アウトランダーPHEVの評価|最悪?物差し3.6、燃料代は充電で★2→★4

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アウトランダーPHEVの評価を公式の数字で判定する記事のアイキャッチ。夕暮れの荒野に止まる黒いアウトランダーPHEVの前側面の外観写真(三菱自動車 公式画像)に記事タイトルを重ねた(2026年10月時点)
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三菱 アウトランダーPHEVは、2021年12月に発売された2代目のプラグインハイブリッドSUVです。全車がツインモーター4WDで、5人乗りと7人乗りがあります。

この車の名前と一緒に調べられる言葉は、「評価」より「最悪」がずっと多い。月間の検索数の目安で「アウトランダーphev 最悪」は3,600回、「アウトランダーphev評価」は210回です(ラッコキーワードの月間検索数・2026年10月時点)。ところが公式の数字だけで7つの軸に当てると、★2が付くのは価格と、充電しないときの燃料代の2つだけ。

9仕様の価格は税込536万9,100〜690万1,400円(2026年10月時点)。国のCEV補助金は2026年12月31日までの登録で84万円、2027年1月1日〜2月1日の登録で50.4万円です。CARVELの物差しは平均3.6(採点した軸7/7)で、1回で走れる距離と安全評価が★5。

「最悪」の理由に挙がりやすい「高い」「燃費が悪い」のうち、燃費のほうは充電できるかで答えが変わる、と私は読んでいます。家で充電できるなら燃料代の★は4まで上がり、充電できず補助金の登録にも間に合わないなら、ほかの車と総額で比べ直したほうがいい。

この記事のポイント

  • 9仕様536.9万円から
  • 物差しは平均3.6(7/7)
  • 充電で燃料代は★4に

30秒でわかるアウトランダーPHEV(2026年10月時点)

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項目数字
価格(税込)M 5,369,100円〜BLACK Edition 7人乗り 6,901,400円の9仕様。7人乗りは91,300円高
国の補助金(CEV)2026年12月31日までの登録で84万円、2027年1月1日〜2月1日の登録で50.4万円。申請書は2月12日必着で、受付は2026年12月上旬〜下旬に終わる見込み
乗り出し・12月登録M 5,468,990円〜BLACK Edition 7人乗り 7,001,290円。三菱公式のオンライン見積もりの諸費用を12月登録に当てた計算・補助金を引く前
実質いくら・M・5年・年1万km5,132,793円。補助金84万円・売る額0円の場合
燃費と電気だけで走れる距離WLTC の燃費 M 17.6km/L・ほか17.2km/L。EV走行換算距離 M 106km・ほか102km
サイズ全長4,720×全幅1,860×全高1,750mm(M は1,745mm)・最小回転半径5.5m
安全評価JNCAP 2021年度ファイブスター賞(総合★5)。試験は発売時の型
納期の目処工場出荷の目処は全グレード1~2ヵ月程度。10月1日更新で、納車日ではない
CARVELの物差しM で平均3.6・採点した軸7/7
いまの車の売値先に知るならMOTA車買取で概算査定額

価格・諸元・グレードごとの主要装備・工場出荷の目処は、2026年10月時点の三菱公式サイトにあるグレード・価格などの値です。

公開日:2026年10月22日 / 最終更新日:2026年10月22日

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目次

アウトランダーPHEVの評価:物差しは平均3.6(7/7)、★2は価格と充電しないときの燃料代だけ(2026年10月時点)

いちばん安い M を公式の数字だけで7つの軸に当てると、★5が2つ、★4が2つ、★3が1つ、★2が2つで平均3.6です。

三菱 アウトランダーPHEV(グレーの車体)が緑の中のカーブを走る、前から見た外観
画像:三菱自動車 公式サイト

7軸の採点:Mで★2・★2・★5・★3・★4・★5・★4

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#軸使った公式の数字・M 5人乗り★ひとこと
1補助金後の価格5,369,100円−84万円=4,529,100円★250.4万円でも補助金なしでも★2
2走る費用100kmあたり1,207.4円。17.6km/L×補助なしレギュラー212.5円/L★2電気だけなら675.8円で★4
31回で走れる距離53L×17.6km/L=932.8km・計算値★5その前に電気だけで106km
4取り回し最小回転半径5.5m★3小回りは並
5悪路・雪道全車4WD・最低地上高200mm★4M だけは195mm
6公的な安全評価JNCAP 2021年度★5・93%・発売時の型で試験★5改良後の再評価は無い
7手に入る早さ工場出荷の目処 1~2ヵ月程度・長いほうの2ヵ月★4納車日ではない
平均3.6・7/7

基準はCARVELの全記事で共通(物差し v1.1)で、どの車種も最安グレードで測ります。安全評価はNASVAの自動車アセスメント、納期は工場出荷時期目処のご案内の値です。

軸2の単価は、資源エネルギー庁の調査のレギュラー全国平均170.1円/L(2026年10月13日調査)に国の補助42.4円/Lを足した212.5円/L。国の補助が入った店頭価格は約42円安く、その単価なら966.5円で★3に上がる。採点した軸が5つや6つの車と、平均を単純に比べないでください。

アウトランダーPHEV Mの7軸の★:補助金後の価格★2・走る費用★2・1回で走れる距離★5・取り回し★3・悪路と雪道★4・安全評価★5・手に入る早さ★4で平均3.6、採点した軸7/7。走る費用は電気だけなら★4、店頭価格なら★3
出典:三菱自動車 主要諸元・グレード・価格・工場出荷時期目処、NASVA、資源エネルギー庁 石油製品価格調査(2026年10月時点)

筆者の検証(2026年10月)|物差し v1.1 でM 5人乗りを採点(公式の価格表・主要諸元表・補助金の表・安全評価・工場出荷の目処からの計算)
2026年10月時点の公式の価格・諸元・目処と、10月13日調査の補助なし単価で採点した結果。G の5人乗りも3.6です。

「最悪」と調べられる車の★5と★2:距離と安全、価格と燃料代

「最悪」って調べたのに、★5が2つも付くの?

付きます。弱いのは2軸だけ。

★5は、電気で106km走ったあとガソリンで932.8km(計算値)走れる距離と、JNCAP の2021年度のファイブスター賞です。

★2は、補助金84万円を引いても452万9,100円という価格と、ガソリンで走ったときの100kmあたり1,207.4円。「最悪」の理由に挙がりやすい「高い」「燃費が悪い」は、この2つの★2と重なるといえる。燃料代の★2は、年1万kmならガソリン代120,739円。電気だけで走れば67,580円です。

物差しの外の事実:最新の改良は2026年6月25日、次の改良の発表は無い

いまの型の最新は、2026年6月25日の一部改良です。前の車の発進を知らせる先行車発進通知と、近づくと開いて離れると閉まるドアロックが付き、全9仕様が74,800円上がりました(三菱のニュースリリース)。

次の型については、2028年にも全面改良という報道(レスポンス・2026年9月24日)がありますが、時期も中身も三菱は発表していません(2026年10月時点)。2021年の発売からの改良の年表はアウトランダーPHEVのモデルチェンジの記事にまとめています。

アウトランダーPHEVの価格と4つの額:9仕様5,369,100〜6,901,400円、Mの5年の実質は5,132,793円

M の5人乗りと BLACK Edition の7人乗りの差は153万2,300円。補助金84万円を引き、5年・年1万kmの燃料代を足した実質は、M が513万2,793円、BLACK Edition の7人乗りが667万9,133円(売る額0円)。

赤い車体のアウトランダーPHEVを斜め上から見た外観
画像:三菱自動車 公式サイト

9仕様の価格(2026年10月時点):7人乗りは各91,300円高、Mは5人乗りだけ

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グレード5人乗り7人乗り
M5,369,100円設定なし
G5,985,100円6,076,400円
P6,419,600円6,510,900円
P Executive Package6,700,100円6,791,400円
BLACK Edition(特別仕様車)6,810,100円6,901,400円

価格は2026年10月時点の三菱公式の税込で、全車ツインモーター4WDです。BLACK Edition は2026年2月5日に発売された特別仕様車。

4つの額:戻る額は補助金84万円、走る額はMで603,693円(5年・年1万km)

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仕様払う額戻る額走る額・5年実質・売る額0円
M 5人乗り5,369,100円840,000円+603,693円5,132,793円
G 7人乗り6,076,400円840,000円+617,733円5,854,133円
BLACK Edition 7人乗り6,901,400円840,000円+617,733円6,679,133円

実質いくら=払う額−戻る額+走る額−売る額。走る額は補助なし212.5円/Lとハイブリッド燃費の値で、充電しない前提です。登録が2027年1月1日〜2月1日になり補助金が50.4万円なら、どの仕様も実質は336,000円増え、M は5,468,793円。

戻る額は現金で戻る補助金だけ。重量税の免税(エコカー減税)は乗り出しの税金にすでに入っているので、ここには入れません。

筆者の検証(2026年10月)|4つの額(9仕様・補助金3通り)(公式の価格表・主要諸元表と次世代自動車振興センターの補助額からの計算)
2026年10月時点の公式の価格・燃費と、10月13日調査の補助なし単価で出した額。売る額0円、オプションと諸費用は含みません。

売る額の欄は、いまの車の値段が分かると埋まります。MOTA車買取で概算査定額を見ておくと、見積書の下取り額と比べられる。

2026年10月時点のMOTAの公式ページによると、最大20社が入札し、やりとりするのは高額査定の上位3社まで。最短3時間後にWebで概算査定額が出ます。利用料は無料(有料なのは任意のサポートだけ)で、上位3社からは電話で連絡が来る。

乗り出し総額と値引きは別の記事で:12月登録の計算でMは5,468,990円から

税金と諸費用を足した総額は、三菱公式のオンライン見積もりの諸費用を12月の登録に当てた計算で、M 5,468,990円から BLACK Edition の7人乗り 7,001,290円まで(オプションなし・補助金を引く前・2026年10月時点の税と保険料)。登録の月ごとの補助金後の額は、アウトランダーPHEVの乗り出し価格の記事にあります。

値引きは、三菱が「価格については各販売会社が独自に定めております」と書くとおり販売会社しだい。交渉の順番はアウトランダーPHEVの値引きの記事に分けました。

下取りと買取の違いは下取りと買取の違いの記事、一括査定の選び方は一括査定サービスの比べ方で。

充電する人としない人で、アウトランダーPHEVの燃料代の★は2から4へ:5年で265,793円の差

同じ M でも、家で充電して電気で走る人と、充電せずガソリンで走る人では、燃料代の★が2つ違います。5年・年1万kmの走る額は603,693円と337,900円で、差は265,793円(計算)。

充電器のそばに止まり、充電ケーブルにつながれたアウトランダーPHEVの横からの外観
画像:三菱自動車 公式サイト

同じMを2台に分ける:100kmあたり1,207.4円と675.8円、★2と★4

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比べる項目充電しない人の M充電する人の M・電気だけで走った場合
100kmのエネルギー代1,207.4円675.8円
軸2の★★2★4
5年・年1万kmの走る額603,693円337,900円
4つの額の実質・補助金84万円・売る額0円5,132,793円4,867,000円
物差しの平均・軸2だけ入れ替えた参考3.63.9
1回で走れる距離932.8km・計算値106km・EV走行換算距離。その後はガソリンで走れる

電気だけの列は、交流電力量消費率218Wh/kmに全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円/kWhを掛けた、家の普通充電の目安。平均3.9は軸2を置き換えた参考で、正式な平均は3.6のままです。

同じ車なのに、燃料代の★は2と4。正直、使い方だけでここまで点が動く軸は、7軸のうち燃料代しかありません。

充電しないMと充電するMの比較:充電しないMは100kmあたり1,207.4円で★2、5年の走る額603,693円。充電するM(電気だけ)は675.8円で★4、337,900円。5年で265,793円の差(計算)
出典:三菱自動車 主要諸元、資源エネルギー庁 石油製品価格調査、全国家庭電気製品公正取引協議会(2026年10月時点)・補助なし212.5円/L・31円/kWh・年1万kmの計算

走る距離の何割を電気にすると★が上がる?Mは20.2%で★3、76.6%で★4

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電気で走る割合M・100kmの燃料代★
0%・ガソリンだけ1,207.4円★2
20%1,101.1円★2
25%1,074.5円★3
50%941.6円★3
75%808.7円★3
80%782.1円★4
100%・電気だけ675.8円★4

M は走る距離の20.2%を電気にした時点で1,100円を切って★3、76.6%で800円を切って★4。G 以上は燃費と電費が少し落ちるぶん、★3が25.5%から、★4が81.9%からです。

走る距離の2割ちょっとを電気にすれば、燃料代は★3

★4まで欲しいなら、4分の3を超える距離を電気で。★5の500円以下には、電気だけでも届かない。2026年10月時点の店頭価格170.1円/Lなら、ガソリンだけでも M は★3、★4は57.3%からです。

M の電気で走れる距離は WLTC で106km。毎晩充電して平日の往復がこれに余裕をもって収まり、遠出が月に数回なら、★4の76.6%に届く使い方です。エアコンを使う季節は電気で走れる距離が縮むので、往復が80km台なら余裕は小さいと見てください。

筆者の検証(2026年10月)|電気で走る割合ごとの100kmの燃料代と★(公式の主要諸元表と燃料・電気の単価からの計算)
WLTC の燃費・電費に、10月13日調査の補助なし212.5円/L・店頭170.1円/Lと31円/kWh を当てた計算。急速充電の料金と、季節や速度で変わる電費は入れていません。

満充電1回は約720円で106km:家で充電するのに必要なもの

駆動用電池は22.7kWhで、1回の満充電の電力量23.22kWhに31円/kWhを掛けると約720円。三菱公式の値では、普通充電(200V・15A)で満充電まで約7.5時間、急速充電なら80%まで約32分です。

家で充電するには、駐車場の近くに200Vの充電用コンセントが要ります。工事の費用は住まいで変わるので、販売店か電気工事店で見積もりを。

充電しない人のアウトランダーPHEV:1回で932.8km走れる4WDとして見る

充電しなくても、M はハイブリッドで17.6km/L(WLTC)。53Lで932.8km(計算値)走れて、燃料は無鉛レギュラーで足ります。

充電しないなら、燃料代の安さではなく「補助金を引いた価格で、1回で長く走れる4WDを買う」と考えると納得しやすい。燃料代を下げたくて選ぶ人には、向かないと思う。

5年で265,793円の差を総額の中でどう見るかは、いまの車の値段が分かると決めやすい。

アウトランダーPHEVはどのグレード?5段の階段と、7人乗りの91,300円

まず、3列目が要るかを決めます。5人で足りるなら M か G の5人乗り、要るなら G 以上の7人乗り。あとは段ごとの装備と実質を見て、払う価値のある段で止めます。

茶色の本革調シートとダッシュボードが並ぶアウトランダーPHEVの運転席まわりの室内
画像:三菱自動車 公式サイト

スクショ用:アウトランダーPHEVの5グレードの階段(5人乗り・2026年10月時点)
・M:5,369,100円/補助金84万円後4,529,100円/17.6km/L・EV 106km/5年の実質5,132,793円
・G:+616,000円・5,985,100円/補助金後5,145,100円/17.2km/L・EV 102km/実質5,762,833円。20インチ・ALH・電動テールゲート・デジタルルームミラー
・P:+434,500円・6,419,600円/補助金後5,579,600円/実質6,197,333円。ヘッドアップディスプレイ・3ゾーンエアコン・前席ベンチレーション・後席ヒーター
・P Executive Package:+280,500円・6,700,100円/補助金後5,860,100円/実質6,477,833円。12スピーカーのヤマハ・シートのリフレッシュ機能
・BLACK Edition:+110,000円・6,810,100円/補助金後5,970,100円/実質6,587,833円。ルーフレール標準・黒の仕上げ

7人乗りは G 以上で各+91,300円(実質も同じだけ増える)。燃費と EV 距離は G から上は同じです。

装備は三菱公式のグレード比較(主要装備)で、前の段との違いです。私なら、5人で足りるときは燃料代・電気で走れる距離・5年の実質がいちばん良い M。3列目が年に何回かでも要るなら、G の7人乗り(実質5,854,133円)を選びます。

アウトランダーPHEVの5グレードの階段(5人乗りの税込価格):M 5,369,100円→G 5,985,100円(+616,000円・20インチ・電動テールゲート)→P 6,419,600円(+434,500円・HUD・前席換気・後席ヒーター)→P Executive Package 6,700,100円(+280,500円・12スピーカー)→BLACK Edition 6,810,100円(+110,000円・黒の仕上げ・ルーフレール)。7人乗りは各+91,300円(Mは5人乗りのみ)
出典:三菱自動車 グレード・価格/グレード比較(2026年10月時点)

筆者の検証(2026年10月)|グレードの価格の階段(公式の価格表とニュースリリースの価格表からの計算)
2026年10月時点の公式の税込価格で、段ごとの差と6月25日の改良の前後の差を出したもの。

MとGの616,000円:Gで装備が増え、燃費とEV距離はMが上

G では、ALH とヘッドライトウォッシャー、シーケンシャルの前ウインカー、20インチのホイール、電動テールゲート、デジタルルームミラー、運転席のパワーシート、MITSUBISHI CONNECT が標準。M は18インチで、電動テールゲートはメーカーオプション、MITSUBISHI CONNECT はヒートポンプ式エアコンなどと組のセットオプションです。

実は、燃費と電気で走れる距離は M が上。WLTC は M 17.6km/L・G 以上17.2km/L、EV走行換算距離は106kmと102kmで、車重は M が40kg軽い2,070kg。5年の実質の差は630,040円です(燃料代の差を含む計算)。

616,000円で増えるのは、見た目と毎日の手間を減らす装備。燃料代と電気で走れる距離なら、M のほうが得だといえる。

7人乗りの91,300円:Mには無く、室内長は1,920mmから2,450mmに

7人乗りは G 以上だけで、どのグレードも5人乗りの91,300円高。室内長は5人乗り1,920mm・7人乗り2,450mmで、幅1,520mm・高さ1,220mmは同じです(パノラマサンルーフを付けると別の値)。

9万1,300円の差は、3列目の椅子の値段だけ?

椅子だけではありません。室内長が530mm延び、車重は同じグレードどうしで40kg増えます。

3列目は、展示車で座ってから決めてください。機械式駐車場に入るかと3列目の寸法は、アウトランダーPHEVのサイズの記事で見られます。

P・P Executive Package・BLACK Edition:434,500円・280,500円・110,000円で増えるもの

P では、ヘッドアップディスプレイ・3ゾーンのエアコン・前席のベンチレーション・後席のヒーターに加え、助手席のパワーシートとアルミペダルが標準です。G でもヘッドアップディスプレイはメーカーオプションで付けられます。

P Executive Package は、オーディオが12スピーカーの Dynamic Sound Yamaha Ultimate になり、前席のパワーシートにリフレッシュ機能が付きます。

BLACK Edition は P Executive Package の110,000円高い特別仕様車で、ルーフレールが標準(グロスブラック)、ヘッドライトまわりと20インチのホイールが黒の仕上げ。P から上は、ヘッドアップディスプレイや前席の換気・後席のヒーターに434,500円以上を払えるかで決めればいい。内装の違いはアウトランダーPHEVの内装の記事で。

アウトランダーPHEVの補助金:2026年12月31日までの登録84万円、2027年1月1日〜2月1日は50.4万円

アウトランダーPHEVのCEV補助金は、2026年12月31日までの登録で84万円、2027年1月1日以降の登録で50.4万円です(2026年10月21日の経済産業省の見直し)。いまの制度(令和7年度補正)で補助の対象になるのは2027年2月1日までの登録で、申請書は2月12日必着。予算に達すると、早く締め切られます(次世代自動車振興センター)。補助額は契約日ではなく、登録日で決まります。

3つの日付:12月31日・2月1日・2月12日必着、受付は12月上旬〜下旬に終わる見込み(2026年10月時点)

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登録日補助金注意
2026年12月31日まで84万円申請受付は2026年12月上旬〜下旬に終わる見込み(経済産業省・2026年10月9日時点)。予算に達すると先着順で締め切り
2027年1月1日〜2月1日50.4万円受付が続いている場合だけ。申請書は2月12日必着
2027年2月2日以降0円いまの制度では対象外。次の制度は発表されていない

補助金は登録しただけでは受け取れず、申請が要ります。登録日が2027年1月1日以降でも、受付終了前でなければ申請できない。

額は M から BLACK Edition まで、5人乗りも7人乗りも同じです(次世代自動車振興センターの銘柄ごとの補助額〈別表1・令和8年10月21日現在〉)。年内の登録でも、受付が先に終われば84万円は入りません。

RAV4 と CX-60 の PHEV も、別表1で補助金の登録日の境目は同じ。2台はRAV4の評価の記事とCX-60の評価の記事で、同じ物差しで採点しています。

いま注文すると登録は12月か1月:公式の工場出荷の目処は全グレード1~2ヵ月程度

三菱の工場出荷時期目処は、アウトランダーの全グレードで「1~2ヵ月程度」(2026年10月1日更新)。工場を出るまでの目安で、その後に輸送と納車の準備があります。色や一部のオプションでは、さらに長くかかる場合も。

目処どおりなら、10月下旬の注文で登録は12月か1月が目安。ちょうど84万円と50.4万円の境目に当たるだろう。実際の登録予定日は、注文の前に販売店で聞いておいてください。

保有義務4年・リースの申請者・自治体の上乗せ

補助金を受けた車には、4年の保有義務(処分制限期間)が付きます。4年以内に手放すときは、事前にセンターへ財産処分の手続きをして、補助金を返納します(次世代自動車振興センター)。

リースでも、補助金を申請するのは車を使う人(使用者)で、リース期間は4年以上が条件です(次世代自動車振興センターの決まり)。見積書の注記などで説明が違って見えたら、契約の前に販売店とリース会社に申請者を確かめてください。

東京都など、国の補助金に上乗せする自治体もあります(東京都の報道発表・2026年6月24日)。額は住んでいる自治体の案内で見てください。

登録が2月2日以降になりそうで、補助金なしでは予算に届かないなら、中古車を探す手もあります。2026年10月時点のズバット車販売の公式ページによると、条件を伝えると中古車販売のネクステージ1社が車を探し、基本的に電話で連絡してくる仕組みです。依頼は無料ですが、車の代金・諸費用・取り寄せの陸送費は別で、契約はネクステージと結びます。国のCEV補助金は、中古車には出ません(次世代自動車振興センター)。

アウトランダーPHEVのサイズ・安全・電池:全幅1,860mm、JNCAP★5、容量保証8年16万km

全長4,720mm・全幅1,860mmで、3列シートも選べるミドルサイズのSUVです。国の安全評価は2021年度の★5、駆動用電池には8年16万kmの容量保証。

砂利道で砂ぼこりを上げて走るアウトランダーPHEVの前側面
画像:三菱自動車 公式サイト

寸法と取り回し:4,720×1,860×1,750mm(Mは1,745mm)、最小回転半径5.5m

ホイールベースは2,705mm、最低地上高は200mm(M だけ195mm)、最小回転半径は5.5mです。タイヤは M が235/60R18、ほかは255/45R20。

機械式の駐車場は、幅と高さの制限を全幅1,860mm・全高1,750mmと並べて見てください。寸法の目安とライバルとの比べは、アウトランダーPHEVのサイズの記事にあります。

安全と電池:JNCAP 2021年度★5(発売時の型)、駆動用電池は8年16万kmで容量66%(2026年10月時点)

JNCAP の自動車安全性能2021で、ファイブスター賞(総合★5・176.77/190点=93%)。衝突安全・予防安全とも A 評価です。試験は発売時の型で、2024年10月の大幅改良の後に評価はやり直されていません。

駆動用電池には、初度登録から8年以内・16万km以内に容量が66%を下回ったら無償で修理・交換する容量保証があります(三菱の保証のページ・22型以降)。電池の故障を対象にする特別保証も、8年16万kmです。

アウトランダーPHEVの本音:「最悪」かどうかは、3つの「はい・いいえ」で決まる

私の判定は、家で充電できて、補助金に間に合う登録ができて、駐車場に入るなら、9仕様のどれでも満足しやすい車。どれか1つが「いいえ」なら、燃料代の★2・補助金なしの536万9,100円・5.5mの小回りのどれかが、毎月の支払いか毎日の運転に効いてきます。

アウトランダーPHEVを買ってはいけない人は?3つの「はい・いいえ」(2026年10月時点)

上から順に答えて、「いいえ」が出たらそこで止まってください。

アウトランダーPHEVを買ってはいけない人は?3つの「はい・いいえ」(2026年10月時点)
・問1 家か職場で、毎日のように充電できる? → いいえ:燃料代は100kmあたり1,207.4円で★2(補助なし212.5円/L)。燃料代を下げたくて選ぶなら、やめておく / はい:★4まで上がる
・問2 登録が2027年2月1日までになり、受付終了前に申請できる? → いいえ:補助金なしなら M でも5,369,100円。補助金を前提に予算を組んでいるなら、やめておく / はい:12月31日までなら84万円、1月1日〜2月1日なら50.4万円
・問3 全幅1,860mm・全長4,720mmが、駐車場と毎日の道に収まる? → いいえ:最小回転半径5.5mで小回りも★3。やめておく / はい:下の推しへ

数字の注意も3つあります。932.8kmは WLTC の燃費で出した値で、実際に走れる距離ではありません。電気だけの675.8円は家の普通充電の目安単価で、急速充電の料金ではない。JNCAP の★5は、発売時の型の試験です。

3つとも「はい」の人への推し:106km+932.8kmの距離と、1~2ヵ月の目処

推しの1つ目は、1回で走れる距離がとにかく長いこと。電気で106km、続けてガソリンで932.8km(計算値)。給油と充電の回数を気にしなくていいところが、私はいちばん好きです。

2つ目は、注文から工場出荷まで1~2ヵ月程度という公式の目処。補助金の境目を読んで動ける短さじゃないでしょうか。

惜しいところ:補助金後でも452万9,100円、6月の改良で74,800円上がった

惜しいのは、補助金84万円を引いても M で452万9,100円という値段。物差しの軸1は★2のままで、50.4万円の登録になると486万5,100円です。

2026年6月25日の一部改良は、運転支援とドアロックの追加。パワートレインや内外装の変更は書かれていないのに、全仕様が74,800円上がりました。正直、JNCAP の★5が発売時の型の結果のままなのも惜しい。

アウトランダーPHEVのよくある質問

アウトランダーPHEVは何年乗れますか?

年数の保証はありません。駆動用電池には初度登録から8年・16万kmの容量保証があり、66%を下回ったら無償で修理・交換されます。三菱は FAQ で、10年10万km走ったときの容量を新車時の65%程度と予測していますが、保証ではありません。

アウトランダーPHEVは売れていないのですか?

三菱の発表では、2025年度の国内販売台数で PHEV のカテゴリー1位(2年連続・自販連調べ)です。

アウトランダーPHEVの新型は2026年に出ますか?

2026年10月時点で、三菱から新しい型の発表はありません。2028年にもという報道はありますが、時期は未定です。

アウトランダーPHEVは壊れやすいですか?リコールは?

壊れやすさを示す公的な数字は無く、直近のリコールは2026年8月20日届出のナビの制御プログラムです。対象は2024年10月14日〜2026年2月16日製作の13,226台で、6月25日の改良後の車は入りません。

まとめ:アウトランダーPHEVは、充電できる人ほど点が上がる車。登録日と人数を先に決める

弱いのは価格と燃料代。燃料代は家で充電できる人なら★4まで上がる車です。5人か7人かを決め、登録日が補助金の境目(12月31日・2月1日)に当たるかを販売店で聞いてから、グレードを選んでください。

  • 2026年10月時点の新車は9仕様、5,369,100〜6,901,400円(7人乗りは91,300円高)
  • CARVELの物差しは平均3.6(採点した軸7/7)、燃料代は充電しないと★2・電気だけなら★4
  • 補助金は2026年12月31日までの登録84万円、2027年1月1日〜2月1日は50.4万円(申請書2月12日必着)

次の一歩
今日やることは1つ。通勤や買い物の1日の往復距離を地図アプリで測って、M の EV走行換算距離106km(G 以上は102km)の横に書き留めてください。電気で走れる距離は WLTC の値です。収まる日が多いなら、次は家で充電できるかを確かめる番。逆に収まらない日が多いなら、燃料代は★2の前提で総額を比べれば足ります。

人数とグレードが決まれば、見積書の空欄はいまの車の値段だけです。

CARVELの物差し v1.1 の★の境目

スクロールできます
軸★5★4★3★2★1
1 補助金後の価格250万円以下350万円以下450万円以下600万円以下600万円超
2 走る費用・100km500円以下800円以下1,100円以下1,400円以下1,400円超
3 1回で走れる距離600km以上500km以上400km以上300km以上300km未満
4 最小回転半径5.0m以下5.3m以下5.6m以下5.9m以下5.9m超
5 最低地上高4WD・210mm以上4WD・180mm以上4WD・180mm未満/2WDのみ・200mm以上2WDのみ・170mm以上2WDのみ・170mm未満
6 国の安全評価 JNCAP の星★5★4★3★2★1
7 工場出荷の目処1ヵ月以内3ヵ月以内6ヵ月以内12ヵ月以内12ヵ月超・注文を受け付けていない

確かめメモ
出典:三菱自動車、次世代自動車振興センター、経済産業省、NASVA、資源エネルギー庁、全国家庭電気製品公正取引協議会、東京都
時点:2026年10月。走りの感想・実際の燃費・冬の電気で走れる距離・充電工事の費用・自治体の上乗せの額は分かりません。

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