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ハスラーは、スズキの軽のクロスオーバーで、2026年5月27日に一部仕様変更を受けました。
価格は5グレード×2WD/4WDの10通りで159万9400円〜204万8200円(税込・2026年10月時点)。CARVELの物差しはHYBRID G 2WDで平均4.3(採点した軸6/7)で、弱いのは国の補助なしの単価で見た燃料代と、公式の納期の目処が出ていないことです。
迷いどころは、HYBRID Xターボとタフワイルドの値札が1,100円しか違わないこと。5年5万km乗ると燃料代はターボが45,798円多く、最低地上高はターボが20mm高い。値札ではなく、この2つのどちらを取るかで決める車だと私は見ています。
この記事のポイント
- 価格は159万9400円から
- 物差しは平均4.3(6/7)
- XターボとTWは1,100円差
- JNCAPは改良前の車で★4
- 乗り出しは168万7000円から
30秒でわかるハスラー(2026年10月時点)
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 価格(税込) | HYBRID G 2WD 1,599,400円〜タフワイルド ターボ 4WD 2,048,200円の10通り |
| グレード | HYBRID G・HYBRID X・HYBRID Xターボ・タフワイルド・タフワイルド ターボ(それぞれ2WD/4WD) |
| 乗り出し(11月登録) | HYBRID G 2WDで1,687,000円から(オプションなし) |
| 実質いくら・5年5万km | HYBRID G 2WDで2,037,466円から(売る額0円の4つの額) |
| 燃費(WLTC) | NA 2WD 24.3km/L〜ターボ 4WD 20.4km/L。マイルドハイブリッド・レギュラー |
| サイズ | 3,395×1,475×1,680mm・最小回転半径4.6m・4人乗り |
| 最低地上高 | NA 160mm/ターボ 180mm |
| 安全評価 | JNCAP 自動車安全性能2020で★4。試験車は改良前のハスラー HYBRID X |
| 納期の目処 | スズキは工場出荷の目処を公表していない |
| CARVELの物差し | 平均4.3・採点した軸6/7・HYBRID G 2WDで採点 |
| いまの車の売値 | 先に知るならMOTA車買取で概算査定額 |
価格・諸元・装備は、2026年10月時点のスズキのハスラーの商品サイトと主要諸元・主要装備の資料の値です。
公開日:2026年10月31日 / 最終更新日:2026年10月31日
ハスラーの評価は?物差しで4.3、弱いのは燃料代と納期の見通し
HYBRID G 2WDを7つの軸に当てると、平均は4.3で採点した軸は6/7です。★5は価格・満タンで走れる距離・取り回しの3つ、★4は悪路と安全評価、燃料代が★3。納期は公式の目処が無いので採点していません。

7軸の採点:HYBRID G 2WDで★5・★3・★5・★5・★4・★4・—
| # | 軸 | 使った公式の数字・HYBRID G 2WD | ★ | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 補助金後の価格 | 1,599,400円・CEV補助金の対象外 | ★5 | 入口が軽い |
| 2 | 走る費用 | 100kmあたり876.1円。24.3km/L×補助なしレギュラー212.9円/L | ★3 | 店頭の単価なら★4 |
| 3 | 1回で走れる距離 | 27L×24.3km/L=656.1km(計算値) | ★5 | 小さいタンクを燃費で補う |
| 4 | 取り回し | 最小回転半径4.6m | ★5 | 軽の小回り |
| 5 | 悪路・雪道 | 4WDの設定あり・最低地上高はターボ180mm(NAは160mm) | ★4 | NAの4WDは160mm |
| 6 | 公的な安全評価 | JNCAP 自動車安全性能2020 ★4。試験車は改良前のハスラー HYBRID X | ★4 | 改良前の試験 |
| 7 | 手に入る早さ | スズキの工場出荷の目処は公表されていない | — | 公式値なし |
| 平均 | 4.3・6/7 |
★の境目はCARVELの全記事で共通です(物差し v1.1)。軸5は「4WDの設定があるか」と「4WDのグレードで最も高い最低地上高」で見る決まりなので、ターボの180mmで★4。NAは4WDにしても160mmのままです。

筆者の検証(2026年10月)|物差し v1.1 でHYBRID G 2WDを採点(公式の価格表と諸元表からの計算)
スズキ公式の税込価格・WLTC燃費・燃料タンク容量・最小回転半径・最低地上高と、NASVAの評価を、物差し v1.1 の境目に当てはめた★です。燃料単価は2026年10月26日調査の補助なしのレギュラー212.9円/L。燃費がいちばん低いターボ 4WDで出すと、満タンの計算値は550.8kmで、軸3は★4に下がります。
燃料代の★3は、補助なしの単価で計算した結果
単価の212.9円/Lは、燃料油価格の推移の資料にあるレギュラー全国平均170.1円/L(2026年10月26日調査・10月28日公表)に、10月22日〜28日の週の国の支給42.8円/Lを足した、補助が無いときの単価です。いま給油所で払うのは国の補助が入った170.1円/Lのほうなので、財布の感覚に近いのは★4かもしれませんね。
店頭の単価で計算し直すと100kmで700.0円になり、軸2は★4に上がります。補助が続くあいだに財布から出る燃料代は★4の水準で、★3は補助が無くなったときの値です。なお10月29日〜11月4日の支給単価は52.4円/Lに上がっていますが、この記事の燃料代はどれも補助なしの単価で計算しています。
安全評価は自動車安全性能2020の★4。試験車は改良前のHYBRID X
NASVAの自動車アセスメントの評価は、自動車安全性能2020で★4、146.93/190点(77%)。ページ名は「ハスラー フレアクロスオーバー」で、試験車は2026年5月の一部仕様変更より前のハスラー HYBRID X(5AA-MR92S)です。
この★4には、改良で全車に付いたデュアルセンサーブレーキサポートIIやブラインドスポットモニターの分は入っていません。改良後の車での評価は、2026年10月時点で未公表です。

★4って、いま売っている車の点数じゃないの?



改良前の車の点数。新しい安全装備は点の外です
同じ軽のSUVならジムニーの評価、小型のSUVならクロスビーの評価にも同じ物差しの表があります。並べるときは、採点した軸の数まで見てください。
2026年5月の一部仕様変更で何が変わった?改良後のサイズも
スズキの2026年5月27日の発表によると、変わったのは安全装備・顔・色の3つが中心です。グレードは5つで、HYBRID Gターボは改良後の価格表にありません。
安全装備:BSMとRCTAが全車標準に。スズキの軽自動車で初めて
いちばん大きいのは、ブラインドスポットモニターとリヤクロストラフィックアラートを、スズキの軽自動車で初めて全車に標準装備したことです。車線変更のときに後方から近づく車と、バックで出るときに左右から来る車を知らせてくれる装備ですよね。ここが、下のグレードでも削られていません。


ほかに全車に付いたのは次のとおりです。
- デュアルセンサーブレーキサポートII(車両・歩行者・自転車・自動二輪車、交差点での検知にも対応)
- アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付)と渋滞時の停止保持、車線維持支援機能
- 電動パーキングブレーキとブレーキホールド
- 進化したアクティブコーナリングサポート
顔と色:ハスラーは逆台形のグリル、タフワイルドはブロック形状
ハスラーのグリルはヘッドランプとつなげた逆台形になり、蛍光イエローのワンポイントが入りました。タフワイルドはブロック形状の専用グリルと「SUZUKI」のアルファベットのエンブレムで、見た目ではっきり分かれます。
色はハスラーがモノトーン5色・2トーン9色の全14通り、タフワイルドがモノトーン3色・2トーン3色の全6通り。新色はフュージョンイエローパールメタリック(HYBRID G・X・Xターボ)とウッドランドカーキメタリックです。人気色の順位は、スズキからは公表されていません。色で変わる値段は下の価格表のとおりです。
グレードは5つ。ターボはHYBRID Xターボとタフワイルド ターボの2つだけ
2026年10月時点のハスラーは、HYBRID G・HYBRID X・HYBRID Xターボ・タフワイルド・タフワイルド ターボの5グレード。ターボを選べるのは、この中の2つです。
走りの面では「交差点での右左折後の自然なハンドル戻り」と「高速道路でのステアリング応答性」を向上した、とスズキは説明しています。シリーズの国内累計販売台数は、2014年1月の発売から2026年3月までで100万台に届きました。
改良後のサイズと使い勝手:全長3,395mm、4.6m、4人乗り
| 項目 | 数字(2026年10月時点の主要諸元) |
|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 3,395×1,475×1,680mm |
| 最小回転半径 | 4.6m |
| 乗車定員 | 4人 |
| 最低地上高 | NA 160mm・ターボ 180mm(2WD/4WD共通) |
| 燃料タンク | 27L・レギュラー |
| 満タンで走れる距離(計算値) | NA 2WD 656.1km〜ターボ 4WD 550.8km |
| パワートレイン | NA・ターボとも、モーターが加速を助けるマイルドハイブリッド・CVT |
4人乗りなので、5人で乗る予定がある家族には最初から合いません。全高は1,680mmなので、機械式の駐車場を使う人は先に高さ制限の数字を見ておくと安心です。
ハスラーの価格は159万9400円から。4つの額で並べると
ハスラーはCEV補助金の対象外なので、4つの額の「戻る額」は0円。HYBRID G 2WDを5年5万km乗ると、燃料代を足した実質は売る額0円で2,037,466円になります。


10通りの価格表(税込・2026年10月時点)
| グレード | エンジン | 2WD | 4WD |
|---|---|---|---|
| HYBRID G | NA | 1,599,400円 | 1,733,600円 |
| HYBRID X | NA | 1,758,900円 | 1,893,100円 |
| HYBRID Xターボ | ターボ | 1,837,000円 | 1,971,200円 |
| タフワイルド | NA | 1,835,900円 | 1,970,100円 |
| タフワイルド ターボ | ターボ | 1,914,000円 | 2,048,200円 |
4WDはどのグレードも2WDより134,200円高い。メーカーオプションは「全方位モニター付メモリーナビゲーション・スズキコネクト対応通信機」が217,800円で、ピュアホワイトパール(タフワイルドはスチールシルバーメタリック)が+27,500円、2トーンが+49,500円、2トーンのピュアホワイトパールが+77,000円です。


この値札で予算からはみ出すなら、改良前のハスラーを中古車で探すという選び方もあります。ズバット車販売は、メーカー・車種・予算を入力すると、提携先の中古車販売店ネクステージが在庫から探し、基本的に電話で連絡が来る仕組みです(2026年10月時点の公式ページ)。依頼は無料ですが、車の代金・諸費用・陸送費はネクステージとの契約で別にかかります。新車の販売の記載は公式にありません。
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4つの額:払う・戻る・走る・売る(HYBRID G 2WD・5年5万km)
| 額 | HYBRID G 2WDの中身 | 金額 |
|---|---|---|
| 払う額 | 税込の車両価格 | 1,599,400円 |
| 戻る額 | CEV補助金の対象外 | 0円 |
| 走る額 | 5万km÷24.3km/L×212.9円/L | +438,066円 |
| 売る額 | いまの車の売値(読者ごとに違う) | 0円で計算 |
| 実質 | 払う額−戻る額+走る額−売る額 | 2,037,466円 |
燃料代は月に直すと7,301円。HYBRID XもNAの2WDなので、走る額は同じ438,066円です。
筆者の検証(2026年10月)|10通りの4つの額(公式の価格表と燃費値からの計算)
公式の税込価格・WLTC燃費と、2026年10月26日調査の補助なしのレギュラー212.9円/Lから出した10通りの額で、いちばん高いタフワイルド ターボ 4WDは2,570,014円。売る額は0円で、オプションと諸費用は入っていません。重量税の減税は購入時の諸費用の側で効くので、この表の外です。
売る額の行は、
戻る額が0円の車で、実質を手元で動かせるのはこの行です。2026年10月時点のMOTAの公式ページでは、最大20社が入札し、やりとりするのは高額査定の上位3社まで。最短3時間後にWebで概算査定額が出て、利用料は無料(任意の有料サポートを除く)。申し込むと、上位3社からは電話で連絡が来ます。
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残債・費用を引いた手取りで比較
乗り出しは11月登録で168万7000円から
税金・自賠責・登録の費用を足した総額は、11月登録・オプションなしのHYBRID G 2WDで1,687,000円。10通りの総額と残クレの月々は、ハスラーの乗り出し価格の記事で扱っています。
HYBRID Gで十分? HYBRID Xとの159,500円の中身
HYBRID G 2WDとHYBRID X 2WDの値札の差は159,500円。どちらもNAで燃費は同じなので、この差はそのまま装備の値段です。ぶつからないための装備と運転支援は同じ。決めるのは「アルミホイール・本革巻ステアリング・6スピーカーなどの装備に15万円台を払うか」の1点です。


HYBRID Gに無いもの:アルミホイール、本革巻ステアリング、6スピーカーほか
主要装備の資料で見ると、HYBRID Gは予防安全と運転支援の装備こそHYBRID Xと同じですが、外から見える所と手に触れる所が簡素になります。HYBRID Xに付いてHYBRID Gに無い主なものは次のとおりです。
- 外から見える所:15インチアルミホイール(Gはスチールホイール)、LEDフロントフォグランプ、メッキドアハンドル
- 手に触れる所:本革巻のステアリングとシフトノブ(Gはウレタンのステアリング)、レザー調&ファブリックのシート表皮
- 快適と便利:360°プレミアムUV&IRカットガラス、ナノイーX搭載のエアコン、USB電源ソケット(Type-C)、後席のパーソナルテーブル、6スピーカー(Gは2スピーカー)
細かい行はほかにもあります。フロントのディスクブレーキの形(Gの2WDはソリッド)や収納のふたなど、こだわりのある装備は商品サイトの装備表で1行ずつ見比べてください。予防安全と運転支援に差は無いので、スチールホイールと2スピーカーを割り切れるなら、HYBRID Gの1,599,400円はかなり割安な入口です。
燃費も5年の燃料代も同じ。差は装備だけ
HYBRID GもHYBRID Xも、2WDならWLTC 24.3km/L。5年5万kmの燃料代は、どちらも438,066円です。
重量税のエコカー減税(25%軽減)もどちらにも付くので、維持のお金で差は開きません。冬にスタッドレスを別のホイールで履く人なら、アルミの差は大して響かないでしょう。そう考えると、159,500円の重みは人によってだいぶ変わりそうです。
値引きを入れると、差は79,500円まで縮む例
HYBRID X 2WDを車両本体13万円引き、HYBRID G 2WDを5万円引きにして11月登録の総額で並べると、差は79,500円。13万円は月刊自家用車2026年11月号の目標の額、5万円は価格.comの申告(2020年モデル102件)で見た車両本体の値引きの中央値(グレード別ではなく全体、2026年10月時点)です。どちらも、引けると決まった額ではありません。
申告の中身と、値引き後の10通りの総額はハスラーの値引きの記事にあります。
Xターボか、タフワイルドか。値札は1,100円差、5年で差がつく
HYBRID Xターボ 2WDは1,837,000円、タフワイルド 2WDは1,835,900円。値札の差はわずか1,100円で、タフワイルドのほうが安い。ただし中身は「ターボ」と「NAの外観違い」で、5年の燃料代・重量税・地上高がそれぞれ違います。


比べる2台:HYBRID Xターボ 2WDとタフワイルド 2WD
| 比べる2台(2WD) | HYBRID Xターボ | タフワイルド |
|---|---|---|
| エンジン | ターボ(マイルドハイブリッド) | NA(マイルドハイブリッド) |
| 価格(税込) | 1,837,000円 | 1,835,900円 |
| WLTC燃費 | 22.0km/L | 24.3km/L |
| 5年5万kmの燃料代 | 483,864円 | 438,066円 |
| 新車時の重量税 | 9,900円 | 5,600円(エコカー減税25%軽減) |
| 最低地上高 | 180mm | 160mm |
| パドルシフト・パワーモード | あり | なし |
| 顔・色 | 逆台形のグリル・ハスラーの14通り | ブロック形状の専用グリル・6通り |
| ルーフレール | なし | あり |
| シート表皮 | レザー調&ファブリック | ファブリック(撥水加工) |
燃料代の差は5年で45,798円、重量税の差は4,300円。値札で1,100円安いタフワイルドは、維持のお金でも安い側です。


見落としやすいのは地上高。名前が「タフ」でも、タフワイルドのNAは160mmで、HYBRID Xターボの180mmより20mm低くなります。2026年10月時点のハスラーの10通りで、パドルシフトとパワーモードが付くのはHYBRID Xターボとタフワイルド ターボの2グレード(2WD/4WD)です。
燃料代は上の4つの額と同じ計算で、単価は2026年10月26日調査の補助なしのレギュラー212.9円/L、燃費は公式のWLTCの値。実際の燃費は走り方で変わります。
ターボが合う人、タフワイルドが合う人
選び方は、ふだんの道で決まります。高速道路の合流や長い上り坂が月に何度もあるなら、パドルシフトとパワーモードの付くHYBRID Xターボ。街乗りが中心で、ブロック形状の顔が好きならタフワイルドです。



タフワイルドのほうが雪に強そうに見えるけど?



地上高はXターボが上。雪道ならターボの4WDです
タフワイルドで地上高も欲しいなら、タフワイルド ターボ(2WD 1,914,000円)まで上げると180mmになります。HYBRID Xターボ 2WDとの値札の差は77,000円です。
4WDは燃料代が5年で37,157円増える
4WDの値札は2WDより134,200円高く、NAの燃費は24.3km/Lから22.4km/Lに下がります。5年5万kmの燃料代は37,157円の上乗せ。
4WDにはスノーモード・ヒルディセントコントロール・グリップコントロールが付きます。ただ、NAは4WDでも地上高160mmのまま。雪の深い地域なら、4WDに加えてターボの180mmまで見て選ぶのが筋だと私は考えます。
持ち帰り:Xターボとタフワイルドの差を見積書の横に(2026年10月時点・2WD)
・値札の差:1,100円(タフワイルドが安い)
・11月登録の総額の差:5,400円(重量税の4,300円が乗る)
・5年5万kmの燃料代の差:45,798円(ターボが多い)
・最低地上高の差:20mm(ターボが高い)
・パドルシフト・パワーモード:ターボだけ
この5行のうち、自分にとって大事なのが「燃料代」か「地上高と坂道」かを1つ選べば、2台のどちらにするかが決まります。
どちらにしても、ターボと4WDの上乗せはいまの車の売値で埋まることがあります。見積書の下取りの欄に数字が入る前に、自分の車がいくらで売れそうかを知っておくと、その場で高いか安いかを言えるんじゃないでしょうか。
\ 売却前に、愛車の査定額を確認 /
査定条件をそろえて、売却の目安を確認
本音:ハスラーの推し・惜しい・やめておけ
公式の数字で見える強みは「全車に付く予防安全の装備と小回り」、弱みは「安全評価の古さ・Gの装備・納期の見通し」。条件しだいで、はっきり合わない人もいます。


推し:BSMとRCTAが全車標準、満タン656km
いちばんの推しは、ブラインドスポットモニターとリヤクロストラフィックアラートが、1,599,400円のHYBRID Gから付くことです。予防安全の装備を理由に上のグレードへ上げなくていい。ここはかなり好きなところです。
もう1つは、NA 2WDの数字のそろい方。最小回転半径4.6m、満タンの計算で656.1km、燃料代は5年で438,066円です。街で毎日使う軽として、ここは素直に強い数字だと思う。
惜しい:安全評価が改良前、ナビは217,800円のオプション
正直に言うと、惜しいのはJNCAPの★4が改良前のHYBRID Xの試験だということ。改良で増えた装備が点数に入っていないので、安全評価を重く見る人には物足りません。
ナビはどのグレードもメーカーオプションで217,800円です。全方位モニターも同じセットに入るため、駐車の補助が欲しい人は値札に20万円強を足して考える必要があります。公式の納期の目処が出ていないのも、登録の月を決めたい人には惜しい。
やめておけ:この3つに当てはまるなら
- 5人で乗る:乗車定員は4人。ここは割り切りではなく、合わない
- 雪の深い道を、NAで考えている:NAは4WDでも最低地上高160mm。ターボなら180mm
- 総額を180万円以内に収めたい:2026年10月時点の価格で、11月登録・オプションなしで180万円を下回るのは、10通りのうちHYBRID G 2WD(1,687,000円)だけ。HYBRID X 2WDは1,846,500円になります
当てはまるなら、別の車を候補に入れたほうが後悔しません。総額の内訳は乗り出し価格の記事で確かめられます。
ハスラーの買い方:納期・値引き・いまの車(2026年10月時点)
公式の納期の目処が無いので、注文の前に販売店で聞くのが先です。値引きは販売会社が決め、誌の目標は車両本体13万円。相見積もりの相手はタフトか、同じ車のフレア クロスオーバーが組みやすいです。


納期は公表されていない。注文の前に販売店で聞く
スズキの商品サイトと発表には、工場出荷の目処が出ていません。月刊自家用車WEB(2026年10月8日公開・2026年11月号)は納期を1〜3か月と書いていますが、これは誌の見立てです。
欲しい月から逆算するなら、グレード・駆動・色・オプションを決めた段階で、販売店に工場出荷の見込みを聞いてください。色やナビの有無で変わることがあるので、決めてから聞くほうが答えがぶれません。
値引きの目標は車両本体13万円。相見積もりはタフトかフレアで
月刊自家用車WEBは、車両本体の値引きの目標を13万円(付属品は除く)と書き、ダイハツのタフトや、マツダのフレア クロスオーバーとの競合を勧めています。誌の目標は保証された額ではないので、申告の実際と合わせてハスラーの値引きの記事で見てください。
フレア クロスオーバーは、スズキが作ってマツダが売るハスラーのOEM車で、燃費・寸法・グレードの段は同じ。ナビの付き方などの違いはフレア クロスオーバーの評価にあります。
リコール:対象は改良前のターボ車(2026年7月9日届出)
スズキが2026年7月9日に国土交通省へ届け出たリコール(届出番号5843)は、エンジンのクランクプーリボルトの不具合です。ハスラーで対象になるのは、2022年8月22日〜2025年7月9日に作られたターボ車(4AA-MR52S)の計54,571台。2026年5月の一部仕様変更の後に作られた車は、この範囲に入りません。
改良前のターボを中古で探すなら話は別。スズキのリコール対象車両検索で車台番号を入れ、修理が「実施済」かを見てから決めてください。
いまの車は、下取りと買取を分けて見る
見積書の下取り額は、値引きと混ざると高いか安いかが分からなくなる。商談の前に
分けて見る理由は下取りと買取の違い、見積もりの取り方は一括査定サービスの比べ方、MOTAの仕組みはMOTA車買取の仕組みにあります。
ハスラーのよくある質問
- ハスラーはHYBRID Gで十分ですか?
-
予防安全と運転支援の装備はHYBRID Xと同じなので、スチールホイール・ウレタンのステアリング・2スピーカーを割り切れるなら足ります。LEDフォグやUSB Type-Cも付かず、HYBRID Xとの値札の差は159,500円です。
- ハスラーにターボは必要ですか?
-
高速道路や長い坂が多いならターボが合います。燃料代は5年5万kmでNAより45,798円多く、新車時の重量税も4,300円高くなる計算です。
- フレアクロスオーバーとハスラーは同じ車?
-
作りは同じ車です。フレア クロスオーバーはスズキが作ってマツダが売るOEM車で、燃費・寸法・グレードの段がそろい、ナビの付き方などが違います。
- ハスラーは満タンで何km走れますか?
-
計算ではNA 2WDで656.1kmです。タンク27LにWLTC燃費を掛けた値で、ターボ 4WDは550.8km。実際の距離は走り方で縮みます。
- ハスラーの新型(フルモデルチェンジ)はいつ?
-
スズキの発表はありません(2026年10月時点)。いまの車は2026年5月27日に一部仕様変更を受けたモデルです。
- ハスラーの安全評価(JNCAP)は?
-
自動車安全性能2020で★4(146.93/190点・77%)。試験車は改良前のハスラー HYBRID X で、改良後の車の評価はまだ出ていません。
まとめ:ハスラーはHYBRID Gから予防安全の装備がそろう。迷うのはターボとタフワイルド
ハスラーは、いちばん安いHYBRID Gから予防安全の装備がそろう軽のクロスオーバーです。グレード選びの山は、値札が1,100円しか違わないHYBRID Xターボとタフワイルド。
- 2026年10月時点の価格は10通りで1,599,400〜2,048,200円。物差しは平均4.3(6/7)
- Xターボとタフワイルドは2WDで値札1,100円差。燃料代は5年で45,798円、地上高は20mmターボが上
- JNCAPは自動車安全性能2020の★4で、試験車は改良前のHYBRID X。公式の納期の目処は出ていない
次の一歩:同じ条件の見積もりを3枚
今週やることは1つ。グレード・駆動・色・オプション・登録の月を1つに決め、スズキの販売店2店と、タフトかフレア クロスオーバーの販売店1店で見積もりをもらってください。3枚の「車両本体の値引き」「付属品」「下取り」の行を横に並べると、どこを相談すればいいかが1枚で見えてきます。
3枚の差が数万円なら、いまの車の売値のほうが大きく効くこともあります。商談の前に、手放す車の値段だけは確かめておきたいところ。
\ 売却前に、愛車の査定額を確認 /
査定条件をそろえて、売却の目安を確認
CARVELの物差し v1.1 の★の境目
| 軸 | ★5 | ★4 | ★3 | ★2 | ★1 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 補助金後の価格 | 250万円以下 | 350万円以下 | 450万円以下 | 600万円以下 | 600万円超 |
| 2 走る費用・100km | 500円以下 | 800円以下 | 1,100円以下 | 1,400円以下 | 1,400円超 |
| 3 1回で走れる距離 | 600km以上 | 500km以上 | 400km以上 | 300km以上 | 300km未満 |
| 4 最小回転半径 | 5.0m以下 | 5.3m以下 | 5.6m以下 | 5.9m以下 | 5.9m超 |
| 5 最低地上高 | 4WD・210mm以上 | 4WD・180mm以上 | 4WD・180mm未満/2WDのみ・200mm以上 | 2WDのみ・170mm以上 | 2WDのみ・170mm未満 |
| 6 国の安全評価 JNCAP の星 | ★5 | ★4 | ★3 | ★2 | ★1 |
| 7 工場出荷の目処 | 1ヵ月以内 | 3ヵ月以内 | 6ヵ月以内 | 12ヵ月以内 | 12ヵ月超・受注停止 |
出典:スズキ(ニュースリリース・商品サイト・主要諸元・主要装備・リコール情報)、NASVA、損害保険料率算出機構、次世代自動車振興センター、資源エネルギー庁、燃料油価格定額引下げ措置の公式サイト、月刊自家用車WEB
時点:2026年10月。走りの感想・実際の燃費・改良後の車での安全評価・公式の納期は分かりません。
参考URL一覧
- スズキのハスラーの商品サイト:https://www.suzuki.co.jp/car/hustler/
- 主要諸元・主要装備の資料:https://www.suzuki.co.jp/car/hustler/detail/pdf/detail.pdf
- 燃料油価格の推移の資料:https://nenryo-teigakuhikisage.go.jp/current_graph.pdf
- NASVAの自動車アセスメント:https://www.nasva.go.jp/mamoru/assessment_car/detail/226
- スズキの2026年5月27日の発表:https://www.suzuki.co.jp/release/a/2026/0527/
- CEV補助金:https://www.cev-pc.or.jp/
- スズキが2026年7月9日に国土交通省へ届け出たリコール:https://www.suzuki.co.jp/recall/car/2026/0709/

