CX-30の評価|物差し3.9、264万円の20Cから選ぶ8グレード

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マツダ CX-30の評価とグレードの選び方の記事のアイキャッチ。白い壁とガラスの建物の前に止まる銀色のCX-30を左斜め前から写した公式写真に、記事のタイトルを重ねた(2026年10月時点)
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マツダ CX-30は、2019年に国内発売されたコンパクトSUVです。2026年7月の商品改良で、全車がモーター付きのガソリン車(M Hybrid)になりました。

全高は1,540mm。ヤリスクロス(1,580mm〜)、CX-5(1,695mm)、ヴェゼルの標準タイプ(1,580mm〜)は1,550mmを超えますが、ヴェゼルの e:HEV RS は全高1,545mmで、ホンダが2025年10月23日に発表して24日に発売しましたが、2026年10月22日の改良発表のタイプ一覧には載っていません。RSの在庫や扱いは販売店で確かめてください。車高制限1,550mmの機械式立体駐車場を前提に、ホンダが改良後に発表している標準タイプで並べると、収まるのはCX-30です。幅と重さの制限は駐車場ごとに別なので、そこは管理会社の数字と並べてください。

改良後は8つの組み合わせで264万円〜375万6500円(税込・2026年10月時点)。CARVELの物差しは平均3.9で7軸すべて採点でき、弱いのは100kmあたり1,314円(国の補助なしの単価)の燃料代です。

迷ったら、グレードより先にエンジンを決めてください。2.0は20Gまで装備が少しずつ増える階段で、2.5は360°ビュー・モニターやシートベンチレーションが最初から付く代わりに、20Gより44万円高く、工場出荷の目処も長くなります。

この記事のポイント

  • 入口は264万円の20C
  • 物差しは平均3.9(7/7)
  • 標準装備は129〜166

30秒でわかるマツダ CX-30(2026年10月時点)

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項目数字
価格(税込)20C 2,640,000円〜25 Air Edition 4WD 3,756,500円の8つ
パワートレイン2.0L・2.5Lのガソリン+モーター(M Hybrid)・6速AT。4WDは2.5Lだけで、ディーゼルは無い
乗り出し2,799,920円〜3,931,220円。マツダ公式のカンタン見積りに11月からの自賠責25,180円を当てた11月登録の額で、追加料金のない色・オプションなし
実質いくら・5年5万km20C 3,297,099円〜。売る額0円の4つの額
燃費(WLTC)と燃料2.0 16.2km/L・2.5 2WD 15.5km/L・2.5 4WD 14.5km/L・無鉛レギュラー
サイズ全長4,395×全幅1,795×全高1,540mm・最小回転半径5.3m・最低地上高175mm
荷室430L(VDA方式・サブトランクを含む)
安全評価JNCAP 自動車安全性能2021で★5(167.07/190点)。試験は改良前の車
納期の目処工場出荷の目処は2.0が1〜1.5か月程度、2.5が2〜5か月程度(2026年10月2日時点)。納車日ではない
標準装備の数主要装備表の○は20Cの129から25 Air Edition 4WDの166まで
CARVELの物差し平均3.9・採点した軸7/7・20Cで採点
いまの車の売値先に知るならMOTA車買取で概算査定額

税金と諸費用を足した8つの総額と、登録の月による違いは、CX-30の乗り出し価格の記事で出しています。

価格・諸元・装備は、2026年10月時点のマツダ公式サイト(CX-30の製品サイト・主要諸元表・主要装備表)の値です。

公開日:2026年10月29日 / 最終更新日:2026年10月29日

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目次

CX-30の評価:物差しは平均3.9(7/7)、★2は燃料代だけ(2026年10月時点)

いちばん安い20Cを7つの軸に当てると、平均は3.9で採点した軸は7/7。★5は満タンで走れる距離と安全評価、★4は価格・取り回し・納期、★3は4WDと地上高、★2は100kmの燃料代です。

明るいスタジオに置いた灰色のCX-30を左斜め前から見た外観。黒いメッシュのグリルと、黒いホイールが分かる
画像:マツダ 公式サイト

7軸の採点:20Cで★4・★2・★5・★4・★3・★5・★4

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#軸使った公式の数字・20C 2WD★ひとこと
1補助金後の価格2,640,000円・CEV補助金の対象外★4入口は軽い
2走る費用100kmあたり1,314.2円。16.2km/L×補助なしレギュラー212.9円/L★2唯一の弱点
31回で走れる距離51L×16.2km/L=826.2km(計算値)★5給油は少ない
4取り回し最小回転半径5.3m★4★4の上限ちょうど
5悪路・雪道4WDの設定あり(2.5Lだけ)・最低地上高175mm★3地上高が足を引く
6公的な安全評価JNCAP 自動車安全性能2021 ★5。試験は改良前の20S PROACTIVE Touring Selection★5改良前の試験
7手に入る早さ工場出荷の目処 2.0は1〜1.5か月程度(2026年10月2日時点)★4長いほうの1.5か月で判定
平均3.9・7/7

★の境目はCARVELの全記事で共通です(物差し v1.1)。諸元はマツダのカタログ・主要諸元(2026年7月現在)、納期は工場出荷時期目処のご案内の値。軸5は「車種に4WDの設定があるか」で見る決まりなので、20C自体は2WDでも、2.5Lに4WDがあることで★3になります。

筆者の検証(2026年10月)|物差し v1.1 で20Cを採点(公式の価格表と諸元表からの計算)
20C 2WDの公式値を物差し v1.1 の基準どおり★に置き換えた結果で、燃料単価は2026年10月26日調査の補助なしの値です。JNCAPを外した6軸だけなら平均3.7になります。

燃料代の単価は、資源エネルギー庁の燃料油価格の資料にあるレギュラー全国平均170.1円/L(2026年10月26日調査・10月28日公表)に、その週の国の支給42.8円/Lを足した212.9円/Lです。国の補助が入った店頭価格は、これより約43円安い170.1円/L。店頭の単価なら100kmで1,050.0円になり、軸2は★3、平均は4.0まで上がります。

★2のままでいられるのは単価226.8円/Lまで。★3に上がるには178.2円/L以下が要る計算で、補助が続く限り、店頭で払う額は★3の側にいます。

25L 2WDは3.7、25L 4WDは3.4:上のグレードほど点は下がる

同じ物差しを2.5Lに当てると、25L 2WDは平均3.7、25L 4WDは3.4です。25L 2WDは燃料代1,373.5円で★2のまま、納期の目処が2〜5か月で★3に下がる。25L 4WDは価格が3,646,500円で★3、燃料代1,468.3円で★1、満タンの距離は696.0kmで★5を保ちます。

点が下がるのは、物差しが価格・燃料代・納期を見るから。上のグレードの価値は装備の数に出るので、そこはグレードの章で数えた階段を見てください。

安全評価は自動車安全性能2021で★5(試験は改良前の車)

NASVAの自動車アセスメントで、CX-30は自動車安全性能2021の★5、167.07/190点(87%)です。内訳は衝突安全89.93/100点、予防安全69.15/82点、事故自動緊急通報装置8点で、2022年1月7日にファイブスター賞の公表がありました。

試験に使われたのは改良前の20S PROACTIVE Touring Selection(2WD・6速AT)。2026年7月の改良で加わったELKやスマート・ブレーキ・サポートの追加機能は、この評価の後の装備です。改良後の車での再試験は、2026年10月時点で公表されていません。

3.9って、CX-5より上ってこと?

数字は上。ただ軸の数が違うので順位ではない

CX-5は3.7(6/7・JNCAPは未評価)、ヴェゼルは3.8(6/7・納期の目処は非公表)。採点できた軸が違う平均は、そのまま上下に並べないのがCARVELの決まりです。

2026年7月の商品改良で変わったこと:ディーゼルが無くなり、4WDは2.5Lだけに

2026年7月23日のマツダの発表で、CX-30は2.5Lのe-SKYACTIV G 2.5を加え、ディーゼルの設定が無くなりました。同じ日に受注が始まり、販売は2026年8月から順次。公式の呼び方は「商品改良」で、全面改良ではありません。

CX-30のボディカラーの塗装見本を3列3段に並べた9色。青・銀・白・赤などのボディの曲面に光が映り込んでいる
画像:マツダ 公式サイト

改良の中身:2.5Lを追加、20Cをカタログに、Air Editionを追加

これまで法人向けだった20Cがカタログのグレードになり、特別仕様車のAir Editionが2.0と2.5の両方に加わりました。運転支援では、ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)の降車時警告、ELK、スマート・ブレーキ・サポート(SBS)の機能の追加、マツダ・レーダー・クルーズ・コントロールの速度標識との連動、アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)が並びます。

25系にはシートベンチレーションと360°ビュー・モニターが標準で付き、新色はエアログレーメタリックとジンクグリーンメタリック。ジンクグリーンメタリックは10月生産開始の予定と発表されています。

値札の入口:最安は約13.2万円下がり、4WDの入口は約63.75万円上がった

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入口改良前改良後差
いちばん安いグレード約277.2万円(20S i Selection 2WD)264.0万円(20C)約13.2万円安い
4WDのいちばん安いグレード約300.9万円(20S i Selection 4WD)364.65万円(25L 4WD)約63.75万円高い
いちばん高いグレード約368.5万円(XD Retro Sports Edition 4WD)375.65万円(25 Air Edition 4WD)約7.15万円高い

入口は下がったのに、4WDの入口は60万円以上上がっています。理由は単純で、2.0の4WDが無くなったから。いま4WDを選ぶと、エンジンは自動的に2.5Lです。

改良前と改良後の値札の入口:いちばん安いグレードは約277.2万円(20S i Selection 2WD)から264.0万円(20C)へ約13.2万円下がり、4WDのいちばん安いグレードは約300.9万円(20S i Selection 4WD)から364.65万円(25L 4WD)へ約63.75万円上がった。4WDは2.5Lだけになった

筆者の検証(2026年10月)|改良前と改良後の値札の入口(公式のリリースと価格表からの計算)
改良後は2026年10月時点の公式の税込価格、改良前は2024年7月18日のマツダの発表の価格帯と、グレード別の万円単位の公開情報をもとにした比較です。改良前の個別の価格は1円単位では示せないので「約」を付けています。

雪道のために4WDが欲しく、予算が300万円前後なら、改良後のCX-30は合いません。同じ予算で4WDにこだわるなら、改良前の4WDを中古車で探すか、別の車種と並べるほうが筋が通ります。

改良前の情報が残る記事の見分け方

「XD」「i Selection」「Retro Sports Edition」、ディーゼルの燃費が出てくる記事は、改良前の内容です。いまのグレードは20C・20S・20G・20 Air Edition・25L・25 Air Editionの6つで、2.5LはLとAir Editionにだけあります。評価や値引きの数字を読むときは、記事の日付とグレード名を先に見てください。

CX-30の価格は8つで264万円〜375万6500円、5年の実質は20Cで3,297,099円(2026年10月時点)

CEV補助金は対象外なので、4つの額の「戻る額」は0円。20Cを5年5万km乗ると、燃料代を足した実質は売る額0円で3,297,099円です。

明るいスタジオに置いた白いCX-30を左斜め前から見た外観。白いボディに、黒い樹脂のフェンダーと黒いホイールが分かる
画像:マツダ 公式サイト

8つの価格表(税込・2026年10月時点)

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エンジン駆動グレード価格
2.02WD20C2,640,000円
2.02WD20S2,734,600円
2.02WD20G2,970,000円
2.02WD20 Air Edition3,190,000円
2.52WD25L3,410,000円
2.52WD25 Air Edition3,520,000円
2.54WD25L3,646,500円
2.54WD25 Air Edition3,756,500円

2.0は2WDだけ、2.5の4WDは2WDより236,500円高。色はソウルレッドクリスタルメタリックが66,000円高、スノーフレイクホワイトパールマイカが33,000円高です。価格はマツダ公式の税込のメーカー希望小売価格で、メーカーオプションの価格は製品サイトに載っていません。

この値札で予算を超えるなら、改良前のCX-30(ディーゼルや2.0の4WDを含む)を中古車で探す道もあります。ズバット車販売は、車種や予算を伝えると、提携の販売店から電話やメールで連絡が来る仕組みです(2026年10月時点)。依頼は無料で、車の代金や諸費用はかかります。新車の扱いがあるかは確かめられていません。

4つの額:払う・戻る・走る・売る(5年5万km)

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額20Cの中身金額
払う額税込の車両価格2,640,000円
戻る額CEV補助金の対象外0円
走る額5万km÷16.2km/L×212.9円/L+657,099円
売る額いまの車の売値(読者ごとに違う)0円で計算
実質払う額−戻る額+走る額−売る額3,297,099円

走る額の657,099円は、値札の約25%にあたります。店頭の170.1円/Lで出し直しても525,000円。値引きの交渉で動く額より、5年の燃料代のほうが大きい。私はここを先に見ておくのが安全だと考えています。

筆者の検証(2026年10月)|8つの組み合わせの4つの額(公式の価格表と燃費値からの計算)
公式の税込価格・WLTC燃費と、2026年10月26日調査の補助なしのレギュラー212.9円/Lから出した額です。売る額は0円、オプションと諸費用は入れていません。

売る額の行は、MOTA車買取でいまの車の概算査定額を見ると数字が入ります。

戻る額が0円のCX-30で、実質を手元で動かせるのは売る額の行だけ。2026年10月時点のMOTAの公式ページによると、最大20社が入札し、やりとりするのは高額査定の上位3社まで。最短3時間後にWebで概算査定額が出て、利用料は無料です(任意の有料サポートを除く)。申し込むと、高い査定を出した上位3社からは電話で連絡が来ます。

8つの4つの額の早見表

スクショ用:CX-30の8つの実質(5年5万km・売る額0円)
・20C:2,640,000円+燃料代657,099円=3,297,099円
・20S:2,734,600円+657,099円=3,391,699円
・20G:2,970,000円+657,099円=3,627,099円
・20 Air Edition:3,190,000円+657,099円=3,847,099円
・25L 2WD:3,410,000円+686,774円=4,096,774円
・25 Air Edition 2WD:3,520,000円+686,774円=4,206,774円
・25L 4WD:3,646,500円+734,138円=4,380,638円
・25 Air Edition 4WD:3,756,500円+734,138円=4,490,638円
・燃料代の差:2.0→2.5 2WDで+29,675円、2.5の2WD→4WDで+47,364円
・単価:補助なしのレギュラー212.9円/L(2026年10月26日調査)。戻る額はどれも0円

残クレで払う場合の支払い例(5年61回で残価は車両価格の約41%)と諸費用込みの総額は乗り出し価格の記事、値引きの目安と引いた後の総額は値引きの記事にまとめています。

グレードの選び方:標準装備の数は20Cの129から25 Air Editionの166まで

主要装備表の標準装備(○)は、20C 129・20S 139・20G 145・20 Air Edition 151・25L 159・25 Air Edition 161で、4WDはそれぞれ5つ多い。いちばん大きい段は20G→25Lで、標準になる装備が24件、値札の差は44万円です。

CX-30の運転席まわりを助手席側から見た様子。ダッシュボードの上に横長の画面があり、手前に灰色の線の入った布のシートが見える
画像:マツダ 公式サイト

階段の表:8つの標準装備の数と、ひとつ下から増える件数

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グレード価格○の数比べる相手標準になる外れる
20C2,640,000円129———
20S2,734,600円13920C14件4件
20G2,970,000円14520S15件9件
20 Air Edition3,190,000円15120G10件4件
25L 2WD3,410,000円15920G24件10件
25 Air Edition 2WD3,520,000円16125L 2WD6件4件
25L 4WD3,646,500円16425L 2WD5件0件
25 Air Edition 4WD3,756,500円16625 Air Edition 2WD○は5つ多い—

数は、マツダの主要装備表(2026年7月現在)で8つのグレードに記号が並ぶ197行のうち、○(標準装備)の行の数です。説明が2行にわたる装備は1行として扱います。「外れる」の多くは入れ替えで、たとえば20Sでは8.8インチの画面が10.25インチに、6スピーカーが8スピーカーへ。

グレードごとの標準装備(主要装備表の○)の数:20C 129・20S 139・20G 145・20 Air Edition 151・25L 2WD 159・25 Air Edition 2WD 161・25L 4WD 164・25 Air Edition 4WD 166。いちばん大きい段は20G→25L 2WDで、440,000円で標準になる装備が24件

筆者の検証(2026年10月)|主要装備表で見るグレードごとの標準装備の数(公式の主要装備表からの集計)
2026年7月現在の主要諸元・主要装備表で、8つのグレードの○・△・◇・―を行ごとに並べ、○の数と隣のグレードとの差を出した結果です。360°ビュー・モニターの付き方は、グレードのページの装備表と2026年7月23日の発表の記載がそろっています。

段ごとの中身:20C→20Sは画面とアルミ、20S→20Gはライトとリフトゲート、20G→25Lは360°ビューと快適装備

20C→20Sは94,600円で、標準になるのは14件。10.25インチのセンターディスプレイ、Apple CarPlay・Android Autoのタッチ操作、16インチのアルミホイール、8スピーカー、交通標識認識システム(TSR)、トノカバーなどです。毎日触る画面と音が変わるので、94,600円の段としては中身が濃い。

20S→20Gは235,400円で15件。アダプティブ・LED・ヘッドライト、パワーリフトゲート、18インチのアルミホイール、黒の加飾パーツが入ります。

20G→25L 2WDは440,000円で、標準になる装備は24件。360°ビュー・モニター、前側方接近車両検知(FCTA)、ドライバー・モニタリング、クルージング&トラフィック・サポート(CTS)、運転席と助手席のシートベンチレーションとシートヒーター、ステアリングヒーター、フルセグ、ワイヤレス充電、スムースレザーのシートまでがここで一度に付きます。44万円は2.5Lの値段だけではありません。ほかの段は装備が数件ずつ増えるだけなので、44万円を払う意味があるかはこの24件で決まります。

前後のパーキングセンサー、BSM、後側方接近車両検知(RCTA)は、20Cを含む全グレードで標準。ここは入口のグレードでも削られていない、と私は評価しています。

Air Editionは何が違う:20Gより220,000円、25Lより110,000円高い

20 Air Editionは20Gに10件を足した仕様で、CTS、シートヒーター、LEDのダウンライト、合成皮革とクロスのシート(ピュアホワイト/グレー)などが標準になります。

25 Air Editionは25Lに6件。ルーフレールと、Boseのサウンドシステム(12スピーカー)が付き、シートは合成皮革とレガーヌのピュアホワイト/グレーです。25Lのスムースレザーは外れるので、革のシートが欲しいなら25Lのほう。ここは見落としやすい入れ替えです。

20Cに360°ビューは付けられないの?

20Cは設定なし。20S〜20 Airはオプション、25系は標準

360°ビュー・モニターのメーカーオプションは、注文の後からは付けられません(マツダの装備表の注記)。20Gと25Lの44万円の差を、いまの車の売値でどこまで埋められるかで、選べる段の上限が変わります。

2.0か2.5か:燃料代は5年で29,675円、工場出荷の目処は2.5が長い。4WDは2.5だけ

4WDが要らないなら、分かれ目は装備と納期です。燃料代の差は5年5万kmで29,675円と小さく、20G→25Lの469,675円の大半は値札の差。4WDが要るなら、選択肢は2.5の2グレードだけになります。

CX-30のシフトレバーとエンジンのスタートボタンのアップ。黒いレバーの奥に、丸いボタンが見える
画像:マツダ 公式サイト

エンジンの違い:156PS・199N·mと179PS・238N·m

2.0は115kW(156PS)・199N·m、2.5は132kW(179PS)・238N·m。どちらもモーター付きのM Hybrid(モーターは2.0が5kW、2.5が4kW)で、6速ATと無鉛レギュラーの組み合わせです。車両重量は2.0が1,420kg、2.5の2WDが1,470kg、4WDが1,530kg。

外部充電やモーターだけで走る説明は公式に無く、いわゆるストロングハイブリッドとは別物です。走りの違いは、試乗で確かめてください。

燃料代と納期:2.5 2WDは5年で+29,675円、工場出荷の目処は2〜5か月

WLTCは2.0が16.2km/L、2.5の2WDが15.5km/L。補助なしの212.9円/Lで5年5万kmなら、2.5の2WDのほうが29,675円多くかかる計算です。20Gから25L 2WDへ上げると、値札の440,000円と合わせて469,675円。

実は、納期の差のほうが大きい。工場出荷の目処は2.0が1〜1.5か月程度、2.5は2〜5か月程度(2026年10月2日時点)。欲しい月が決まっている人には、この差が装備より効くことがあります。

4WDが要るなら2.5L:25L 4WDは3,646,500円、燃料代はさらに+47,364円

4WDは2.5Lの25Lと25 Air Editionの2択で、25L 4WDは2WDより236,500円高い3,646,500円。WLTCは14.5km/Lになり、5年の燃料代は2WDより47,364円増えます。リアフォグランプ、フロントワイパーデアイサー、ヘッドランプウォッシャーなど、寒い地域向けの5件が標準で付くのも4WDだけ。

最低地上高は2WDも4WDも175mmで同じ。雪の深い道を走る日数と、236,500円と燃料代の上乗せを並べて決めるのが筋だと思います。

サイズと「運転しにくい」:全高1,540mm・最小回転半径5.3m・荷室430L(2026年10月時点)

CX-30の数字で目立つのは、全高1,540mmと最小回転半径5.3m。5.3mはヤリスクロスと同じで、CX-5の5.6mより0.3m小さい値です。「運転しにくい」の残りは、360°ビュー・モニターが付くかどうかで決まります。

赤いCX-30のリアゲートを開けた荷室。何も積んでいない平らな床の奥に、後席の背もたれが立っている
画像:マツダ 公式サイト

全高1,540mm:車高制限1,550mmの機械式立体駐車場に入る高さ

マツダは2024年7月18日の商品改良の発表で、CX-30を「車高制限1,550mmの機械式立体駐車場に入る車高」と説明しています。2026年7月現在の主要諸元表でも全高は1,540mmで、余白は10mm。

ただし機械式の駐車場には、高さのほかに幅や重さの制限があります。全幅1,795mm、車両重量1,420〜1,530kgを、駐車場の制限の数字と並べてから決めてください。

「運転しにくい」への数字の答え:回転半径5.3m、360°ビューは20Cに無い

最小回転半径は全グレード5.3mで、ヴェゼルやヤリスクロスの5.3mと同じ値です。前後のパーキングセンサーは全車に付き、20Cを含めて駐車の補助はそろっています。

車の周りを上から見たように映す360°ビュー・モニターは、20Cには設定が無く、20S〜20 Air Editionはメーカーオプション、25系は標準。狭い道や駐車に不安がある人は、20Cを候補から外すかどうかをここで決めておくと迷いません。

荷室430Lと後席の室内寸法

荷室は430Lで、VDA方式でサブトランクを含む値です(マツダのカタログ)。Boseのサウンドシステムが付く車はサブトランクの形が違います。測り方が違う数字とは大小を比べないでください。

室内寸法は長さ1,830×幅1,492×高さ1,211mm(社内測定値)。後席が狭いかどうかは座る人の体格で変わるので、数字を手がかりに展示車で座ってみるのがいちばん確かです。

CX-30の本音:「だまされるな」「後悔」には★2と★3の軸で答える

検索で「だまされるな」「後悔」と並ぶ車ですが、公式の数字で見える弱点は3つに絞れます。燃料代の★2、4WDと地上高の★3、安全評価が改良前の試験であること。それ以外の軸は★4以上です。

灰色の背景に置いた赤いCX-30を右斜め後ろから見た外観。横長のテールランプと、左右に分かれたマフラーの出口が分かる
画像:マツダ 公式サイト

惜しい:燃料代★2、4WDと地上高★3、安全評価は改良前の試験

いちばん惜しいのは燃料代です。100km 1,314.2円は補助なしの単価での値で、★1の境目の1,400円までは86円ほど。モーターはあくまで補助なので、燃費の数字は2.0でもWLTC 16.2km/Lにとどまります。

4WDは2.5Lだけで、最低地上高は175mm。雪道の★は3止まり。安全評価の★5は2021年の試験で、試験車は改良前の20S PROACTIVE Touring Selection。改良後の車が劣るという意味ではありませんが、改良後の車の評価でもない。ここは分けて読んでください。

推し:満タンで826km、値札★4、納期★4

推しは、51Lのタンクで計算上826.2km走れる距離。給油の回数が減るのは、地味でも毎月効く。

もう1つは入口の軽さ。264万円の20Cでも前後のパーキングセンサーとBSMが付き、2.0なら工場出荷の目処は1〜1.5か月程度です。私はこの「小さく、早く、そこそこ安く」の組み合わせが、CX-30のいちばんの持ち味だと思っています。

CX-5・ヴェゼルとどっち:全高・回転半径・物差し・値札の4行

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車・最安グレード税込価格全高最小回転半径物差しの平均・採点した軸
CX-30 20C2,640,000円1,540mm5.3m3.9・7/7
CX-5 S3,300,000円1,695mm5.6m3.7・6/7
ヴェゼル(RSを除く標準タイプ)2,777,500円〜1,580mm〜5.3m〜3.8・6/7

CX-5とヴェゼルの値は、CARVELの各車の記事の値です(2026年10月時点)。ヴェゼル e:HEV RS は全高1,545mmで1,550mmに入る高さですが、2026年10月22日のホンダの改良発表のタイプ一覧に載っていないため、この表には入れていません。燃料単価の調査週が記事ごとに違い、採点した軸の数もそろっていないので、平均は目安として見てください。

立体駐車場の1,550mmを守る標準タイプならCX-30、ひと回り大きい車が要るならCX-5。同じ価格帯で比べたいならヴェゼルが並びます。それぞれの数字はCX-5の評価、ヴェゼルの評価、ヤリスクロスの評価で読めるので、気になる車だけ開いてみてください。もう一回り大きいマツダのSUVならCX-60の評価へ。

やめておけ:4WDを2.0の値段で欲しい人、燃料代を最優先する人

CX-30を選ばないほうがいい3つの条件(2026年10月時点)
・①4WDを300万円前後で欲しい:4WDは25L 4WDの3,646,500円からで、改良前の4WDの入口より約63.75万円高い。2.0に4WDは無い
・②燃料代を最優先にしている:20Cでも100kmで1,314.2円(補助なしのレギュラー212.9円/L)の★2。5年5万kmで657,099円かかる
・③改良後の車での安全評価が条件:JNCAPの★5は2021年の試験で、試験車は改良前の20S PROACTIVE Touring Selection

1つでも当てはまるなら、CX-30はいま選ぶ車ではありません。数字の注意も1つ。826.2kmはWLTCの燃費で計算した値で、実際に走れる距離ではありません。

CX-30の買い方:納期の目処、次の全面改良の報道、いまの車の売り方(2026年10月時点)

工場を出るまでの目処は、2.0と2.5で大きく違います。欲しい登録の月から逆算して、注文の時期とエンジンを一緒に決めてください。

灰色の背景に置いた赤いCX-30を右斜め前から見た外観。大きな黒いグリルと細いヘッドライトが分かる
画像:マツダ 公式サイト

納期はエンジンで違う:2.0は1〜1.5か月、2.5は2〜5か月(2026年10月2日時点)

マツダの工場出荷時期目処では、e-SKYACTIV G 2.0が1〜1.5か月程度、2.5が2〜5か月程度。目処どおりなら、10月末に注文した2.0は12月上旬〜中旬、2.5は12月末〜翌3月末に工場を出る計算です。

ページの注記には「選択されるモデル・仕様によって、納期が大きく異なる場合や販売できない場合がございます」とあります。実際の登録予定日は、注文する販売会社で確かめてください。

次の全面改良は「2030年度」と報じられている:マツダの発表は無い

毛籠社長が中国新聞の取材で、次のCX-30の投入を2030年度と話したと報じられています(Motor Fan 2026年9月11日ほか)。マツダの発表は2026年10月時点で出ていません。

報道どおりでも数年先の話。いまのCX-30は2026年7月に改良したばかりなので、待つかどうかは、いまの車をあと何年乗れるかで考えるほうが現実的だと思います。

値引きは販売会社が決める・いまの車は下取りと買取を分けて

マツダは製品サイトで「価格については販売会社が独自に定めております」と案内しています。値引きの目安と、引いた後の総額はCX-30の値引きの記事で扱いました。

見積書の下取り額は、値引きと混ざると高いか安いか分からなくなります。分けて見る理由は下取りと買取の違い、見積もりの取り方は一括査定サービスの比べ方にまとめました。

CX-30のよくある質問

CX-30の欠点は何ですか?

公式の数字で見ると、いちばんの弱点は燃料代です。100kmあたり1,314.2円(補助なしのレギュラー212.9円/L)で、CARVELの物差しでは★2。4WDが2.5Lだけで、最低地上高が175mmなのも惜しい点です。

CX-30にディーゼルはありますか?

2026年7月の商品改良で設定が無くなりました。いまは2.0と2.5のガソリンで、どちらもモーター付きのM Hybridです。

CX-5とCX-30の大きさの違いは?

全高はCX-30が1,540mm、CX-5が1,695mmで、155mm違います。CX-30の全長は4,395mm、全幅は1,795mmです。

CX-30はどのグレードがいいですか?

先にエンジンを決め、次に360°ビュー・モニターが要るかで選ぶのが早道です。2.5の25系は標準、2.0の20S〜20 Air Editionはメーカーオプション、20Cは設定がありません。

CX-30の後部座席は狭いですか?

公式の室内寸法は長さ1,830×幅1,492×高さ1,211mm(社内測定値)です。広さの感じ方は体格で変わるので、展示車で後席に座って確かめるのが確実でしょう。

CX-30のフルモデルチェンジはいつですか?

マツダの発表はありません(2026年10月時点)。毛籠社長が取材で次のCX-30の投入を2030年度と話したと報じられているだけです。

まとめ:CX-30は「小さく、早く、入口が軽い」SUV。燃料代の★2と4WDの入口を知ってから選ぶ

CX-30は、全高1,540mmで立体駐車場の1,550mmに収まり、264万円から買える改良後のコンパクトSUVです。弱いのは燃料代で、4WDは2.5Lだけ。

  • 2026年10月時点の価格は8つで2,640,000〜3,756,500円。4WDは2.5Lの2グレードだけ
  • CARVELの物差しは平均3.9(7/7)。20Cの5年の実質は3,297,099円で、売る額0円の計算
  • 標準装備は20Cの129から25 Air Edition 4WDの166まで。20G→25Lの44万円で24件が標準になる

次の一歩:360°ビュー・モニターが要るかを先に決める
今日やることは2つ。駐車場の高さ制限と、360°ビュー・モニターが要るかどうかを決めてください。要るなら、候補は2.5の25L(3,410,000円)か、2.0の20S〜20 Air Editionにメーカーオプションで付ける形のどちらか。決めたら販売会社には、同じエンジンの2グレード(たとえば20Gと20 Air Edition、25Lと25 Air Edition)の見積もりを並べて出してもらいます。

20Gと25Lの差は44万円。いまの車の売値がこの差のどこまで届くかを、商談の前に見ておくと決めやすくなります。

CARVELの物差し v1.1 の★の境目

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軸★5★4★3★2★1
1 補助金後の価格250万円以下350万円以下450万円以下600万円以下600万円超
2 走る費用・100km500円以下800円以下1,100円以下1,400円以下1,400円超
3 1回で走れる距離600km以上500km以上400km以上300km以上300km未満
4 最小回転半径5.0m以下5.3m以下5.6m以下5.9m以下5.9m超
5 最低地上高4WD・210mm以上4WD・180mm以上4WD・180mm未満/2WDのみ・200mm以上2WDのみ・170mm以上2WDのみ・170mm未満
6 国の安全評価 JNCAP の星★5★4★3★2★1
7 工場出荷の目処1ヵ月以内3ヵ月以内6ヵ月以内12ヵ月以内12ヵ月超・受注停止

確かめメモ
出典:マツダ(ニュースリリース・製品サイト・主要諸元表・主要装備表・工場出荷時期目処)、NASVA、次世代自動車振興センター、資源エネルギー庁
時点:2026年10月。走りの感想・実際の燃費・改良後の車での安全評価・次の全面改良の時期は分かりません。

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