※本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれています。
マツダ CX-30は、2019年に国内発売されたコンパクトSUVです。2026年7月の商品改良で、全車がモーター付きのガソリン車(M Hybrid)になりました。
全高は1,540mm。ヤリスクロス(1,580mm〜)、CX-5(1,695mm)、ヴェゼルの標準タイプ(1,580mm〜)は1,550mmを超えますが、ヴェゼルの e:HEV RS は全高1,545mmで、ホンダが2025年10月23日に発表して24日に発売しましたが、2026年10月22日の改良発表のタイプ一覧には載っていません。RSの在庫や扱いは販売店で確かめてください。車高制限1,550mmの機械式立体駐車場を前提に、ホンダが改良後に発表している標準タイプで並べると、収まるのはCX-30です。幅と重さの制限は駐車場ごとに別なので、そこは管理会社の数字と並べてください。
改良後は8つの組み合わせで264万円〜375万6500円(税込・2026年10月時点)。CARVELの物差しは平均3.9で7軸すべて採点でき、弱いのは100kmあたり1,314円(国の補助なしの単価)の燃料代です。
迷ったら、グレードより先にエンジンを決めてください。2.0は20Gまで装備が少しずつ増える階段で、2.5は360°ビュー・モニターやシートベンチレーションが最初から付く代わりに、20Gより44万円高く、工場出荷の目処も長くなります。
この記事のポイント
- 入口は264万円の20C
- 物差しは平均3.9(7/7)
- 標準装備は129〜166
30秒でわかるマツダ CX-30(2026年10月時点)
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 価格(税込) | 20C 2,640,000円〜25 Air Edition 4WD 3,756,500円の8つ |
| パワートレイン | 2.0L・2.5Lのガソリン+モーター(M Hybrid)・6速AT。4WDは2.5Lだけで、ディーゼルは無い |
| 乗り出し | 2,799,920円〜3,931,220円。マツダ公式のカンタン見積りに11月からの自賠責25,180円を当てた11月登録の額で、追加料金のない色・オプションなし |
| 実質いくら・5年5万km | 20C 3,297,099円〜。売る額0円の4つの額 |
| 燃費(WLTC)と燃料 | 2.0 16.2km/L・2.5 2WD 15.5km/L・2.5 4WD 14.5km/L・無鉛レギュラー |
| サイズ | 全長4,395×全幅1,795×全高1,540mm・最小回転半径5.3m・最低地上高175mm |
| 荷室 | 430L(VDA方式・サブトランクを含む) |
| 安全評価 | JNCAP 自動車安全性能2021で★5(167.07/190点)。試験は改良前の車 |
| 納期の目処 | 工場出荷の目処は2.0が1〜1.5か月程度、2.5が2〜5か月程度(2026年10月2日時点)。納車日ではない |
| 標準装備の数 | 主要装備表の○は20Cの129から25 Air Edition 4WDの166まで |
| CARVELの物差し | 平均3.9・採点した軸7/7・20Cで採点 |
| いまの車の売値 | 先に知るならMOTA車買取で概算査定額 |
税金と諸費用を足した8つの総額と、登録の月による違いは、CX-30の乗り出し価格の記事で出しています。
価格・諸元・装備は、2026年10月時点のマツダ公式サイト(CX-30の製品サイト・主要諸元表・主要装備表)の値です。
公開日:2026年10月29日 / 最終更新日:2026年10月29日
CX-30の評価:物差しは平均3.9(7/7)、★2は燃料代だけ(2026年10月時点)
いちばん安い20Cを7つの軸に当てると、平均は3.9で採点した軸は7/7。★5は満タンで走れる距離と安全評価、★4は価格・取り回し・納期、★3は4WDと地上高、★2は100kmの燃料代です。

7軸の採点:20Cで★4・★2・★5・★4・★3・★5・★4
| # | 軸 | 使った公式の数字・20C 2WD | ★ | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 補助金後の価格 | 2,640,000円・CEV補助金の対象外 | ★4 | 入口は軽い |
| 2 | 走る費用 | 100kmあたり1,314.2円。16.2km/L×補助なしレギュラー212.9円/L | ★2 | 唯一の弱点 |
| 3 | 1回で走れる距離 | 51L×16.2km/L=826.2km(計算値) | ★5 | 給油は少ない |
| 4 | 取り回し | 最小回転半径5.3m | ★4 | ★4の上限ちょうど |
| 5 | 悪路・雪道 | 4WDの設定あり(2.5Lだけ)・最低地上高175mm | ★3 | 地上高が足を引く |
| 6 | 公的な安全評価 | JNCAP 自動車安全性能2021 ★5。試験は改良前の20S PROACTIVE Touring Selection | ★5 | 改良前の試験 |
| 7 | 手に入る早さ | 工場出荷の目処 2.0は1〜1.5か月程度(2026年10月2日時点) | ★4 | 長いほうの1.5か月で判定 |
| 平均 | 3.9・7/7 |
★の境目はCARVELの全記事で共通です(物差し v1.1)。諸元はマツダのカタログ・主要諸元(2026年7月現在)、納期は工場出荷時期目処のご案内の値。軸5は「車種に4WDの設定があるか」で見る決まりなので、20C自体は2WDでも、2.5Lに4WDがあることで★3になります。
筆者の検証(2026年10月)|物差し v1.1 で20Cを採点(公式の価格表と諸元表からの計算)
20C 2WDの公式値を物差し v1.1 の基準どおり★に置き換えた結果で、燃料単価は2026年10月26日調査の補助なしの値です。JNCAPを外した6軸だけなら平均3.7になります。
燃料代の単価は、資源エネルギー庁の燃料油価格の資料にあるレギュラー全国平均170.1円/L(2026年10月26日調査・10月28日公表)に、その週の国の支給42.8円/Lを足した212.9円/Lです。国の補助が入った店頭価格は、これより約43円安い170.1円/L。店頭の単価なら100kmで1,050.0円になり、軸2は★3、平均は4.0まで上がります。
★2のままでいられるのは単価226.8円/Lまで。★3に上がるには178.2円/L以下が要る計算で、補助が続く限り、店頭で払う額は★3の側にいます。
25L 2WDは3.7、25L 4WDは3.4:上のグレードほど点は下がる
同じ物差しを2.5Lに当てると、25L 2WDは平均3.7、25L 4WDは3.4です。25L 2WDは燃料代1,373.5円で★2のまま、納期の目処が2〜5か月で★3に下がる。25L 4WDは価格が3,646,500円で★3、燃料代1,468.3円で★1、満タンの距離は696.0kmで★5を保ちます。
点が下がるのは、物差しが価格・燃料代・納期を見るから。上のグレードの価値は装備の数に出るので、そこはグレードの章で数えた階段を見てください。
安全評価は自動車安全性能2021で★5(試験は改良前の車)
NASVAの自動車アセスメントで、CX-30は自動車安全性能2021の★5、167.07/190点(87%)です。内訳は衝突安全89.93/100点、予防安全69.15/82点、事故自動緊急通報装置8点で、2022年1月7日にファイブスター賞の公表がありました。
試験に使われたのは改良前の20S PROACTIVE Touring Selection(2WD・6速AT)。2026年7月の改良で加わったELKやスマート・ブレーキ・サポートの追加機能は、この評価の後の装備です。改良後の車での再試験は、2026年10月時点で公表されていません。

3.9って、CX-5より上ってこと?



数字は上。ただ軸の数が違うので順位ではない
CX-5は3.7(6/7・JNCAPは未評価)、ヴェゼルは3.8(6/7・納期の目処は非公表)。採点できた軸が違う平均は、そのまま上下に並べないのがCARVELの決まりです。
2026年7月の商品改良で変わったこと:ディーゼルが無くなり、4WDは2.5Lだけに
2026年7月23日のマツダの発表で、CX-30は2.5Lのe-SKYACTIV G 2.5を加え、ディーゼルの設定が無くなりました。同じ日に受注が始まり、販売は2026年8月から順次。公式の呼び方は「商品改良」で、全面改良ではありません。


改良の中身:2.5Lを追加、20Cをカタログに、Air Editionを追加
これまで法人向けだった20Cがカタログのグレードになり、特別仕様車のAir Editionが2.0と2.5の両方に加わりました。運転支援では、ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)の降車時警告、ELK、スマート・ブレーキ・サポート(SBS)の機能の追加、マツダ・レーダー・クルーズ・コントロールの速度標識との連動、アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)が並びます。
25系にはシートベンチレーションと360°ビュー・モニターが標準で付き、新色はエアログレーメタリックとジンクグリーンメタリック。ジンクグリーンメタリックは10月生産開始の予定と発表されています。
値札の入口:最安は約13.2万円下がり、4WDの入口は約63.75万円上がった
| 入口 | 改良前 | 改良後 | 差 |
|---|---|---|---|
| いちばん安いグレード | 約277.2万円(20S i Selection 2WD) | 264.0万円(20C) | 約13.2万円安い |
| 4WDのいちばん安いグレード | 約300.9万円(20S i Selection 4WD) | 364.65万円(25L 4WD) | 約63.75万円高い |
| いちばん高いグレード | 約368.5万円(XD Retro Sports Edition 4WD) | 375.65万円(25 Air Edition 4WD) | 約7.15万円高い |
入口は下がったのに、4WDの入口は60万円以上上がっています。理由は単純で、2.0の4WDが無くなったから。いま4WDを選ぶと、エンジンは自動的に2.5Lです。


筆者の検証(2026年10月)|改良前と改良後の値札の入口(公式のリリースと価格表からの計算)
改良後は2026年10月時点の公式の税込価格、改良前は2024年7月18日のマツダの発表の価格帯と、グレード別の万円単位の公開情報をもとにした比較です。改良前の個別の価格は1円単位では示せないので「約」を付けています。
雪道のために4WDが欲しく、予算が300万円前後なら、改良後のCX-30は合いません。同じ予算で4WDにこだわるなら、改良前の4WDを中古車で探すか、別の車種と並べるほうが筋が通ります。
改良前の情報が残る記事の見分け方
「XD」「i Selection」「Retro Sports Edition」、ディーゼルの燃費が出てくる記事は、改良前の内容です。いまのグレードは20C・20S・20G・20 Air Edition・25L・25 Air Editionの6つで、2.5LはLとAir Editionにだけあります。評価や値引きの数字を読むときは、記事の日付とグレード名を先に見てください。
CX-30の価格は8つで264万円〜375万6500円、5年の実質は20Cで3,297,099円(2026年10月時点)
CEV補助金は対象外なので、4つの額の「戻る額」は0円。20Cを5年5万km乗ると、燃料代を足した実質は売る額0円で3,297,099円です。


8つの価格表(税込・2026年10月時点)
| エンジン | 駆動 | グレード | 価格 |
|---|---|---|---|
| 2.0 | 2WD | 20C | 2,640,000円 |
| 2.0 | 2WD | 20S | 2,734,600円 |
| 2.0 | 2WD | 20G | 2,970,000円 |
| 2.0 | 2WD | 20 Air Edition | 3,190,000円 |
| 2.5 | 2WD | 25L | 3,410,000円 |
| 2.5 | 2WD | 25 Air Edition | 3,520,000円 |
| 2.5 | 4WD | 25L | 3,646,500円 |
| 2.5 | 4WD | 25 Air Edition | 3,756,500円 |
2.0は2WDだけ、2.5の4WDは2WDより236,500円高。色はソウルレッドクリスタルメタリックが66,000円高、スノーフレイクホワイトパールマイカが33,000円高です。価格はマツダ公式の税込のメーカー希望小売価格で、メーカーオプションの価格は製品サイトに載っていません。
この値札で予算を超えるなら、改良前のCX-30(ディーゼルや2.0の4WDを含む)を中古車で探す道もあります。ズバット車販売は、車種や予算を伝えると、提携の販売店から電話やメールで連絡が来る仕組みです(2026年10月時点)。依頼は無料で、車の代金や諸費用はかかります。新車の扱いがあるかは確かめられていません。
4つの額:払う・戻る・走る・売る(5年5万km)
| 額 | 20Cの中身 | 金額 |
|---|---|---|
| 払う額 | 税込の車両価格 | 2,640,000円 |
| 戻る額 | CEV補助金の対象外 | 0円 |
| 走る額 | 5万km÷16.2km/L×212.9円/L | +657,099円 |
| 売る額 | いまの車の売値(読者ごとに違う) | 0円で計算 |
| 実質 | 払う額−戻る額+走る額−売る額 | 3,297,099円 |
走る額の657,099円は、値札の約25%にあたります。店頭の170.1円/Lで出し直しても525,000円。値引きの交渉で動く額より、5年の燃料代のほうが大きい。私はここを先に見ておくのが安全だと考えています。
筆者の検証(2026年10月)|8つの組み合わせの4つの額(公式の価格表と燃費値からの計算)
公式の税込価格・WLTC燃費と、2026年10月26日調査の補助なしのレギュラー212.9円/Lから出した額です。売る額は0円、オプションと諸費用は入れていません。
売る額の行は、MOTA車買取でいまの車の概算査定額を見ると数字が入ります。
戻る額が0円のCX-30で、実質を手元で動かせるのは売る額の行だけ。2026年10月時点のMOTAの公式ページによると、最大20社が入札し、やりとりするのは高額査定の上位3社まで。最短3時間後にWebで概算査定額が出て、利用料は無料です(任意の有料サポートを除く)。申し込むと、高い査定を出した上位3社からは電話で連絡が来ます。
8つの4つの額の早見表
スクショ用:CX-30の8つの実質(5年5万km・売る額0円)
・20C:2,640,000円+燃料代657,099円=3,297,099円
・20S:2,734,600円+657,099円=3,391,699円
・20G:2,970,000円+657,099円=3,627,099円
・20 Air Edition:3,190,000円+657,099円=3,847,099円
・25L 2WD:3,410,000円+686,774円=4,096,774円
・25 Air Edition 2WD:3,520,000円+686,774円=4,206,774円
・25L 4WD:3,646,500円+734,138円=4,380,638円
・25 Air Edition 4WD:3,756,500円+734,138円=4,490,638円
・燃料代の差:2.0→2.5 2WDで+29,675円、2.5の2WD→4WDで+47,364円
・単価:補助なしのレギュラー212.9円/L(2026年10月26日調査)。戻る額はどれも0円
残クレで払う場合の支払い例(5年61回で残価は車両価格の約41%)と諸費用込みの総額は乗り出し価格の記事、値引きの目安と引いた後の総額は値引きの記事にまとめています。
グレードの選び方:標準装備の数は20Cの129から25 Air Editionの166まで
主要装備表の標準装備(○)は、20C 129・20S 139・20G 145・20 Air Edition 151・25L 159・25 Air Edition 161で、4WDはそれぞれ5つ多い。いちばん大きい段は20G→25Lで、標準になる装備が24件、値札の差は44万円です。


階段の表:8つの標準装備の数と、ひとつ下から増える件数
| グレード | 価格 | ○の数 | 比べる相手 | 標準になる | 外れる |
|---|---|---|---|---|---|
| 20C | 2,640,000円 | 129 | — | — | — |
| 20S | 2,734,600円 | 139 | 20C | 14件 | 4件 |
| 20G | 2,970,000円 | 145 | 20S | 15件 | 9件 |
| 20 Air Edition | 3,190,000円 | 151 | 20G | 10件 | 4件 |
| 25L 2WD | 3,410,000円 | 159 | 20G | 24件 | 10件 |
| 25 Air Edition 2WD | 3,520,000円 | 161 | 25L 2WD | 6件 | 4件 |
| 25L 4WD | 3,646,500円 | 164 | 25L 2WD | 5件 | 0件 |
| 25 Air Edition 4WD | 3,756,500円 | 166 | 25 Air Edition 2WD | ○は5つ多い | — |
数は、マツダの主要装備表(2026年7月現在)で8つのグレードに記号が並ぶ197行のうち、○(標準装備)の行の数です。説明が2行にわたる装備は1行として扱います。「外れる」の多くは入れ替えで、たとえば20Sでは8.8インチの画面が10.25インチに、6スピーカーが8スピーカーへ。


筆者の検証(2026年10月)|主要装備表で見るグレードごとの標準装備の数(公式の主要装備表からの集計)
2026年7月現在の主要諸元・主要装備表で、8つのグレードの○・△・◇・―を行ごとに並べ、○の数と隣のグレードとの差を出した結果です。360°ビュー・モニターの付き方は、グレードのページの装備表と2026年7月23日の発表の記載がそろっています。
段ごとの中身:20C→20Sは画面とアルミ、20S→20Gはライトとリフトゲート、20G→25Lは360°ビューと快適装備
20C→20Sは94,600円で、標準になるのは14件。10.25インチのセンターディスプレイ、Apple CarPlay・Android Autoのタッチ操作、16インチのアルミホイール、8スピーカー、交通標識認識システム(TSR)、トノカバーなどです。毎日触る画面と音が変わるので、94,600円の段としては中身が濃い。
20S→20Gは235,400円で15件。アダプティブ・LED・ヘッドライト、パワーリフトゲート、18インチのアルミホイール、黒の加飾パーツが入ります。
20G→25L 2WDは440,000円で、標準になる装備は24件。360°ビュー・モニター、前側方接近車両検知(FCTA)、ドライバー・モニタリング、クルージング&トラフィック・サポート(CTS)、運転席と助手席のシートベンチレーションとシートヒーター、ステアリングヒーター、フルセグ、ワイヤレス充電、スムースレザーのシートまでがここで一度に付きます。44万円は2.5Lの値段だけではありません。ほかの段は装備が数件ずつ増えるだけなので、44万円を払う意味があるかはこの24件で決まります。
前後のパーキングセンサー、BSM、後側方接近車両検知(RCTA)は、20Cを含む全グレードで標準。ここは入口のグレードでも削られていない、と私は評価しています。
Air Editionは何が違う:20Gより220,000円、25Lより110,000円高い
20 Air Editionは20Gに10件を足した仕様で、CTS、シートヒーター、LEDのダウンライト、合成皮革とクロスのシート(ピュアホワイト/グレー)などが標準になります。
25 Air Editionは25Lに6件。ルーフレールと、Boseのサウンドシステム(12スピーカー)が付き、シートは合成皮革とレガーヌのピュアホワイト/グレーです。25Lのスムースレザーは外れるので、革のシートが欲しいなら25Lのほう。ここは見落としやすい入れ替えです。



20Cに360°ビューは付けられないの?



20Cは設定なし。20S〜20 Airはオプション、25系は標準
360°ビュー・モニターのメーカーオプションは、注文の後からは付けられません(マツダの装備表の注記)。20Gと25Lの44万円の差を、いまの車の売値でどこまで埋められるかで、選べる段の上限が変わります。
2.0か2.5か:燃料代は5年で29,675円、工場出荷の目処は2.5が長い。4WDは2.5だけ
4WDが要らないなら、分かれ目は装備と納期です。燃料代の差は5年5万kmで29,675円と小さく、20G→25Lの469,675円の大半は値札の差。4WDが要るなら、選択肢は2.5の2グレードだけになります。


エンジンの違い:156PS・199N·mと179PS・238N·m
2.0は115kW(156PS)・199N·m、2.5は132kW(179PS)・238N·m。どちらもモーター付きのM Hybrid(モーターは2.0が5kW、2.5が4kW)で、6速ATと無鉛レギュラーの組み合わせです。車両重量は2.0が1,420kg、2.5の2WDが1,470kg、4WDが1,530kg。
外部充電やモーターだけで走る説明は公式に無く、いわゆるストロングハイブリッドとは別物です。走りの違いは、試乗で確かめてください。
燃料代と納期:2.5 2WDは5年で+29,675円、工場出荷の目処は2〜5か月
WLTCは2.0が16.2km/L、2.5の2WDが15.5km/L。補助なしの212.9円/Lで5年5万kmなら、2.5の2WDのほうが29,675円多くかかる計算です。20Gから25L 2WDへ上げると、値札の440,000円と合わせて469,675円。
実は、納期の差のほうが大きい。工場出荷の目処は2.0が1〜1.5か月程度、2.5は2〜5か月程度(2026年10月2日時点)。欲しい月が決まっている人には、この差が装備より効くことがあります。
4WDが要るなら2.5L:25L 4WDは3,646,500円、燃料代はさらに+47,364円
4WDは2.5Lの25Lと25 Air Editionの2択で、25L 4WDは2WDより236,500円高い3,646,500円。WLTCは14.5km/Lになり、5年の燃料代は2WDより47,364円増えます。リアフォグランプ、フロントワイパーデアイサー、ヘッドランプウォッシャーなど、寒い地域向けの5件が標準で付くのも4WDだけ。
最低地上高は2WDも4WDも175mmで同じ。雪の深い道を走る日数と、236,500円と燃料代の上乗せを並べて決めるのが筋だと思います。
サイズと「運転しにくい」:全高1,540mm・最小回転半径5.3m・荷室430L(2026年10月時点)
CX-30の数字で目立つのは、全高1,540mmと最小回転半径5.3m。5.3mはヤリスクロスと同じで、CX-5の5.6mより0.3m小さい値です。「運転しにくい」の残りは、360°ビュー・モニターが付くかどうかで決まります。


全高1,540mm:車高制限1,550mmの機械式立体駐車場に入る高さ
マツダは2024年7月18日の商品改良の発表で、CX-30を「車高制限1,550mmの機械式立体駐車場に入る車高」と説明しています。2026年7月現在の主要諸元表でも全高は1,540mmで、余白は10mm。
ただし機械式の駐車場には、高さのほかに幅や重さの制限があります。全幅1,795mm、車両重量1,420〜1,530kgを、駐車場の制限の数字と並べてから決めてください。
「運転しにくい」への数字の答え:回転半径5.3m、360°ビューは20Cに無い
最小回転半径は全グレード5.3mで、ヴェゼルやヤリスクロスの5.3mと同じ値です。前後のパーキングセンサーは全車に付き、20Cを含めて駐車の補助はそろっています。
車の周りを上から見たように映す360°ビュー・モニターは、20Cには設定が無く、20S〜20 Air Editionはメーカーオプション、25系は標準。狭い道や駐車に不安がある人は、20Cを候補から外すかどうかをここで決めておくと迷いません。
荷室430Lと後席の室内寸法
荷室は430Lで、VDA方式でサブトランクを含む値です(マツダのカタログ)。Boseのサウンドシステムが付く車はサブトランクの形が違います。測り方が違う数字とは大小を比べないでください。
室内寸法は長さ1,830×幅1,492×高さ1,211mm(社内測定値)。後席が狭いかどうかは座る人の体格で変わるので、数字を手がかりに展示車で座ってみるのがいちばん確かです。
CX-30の本音:「だまされるな」「後悔」には★2と★3の軸で答える
検索で「だまされるな」「後悔」と並ぶ車ですが、公式の数字で見える弱点は3つに絞れます。燃料代の★2、4WDと地上高の★3、安全評価が改良前の試験であること。それ以外の軸は★4以上です。


惜しい:燃料代★2、4WDと地上高★3、安全評価は改良前の試験
いちばん惜しいのは燃料代です。100km 1,314.2円は補助なしの単価での値で、★1の境目の1,400円までは86円ほど。モーターはあくまで補助なので、燃費の数字は2.0でもWLTC 16.2km/Lにとどまります。
4WDは2.5Lだけで、最低地上高は175mm。雪道の★は3止まり。安全評価の★5は2021年の試験で、試験車は改良前の20S PROACTIVE Touring Selection。改良後の車が劣るという意味ではありませんが、改良後の車の評価でもない。ここは分けて読んでください。
推し:満タンで826km、値札★4、納期★4
推しは、51Lのタンクで計算上826.2km走れる距離。給油の回数が減るのは、地味でも毎月効く。
もう1つは入口の軽さ。264万円の20Cでも前後のパーキングセンサーとBSMが付き、2.0なら工場出荷の目処は1〜1.5か月程度です。私はこの「小さく、早く、そこそこ安く」の組み合わせが、CX-30のいちばんの持ち味だと思っています。
CX-5・ヴェゼルとどっち:全高・回転半径・物差し・値札の4行
| 車・最安グレード | 税込価格 | 全高 | 最小回転半径 | 物差しの平均・採点した軸 |
|---|---|---|---|---|
| CX-30 20C | 2,640,000円 | 1,540mm | 5.3m | 3.9・7/7 |
| CX-5 S | 3,300,000円 | 1,695mm | 5.6m | 3.7・6/7 |
| ヴェゼル(RSを除く標準タイプ) | 2,777,500円〜 | 1,580mm〜 | 5.3m〜 | 3.8・6/7 |
CX-5とヴェゼルの値は、CARVELの各車の記事の値です(2026年10月時点)。ヴェゼル e:HEV RS は全高1,545mmで1,550mmに入る高さですが、2026年10月22日のホンダの改良発表のタイプ一覧に載っていないため、この表には入れていません。燃料単価の調査週が記事ごとに違い、採点した軸の数もそろっていないので、平均は目安として見てください。
立体駐車場の1,550mmを守る標準タイプならCX-30、ひと回り大きい車が要るならCX-5。同じ価格帯で比べたいならヴェゼルが並びます。それぞれの数字はCX-5の評価、ヴェゼルの評価、ヤリスクロスの評価で読めるので、気になる車だけ開いてみてください。もう一回り大きいマツダのSUVならCX-60の評価へ。
やめておけ:4WDを2.0の値段で欲しい人、燃料代を最優先する人
CX-30の買い方:納期の目処、次の全面改良の報道、いまの車の売り方(2026年10月時点)
工場を出るまでの目処は、2.0と2.5で大きく違います。欲しい登録の月から逆算して、注文の時期とエンジンを一緒に決めてください。


納期はエンジンで違う:2.0は1〜1.5か月、2.5は2〜5か月(2026年10月2日時点)
マツダの工場出荷時期目処では、e-SKYACTIV G 2.0が1〜1.5か月程度、2.5が2〜5か月程度。目処どおりなら、10月末に注文した2.0は12月上旬〜中旬、2.5は12月末〜翌3月末に工場を出る計算です。
ページの注記には「選択されるモデル・仕様によって、納期が大きく異なる場合や販売できない場合がございます」とあります。実際の登録予定日は、注文する販売会社で確かめてください。
次の全面改良は「2030年度」と報じられている:マツダの発表は無い
毛籠社長が中国新聞の取材で、次のCX-30の投入を2030年度と話したと報じられています(Motor Fan 2026年9月11日ほか)。マツダの発表は2026年10月時点で出ていません。
報道どおりでも数年先の話。いまのCX-30は2026年7月に改良したばかりなので、待つかどうかは、いまの車をあと何年乗れるかで考えるほうが現実的だと思います。
値引きは販売会社が決める・いまの車は下取りと買取を分けて
マツダは製品サイトで「価格については販売会社が独自に定めております」と案内しています。値引きの目安と、引いた後の総額はCX-30の値引きの記事で扱いました。
見積書の下取り額は、値引きと混ざると高いか安いか分からなくなります。分けて見る理由は下取りと買取の違い、見積もりの取り方は一括査定サービスの比べ方にまとめました。
CX-30のよくある質問
- CX-30の欠点は何ですか?
-
公式の数字で見ると、いちばんの弱点は燃料代です。100kmあたり1,314.2円(補助なしのレギュラー212.9円/L)で、CARVELの物差しでは★2。4WDが2.5Lだけで、最低地上高が175mmなのも惜しい点です。
- CX-30にディーゼルはありますか?
-
2026年7月の商品改良で設定が無くなりました。いまは2.0と2.5のガソリンで、どちらもモーター付きのM Hybridです。
- CX-5とCX-30の大きさの違いは?
-
全高はCX-30が1,540mm、CX-5が1,695mmで、155mm違います。CX-30の全長は4,395mm、全幅は1,795mmです。
- CX-30はどのグレードがいいですか?
-
先にエンジンを決め、次に360°ビュー・モニターが要るかで選ぶのが早道です。2.5の25系は標準、2.0の20S〜20 Air Editionはメーカーオプション、20Cは設定がありません。
- CX-30の後部座席は狭いですか?
-
公式の室内寸法は長さ1,830×幅1,492×高さ1,211mm(社内測定値)です。広さの感じ方は体格で変わるので、展示車で後席に座って確かめるのが確実でしょう。
- CX-30のフルモデルチェンジはいつですか?
-
マツダの発表はありません(2026年10月時点)。毛籠社長が取材で次のCX-30の投入を2030年度と話したと報じられているだけです。
まとめ:CX-30は「小さく、早く、入口が軽い」SUV。燃料代の★2と4WDの入口を知ってから選ぶ
CX-30は、全高1,540mmで立体駐車場の1,550mmに収まり、264万円から買える改良後のコンパクトSUVです。弱いのは燃料代で、4WDは2.5Lだけ。
- 2026年10月時点の価格は8つで2,640,000〜3,756,500円。4WDは2.5Lの2グレードだけ
- CARVELの物差しは平均3.9(7/7)。20Cの5年の実質は3,297,099円で、売る額0円の計算
- 標準装備は20Cの129から25 Air Edition 4WDの166まで。20G→25Lの44万円で24件が標準になる
次の一歩:360°ビュー・モニターが要るかを先に決める
今日やることは2つ。駐車場の高さ制限と、360°ビュー・モニターが要るかどうかを決めてください。要るなら、候補は2.5の25L(3,410,000円)か、2.0の20S〜20 Air Editionにメーカーオプションで付ける形のどちらか。決めたら販売会社には、同じエンジンの2グレード(たとえば20Gと20 Air Edition、25Lと25 Air Edition)の見積もりを並べて出してもらいます。
20Gと25Lの差は44万円。いまの車の売値がこの差のどこまで届くかを、商談の前に見ておくと決めやすくなります。
CARVELの物差し v1.1 の★の境目
| 軸 | ★5 | ★4 | ★3 | ★2 | ★1 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 補助金後の価格 | 250万円以下 | 350万円以下 | 450万円以下 | 600万円以下 | 600万円超 |
| 2 走る費用・100km | 500円以下 | 800円以下 | 1,100円以下 | 1,400円以下 | 1,400円超 |
| 3 1回で走れる距離 | 600km以上 | 500km以上 | 400km以上 | 300km以上 | 300km未満 |
| 4 最小回転半径 | 5.0m以下 | 5.3m以下 | 5.6m以下 | 5.9m以下 | 5.9m超 |
| 5 最低地上高 | 4WD・210mm以上 | 4WD・180mm以上 | 4WD・180mm未満/2WDのみ・200mm以上 | 2WDのみ・170mm以上 | 2WDのみ・170mm未満 |
| 6 国の安全評価 JNCAP の星 | ★5 | ★4 | ★3 | ★2 | ★1 |
| 7 工場出荷の目処 | 1ヵ月以内 | 3ヵ月以内 | 6ヵ月以内 | 12ヵ月以内 | 12ヵ月超・受注停止 |
確かめメモ
出典:マツダ(ニュースリリース・製品サイト・主要諸元表・主要装備表・工場出荷時期目処)、NASVA、次世代自動車振興センター、資源エネルギー庁
時点:2026年10月。走りの感想・実際の燃費・改良後の車での安全評価・次の全面改良の時期は分かりません。
参考URL一覧
- CX-30の製品サイト:https://www.mazda.co.jp/cars/passenger/cx-30/
- カタログ・主要諸元:https://www.mazda.co.jp/content/dam/mazda/official/mazda-co-jp/cars/cx-30/common/pdf/cx-30_catalog_260723.pdf
- 工場出荷時期目処のご案内:https://www.mazda.co.jp/cars/info/1/
- 資源エネルギー庁の燃料油価格の資料:https://nenryo-teigakuhikisage.go.jp/current_graph.pdf
- NASVAの自動車アセスメント:https://www.nasva.go.jp/mamoru/assessment_car/detail/239
- 2026年7月23日のマツダの発表:https://newsroom.mazda.com/ja/publicity/release/2026/202607/260723a.html
