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ジープ コマンダーは、全長4,770mmの3列7人乗りSUVです。2.0Lディーゼル・9速AT・4WDで、価格は619万円から(2026年10月7日現在)。
619万円・軽油・4WD・7人乗り。値段と燃料代は高めですが、3列のわりに全幅は1,860mmと狭く、新型コンパスより50mmも細い車です。3列目を子どもや短い距離に使うと割り切れる家族なら、私はかなり推せる一台だと見ています。
総額の内訳はコマンダーの乗り出し価格の記事へ、値引きと公式の金利はコマンダーの値引きの記事へどうぞ。
この記事のポイント
- 物差しは平均2.3(4/7軸)
- 燃料は軽油、全車4WD
- サンルーフ付きとOverlandは9万円差
- 全幅1,860mmは3列のわりに細い
- 3列目は長距離向きではない評価
30秒でわかるジープ コマンダー(2026年11月時点)
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 価格(税込) | Limited 6,190,000円/Limited サンルーフ付 6,350,000円/Overland 6,440,000円 |
| 4つの額で見た実質 | Limited 6,893,125円(5年5万kmの燃料代込み・いまの車の売値0円とした場合) |
| 燃費(WLTC) | 14.4km/L・軽油(タンク60L) |
| サイズ | 全長4,770×全幅1,860×全高1,730mm・7人乗り |
| 駆動 | 4輪駆動(オンデマンド方式)だけ。PHEV・EVは無い |
| CARVELの物差し | 平均2.3(7軸のうち4軸を採点) |
| いまの車の売値 | 先に知るならMOTA車買取で概算査定額 |
価格はジープの価格表(2026年10月7日現在・経済変動加算額200,000円込み)、寸法と燃費はCommander の主要諸元・装備表によります。
公開日:2026年11月1日 / 最終更新日:2026年11月1日
ジープ コマンダーの評価:CARVELの物差しは平均2.3(4/7軸)
CARVELの物差しで採点すると、Commander Limited は7軸のうち4軸で平均2.3です。航続距離は★5ですが、価格と走る費用の2軸が★1。どちらも★2との境目を、わずかに超えたところで落ちています。

| # | 軸 | Limited の公式の数字 | ★ |
|---|---|---|---|
| 1 | 税込価格 | 6,190,000円 | ★1 |
| 2 | 走る費用 | 100kmあたり1,406.3円(14.4km/L・軽油) | ★1 |
| 3 | 1回で走れる距離 | 864km(60L×14.4km/Lの計算値) | ★5 |
| 4 | 取り回し | 最小回転半径5.8m | ★2 |
| 5 | 悪路・雪道 | —(4WDあり・最低地上高の公表なし) | — |
| 6 | 公的な安全評価 | —(評価なし) | — |
| 7 | 手に入る早さ | —(公式の目処なし) | — |
| 平均 | 2.3(4/7) |
基準はCARVELの全記事で共通(物差し v1.1)。★の境目は記事の末尾に載せています。採点できたのは4軸だけなので、5/7や7/7の車種の平均とは単純に比べないでください。
筆者の検証(2026年11月)|CARVELの物差し(v1.1)で見た Commander Limited(ジープ公式の価格表・主要諸元表と、資源エネルギー庁の燃料単価からの採点)
Limited は、軸1 ★1(6,190,000円)・軸2 ★1(100kmあたり1,406.3円)・軸3 ★5(864km・計算値)・軸4 ★2(5.8m)で、平均2.3(採点した軸 4/7)です。燃料単価は資源エネルギー庁の石油製品価格調査(2026年10月26日調査)の補助なしの軽油202.5円/L。補助込みの店頭の159.7円/Lなら、軸2は100kmあたり1,109.0円になります。国の補助金は対象外なので、補助金を引く前と後で★は変わりません。
価格と燃料代は、境目のすぐ上で★1
軸1の★2は600万円以下まで。Limited の6,190,000円は、その線を190,000円だけ超えています。
軸2も同じ形です。★2の上限1,400円に対して1,406.3円で、差は6.3円しかない。軽油の補助なしの単価が201.6円/L以下まで下がれば、ここは★2に上がる計算です。★1が2つ並んでも、どちらも「あと少し」の★1だと読むのが正確といえる。
悪路・安全・納期の軸が空いている理由
コマンダーには4輪駆動(オンデマンド方式)がありますが、日本の公式の諸元表・カタログ・車種ページに最低地上高の数字が載っていません。物差しは公式の数字が無い軸を推定で埋めないので、軸5は採点していない。
NASVAの自動車アセスメントにもコマンダーの評価は見当たらず(2026年11月時点)、軸6は「—」です。これは低い評価という意味ではありません。納期の目処も公表が無いため、軸7も空欄にしています。
いま買えるコマンダーは3グレードと限定4車
いま新車で注文できるのは、2026年10月7日現在の価格表に載る Limited・Limited サンルーフ付・Overland の3つです。限定車の一覧には4車が載り、完売の表示は出ていません(2026年11月時点)。パワートレインはディーゼルの1種類だけで、PHEVとEVは日本の価格表に無い。

カタログモデル:Limited・サンルーフ付・Overland
価格は Limited 6,190,000円、Limited〈デュアルペインパノラミックサンルーフ〉6,350,000円、Overland 6,440,000円。どれも2026年1月1日から入った経済変動加算額200,000円を含む額で、コマンダーの車種ページにも同じ注記があります。

発売時の597万円や、加算額が入る前の599万円は、いまの価格ではありません。古い記事でこの数字を見かけたら、いまの価格に読み替えてください。
Overland は、2026年6月9日のプレスリリースでカタログモデルになりました。それまでコマンダーは Limited の単一グレードで、Overland は2024年4月・11月と2025年6月に限定車として出ていた名前です。
限定車は4種:残っているかは販売店で
コマンダーの限定車の一覧には、次の4車が載っています。
| 限定車 | 台数 | 価格(税込) | 発売 |
|---|---|---|---|
| Trail Edition(Limited ベース) | 150台 | 6,190,000円 | 2025年10月4日 |
| Track Edition | 150台 | 6,460,000円 | 2026年2月21日 |
| Overland Field Style Edition | 標準パッケージ・スノーピーク「フィールドライズ」パッケージ 各50台 | 6,490,000円/6,600,000円 | 2026年9月12日 |
| Overland 85th Anniversary Edition | 100台 | 6,490,000円 | 2026年9月17日 |
Trail Edition の価格は2026年1月1日現在の表示で、発売時は5,990,000円でした。残りの台数はどの限定車も公表されていない。欲しい1台があるなら、最初に販売店へ「まだ注文できるか」を聞くところから始まります。
パワートレインは2.0Lディーゼルの1つだけ
エンジンは1,956ccの直列4気筒ターボディーゼルで、125kW(170ps)・350N・m(1,750-2,500rpm)。電子制御式の9速ATに、4輪駆動(オンデマンド方式)とセレクテレイン(AUTO/SNOW/SAND/MUD)を組み合わせます。燃料は軽油で、タンクは60L。
外部から充電する仕組みが無いので、国のCEV補助金も、EV・PHEV向けの自動車税のグリーン化特例や東京都のZEV向けの減免も当てはまりません。日本自動車輸入組合のエコカー減税の対象車一覧(2026年10月27日更新)にも、コマンダーの名前は無い。
持ち帰り:いま買えるコマンダーの早見表(2026年11月時点)
・Limited 6,190,000円・Limited サンルーフ付 6,350,000円・Overland 6,440,000円:新車で注文できる
・限定車4種(Trail・Track・Overland Field Style・Overland 85th):一覧に載り、完売の表示なし。残りは販売店で聞く
・パワートレイン:2.0Lディーゼル・9速AT・4WDの1種類。燃料は軽油
・PHEV・EV:日本の価格表に無い。CEV補助金もエコカー減税も対象外
販売店への最初の質問は「限定車でまだ注文できるものはありますか」の1行で足ります。
コマンダーのグレードの選び方:90,000円で Overland になる
Limited から Limited サンルーフ付が+160,000円、そこから Overland がさらに+90,000円です。サンルーフを付けるつもりなら、Overland はあと90,000円の距離にある。ただし、シートの素材だけは上のグレードで逆に動きます。

| グレード | 価格(税込) | 1つ下との差 | 差で付くもの |
|---|---|---|---|
| Limited | 6,190,000円 | — | レザーシート・18インチ・サラウンドビューカメラ・10.1インチのナビとETC2.0は標準 |
| Limited サンルーフ付 | 6,350,000円 | +160,000円 | デュアルペインパノラミックサンルーフ |
| Overland | 6,440,000円 | +90,000円 | ボディ同色の外装・ダイヤモンドカットの18インチ・テュペロブラウンの合成皮革シート(サンルーフは標準) |
価格は価格表(2026年10月7日現在)、装備は主要諸元・装備表とOverland のプレスリリースによります。
筆者の検証(2026年11月)|グレードの段と限定車の価格の差と、その差で付くもの(ジープ公式の価格表・主要諸元装備表・プレスリリース・限定車ページの集計)
Limited からサンルーフ付は+160,000円、サンルーフ付から Overland は+90,000円で、Limited から Overland までは+250,000円です。Overland の90,000円には、ボディ同色のフロント・リアフェイシアとホイールフレア・シルモールディング、ダイヤモンドカットの18インチ、テュペロブラウンの合成皮革シート(フロントに Overland の刺繍)、スウェードのインストルメントボルスター、グロスブラックアクセント付きのグリルが入ります。追加費用なしの色はグレーマグネシオ メタリックだけで、ほかの色は+55,000円。限定車は Trail Edition が Limited と同じ6,190,000円、Overland Field Style Edition の標準パッケージと Overland 85th Anniversary Edition が6,490,000円で、有償色を選んだ Overland(6,495,000円)より5,000円安い計算です。数字は2026年10月時点の公表値によります。
Limited 6,190,000円:運転支援とナビは入口から全部入り
入口の Limited でも、アダプティブクルーズコントロール(STOP & GO)、アクティブレーンマネジメント、ブラインドスポットモニター、サラウンドビューカメラ、前後のParkSenseは標準です。安全装備のために上へ行く必要はありません。
10.1インチのUconnect ナビとETC2.0、ハンズフリーパワーリフトゲートも付く。シートはレザーで、前席にはシートヒーターがあります。物差しと4つの額も、このグレードで出した数字。
Limited サンルーフ付 +160,000円:ガラスの屋根だけの段
差の160,000円で付くのは、デュアルペインパノラミックサンルーフだけ。車両重量は1,870kgから1,890kgへ20kg増えます。
3列目まで光を入れたい家族向けの段。屋根にこだわりがないなら、ここで払う理由はほぼ無い、と私は思います。
Overland +90,000円:外装と内装の色、シートは合成皮革に
Overland はサンルーフを標準で持ったまま、外装をボディ同色にして、ホイールをダイヤモンドカットの18インチに替えた段です。内装はテュペロブラウンでまとめてある。
ここで見落としやすいのがシート。Limited はレザー、Overland は合成皮革で、上のグレードのほうが本革ではなくなります。インテリアのページにも「Commander Overland は合成皮革シート仕様」と注記がある。革にこだわる人は、サンルーフ付の Limited で止めるのが筋です。
色で55,000円、限定車は Limited・Overland と並べて見る
追加費用なしの色は、グレーマグネシオ メタリックだけです。パールホワイトトライコート・ブリリアントブラッククリスタル・ヴェルヴェットレッドは55,000円かかり、ヴェルヴェットレッドは Limited だけの色。
限定車を並べると、Trail Edition は Limited と同じ6,190,000円。Overland Field Style Edition の標準パッケージと85th Anniversary Edition は6,490,000円で、有償色の Overland より5,000円安い計算になります。残っていればの話ですが、色まで決めているなら限定車も同じ表で比べたい。グレードと色ごとの総額はコマンダーの乗り出し価格の記事にまとめました。
大きさと3列目:7人乗りで全幅1,860mm
コマンダーは全長4,770mmの7人乗りですが、全幅は1,860mmです。幅1,850mm制限の駐車場には10mm足りず、3列目は、試乗記で長距離の移動には向かない席と評価されています。7人乗りの車というより、5人+2人の車と見ると選びやすい。

| 項目 | Commander(Limited) |
|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 4,770×1,860×1,730mm |
| ホイールベース | 2,780mm |
| 最小回転半径 | 5.8m |
| 乗車定員 | 7名 |
| 車両重量 | 1,870kg(サンルーフ付・Overland は1,890kg) |
| シート | 2列目60:40分割・3列目50:50分割可倒 |
駐車場:幅1,850mm制限に10mm、高さ1,550mm制限に180mm
全幅1,860mmは、幅1,850mm制限の機械式駐車場に車体だけで10mm収まりません。全高も1,730mmあり、高さ1,550mm制限の例なら180mm超える。

ドアミラーを含む幅は諸元表に載っていません。駐車場の制限は施設ごとに違うので、契約の前に自宅と職場の駐車場の幅と高さを数字で確かめておきたいところです。
3列目:公式は7名、試乗記は「長距離には向かない」
公式のインテリアのページは、3列目まで含めて「7名を未知なる体験への高揚感で包みます」と書いています。3列目は50:50で分けて倒せて、倒すとフラットな荷室になる、というのが公式の説明。
一方、価格.comマガジンの試乗記(2022年10月)は、3列目を「座面が平面で長距離移動には向いていない」と書き、年に数回の多人数乗車に使う席と見ています。carview!の専門家レビュー(2023年4月)も、サードシートの広さと使い勝手に物足りなさを挙げた。3列目に大人を乗せて遠出する家族なら、ここが一番の分かれ目になります。正直、私がいちばん気にするのもこの評価。
荷室:発表時の報道では5人で481L、7人で170L
荷室の容量は、いまの公式の資料に数字が無い。2022年の発表時の報道では、5人乗車で481L、7人乗車で170Lと伝えられています(Car Watch・グーネットマガジン)。
7人で乗ると荷室は170L。家族7人で旅行に出るなら、荷物の量を先に決めておきたい数字といえます。
同じジープとほかの3列SUVとの違い
コマンダーは新型コンパスより990,000円高く、全長は220mm長いのに、全幅は50mm狭い車です。公式も85周年の限定車の発表で、コマンダーを「ジープ唯一の7シーターSUV」と書いています。他社の3列なら GLB 180 と CX-80 が並ぶ相手になる。

| 車種(比べたグレード) | 価格(税込) | 全長×全幅×全高 | 最小回転半径 | 定員・駆動 | WLTC燃費・燃料 |
|---|---|---|---|---|---|
| コマンダー Limited | 6,190,000円 | 4,770×1,860×1,730mm | 5.8m | 7人・4WD | 14.4km/L・軽油 |
| 新型コンパス Altitude | 5,200,000円 | 4,550×1,910×1,670mm | 5.4m | 5人・FF | 19.6km/L・ハイオク |
| レネゲード Altitude e-Hybrid | 5,590,000円 | 4,255×1,805×1,695mm | 5.5m | 5人・FF | 17.7km/L・ハイオク |
価格は価格表(2026年10月7日現在)、寸法と燃費は各車の主要諸元表によります。同じ価格表では、ラングラーがアンリミテッド スポーツ 8,140,000円からで、コマンダーより1,950,000円高い。
筆者の検証(2026年11月)|同じジープ・他社の3列シートSUVとの寸法・価格・燃料代の差(ジープ公式の価格表と各車の主要諸元表の値からの計算)
コマンダー Limited は新型コンパス Altitude より990,000円高く、全長は+220mm、全幅は1,860mmと1,910mmで50mm狭くなります。5年5万kmの燃料代は、軽油202.5円/Lで703,125円、ハイオク223.8円/Lの新型コンパスは570,918円で、差は132,207円。レネゲード Altitude e-Hybrid より600,000円高く、全長+515mm・全幅+55mmです。幅1,850mm制限に対し、コマンダーは10mm超え、新型コンパスは60mm超え、レネゲードは45mmの余り。GLB 180 Urban Stars はコマンダーより680,000円高く、全長−110mm・全幅−15mm。CX-80 は全長+220mm・全幅+30mmです。燃料単価は、2026年10月26日調査の補助なしの値で計算。
新型コンパス:990,000円安い5人乗りFF、幅は50mm広い
新型コンパス Altitude は5,200,000円で、コマンダーより990,000円安い。そのかわり5人乗りで、駆動は前輪駆動(FF)だけです。
実は意外なのが幅で、新型コンパスの1,910mmに対してコマンダーは1,860mm。3列の大きい車のほうが50mm細い。燃料代は5年5万kmで新型コンパスが132,207円少なく、5人で足りて4WDが要らないならコンパスの評価の記事が先に読む記事になります。
レネゲードとラングラー:小さいほうと本格派
レネゲード Altitude e-Hybrid は5,590,000円で、全長は515mm短い4,255mm。街で扱いやすい大きさを優先するなら、こちらのレネゲードの評価の記事が近い答えです。
反対に、もっと悪路に寄せるならラングラーで、価格は8,140,000円から。グレードの差はラングラーのグレードの選び方で並べています。
ほかの3列:GLB 180 と CX-80
GLB 180 Urban Stars は6,870,000円で、コマンダーより680,000円高く、全長は110mm短い4,660mm。全幅は1,845mmで、幅1,850mm制限に収まる側に入ります。同じ物差しでの採点はGLBの評価の記事で見られる。
CX-80 は全長4,990mm・全幅1,890mmで、コマンダーより220mm長く、30mm広い車です。3列目に大人を乗せる時間が長いなら、CX-80の評価の記事を先に見ておく価値がある。
予算や大きさで、別の3列も見たいとき
新車の619万円が重いなら、登録済み未使用車(新古車)や中古車も選択肢になります。ズバット車販売は、メーカー・車種・予算などを入れると、提携先の中古車販売店ネクステージ1社が非公開車両を含む在庫から探し、基本的に電話で連絡してくる仕組みです(ズバット車販売の公式ページ、2026年10月時点)。依頼は無料ですが、車の代金・諸費用・陸送費はネクステージとの契約で別にかかり、扱うのは中古車と新古車で新車ではありません。
\ 希望条件に合う中古車を相談 /
車両代金・諸費用などは別途必要です
いまの車を手放して乗り換えるなら、その売値で届く車の幅が変わります。MOTA車買取でWebの概算査定額を先に見ておくと、コマンダーと GLB のどちらまで届くかが数字で分かる。

7人乗りなのに、コンパスより細いの?



はい、50mm細い。幅で迷っていた人ほど驚く数字かも
コマンダーの4つの額:5年5万kmで実質689万円
Limited の払う額6,190,000円に、5年5万kmの燃料代703,125円を足すと、実質6,893,125円です(いまの車の売値0円とした場合)。国の補助金や減税で戻る額は0円。


| グレード | 払う額 | 戻る額 | 走る額(5年5万km) | 実質 |
|---|---|---|---|---|
| Limited | 6,190,000円 | 0円 | 703,125円 | 6,893,125円 |
| Limited サンルーフ付 | 6,350,000円 | 0円 | 703,125円 | 7,053,125円 |
| Overland | 6,440,000円 | 0円 | 703,125円 | 7,143,125円 |
実質いくら=払う額−戻る額+走る額−売る額(売る額0円の場合)。戻る額が0円なのは、ディーゼル車でCEV補助金の対象外、エコカー減税の対象外(日本自動車輸入組合の一覧・2026年10月27日更新)で、環境性能割も2026年3月31日で廃止されたためです。諸費用・オプション・値引きは入れていません。
筆者の検証(2026年11月)|4つの額(払う・戻る・走る・売る)を5年5万kmで(ジープ公式の価格表と諸元表、資源エネルギー庁の燃料単価からの計算)
走る額は、5万km÷WLTC 14.4km/L×補助なしの軽油202.5円/Lで703,125円、1kmあたり14.06円です。3グレードとも燃費は同じなので、走る額も同じ。実質は Limited 6,893,125円、Limited サンルーフ付 7,053,125円、Overland 7,143,125円になります。補助込みの店頭の軽油159.7円/Lで計算すると、走る額は554,514円。単価は2026年10月26日調査の値です。
燃料代は軽油202.5円/Lで計算
単価は、資源エネルギー庁の石油製品価格調査(2026年10月26日調査)の店頭の軽油159.7円/Lに、その週の国の支給単価42.8円/Lを足した補助なしの値です。補助が続く間は、走る額は表より小さくなります。
軽油はハイオクより単価が低いぶん、燃費14.4km/Lでも100kmあたり1,406.3円に収まっている。とはいえ、5年で70万円を超える額は、実質の1割を占めます。
乗り出し価格と値引きは別の記事で
11月に登録すると、車両に重量税・自賠責・自動車税・リサイクル料金を足して、Limited は6,295,950円からです。販売店の諸費用はジープ公式に公表が無く、見積書で確かめる部分。内訳はコマンダーの乗り出し価格の記事にあります。
値引きの額は、ジープ公式の公表がありません。いまの価格になった2026年以降の購入者の申告も、公開データにまだ無い。公式の支援は2026年11月1日〜12月末の成約かつ登録の低金利プランで、コマンダーは1.85%(37回・61回のみ)。年内に登録できる最後の日は12月28日(月)です。条件の読み方はコマンダーの値引きの記事で整理しました。
売る額は見積もりで埋まる
4つの額のうち、読者ごとに違うのは売る額の1行だけです。コマンダー自体の5年後の売値は予想しません。埋められるのは、いまの車の売値のほう。
MOTA車買取は、最大20社が入札し、申し込みの最短3時間後にWebで概算査定額が出ます(MOTAの公式ページ、2026年10月時点)。申し込むと電話で連絡が来ますが、やりとりするのは高額査定の上位3社まで。利用料は無料で、有料なのは任意のサポートだけです。
\ 売却前に、愛車の査定額を確認 /
査定条件をそろえて、売却の目安を確認
コマンダーの本音:推しポイント・惜しいポイント・やめておけ条件
運転の感想は持っていないので、本音は公式の数字で言える範囲です。そのうえで言うと、コマンダーは「日本の道で使える幅の、3列のジープ」として筋の通った車だと思っています。
推しポイント:7人乗りで幅1,860mm、装備は入口から全部入り
推しの1つ目は寸法。7人乗りで全幅1,860mm、5人乗りの新型コンパスより50mm細い。CX-80 の1,890mmと比べても30mm狭く、この数字は素直にうれしい。
2つ目は、Limited の時点でACC・サラウンドビューカメラ・ETC2.0・ナビまで標準なこと。350N・mのディーゼルと4WD、計算上864kmの航続もあって、長距離の土台はそろっています。サンルーフ付から Overland までが90,000円という段の小ささも、選ぶ側には助かる。
惜しいポイント:619万円から、燃料代、3列目
いちばん惜しいのは値段。619万円からで、物差しの軸1は★1。燃料代も100kmあたり1,406.3円で★1と、お金の2軸がどちらも境目の上に乗ってしまったのは、正直くやしい。
3列目が長距離に向かないという評価、最小回転半径5.8m、最低地上高と安全評価の公表が無いことも、物差しが2.3にとどまる理由として残ります。試乗記(価格.comマガジン・2022年10月)では、ディーゼルの音と振動が最新のディーゼルより目立つという指摘もありました。
価格.comのユーザーレビューは満足度3.94(9件・最新の投稿は2025年9月)で、燃費の欄には街乗り8〜10km/L・高速12〜14km/Lほどの報告が並びます。件数が少ないので、傾向の参考にとどめたい数字です。



3列目を「たまに使う席」と割り切れるなら、推せます
候補がコマンダーに決まったら、次はお金の段取りです。600万円を超える買い物で、総額をいちばん動かすのはいまの車をどこに売るか。下取りの額を聞く前にWebの査定額を1つ持っておけば、見積書の下取りの欄をその場で比べられます。下取りと買取の分け方は下取りと買取の違いにまとめました。
\ その下取り額、決める前に比較! /
MOTAで下取りと比べる目安を確認
ジープ コマンダーのよくある質問
- コマンダーの3列目は大人が座れますか?
-
座れますが、長距離には向かないという評価です。試乗記は座面が平らな3列目を年に数回の多人数乗車向けとし、専門家のレビューも広さと使い勝手に物足りなさを挙げています。
- コマンダーの燃料は軽油ですか?
-
軽油です。2.0Lのターボディーゼルで、タンクは60L、WLTCモードの燃費は14.4km/L。
- コマンダーにPHEVやEVはありますか?
-
日本の価格表にはありません(2026年11月時点)。いま買えるのは2.0Lディーゼルの1種類だけで、CEV補助金の対象にもなりません。
- Limited と Overland の違いは何ですか?
-
価格は250,000円違い、Overland はサンルーフが標準です。外装がボディ同色になり、ホイールはダイヤモンドカット、シートは Limited のレザーに対して合成皮革。
- コマンダーは機械式駐車場に入りますか?
-
幅1,850mm制限の駐車場には、車体だけで10mm超えて入りません。全幅1,860mm・全高1,730mmで、ドアミラーを含む幅は公表されていないため、駐車場の制限の数字で確かめてください。
- コマンダーの燃費はどれくらいですか?
-
WLTCモードで14.4km/Lです。内訳は市街地10.1km/L・郊外14.8km/L・高速道路17.3km/Lで、Limited と Overland は同じ値。
まとめ:コマンダーは物差し2.3、決め手は3列目と駐車場の幅
ジープ コマンダーは、7人乗りを全幅1,860mmに収め、運転支援とナビを入口から標準で持つ車です。そのかわり、価格と燃料代は高めに出ます。
- いま注文できるのは Limited(6,190,000円)・Limited サンルーフ付(6,350,000円)・Overland(6,440,000円)。限定車4種は一覧に載る(残りは販売店で)
- CARVELの物差しは平均2.3(4/7軸)。5年5万kmの実質は Limited で6,893,125円
- 3列目に大人を長く乗せるなら CX-80、幅1,850mm制限なら GLB 180、5人で足りるなら新型コンパスが先
次の一歩
今日やることは1つ。メジャーか管理会社の資料で、自宅の駐車場の幅の制限を数字で調べてください。1,860mmより広ければコマンダーは候補に残ります。そのうえで、3列目に座る人の身長と、乗る時間を家族で1行ずつ書き出せば、コマンダーか CX-80 かはほぼ決まるだろう。
見積もりの前に、コマンダーの乗り出し価格の記事でグレードと色ごとの総額を出し、コマンダーの値引きの記事で1.85%の条件と年内の期限を見ておくと話が早い。一括査定のサービスの違いは車の一括査定の比較で比べられます。
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CARVELの物差し v1.1 の★の境目
| 軸 | ★5 | ★4 | ★3 | ★2 | ★1 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 税込価格 | 250万円以下 | 350万円以下 | 450万円以下 | 600万円以下 | 600万円超 |
| 2 走る費用(100km) | 500円以下 | 800円以下 | 1,100円以下 | 1,400円以下 | 1,400円超 |
| 3 1回で走れる距離 | 600km以上 | 500km以上 | 400km以上 | 300km以上 | 300km未満 |
| 4 最小回転半径 | 5.0m以下 | 5.3m以下 | 5.6m以下 | 5.9m以下 | 5.9m超 |
| 5 最低地上高 | 4WD・210mm以上 | 4WD・180mm以上 | 4WD・180mm未満/2WDのみ・200mm以上 | 2WDのみ・170mm以上 | 2WDのみ・170mm未満 |
| 6 公的な安全評価 | JNCAPの★5 | ★4 | ★3 | ★2 | ★1 |
| 7 工場出荷の目処 | 1ヵ月以内 | 3ヵ月以内 | 6ヵ月以内 | 12ヵ月以内 | 12ヵ月超・受注停止 |
出典:Stellantis ジャパン(ジープ)、日本自動車輸入組合、NASVA、資源エネルギー庁、報道(Car Watch・グーネットマガジン)、試乗記とレビュー(価格.comマガジン・carview!・価格.com)
時点:2026年11月(価格は2026年10月7日現在の価格表)。走りの感想・実際の燃費・販売店ごとの在庫と納期は分かりません。
参考URL一覧
- ジープの価格表:https://dl.stellantisjapan.jp/data/jeep/loan/jeep_pricelist_dealer.pdf
- Commander の主要諸元・装備表:https://dl.stellantisjapan.jp/data/jeep/spec/commander.pdf
- コマンダーの車種ページ:https://www.jeep-japan.com/commander.html
- 2026年6月9日のプレスリリース:https://www.stellantis.jp/hubfs/release/20260609_Jeep_Commander_Overland/20260609_Jeep_Commander_Overland.pdf
- コマンダーの限定車の一覧:https://www.jeep-japan.com/commander/limited-editions.html
- 2026年11月1日〜12月末の成約かつ登録の低金利プラン:https://www.jeep-japan.com/campaign/offer.html

