フォレスターのターボはレギュラーの177PS、385万円から|S:HEVとの違いと2.0XT(2026年10月時点)

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フォレスターのターボとパワートレーンの選び方を整理する記事のアイキャッチ。リニアトロニック(変速機)の内部を透かした公式のCGに、記事タイトルを重ねた(2026年10月時点)
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フォレスターのターボとは、いまの6代目で1.8L水平対向直噴ターボ「DIT」を積む4グレードのことです。

燃料はハイオクではなく、無鉛レギュラー。130kW(177PS)・300N·mで、価格は3,850,000〜4,301,000円です(2026年10月時点・全車AWD)。

4代目(SJ型)の「2.0XT」はハイオク仕様の280PSでしたが、新車ではもう選べません。いまのターボは、速さより「軽さと素直さ」で選ぶエンジンだと私は見ています。

S:HEV(ストロングハイブリッド)との違いは燃費だけではありません。AWDの仕組み、足まわり、スペアタイヤまで分かれています。

この記事のポイント

  • いまのターボはレギュラーで177PS
  • ターボは4グレード、385万円から
  • 走りの主な差は8項目
  • アイサイトXはTouringに無い
  • 2.0XTは1PSあたり5.75kgの別物

30秒でわかるフォレスターのターボ(2026年10月時点)

30秒でわかるフォレスターのターボの表を図にしたもの(1/6枚目)。列:項目・1.8Lターボ(4グレード)・2.5L S:HEV(3グレード)、行:価格(税込)
30秒でわかるフォレスターのターボの表を図にしたもの(2/6枚目)。列:項目・1.8Lターボ(4グレード)・2.5L S:HEV(3グレード)、行:エンジン
30秒でわかるフォレスターのターボの表を図にしたもの(3/6枚目)。列:項目・1.8Lターボ(4グレード)・2.5L S:HEV(3グレード)、行:燃料
30秒でわかるフォレスターのターボの表を図にしたもの(4/6枚目)。列:項目・1.8Lターボ(4グレード)・2.5L S:HEV(3グレード)、行:車両重量
30秒でわかるフォレスターのターボの表を図にしたもの(5/6枚目)。列:項目・1.8Lターボ(4グレード)・2.5L S:HEV(3グレード)、行:AWD
30秒でわかるフォレスターのターボの表を図にしたもの(6/6枚目)。列:項目・1.8Lターボ(4グレード)・2.5L S:HEV(3グレード)、行:WLTC燃費・工場出荷の目処

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項目1.8Lターボ(4グレード)2.5L S:HEV(3グレード)
価格(税込)3,850,000〜4,301,000円4,378,000〜4,642,000円
エンジン130kW(177PS)・300N·m118kW(160PS)・209N·m+モーター88kW(119.6PS)・270N·m
燃料無鉛レギュラー(タンク63L)無鉛レギュラー(タンク63L)
車両重量1,630〜1,640kg1,740〜1,750kg
AWDアクティブトルクスプリットAWD電子制御AWDカップリング(クラッチ開放制御)
WLTC燃費13.6km/L(サンルーフ付きSPORT EXは13.5)18.5〜19.1km/L
工場出荷の目処2ヵ月程度3ヵ月程度

数字はSUBARU公式の主要諸元表(2026年5月版)とグレード一覧の値です。工場出荷の目処は10月9日時点の公式の案内で、納車日ではありません。総合の評価はフォレスターの評価に、燃料代の細かい計算はフォレスターの燃費にまとめています。

フォレスターの1.8Lターボ(4グレード)とS:HEV(3グレード)の比較。価格は385万〜430.1万円対437.8万〜464.2万円、車両重量は1,630〜1,640kg対1,740〜1,750kg、エンジンの最大トルクは300N·m対209N·m、WLTC燃費は13.6km/L対18.5〜19.1km/L(2026年10月時点)
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目次

フォレスターのターボはハイオク? いまの1.8Lはレギュラー、177PS・300N·m

いまのフォレスターのターボは、無鉛レギュラー仕様です。ハイオク指定だったのは、2.0Lターボの「2.0XT」。3代目(SH型)の230PSにも、4代目(SJ型)の280PSにも、この名前のターボがありました。旧型と現行で、燃料の指定が変わっています。

フォレスターを斜め前から写した外観。グレーのボディに黒いルーフの車を白い背景で写した、スバル公式の写真
画像:SUBARU 公式サイト

ターボは4グレード:Touringの385万円からBlack Selectionの430.1万円まで

ターボを積むのは、Touring・Touring EX・SPORT EX・SPORT EX Black Selectionの4つです。

ターボは4グレードの表を図にしたもの(1/2枚目)。列:グレード・価格(税込)・アイサイトX・車両重量、行:Touring・Touring EX
ターボは4グレードの表を図にしたもの(2/2枚目)。列:グレード・価格(税込)・アイサイトX・車両重量、行:SPORT EX・SPORT EX Black Selection

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グレード価格(税込)アイサイトX車両重量
Touring3,850,000円なし1,630kg
Touring EX3,993,000円あり1,630kg
SPORT EX4,191,000円あり1,640kg
SPORT EX Black Selection4,301,000円あり1,640kg

Touringと Touring EXは、2026年5月21日の改良で加わったグレード。SUBARUの改良の発表で新設定され、ターボの入口が400万円を切りました。装備の差とグレードの選び方は、フォレスターのおすすめグレードで7グレードを並べています。

300N·mが1,600rpmから:S:HEVのエンジンとは力の出方が逆

ターボの最大トルク300N·mは、1,600〜3,600rpmで出ます。S:HEVの2.5Lエンジンは209N·mで、出るのは4,000〜4,400rpm。

SUBARUの走行性能のページも、ターボを「低回転域から300N·mの高トルクを発生」と紹介し、レギュラーガソリンで経済性にも配慮したと書いています。

S:HEVは、発進の瞬間からモーター(270N·m)が力を足す作りです。ただ、エンジンとモーターを合わせたシステム出力は諸元表に載っていません。S:HEVを「何馬力」と1つの数字で比べることは、公式の資料ではできない。正直、ここは足し算で埋めないほうがいいと思います。

で、ターボは結局ハイオクを入れなくていいの?

いまの1.8Lはレギュラーです。旧型の2.0XTは、2代目(SG型)から4代目(SJ型)まで、どれもハイオク指定でした。

ターボとS:HEVで走りの装備はどう違う? 公式の表から選んだ8項目

同じボディでも、ターボとS:HEVでは走りの中身が変わります。いちばん大きいのはAWDの仕組みと重さ。逆に、X-MODE・SI-DRIVE・パドルシフトは7グレード共通です。

フォレスターの車体を斜め下から見た公式のイメージ。青い骨格にタイヤが付き、床下の駆動系が見える
画像:SUBARU 公式サイト

走りで分かれる8項目の早見表

主要諸元表と主要装備表(2026年5月版)で、パワートレーンごとに欄が分かれる行のうち、走りに関わるものを選ぶと次の8つ。アイドリングストップやアクティブグリルシャッターのような燃費の装備と、電源・内外装の行は入れていません。

走りで分かれる8項目の早見表の表を図にしたもの(1/5枚目)。列:項目・1.8Lターボ・2.5L S:HEV、行:エンジンの力の出方・車両重量
走りで分かれる8項目の早見表の表を図にしたもの(2/5枚目)。列:項目・1.8Lターボ・2.5L S:HEV、行:AWDの仕組み
走りで分かれる8項目の早見表の表を図にしたもの(3/5枚目)。列:項目・1.8Lターボ・2.5L S:HEV、行:マニュアルモードの変速比・ダンパー
走りで分かれる8項目の早見表の表を図にしたもの(4/5枚目)。列:項目・1.8Lターボ・2.5L S:HEV、行:ブレーキ形式・EVドライブモード
走りで分かれる8項目の早見表の表を図にしたもの(5/5枚目)。列:項目・1.8Lターボ・2.5L S:HEV、行:スペアタイヤ

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持ち帰り:ターボとS:HEVで分かれる走りの8項目
| 項目 | 1.8Lターボ | 2.5L S:HEV ||—|—|—|| エンジンの力の出方 | 300N·m/1,600〜3,600rpm | 209N·m/4,000〜4,400rpm+モーター270N·m || 車両重量 | 1,630〜1,640kg | 1,740〜1,750kg || AWDの仕組み | アクティブトルクスプリットAWD(常時全輪駆動) | 電子制御AWDカップリング(条件によりFWDに切り替え) || マニュアルモードの変速比 | 8段(1速4.066〜8速0.559) | 諸元表の欄は「−」(パドルシフトは付く) || ダンパー | 超飽和バルブ付ダンパー | 記載なし || ブレーキ形式 | 2系統油圧式(倍力装置付) | 油圧・回生ブレーキ協調式 || EVドライブモード | なし | あり(約30km/h以下・条件つき) || スペアタイヤ | テンポラリースペアタイヤ | タイヤパンク修理キット |

雪道の遠出が多いならAWDとスペアタイヤの2行、街なかが中心ならEVドライブモードの行。丸を付けた行だけ、試乗のときに販売店で確かめてみてください。

逆に、7グレードで同じものもあります。X-MODE(2モード・ヒルディセントコントロール付)、SI-DRIVE(I/S)、パドルシフト、最低地上高220mm、最小回転半径5.4m。雪道や悪路の基本の道具は、パワートレーンで差が付きません。寸法と出力の全体はフォレスターのサイズの表にあります。

AWDの違い:ターボは常に4輪、S:HEVは条件の良い道で前輪だけになる

ターボのAWDは、主要装備表で「アクティブトルクスプリットAWD[電子制御AWD]」、諸元表で「常時全輪駆動」と書かれています。

S:HEVは「電子制御AWDカップリング」。路面状況の良い自動車専用道路を一定の速さで直進しているときなどに、クラッチを開いてFWD(前輪駆動)に切り替え、燃費を稼ぎます。X-MODEの作動中とSI-DRIVEのSモードでは、この切り替えは行いません。公式は、ハンドル操作や路面の悪化に応じて瞬時にAWDへ戻ると説明しています。

X-MODEと地上高220mmは両方に付きます。違うのは、常に4輪で走るか、条件の良い道では前輪だけで走るか。

重さは100〜120kg差:同じ段どうしで比べる

Touring(1,630kg)とX-BREAK S:HEV(1,740kg)で110kg、SPORT EX(1,640kg)とX-BREAK S:HEVで100kg、TouringとPremium S:HEV EX(1,750kg)では120kg。モーターと駆動用のリチウムイオン電池のぶん、S:HEVが重くなります。

1.8Lターボの足には、超飽和バルブ付ダンパーが付きます。公式は「ターボの軽快な加速と合わせて、意のままの操縦性と快適な乗り心地」と紹介していて、軽さを走りに振ったのがターボ側の設計です。

スペアタイヤとEVドライブモード:見落としやすい2つの差

主要装備表の注によると、パンクへの備えはターボがテンポラリースペアタイヤ(応急用)、S:HEVはタイヤパンク修理キットです。山道や雪道の遠出が多い人には、地味に効く差だと思います。

EVドライブモードはS:HEVだけ。公式の説明では、約30km/h以下で車両の状態が条件を満たすと、スイッチでモーターだけの走行に切り替えられる。ただし、エアコンやデフロスター、アイサイトを使っているとき、アクセルを大きく踏んだときなどは切り替わらないことがあり、多用すると燃費が悪くなる場合がある、と公式は注意しています。

フォレスターのターボの安全装備は? アイサイトは全車、アイサイトXはTouringに無い

安全装備は、パワートレーンではなくグレードで分かれます。アイサイトの基本機能は7グレードすべてに標準。差が出るのは、高度運転支援の「アイサイトX」です。

フォレスターのメーターまわり。左に回転計、右に速度計があり、中央に前方の車両を示す表示が出ている、スバル公式の写真
画像:SUBARU 公式サイト

アイサイトXが付くのは5グレード、ターボではTouringだけ外れる

主要装備表では、アイサイトXはPremium S:HEV EX・X-BREAK S:HEV EX・Touring EX・SPORT EX・SPORT EX Black Selectionの5グレードに標準で、TouringとX-BREAK S:HEVには付きません。

ターボで考えると、TouringとTouring EXの差143,000円の中心はアイサイトXです(12.3インチの液晶メーターなど、ほかの装備も変わります)。高速道路の渋滞によくはまる人なら、ターボでもTouring EXから選ぶのが筋でしょう。

アイサイトXの作動条件:自動運転ではない

SUBARUの安全装備のページによると、渋滞時ハンズオフアシストが使えるのは、自動車専用道路で走行速度0km/h〜約50km/hのとき。先行車がいなければ使えない、という条件つきです。アクティブレーンチェンジアシストは、自動車専用道路で約70〜約120km/hで作動するといいます。

公式は「アイサイトXは自動運転装置ではありません」と明記し、2車線以上の自動車専用道路を走っていることなど、作動条件を満たしたときに働くとしています。手を離せるのは、条件がそろった渋滞の中だけ。合流や車線変更の前は、ハンドルに手を戻す前提で使う機能です。

プリクラッシュブレーキにも限界があり、相手との速度差が約60km/hを超えると衝突を回避できない、と公式は書いています。

公的な評価はJNCAP 2025年度で★5

自動車アセスメント(JNCAP)では、フォレスターは2025年度の総合評価で★5、「自動車安全性能2025 ファイブスター大賞」を受けています(SUBARUの発表・総得点184.62点)。評価の点数の中身と、ほかの軸との並びはフォレスターの評価の物差しの表で見られます。

ターボでもアイサイトXは付くんだよね?

Touring EXから上なら付きます。Touringだけは無いので、そこは要注意。

フォレスターはターボとS:HEVのどっちがいい? 走り方で決める早見表

結論から言うと、年の距離が少なく、遠出や山道が多いならターボ。街なかの短い移動が多く、静かさと電源が欲しいならS:HEVです。燃料代だけで元を取る選び方は、フォレスターでは成り立ちにくいと私は見ています。

フォレスターが林の中のぬかるんだ道を泥を跳ね上げて走る外観。グレーの車を正面やや斜めから写したスバル公式の写真
画像:SUBARU 公式サイト

使い方で選ぶ早見表

使い方で選ぶ早見表の表を図にしたもの(1/6枚目)。列:使い方・向くほう・理由(公式の数字・装備)、行:予算を400万円以内に収めたい
使い方で選ぶ早見表の表を図にしたもの(2/6枚目)。列:使い方・向くほう・理由(公式の数字・装備)、行:高速の合流・坂道で力が欲しい
使い方で選ぶ早見表の表を図にしたもの(3/6枚目)。列:使い方・向くほう・理由(公式の数字・装備)、行:街なかの短い移動が中心
使い方で選ぶ早見表の表を図にしたもの(4/6枚目)。列:使い方・向くほう・理由(公式の数字・装備)、行:早朝・深夜の住宅地を静かに出たい・キャンプで電気を使う
使い方で選ぶ早見表の表を図にしたもの(5/6枚目)。列:使い方・向くほう・理由(公式の数字・装備)、行:山道・雪道の遠出が多く、スペアタイヤが欲しい
使い方で選ぶ早見表の表を図にしたもの(6/6枚目)。列:使い方・向くほう・理由(公式の数字・装備)、行:早く乗りたい

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使い方向くほう理由(公式の数字・装備)
予算を400万円以内に収めたいターボTouring 3,850,000円・Touring EX 3,993,000円
高速の合流・坂道で力が欲しいターボ300N·mを1,600rpmから。車両重量は100〜120kg軽い
街なかの短い移動が中心S:HEVWLTC市街地モードは15.7km/L(X-BREAK S:HEV)対10.2km/L
早朝・深夜の住宅地を静かに出たいS:HEVEVドライブモード(約30km/h以下・条件つき)
キャンプで電気を使うS:HEVAC100V/1500Wのコンセントが S:HEVの3グレードに標準
山道・雪道の遠出が多く、スペアタイヤが欲しいターボテンポラリースペアタイヤ(S:HEVは修理キット)
早く乗りたいターボ工場出荷の目処は2ヵ月程度(S:HEVは3ヵ月程度)。納車の時期は販売店で確かめる

燃費の差は走る道で大きく変わります。市街地モードだとS:HEVの燃費はターボの約1.5倍ですが、高速道路モードでは差が縮みます(19.7km/L対15.3km/L)。年の燃料代と価格差を埋める年数は、フォレスターの燃費と評価の記事で計算しています。

税金も少しだけ違う:自動車税は1.8Lのほうが年7,500円安い

排気量の区分で、自動車税は1.8Lのターボが年36,000円、2.5LのS:HEVが年43,500円。新車のときの重量税(3年分)は、S:HEVがエコカー減税の25%軽減で22,500円、ターボは軽減なしの49,200円です(2026年5月1日〜2027年4月30日の新車登録・2026年10月時点)。登録の月ごとの総額はフォレスターの乗り出し価格に出しています。

4代目の2.0XTを中古で選ぶなら:280PS・ハイオク、いまのターボとは別物

ここで比べるのは、2012年11月13日に発表された4代目(SJ型)の2.0XTです。2.0L直噴ターボ「DIT」で206kW(280PS)・350N·m、燃料は無鉛プレミアム(ハイオク)。いまの1.8Lより出力は大きく、燃料代は高くなります。

3代目(SH型)の2.0XTは2.0Lターボの169kW(230PS)・319N·mで、こちらも無鉛プレミアム指定(SUGDAS 公式カタログ)。下の数字は4代目の2.0XTのものです。

いまのフォレスターTouringと4代目(SJ型)の2.0XT EyeSightの比較。最高出力は177PS対280PS、最大トルクは300N·m対350N·m、車両重量は1,630kg対1,610kg、1PSあたりの重さは9.21kg対5.75kg

2.0XTといまのターボの数字の差

SUBARUの2012年の発表では、2.0XTはツインスクロールターボで350N·mを2,000rpmから出すエンジンとして紹介されています。JC08モード燃費は13.2km/L。公式の中古車サイト「SUGDAS」のカタログ(2015年11月の2.0XT EyeSight)では、車両重量1,610kg、燃料タンク60L、新車価格3,128,760円です。

4代目は2018年7月までの型で、2018年に出た5代目(SK型)は発売時にターボを持っていません。ターボは、2020年10月22日の改良で1.8Lの「SPORT」として戻ってきました(SUBARUの2020年の発表)。

筆者の検証(2026年10月)|公式の諸元で見る、1PSあたりの車両重量(SUBARU 主要諸元表(2026年5月版)・SUGDAS 公式カタログ)
標準状態の車両重量を最高出力で割ると、1PSあたりの重さは、いまのTouringが9.21kg、SPORT EXが9.27kg。2.0XT EyeSight(2015年11月)は5.75kgです。いまのTouringは、2.0XTの1.6倍の重さを1PSで受け持つ計算になります。

最高出力は2.0XTの63.2%(177PS÷280PS)、最大トルクは85.7%(300N·m÷350N·m)。車両重量の差は20kgしかありません。2.0XTの加速を期待していまのターボを選ぶと、数字の上では別物です。

重量あたりの出力は加速の目安の1つで、変速機やタイヤの差は入っていません。S:HEVはエンジンとモーターを合わせた公式の出力が無いので、この比は出していません(2026年10月時点の公式の値)。

燃料代:JC08どうしで年32,145円の差

筆者の検証(2026年10月)|JC08モード燃費で見る、2.0XTといまのターボの燃料代(SUBARU 2012年の発表・主要諸元表・資源エネルギー庁 石油製品価格調査)
2.0XTの公式の燃費はJC08モードの値しか無いので、いまのターボもJC08の値で並べます。2.0XTは13.2km/L(ハイオク)、いまのターボは15.5km/L(レギュラー)。年1万kmの燃料代は、2.0XTが169,242円、いまのターボが137,097円で、差は32,145円です。

資源エネルギー庁の10月13日調査の店頭価格には、その週の補助(1Lあたり42.4円)が入っています。単価は補助が無い場合の目安、ハイオク223.4円/L・レギュラー212.5円/Lです。補助の額は週で変わります。満タンで走れる距離の計算値は、2.0XTが792km(60L)、いまのターボが976.5km(63L)です。

JC08は試験の値で、実燃費ではありません。中古の2.0XTは年式や整備の状態で燃費が変わります(2026年10月時点の単価)。

中古で2.0XTを選ぶ理由が「280PSの速さ」なら、その数字はいまの新車では手に入りません。ただ、いちばん新しい2.0XTでも2018年7月までの型で、アイサイトXのような渋滞時のハンズオフは無い。安全装備と燃料代では、いまのターボのほうが有利です。

正直なところ
2.0XTの速さが目当てなら、いまのターボは候補から外してかまいません。最高出力は63.2%、1PSあたりの重さは1.6倍で、数字の上で同じ走りにはならないでしょう。逆に、いまのターボに乗り換えるなら、燃料代が年3万円ほど下がり(JC08どうし・年1万km)、アイサイトXも選べます。

いまの2.0XTから乗り換えるなら、下取りの額を見積書の中だけで決めないほうがいいです。MOTA車買取は、最大20社が入札し、やりとりするのは高額査定の上位3社(最大)。上位の会社からは電話で連絡が来ます。最短3時間後にWebで概算査定額が見られ、利用料は無料です(任意の有料サポートを除く)。

年式の古いターボ車ほど、売値の目安を先に1つ持っておくと見積書の下取り額を判断しやすくなります。

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フォレスターのターボの本音:推しは軽さと価格、惜しいのは燃費、やめておけは3条件

ターボは、フォレスターの7グレードでいちばん軽く、いちばん安い入口です。その代わり燃費は13.6km/Lで、S:HEVの18.5〜19.1km/Lに届きません。

フォレスターをカーブで斜め前から写した外観。白いボディの車が山あいの道を走る、スバル公式の写真
画像:SUBARU 公式サイト

推しポイント(2点)

1つ目は、385万円でAWD・X-MODE・地上高220mmがそろうこと。雪道の基本の道具はS:HEVと同じで、価格はX-BREAK S:HEVより528,000円低い。

2つ目は、レギュラーで300N·mを1,600rpmから出すこと。2.0XTのようなハイオク代がかからず、重さはS:HEVより100〜120kg軽い。この「軽くて、レギュラーで、トルクが低い回転から出る」組み合わせが、私はターボのいちばんの魅力だと思っています。

惜しいポイント(1点)

WLTC 13.6km/Lの燃費です。市街地モードは10.2km/Lで、S:HEV(X-BREAK 15.7km/L)との差がいちばん開きます。街なかの短い移動が中心の人ほど、燃料代の差を毎月感じるはずです。

フォレスターのターボでやめておけ、の3条件(2026年10月時点)

  • 走るのはほぼ街なかの短い距離 → 市街地モードでS:HEVの燃費の約3分の2です
  • キャンプや停電の備えでAC100Vの電源が欲しい → 1500Wのコンセントが標準なのはS:HEVの3グレードです
  • 4代目の2.0XTと同じ速さを期待している → 最高出力は177PSで、2.0XTの280PSの63.2%です

軽さとレギュラーで選ぶならターボ。街乗り中心ならS:HEVを先に見て。

フォレスターのターボのよくある質問

フォレスターのターボはハイオクですか?

いいえ、無鉛レギュラーです。いまの1.8Lターボは、主要諸元表で「無鉛レギュラーガソリン」と指定されています。ハイオク指定だったのは、2代目(SG型)から4代目(SJ型)までの旧型の2.0XTです。

フォレスターのターボは何馬力ですか?

177PS(130kW)です。最大トルクは300N·mで、1,600〜3,600rpmで出ます。

フォレスターのターボにアイサイトXは付きますか?

Touring EX・SPORT EX・SPORT EX Black Selectionには標準で付きます。Touringには付きません。

フォレスターのターボの燃費はどれくらいですか?

WLTCモードで13.6km/Lです。大型サンルーフを付けたSPORT EXは13.5km/Lになります。

フォレスターのS:HEVとターボで雪道に強いのはどっちですか?

公式の装備では差がありません。どちらもAWDで、X-MODE(2モード・ヒルディセントコントロール付)と最低地上高220mmは7グレード共通です。違うのはAWDの仕組みで、S:HEVは条件の良い道で前輪駆動に切り替わります。

まとめ:フォレスターのターボはレギュラーの177PS、軽さと385万円の入口で選ぶ

いまのフォレスターのターボは、1.8L直噴ターボ・無鉛レギュラー・130kW(177PS)・300N·mで、4グレード3,850,000〜4,301,000円(2026年10月時点)。S:HEVより100〜120kg軽く、AWDの仕組み・ダンパー・スペアタイヤなど、走りに関わる8項目が分かれます。

  • 燃料はレギュラー。ハイオク指定だったのは2代目から4代目までの旧型の2.0XT
  • アイサイトXはTouring EXから上。Touringには付かない
  • 街なか中心ならS:HEV、遠出と予算重視ならターボ

次の一歩
次の一歩は1つです。SUBARU公式のグレード一覧から、Touring EXとX-BREAK S:HEV EXの2つを「セルフ見積り」で同じ条件(同じ登録の月・同じ色)に出し、合計の差額をメモする。そのうえで販売店の試乗予約で、2つを続けて試せる日を1日だけ取る。

見積もりの差額と並べて、いまの車の売値の目安も持っておくと、予算の上限が決めやすくなります。

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出典:SUBARUの主要諸元表・主要装備表・走行性能と安全装備のページ・グレード一覧・工場出荷の目処の案内、SUBARUの発表資料(2007年・2012年・2020年・2026年)、SUGDAS 公式カタログ、資源エネルギー庁の石油製品価格調査、国土交通省の自動車重量税の税額表、自工会のエコカー減税対象車一覧
時点:2026年10月27日。運転したときの加速感・乗り心地の感想は対象外です。

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