CX-5の評価|物差しは3.7、330万円のSより「G+EXかL」で選ぶ車

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CX-5の評価を公式の数字で判定する記事のアイキャッチ。白いスタジオに置いた赤い新型CX-5の外観写真(マツダ公式画像)に記事タイトルを重ねた(2026年10月時点)
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マツダ CX-5は、2026年5月21日に販売が始まった3代目のSUVです。パワートレインは2.5Lガソリンとマイルドハイブリッドの1種類だけ。

330万円から買えるのに、発売から1か月の受注の65%は、407万円からの最上位グレード L でした。S はわずか3%。2026年6月21日時点のマツダの発表です。

価格は税込330万〜430万6,500円の6グレード(2026年10月時点)。CARVELの物差しは平均3.7で採点した軸は6/7、満タンで走れる距離が★5、燃料代は★2の上限まで残り2円という位置にいます。

私の見立てを先に言います。CX-5は、入口の S より、G に EX Package を足すか L で買う車。S で割り切るなら、付かない装備の中身を知ってから決めてください。

この記事のポイント

  • 6グレード330万円から
  • 物差しは平均3.7(6/7)
  • 公式の目処は2〜3ヶ月

30秒でわかるマツダ CX-5(2026年10月時点)

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項目数字
価格(税込)S 3,300,000円〜L 4WD 4,306,500円の6グレード。4WD はどれも236,500円高
乗り出し・いま注文2027年1月登録の計算で3,468,500円〜4,475,000円。マツダのカンタン見積り(色とオプションなし・販売店は選ばない参考額)がもと
実質いくら・5年・年1万kmS 2WD 3,999,013円/L 2WD 4,769,013円。売る額0円の計算
燃費(WLTC)と燃料2WD 15.2km/L・4WD 14.2km/L・無鉛レギュラー・タンク56L/58L
サイズ全長4,690×全幅1,860×全高1,695mm・最小回転半径5.6m・最低地上高205mm
安全評価国の自動車アセスメントJNCAPは未評価
納期の目処工場出荷の目処は全グレード2〜3ヶ月程度。10月2日更新で、納車日ではない
ディーゼル新型には無い。従来型は公式の出荷の目処が残る
国の補助金CEV補助金の対象外
CARVELの物差し平均3.7・採点した軸6/7・S 2WD で採点
いまの車の売値先に知るならMOTA車買取で概算査定額

6グレードの総額は、CX-5の乗り出し価格の記事で登録の月ごとに出しています。

価格・装備・諸元・工場出荷の目処は、2026年10月時点のマツダ公式サイトのグレード比較などの値です。

公開日:2026年10月22日 / 最終更新日:2026年10月22日

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目次

CX-5の評価:物差しは平均3.7(6/7)、「やめとけ」の正体は燃料代★2と取り回し★3(2026年10月時点)

いちばん安い S 2WD を公式の数字だけで7つの軸に当てると、平均は3.7で採点した軸は6/7。点を上げるのは満タンの距離・価格・雪道・納期、下げるのは燃料代の★2と取り回しの★3。安全評価は国の試験がまだで、採点していません。

濃い灰色の新型CX-5を左斜め前から見た外観。明るいスタジオの背景に、黒いホイールと細いヘッドライトが見える
画像:マツダ 公式サイト

7軸の採点:S 2WDで★4・★2・★5・★3・★4・—・★4

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#軸使った公式の数字・S 2WD★ひとこと
1補助金後の価格3,300,000円・CEV補助金の対象外★4入口は強い
2走る費用100kmあたり1,398.0円。15.2km/L×補助なしレギュラー212.5円/L★2★1の手前
31回で走れる距離56L×15.2km/L=851.2km(計算値)★5給油が少ない
4取り回し最小回転半径5.6m★3★3の上限ちょうど
5悪路・雪道4WD あり・最低地上高205mm・社内測定値★4★5まで5mm
6公的な安全評価JNCAP 未評価—採点しない
7手に入る早さ工場出荷の目処 全グレード2〜3ヶ月程度・10月2日更新★4長いほうの3ヶ月で判定
平均3.7・6/7

★の境目はCARVELの全記事で共通です(物差し v1.1)。燃料代の軸だけは単価が記事ごとに違い、この記事は補助なしの212.5円/L、ハリアーやRAV4の記事は店頭の170.1円/Lで付けています。諸元はマツダの主要諸元表、納期は工場出荷時期目処のご案内の値。目処は納車の日ではなく、3ヶ月を超えると軸7は★3に下がります。

筆者の検証(2026年10月)|物差し v1.1 で S 2WD を採点(マツダ公式資料)
S 2WD の公式値を物差し v1.1 の基準どおり★に置き換えた計算で、燃料単価は2026年10月13日調査の値です。公式の数値が無い安全評価は採点に入れていません。

燃料代の★2は上限まで2円:補助なし212.5円/Lで1,398.0円、単価が212.8円/Lを超えると★1

★2の上限は100kmあたり1,400円。S 2WD は1,398.0円なので、余白はたった2円です。レギュラーが212.8円/Lを超えた時点で★1に落ちる計算。正直、際どい位置です。

資源エネルギー庁の調査のレギュラー全国平均170.1円/L(2026年10月13日調査)は、その週42.4円の国の補助が入った店頭価格で、補助なしより約42円安い値です。店頭の単価なら1,119.1円で★2のままで、平均3.7も変わりません。★3に上がるのは、167.2円/L以下まで下がったときだけ。

2円って、ほぼ★1じゃない?

単価しだいで★1に転ぶ、が答えです。「燃費が悪い」は物差しでは★2の端で、燃料代を気にする人のやめとけは、この数字なら筋が通ります。

燃料代の★2は上限まで2円:補助なし212.5円/Lで100kmあたり1,398.0円(★2)、213.1円/Lなら1,402.0円(★1)、店頭170.1円/Lなら1,119.1円(★2)。★1になるのはレギュラー212.8円/L超
出典:資源エネルギー庁 石油製品価格調査(2026年10月13日調査)・マツダ 主要諸元表(2026年10月時点)・計算

軸6は「—」:新型はJNCAP未評価、海外ではIIHS TSP+とEuro NCAP・ANCAPの5つ星(マツダ発表)

国の自動車アセスメントJNCAPで、新型CX-5は2026年10月時点で未評価です。NASVAの2025年度の評価結果一覧にも行が無く、平均は残りの6軸だけの値。

マツダの発表では、米国仕様が IIHS の TOP SAFETY PICK+、欧州の Euro NCAP と豪州の ANCAP で5つ星。試験が違うので★にはしない決まりです。

CX-5の価格と4つの額:6グレード330万〜430万6,500円、S 2WDの5年の実質は3,999,013円

CEV補助金も重量税のエコカー減税も対象外なので、4つの額の「戻る額」は0円。S 2WD を5年・年1万km乗ると、燃料代を足した実質は売る額0円で3,999,013円になる。

6グレードの価格(2026年10月時点):4WDはどのグレードも236,500円高

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グレード2WD4WD
S3,300,000円3,536,500円
G3,520,000円3,756,500円
L4,070,000円4,306,500円

2026年10月時点のマツダ公式の税込価格です。S から G は220,000円、G から L は550,000円の差。全車6速ATで、パワートレインはどのグレードも同じ。

4つの額:戻る額は0円、走る額はS 2WDで699,013円(5年・年1万km)

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グレード払う額戻る額走る額・5年実質・売る額0円
S 2WD3,300,000円0円+699,013円3,999,013円
S 4WD3,536,500円0円+748,239円4,284,739円
G 2WD3,520,000円0円+699,013円4,219,013円
G 4WD3,756,500円0円+748,239円4,504,739円
L 2WD4,070,000円0円+699,013円4,769,013円
L 4WD4,306,500円0円+748,239円5,054,739円

実質いくら=払う額−戻る額+走る額−売る額。走る額は、補助なし212.5円/LとWLTC燃費で出した5年5万km分です。店頭の170.1円/Lなら、2WDの走る額は559,539円まで下がる。

次世代自動車振興センターの銘柄の一覧(2026年10月13日現在)にCX-5の行は無く、新車の重量税49,200円も自工会のエコカー減税の対象車一覧に載っていません。

筆者の検証(2026年10月)|6グレードの4つの額(マツダ公式資料)
公式の税込価格・WLTC燃費と2026年10月13日調査の単価から出した額で、売る額は0円、オプションと諸費用は入れていません。

売る額の行は、MOTA車買取でいまの車の概算査定額を見ると数字が入ります。

戻る額が0円のCX-5で、実質を手元で動かせるのは売る額の行だけ。見積書に下取り額が書かれる前に自分の側の数字を1つ持っておけば、その額が妥当かを判断できる。2026年10月時点のMOTAの公式ページによると、最大20社が入札し、やりとりするのは高額査定の上位3社まで。最短3時間後にWebで概算査定額が出て、利用料は無料です。有料なのは任意のサポートだけで、上位3社からは電話で連絡が来ます。

乗り出し総額と値引きは別の記事で:いま注文して1月に登録すると3,468,500円から

工場出荷の目処どおりなら、いま注文した車の登録は年明け。2027年1月登録の計算で、総額は S 2WD が3,468,500円、L 4WD が4,475,000円です。カンタン見積りの10月登録の額に、11月からの自賠責と1月登録の自動車税を当てた額で、税・保険料・価格は2026年10月時点のもの。月ごとの表と残クレはCX-5の乗り出し価格の記事にあります。

値引きは、マツダが「価格については販売会社が独自に定めて」いると書くとおり販売会社しだい。読み方はCX-5の値引きの記事で分けて扱っています。

CX-5のグレードの選び方:S・Gに無い装備の数と、G+EX PackageとLの差322,300円で決める

ここでいう「引き算」は、マツダ公式のグレード比較で S や G の欄が「―」、つまり装備なしの装備のことです。S と L の77万円の差は、この「―」の数と中身の差。初期受注は L が65%、G が32%、S が3%でした(2026年6月21日時点・マツダの発表)。

引き算の早見表:S・G・G+EX Package・Lで「―」になる装備の数と価格

スクショ用:CX-5の4つの仕様で「―」になる装備と価格の1枚
・税込価格・2WD:S 3,300,000円/G 3,520,000円/G+EX Package 3,747,700円/L 4,070,000円
・「―」の装備・グレード比較の27行中:S 18/G 5/G+EX Package 5/L 0
・付かない安全装備・安全の8行中:S 6/G 4、EX Package で付く/G+EX Package 0/L 0
・センターディスプレイ:S・G・G+EX は12.9インチ/L は15.6インチ
・タイヤ:S は17インチ/G・G+EX・L は19インチ
・シート:S はクロス/G・G+EX は合成皮革/L はレザー
・サウンド:S・G は8スピーカー/G+EX・L は BOSE 12スピーカー
・初期受注の構成比:S 3%/G 32%、EX Package の有無の内訳は公表なし/L 65%。2026年6月21日時点
・5年の実質:S 2WD 3,999,013円/L 2WD 4,769,013円。売る額0円の4つの額

表の元は、公式のグレード比較のうちグレードで違う装備だけの27行で、内訳は外装5・内装14・安全8。凡例は「〇 標準装備|△ メーカーオプション|- 装備なし」で、G の△はまとめて「EX Package」で選ぶ決まりです。

CX-5の引き算の早見表:グレード比較27行のうち「―」はS 18・G 5・G+EX Package 5・L 0。価格はS 3,300,000円・G 3,520,000円・G+EX Package 3,747,700円・L 4,070,000円。初期受注はS 3%・G 32%・L 65%
出典:マツダ グレード比較・ニュースリリース(2026年6月23日)・2026年10月時点

筆者の検証(2026年10月)|グレード比較の装備表を S・G・L で集計(マツダ公式 グレード比較)
2026年10月時点の公式のグレード比較の「主な装備比較」を装備名で重なりなく27行にし、S・G・G+EX Package・L ごとの「―」と「△」の数です。G+EX Package の列は、G の「△」を「〇」として扱います。

S 3,300,000円で割り切るもの:19インチもパワーリフトゲートもパワーシートも付かない

S の「―」は18行。毎日触る所から挙げると、タイヤは17インチで、G と L は19インチ。パワーリフトゲートは無く、運転席の調整もレバーで高さを変える方式です。フロントガラスに映すアクティブ・ドライビング・ディスプレイ、ステアリングヒーター、ルーフレールも付かない。

新型CX-5のシート表皮のアップ。左から、織物調の黒、なめらかな黒、赤い縫い目の入った穴あきの黒
画像:マツダ 公式サイト

安全の行では、前側方接近車両検知とドライバー・モニタリングが S には付きません。メーカーオプションの設定も無いので、あとから足す道もない。

330万円は★4の価格です。ただ私は、毎日触る装備を削った値段だと読むのが正確だと思う。

GはEX Package(227,700円)で安全装備の一部が埋まる:前側方接近車両検知・ドライバー・モニタリング・BOSE

G の「△」10行は、すべて227,700円の EX Package に入ります。BOSE の12スピーカー、助手席の6Wayパワーシート、後席のシートヒーター、上位のクルージング&トラフィック・サポート、前側方接近車両検知、ドライバー・モニタリングなど。G に付かない安全装備4行は、これで全部埋まります。

G 2WD に付けると3,747,700円で、L 2WD より322,300円安い。メーカーオプションなので、注文の後からは付けられません。

G+EX PackageとLの322,300円:Lだけに付くのは15.6インチ画面・レザー・シートベンチレーション・アダプティブLEDヘッドライト

EX Package を付けても「―」のまま残る行が5つあります。フロントドアのアンビエントライト、ドライバーパーソナライズ、運転席と助手席のシートベンチレーション、ステアリングシフトスイッチ、それに L だけで選べるパノラマサンルーフ。

新型CX-5のダッシュボード。中央に横長の大きなディスプレイが立ち、右にステアリングがある。下半分はベージュ色
画像:マツダ 公式サイト

同じ「〇」でも、L で中身が1段上がる行もあります。

  • センターディスプレイが15.6インチ。G は12.9インチ
  • シートがレザー。G は合成皮革
  • ヘッドライトがアダプティブ・LED・ヘッドライト。G はハイ・ビーム・コントロール
  • パワーリフトゲートがハンズフリー機能付き

L だけは121,000円のパノラマサンルーフと44,000円のスポーツタンの内装を選べて、両方で165,000円。マツダの発表では、初期受注の L の約4割がスポーツタンでした。

迷ったら、G+EXかLの2つに絞っていい

15.6インチの画面とシートの換気に32万円を払うかどうか。ここが G+EX と L の分かれ目。内装の色や素材の違いは新型CX-5の内装の記事、外装の違いはグレード別の見た目の記事で写真と並べています。

4WDの236,500円:物差しは3.3に下がり、5年の燃料代は49,226円多い

4WD は WLTC 14.2km/L で、100kmあたり1,496.5円の★1。価格の★も3に下がり、物差しは3.3で採点した軸は6/7。5年の燃料代は2WD より49,226円多い計算になる。

最低地上高は主要諸元表で2WD も4WD も205mm。車高では差が出ません。4WDに払う236,500円と5年で49,226円多い燃料代は、冬に雪道や凍った坂を走る日のための額です。

S と L の差は77万円。いまの車の値段でどこまで埋まるかで、選べるグレードの上限が変わります。

CX-5のディーゼル(従来型)はいま買える?公式の出荷の目処は残り、注文できるかは販売店しだい

新型にディーゼルはありません。ディーゼルがある2代目の従来型は、マツダ公式の車種一覧に281万500円〜で残り、工場出荷の目処の表にも行があります(2026年10月時点)。

従来型の販売の状況:公式に終了の告知は無く、生産終了は「予定」の報道だけ

くるまのニュース(2025年12月)は、販売会社の案内として、ガソリン車は2026年3月末、ディーゼル車は6月末で生産を終える予定と報じていました。一方でマツダの工場出荷の目処(2026年10月2日更新)には、従来型ディーゼル(SKYACTIV-D 2.2)の「1〜1.5ヶ月程度」が「納期が大きく異なる場合や販売できない場合がございます」の注記付きで載っています。従来型のグレードと価格のページも残り、公式に終了の告知はありません(2026年10月時点)。

じゃあディーゼルは、もう新車で買えないの?

注文できるか、在庫から選ぶかは販売店ごとに違います。公式の目処が残る以上、まず近くの販売店で両方を聞くのが先。

新型Sと従来型ディーゼルの差:価格は170,500円、燃料代は年23,711円新型が高い

新型 S 2WD の3,300,000円と、従来型 XD i Selection 2WD の3,129,500円の差は170,500円。年1万kmの燃料代は、レギュラーの新型が139,803円、補助なし202.0円/Lの軽油を使う従来型が116,092円。新型が23,711円高い計算になる。

出力は新型が178PS/237N·m、従来型ディーゼルが200PS/450N·m。同じ物差しで測ると、従来型 XD i Selection 2WD は平均3.8で採点した軸は6/7。実は新型 S より0.1高いものの、新車で手に入るかを販売店で聞いてからの参考値です。

筆者の検証(2026年10月)|新型 S と従来型ディーゼルの価格・燃料代(マツダ公式資料)
公式の価格とWLTC燃費から、年1万kmの燃料代を2026年10月13日調査の補助なし単価(レギュラー212.5円/L・軽油202.0円/L)で出し、差を取った計算です。

発売の経緯やパワートレインの中身など、新型と従来型の違いの詳しい話は新型CX-5の発売と違いの記事にあります。

CX-5のサイズとライバル:全幅1,860mm・回転半径5.6m、同じ単価でハリアー・フォレスター・エクストレイル・RAV4と並べる

最安グレードどうしなら、CX-5 の S 2WD は3,300,000円で5台でいちばん安い入口。一方、同じ単価の100kmの燃料代は5台で2番目に高く、最小回転半径5.6mは★3の上限。

寸法と取り回し:全長4,690×全幅1,860×全高1,695mm、最小回転半径5.6m

ホイールベースは2,815mm、乗車定員は5人。荷室は466Lですが、測り方の記載が無いので、ほかの車の数字と大小を比べないほうがいい。

赤いCX-5のリアゲートを開け、荷室にたたんだベビーカーを積む様子。荷室の床と、倒れる後席の背もたれが見える
画像:マツダ 公式サイト

機械式の駐車場なら、幅と高さの制限の数字を、全幅1,860mm・全高1,695mmと並べて見てください。全幅はマツダの諸元表の値で、ライバル4台と並べると RAV4 の次に広い数字です。

ライバル4台との並べ:入口はCX-5がいちばん安く、燃料代の★はハリアー・RAV4・エクストレイルより1つ低い

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車・最安グレード税込価格100kmの燃料代と★最小回転半径全幅物差しの平均・採点した軸
CX-5 S 2WD3,300,000円1,398.0円・★25.6m1,860mm3.7・6/7
フォレスター Touring3,850,000円1,562.5円・★15.4m1,830mm3.7・7/7
エクストレイル X 2WD4,092,000円1,095.4円・★35.4m1,840mm3.9・7/7
ハリアー G 2WD4,396,700円936.1円・★35.5m1,855mm3.7・7/7
RAV4 Adventure4,500,000円927.9円・★35.7m1,880mm3.5・6/7

燃料代は5台とも、2026年10月13日調査の補助なし212.5円/Lでそろえた値です。ハリアーと RAV4 の平均は、各記事の採点と違いこの単価にそろえた値。6/7 と 7/7 が混ざるので、平均は単純に比べないでください。JNCAP はフォレスターが2025年度、エクストレイルが2023年度、ハリアーが2020年度の★5で、CX-5 と RAV4 は未評価。

並べて目立つのは順位のねじれ。入口はフォレスターより550,000円安いのに、燃料代の★はフォレスターより1つ上なだけ。e-POWER のエクストレイルと、ハイブリッドのハリアー・RAV4 には1つ負けます。年1万kmの燃料代は、ハリアーより46,191円、RAV4 より47,008円高いといえる。

入口の安さはCX-5、燃料代は電気の力を借りる3台が先

ライバル5台の入口の価格と100kmの燃料代:CX-5 S 2WD 3,300,000円・1,398.0円、フォレスター Touring 3,850,000円・1,562.5円、エクストレイル X 2WD 4,092,000円・1,095.4円、ハリアー G 2WD 4,396,700円・936.1円、RAV4 Adventure 4,500,000円・927.9円。軸数が違う平均は比べない
出典:各社の公式価格・主要諸元表・資源エネルギー庁 石油製品価格調査(2026年10月13日調査)・計算

筆者の検証(2026年10月)|ライバル4台を同じ単価で並べる(CARVELの各車の物差しの計算)
最安グレードどうしで、燃料代を2026年10月13日調査の補助なしレギュラー212.5円/Lにそろえて並べた値です。ほかの軸の★は各車の記事の値のまま。

各車の物差しと4つの額は、フォレスターの評価・エクストレイルの評価・ハリアーの評価・RAV4の評価の記事で読めます。

CX-5の本音:満タン851kmと燃料代★2は同じ燃費の表と裏、やめておけは3条件

15.2km/Lの燃費は、満タンなら851kmで★5、100kmの燃料代なら★2。同じ数字が、遠出の多い人には推しに、燃料代を最優先にする人には見送る理由になります。

推しと惜しい①:満タン851km(★5)と100km 1,398.0円(★2)は、同じ15.2km/Lの表と裏

推しは、タンク56Lで851.2km走れる距離です。計算値とはいえ、遠出の多い人には給油の少なさが素直にうれしい。

惜しいのは、同じ燃費が100kmの燃料代では1,398.0円で★2の端になること。4WD は1,496.5円で★1です。市街地の WLTC は2WDで11.7km/Lなので、街乗りが中心なら15.2km/Lより下がる前提で見ておきたい。

CX-5を買ってはいけない人は?3つの条件(2026年10月時点)

1つでも当てはまるなら、CX-5はいま買う車ではありません。

CX-5を買ってはいけない人の3条件(2026年10月時点)
・①燃料代を最優先にしていて、年の距離が長い:S 2WD でも100km 1,398.0円で★2の端、4WD は1,496.5円で★1。年1万kmで2WD 139,803円・4WD 149,648円かかる計算で、補助なし212.5円/Lの額。これが予算に入らないなら見送り
・②全幅1,860mm・最小回転半径5.6mが、自宅や勤め先の駐車場・道に合わない:マツダの諸元表の値と制限の数字を並べて、足りなければ見送り
・③ディーゼルの力強さが欲しい:新型は2.5Lガソリン+マイルドハイブリッドの1種類で237N·m。従来型ディーゼルの450N·mは、公式の出荷の目処が残るものの、新車で注文できるかは販売店しだい

数字の注意も3つ。満タン851.2kmはWLTCの燃費で計算した値で、実際の距離ではありません。JNCAPの未評価は、国の試験がまだなだけで低い評価ではない。L 65%は2026年6月21日時点の初期受注で、いまの売れ方を示す数字ではありません。

新車で手に入らなければ、ディーゼルの CX-5 は中古車か登録済み未使用車で探すことになります。2026年10月時点のズバット車販売の公式ページによると、車種や予算を入れると、中古車販売のネクステージ1社が非公開車両を含む在庫から探し、基本的に電話で連絡してくる仕組み。依頼は無料ですが、車の代金・諸費用・陸送費はネクステージとの契約で別にかかります。新車を扱うかどうかは、公式ページに書かれていません。

推しと惜しい②:E10ガソリンに対応した新しさと、発売直後のソフトの改修(7月24日のサービスキャンペーン)

推しは、新型が E10 ガソリンに対応したこと。マツダの発表では、国内のマツダ車で初めて。

新型CX-5の運転席から見た景色。ハンドルの先のメーターと、フロントガラスの先に映る速度の表示が見える
画像:マツダ 公式サイト

惜しいのは、発売直後の車にソフトの改修が出たこと。2026年7月24日から、通信の制御プログラムとエンジンの点火時期の補正を直すサービスキャンペーンが始まっています。対象は2026年4月1日〜7月8日に作られた7,173台(点火時期の改修はうち5,509台)。リコールではない。改善対策でもありません。在庫車や登録済み未使用車を選ぶなら、この改修が済んでいるかを販売店で聞いてください。

試乗記では、ベストカーWeb(2026年5月26日)が車格の向上と高速の登り坂での178馬力の限界を、@DIME(2026年6月13日)が荒れた路面のロードノイズを挙げています。CARVELは試乗していないので、乗り味は試乗で確かめてください。

CX-5の買い方:公式の工場出荷の目処は全グレード2〜3ヶ月(10月2日更新)、価格は販売会社が決める

工場を出るまで2〜3ヶ月、そこから納車までさらに日数がかかります。欲しい登録の月から逆算して、注文する時期を決めてください。

いま注文するといつ工場を出る?全グレード2〜3ヶ月(7月23日の更新では1.5〜2ヶ月)

マツダの工場出荷の目処は、新型の全グレードで2〜3ヶ月程度(2026年10月2日更新)。7月23日の更新では1.5〜2ヶ月程度でした。納車には、工場を出たあとの日数が別に要ります。

発売1か月の受注は1万台を超え、月の販売計画2,000台の5倍以上でした(2026年6月21日時点・マツダの発表)。欲しい登録の月が決まっているなら、長いほうの3ヶ月で逆算しておくのが安全だろう。

価格と値引きは販売会社が決める:公式の購入キャンペーンは無い(2026年10月時点)

マツダの見積りは参考価格の扱いで、CX-5 の購入キャンペーンや割引の掲載も公式サイトにはありません(2026年10月時点)。販売会社ごとのフェアは別の話。

値引きの数字の読み方と交渉の順番は、CX-5の値引きの記事で扱っています。

どのグレードでも、いまの車は下取りと買取を分けて見る

見積書の下取り額は、値引きと混ざると高いか安いか分からなくなります。分けて見る理由と見積もりの取り方は、下取りと買取の違いと一括査定サービスの比べ方にまとめました。

CX-5のよくある質問

なぜCX-5はディーゼルを廃止したのですか?

マツダは理由を公式に説明していません(2026年10月時点)。新型のパワートレインは、2.5Lガソリンとマイルドハイブリッドの1種類です。

CX-5のハイブリッドはいつ出ますか?

マツダは2025年3月18日に「2027年中に次期 CX-5 から導入」と発表しています。独自のハイブリッドと SKYACTIV-Z の組み合わせで、発売の時期や価格の続報は2026年10月時点で出ていません。

CX-5の自動車税はいくらですか?

新型の2.5Lは年43,500円です。2019年10月1日以降に初めて登録した車の額で、従来型の2.2Lディーゼルも同じ43,500円、2.0Lガソリンは36,000円。登録の月ごとの額と重量税は乗り出し価格の記事にまとめました。

CX-5の燃費は実際どのくらいですか?

公式の WLTC は2WD 15.2km/L、4WD 14.2km/L です。走り方別の2WDの値は郊外15.5km/L・高速17.2km/L。実際の燃費は乗り方で変わるので、この幅で見ておくと外しにくいでしょう。

まとめ:CX-5は330万円の入口より、G+EX PackageかLで選ぶ車。燃料代は★2の境目

CX-5は、330万円から入れて満タンで851km走る、入口の安い SUV。ただ毎日触る装備と安全装備の一部は S と G に付かないので、G+EX Package か L で考え、燃料代は★2の境目と分かったうえで選んでください。

  • 2026年10月時点の新型は6グレード、3,300,000〜4,306,500円。4WD は236,500円高
  • CARVELの物差しは平均3.7、採点した軸6/7。S 2WD の5年の実質は3,999,013円で、売る額0円の計算
  • ディーゼルは新型に無く、従来型は公式の出荷の目処が残る。新車で買えるかは販売店で聞く

次の一歩
今日やることは1つ。マツダ公式の CX-5 のグレード比較で「走行・安全性能」の表を開き、G の列が「△」の4行(前側方接近車両検知・前進時左右接近物検知・ドライバー・モニタリング・バーグラアラーム)のうち、自分に要るものに印を付けてください。印が1つでもあれば、候補は2WD 3,747,700円の G+EX Package か、4,070,000円の L の2つ。印が0なら、S と G を4つの額の表で比べれば足ります。

G+EX Package と L の差は322,300円。下取りの額がこの差を超えるかどうかを、商談の前に見ておきましょう。

CARVELの物差し v1.1 の★の境目

スクロールできます
軸★5★4★3★2★1
1 補助金後の価格250万円以下350万円以下450万円以下600万円以下600万円超
2 走る費用・100km500円以下800円以下1,100円以下1,400円以下1,400円超
3 1回で走れる距離600km以上500km以上400km以上300km以上300km未満
4 最小回転半径5.0m以下5.3m以下5.6m以下5.9m以下5.9m超
5 最低地上高4WD・210mm以上4WD・180mm以上4WD・180mm未満/2WDのみ・200mm以上2WDのみ・170mm以上2WDのみ・170mm未満
6 国の安全評価 JNCAP の星★5★4★3★2★1
7 工場出荷の目処1ヵ月以内3ヵ月以内6ヵ月以内12ヵ月以内12ヵ月超・受注停止

確かめメモ
出典:マツダ、NASVA、次世代自動車振興センター、自工会、資源エネルギー庁
時点:2026年10月。走りの感想・実際の燃費・荷室の測り方・従来型の在庫の有無・ハイブリッドの発売時期は分かりません。

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