600円 | 2,960,100円 |
| Z | 2,621,300円 | 2,868,800円 | 2,992,000円 | 3,239,500円 |
| Z“Adventure” | 2,736,800円 | 2,984,300円 | 3,107,500円 | 3,355,000円 |
| GR SPORT | 2,789,600円 | — | 3,169,100円 | — |
税込で、リサイクル料金は別。標準のグレードの価格は、トヨタの主要諸元表で「’26年2月現在」の値。


4つの額(払う・戻る・走る・売る)を、ガソリンX・ハイブリッドX・最上級で並べる
| 額 | X ガソリン2WD | X ハイブリッド2WD | Z“Adventure”ハイブリッド E-Four |
|---|---|---|---|
| 払う額(車両価格) | 2,126,300円 | 2,510,200円 | 3,355,000円 |
| 戻る額(国の補助金) | 0円 | 0円 | 0円 |
| 走る額(5年・年1万km) | +450,000円 | +276,136円 | +327,115円 |
| 売る額(いまの車) | ? | ? | ? |
| 実質いくら(売る額0円) | 2,576,300円 | 2,786,336円 | 3,682,115円 |
実質いくら=払う額−戻る額+走る額−売る額。戻る額が0円なのは、トヨタ公式の補助金の説明(ヤリス クロスの減税・補助金のページ・2026年10月20日)で、国のCEV補助金がEV・PHEV・FCEVなど向けとされているからです。
税は別に数えました。重量税はガソリン車が36,900円、ハイブリッドのX(2WD)は免税で0円なので、この2台の税の差は36,900円。払う額に税を入れていないので、戻る額にも入れていません。燃料の補助が無い212.5円/Lなら、ガソリンXの走る額は562,169円、112,169円増えます。
筆者の検証(2026年10月)|4つの額(実質いくら)を18通りで計算(Python(入力はトヨタ公式の価格・WLTC燃費・資源エネルギー庁の単価))
18通りすべてで計算しました。走る額は5年×年1万km÷WLTC燃費×170.1円/L、売る額は予想しないので0円。
売る額だけは、私には埋められない。いまの車の概算査定額をMOTA車買取で見ておけば、この行に数字が入ります。
GR SPORTは2WDだけの通常のグレード。車高10mm下げ、2026年8月3日に改良
2022年8月に追加された通常のグレードで、特別仕様車ではありません。トヨタのGR SPORTのページによると、足まわりと電動パワーステアリングを専用に仕立てていて、最低地上高は160mm。
トヨタの2026年8月3日のニュースリリースでは、この日の改良で10.5インチのディスプレイオーディオ Plus・ナノイーX・ブラックの加飾が加わりました。「無くなった」「4WDが追加される」と書くページは、いまの公式の価格表と合いません。
ガソリンかハイブリッドか:上乗せを燃料代で取り戻すのに約10年、5年ならXのハイブリッドとGのガソリンがほぼ同じ
決め手は、何年乗るか。ハイブリッドの上乗せはXで383,900円、他のグレードで370,700円。4WDどうしでも同じ額です。
乗り出しの総額では、上乗せは347,000円に縮む
トヨタの見積りシミュレーションの総額だと、Xの差は347,000円まで縮みます。ガソリンが2,267,640円、ハイブリッドが2,614,640円。重量税が、ガソリン車の36,900円に対しハイブリッドのXは免税で0円だからです。
年1万km・170.1円/Lなら、Xは10.0年・Gは9.8年・Zは9.9年
Xなら5年の燃料代の差は173,864円。乗り出し総額の差(Xは347,000円、G・Zは333,800円)を1年分の燃料代の差で割ると、Xは10.0年、Gは9.8年、Zは9.9年です。保険と車検は含まない単純計算。
正直、思ったより長い。距離とガソリン代を動かすと、年数はこう変わります。
| 年に走る距離 | X(170.1円/L) | X(補助なし212.5円/L) |
|---|---|---|
| 5,000km | 20.0年 | 16.0年 |
| 10,000km | 10.0年 | 8.0年 |
| 15,000km | 6.7年 | 5.3年 |
| 20,000km | 5.0年 | 4.0年 |
5年で取り戻せるのは、年2万km走る人だけといえる。G・Zもほぼ同じ並び。


筆者の検証(2026年10月)|ハイブリッドの上乗せを取り戻す年数の感度(距離×ガソリン単価)(Python(入力はトヨタ公式の価格・WLTC燃費と見積りシミュレーションの総額))
4グレードの2WDで、年5,000〜20,000kmと2つの単価を掛け合わせました。WLTCは公式値で、走り方の違いは入っていません。年1万km・170.1円/Lの年数はE2と一致。
5年で比べると、ハイブリッドのXとガソリンのGの差は7,958円
5年・年1万kmの実質(売る額0円)は、ハイブリッドのXが2,786,336円、ガソリンのGが2,794,294円。ハイブリッドXが7,958円低い計算で、乗り出し総額を基準にしても44,858円低くなります。
ただし値札は、ハイブリッドXが168,300円高い(ガソリンのZよりは111,100円安い)。トヨタの装備比較表(2026年8月版)では、Gには10.5インチのディスプレイオーディオ Plus、Xは8インチ。5年でほぼ同じ額なら、決め手は使い方。毎日10.5インチの画面を使うならGのガソリン、年1万km以上走るならXのハイブリッド。私なら、走る距離で決めます。
持ち帰り:ガソリンかハイブリッドかの早見(2026年10月時点の計算)
・10年近く乗る・年1万km以上走る → ハイブリッド。Xの上乗せは乗り出し総額で347,000円
・5年くらいで乗り換える → 「ハイブリッドのX」と「ガソリンのG」を並べる。5年の実質の差は7,958円
・雪道で4WDが要る → どちらでも+247,500円。最低地上高は170mmのまま
年5,000kmしか走らないなら、Xの取り戻しは20.0年。ガソリンで割り切っていいと思う。



10年乗るならハイブリッド。5年ならXとGを並べて。
4WDとE-Four:どのグレードも247,500円高く、4WDは寒冷地仕様が標準
WLTCは、ガソリン4WDが16.7〜17.6km/L、E-Fourが26.0〜28.6km/L。最低地上高は2WDと同じ170mm(GR SPORTを除く・社内測定値)。
改良の内容を転載した報道では、2026年3月の改良から4WDは寒冷地仕様が標準、2WDはメーカーオプションの16,500円(諸元表の脚注とも一致)。
どちらにするか決めたら、次はいまの車の売値。MOTAの公式FAQによると、申し込みから最短3時間後に、最大20社の概算査定額が開示されます。
ヤリスクロスの大きさと口コミ:全長4,180mm・最小回転半径5.3m、後席の声は室内長1,845mmで確かめる
トヨタの主要諸元表では全長4,180mm・全幅1,765mm、最小回転半径は全グレード5.3m。口コミで多い「後席が狭い」は、室内の数字までなら確かめられます。
サイズと取り回し。全幅1,765mm、Z“Adventure”は全長4,200mm
ホイールベースは2,560mm、室内は長さ1,845×幅1,430×高さ1,205mmで定員5人。Z“Adventure”は全長4,200mm、GR SPORTは全長4,185mm・全高1,580mmです。


口コミの点数は集計の範囲が違う:carview!はハイブリッドだけ、グーネットは全体
2026年10月20日時点の表示で、carview!のヤリスクロスハイブリッドのレビューは平均総合評価4.5で341件、グーネットのヤリスクロスのレビューは総合3.6で33件でした。前者はハイブリッドだけ、後者は全体の集計で、改良の前後も分けていません。どちらが本当かを決める数字じゃないんですよね。
声の多い不満は、後席・内装・3気筒の音。後席は室内の数字までは確かめられますが、内装の質感と音・振動を比べる公式の尺度はありません。CARVELは試乗していないので、言えるのはここまで。
筆者の検証(2026年10月)|「ヤリスクロス 評価」の検索上位10件の内訳(Ubersuggest(検索結果の取得)+Python)
上位10件は口コミ・価格のデータベース3・Q&A3・動画2・記事1・記事一覧1で、改良後の数字から買ってよいかを判定した記事はありませんでした。
比べる相手は? カローラ クロスは同じ物差しで4.2(6/7)
同じ物差しのカローラ クロスは平均4.2、採点した軸は6/7です。手に入る早さはトヨタ公式に月数が無く、採点していない。軸の数が違うので、4.2と4.0の大小で比べないでください。ヤリス クロスも並べた5台の表は、カローラ クロスの評価にあります。
筆者の検証(2026年10月)|公開済みのカローラ クロスの物差しを同じ関数で再計算(Python(本記事の物差しの計算関数))
カローラ クロスのS 2WDを、同じ計算と170.1円/Lで採点し直しました。★も平均4.2も公開中の記事と一致。
ヤリス クロスの本音:推しは2,126,300円からの★5、惜しいのは170mm、やめておけは3条件
推しは最安のXでも3軸が★5になること。惜しいのは、4WDでも地上高が170mmのままなこと。やめておけと言える条件は3つあります。
推しポイント:250万円以下で★5、ハイブリッドなら満タンで約1,109km


私はこの値札が好きです。2,126,300円で価格の★5に入り、満タンで約794km(計算値)走る。
ハイブリッドのXなら36L×30.8km/Lで約1,109km(計算値)。月に1,000km走るなら、満タンの給油はガソリンのXで月に約1.3回、ハイブリッドのXで約0.9回の計算です(WLTCどおり走れた場合)。
惜しいポイント:4WDでも最低地上高は170mm
4WDの設定はあるのに、地上高は170mm(社内測定値)。物差しの★4は「4WDあり・180mm以上」なので、10mm届きません。GR SPORTは160mmで、しかも2WDだけ。



4WDにすれば雪道は安心、じゃないの?
4WDは駆動の話で、地上高は別の数字。深い轍や雪の盛り上がりを越えたい人は、170mmという値で決めたい。
ヤリス クロスはやめておけ、の3条件(2026年10月時点)
新車の出荷を待てない、予算を超えるという場合は、登録済み未使用車(新古車)や中古車も候補に入ります。ズバット車販売は、提携先の中古車販売店1社が在庫から探してくれるサービスで、連絡は基本的に電話。利用は無料ですが、車の代金・諸費用・取り寄せの陸送費は別で、提携先のネクステージとの契約で払います。
ヤリス クロスの買い方:公式の目処は4〜5ヵ月、販売店の表示は2027年3月以降の店も
工場出荷の目処とは、トヨタが示す「4〜5ヵ月程度」(2026年10月16日更新)のことで、納車日ではありません。目処どおりなら10月20日の注文で工場出荷は2027年2月20日ごろ〜3月20日ごろ。
納期は公式と販売店でずれる。受注を止めているかは、店ごとに日付で確かめる
トヨタの工場出荷時期の目処の表は4〜5ヵ月程度。一方、販売会社の公式サイトの表示(2社・2026年10月1日現在と10月18日現在)は、GR SPORT以外のハイブリッド車がどちらも2027年3月以降、ガソリン車は2027年4月以降と5月以降。もう1社は「未定」でした。
月刊自家用車WEBは、2026年10月14日の記事で「受注を停止している販売店が多い」と書き、10月20日の記事では「品薄感はあるものの新車注文を受け付けている」としています。驚いたのは、同じ誌面でも6日で言い方が変わること。全国一律の受注停止の発表も、toyota.jp の納期のページとお知らせ(2026年10月20日)には出ていません。注文する店の出荷目安を、日付で聞くのが先だと思う。
登録が11月以降なら自賠責は25,180円。年度をまたぐと自動車税の払い方も変わる
損害保険料率算出機構の基準料率表(2026年4月30日届出)では、11月1日以降に始まる37か月の自賠責は25,180円。トヨタの見積りシミュレーションで始期を10月31日までにすると24,190円で、差は990円。いま注文すれば登録は2027年なので、25,180円で計算されます。
3月に登録するか4月かで、見積書の自動車税は0円と27,900円。ただし3月登録でも、5月に1年分の納税通知が来る。計算は乗り出し価格の記事に置きました。
値引きは公表されていない。数字は「誰が・いつ・何を基準に」で読む
メーカーの値引き額の公表は、要点表のとおりありません。改良後の値引きの数字は確かめた限り5件で、出どころも基準もばらばら。1件ずつの分解はヤリス クロスの値引きの記事で。
いまの車は、下取りと買取を分けて見る
トヨタの購入ガイドは、下取りに出すと新車の購入金額から下取り金額が値引きされる、と案内しています。買取は購入と関係なく、いまの車を売るだけ。国民生活センター(2024年6月18日公表)は、車の売却はクーリング・オフの対象外だと注意しています。
仕組みの違いは下取りと買取の違い、見積もりの取り方は車の一括査定サイトの比べ方へ。下取りの提示を聞く前に、MOTA車買取の概算査定額を1つ持っておくと、見積書の下取り額が高いか安いかを判断できます。
ヤリス クロスのよくある質問
- ヤリスとヤリス クロスは何が違いますか?
-
ヤリス クロスはヤリスより全長が230mm長く、全幅が70mm広いSUVで、最安の価格は429,000円高くなります。
ヤリスは3,950×1,695×1,495mmで最安1,697,300円、最小回転半径は4.8〜5.1mで、こちらの5.3mより小さい。値はトヨタの見積りシミュレーションのデータ(2026年10月20日取得)。
- ヤリスクロスのフルモデルチェンジの予定は?
-
2026年10月20日にトヨタの公式サイトとニュースリリースを見た限り、フルモデルチェンジの発表はありません。いまの初代は、トヨタの2020年8月31日のニュースリリースのとおり、同じ日の発売です。
- KINTOのUは買えますか?
-
Uは KINTO 専用の仕様で、買い切りの設定はありません。トヨタの価格ページの表示は月額19,910円からで、ハイブリッド2WD・7年契約・ボーナス月の加算ありの条件です。
- ヤリスクロスの荷室は何Lですか?
-
いまの主要諸元表には、荷室の容量の記載がありません(2026年10月20日に確認)。2020年の発売時の発表では390Lで、条件は「ガソリン2WD車で、デッキボードを外した状態」でした。
まとめ:ヤリス クロスは「何年乗るか」でガソリンかハイブリッドかが決まる
値札の安さと安全の★5は本物。ガソリンかハイブリッドかは、何年乗るかで決めたい。
- 2026年10月時点の新車は18通り、価格は2,126,300〜3,355,000円(税込)
- CARVELの物差しは平均4.0(採点した軸7/7)、ガソリンXの実質は2,576,300円(5年・売る額0円)
- ハイブリッドの上乗せを燃料代で取り戻すのは約10年(年1万km・170.1円/L・乗り出し総額の差)
次の一歩
今日やることは1つ。自分の年間走行距離をメモして、トヨタの見積りシミュレーションで「同じグレードのガソリンとハイブリッド」の見積もりを2枚作ってください。色は無料の色に選び直してから(初期の色が有料色のグレードがあります)。2枚の総額の差を、年の燃料代の差で割った年数が、あなたの答えです。
見積もりが2枚そろったら、残る空欄は売る額だけです。
確かめメモ:確かめたのは価格18通り・諸元・JNCAPの試験車・納期の表示・URBANOの有無・口コミの集計の範囲で、出典はトヨタ公式・NASVA・資源エネルギー庁、時点は2026年10月20日。走りの感想・実燃費・内装の質感から先は、試乗していないので分かりません。
CARVELの物差し v1.1 の★の境目
| 軸 | ★5 | ★4 | ★3 | ★2 | ★1 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 補助金後の価格(万円) | 250以下 | 350以下 | 450以下 | 600以下 | 600超 |
| 2 走る費用(100kmの円) | 500以下 | 800以下 | 1,100以下 | 1,400以下 | 1,400超 |
| 3 1回で走れる距離(km) | 600以上 | 500以上 | 400以上 | 300以上 | 300未満 |
| 4 最小回転半径(m) | 5.0以下 | 5.3以下 | 5.6以下 | 5.9以下 | 5.9超 |
| 5 悪路・雪道(最低地上高mm) | 4WD・210以上 | 4WD・180以上 | 4WD・180未満/2WDのみ・200以上 | 2WDのみ・170以上 | 2WDのみ・170未満 |
| 7 工場出荷の目処(ヵ月) | 1以内 | 3以内 | 6以内 | 12以内 | 12超・受注停止 |
軸6はJNCAPの星のまま。軸5は4WDがあれば、4WDのグレードで最も高い最低地上高で測ります。
参考URL一覧
- トヨタの価格・グレードのページ:https://toyota.jp/yariscross/grade/
- 資源エネルギー庁の調査:https://nenryo-teigakuhikisage.go.jp/current_graph.pdf
- NASVAの自動車アセスメント:https://www.nasva.go.jp/mamoru/assessment_car/detail/230
- トヨタの主要諸元表:https://toyota.jp/pages/contents/yariscross/001_p_001/pdf/yariscross_spec_202608.pdf
- トヨタの見積りシミュレーション:https://toyota.jp/service/estimate/cars
- トヨタの装備比較表(2026年8月版):https://toyota.jp/pages/contents/yariscross/001_p_001/pdf/yariscross_equipment_compare_202608.pdf
- トヨタの工場出荷時期の目処の表:https://toyota.jp/news/delivery/
