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1990年に独立したトヨタのミッドサイズの本格4WD、ランドクルーザープラド。2024年2月13日時点で「生産終了」で、いま新車では買えない。
トヨタの公式資料に、5代目のフルモデルチェンジは出てきません。2024年4月に出たのは、車名を「ランドクルーザー」へそろえた250です。ITmedia(2024年4月20日)は「後継にあたる」と報じたが、トヨタ自身は「後継」と書いていない。
いま選べるのは3つ。中古のプラドを年式で選ぶか、250にするか、乗っているプラドを売るか。
この記事のポイント
- 新車では買えない(生産終了は2024年2月13日時点)
- 近い車は250。車名は「ランドクルーザー」に統一
- 中古は年式の見分け方が肝
- 年式別の買取相場の目安つき
30秒でわかるランドクルーザープラド(2026年10月時点)
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 生産 | トヨタの公表PDFで、2024年2月13日時点で「生産終了」。認定中古車カタログの販売期間は2024年4月まで |
| 近い車 | ランドクルーザー250、2024年4月18日発売 |
| いま新車で買えるか | 2026年10月21日、出荷目処の一覧にも見積りにもプラドの行なし |
| 買取相場の目安 | リセバ総研の集計(2026年9月20日〜10月17日)で、平均売却予想額は2023年式が約396万円、2019年式が約371万円 |
| 注意が要る点 | ディーゼル(1GD)は認証不正の対象エンジン。トヨタの表でプラドの行は「2020/8」から。トヨタは「使用を停止いただく必要はございません」と案内 |
出典は、トヨタ公式サイト・トヨタ認定中古車カタログ・国土交通省のページ(2026年10月21日時点)。買取相場だけは、株式会社IDOM運営のリセバ総研(2026年10月18日公開)です。
公開日:2026年10月22日 / 最終更新日:2026年10月22日
プラドは今買えるのか:新車は買えず、2024年2月13日時点で生産終了
公式資料にある最後のプラドは、2009年9月14日に出た4代目。2024年2月13日時点のトヨタの公表には「生産終了」と書かれています。
公式の歴代一覧は、4代目で止まっている
トヨタ認定中古車の歴代モデル一覧に載るプラドは4世代。1990年4月、1996年5月、2002年10月、2009年9月の発売分で、5つ目はありません。
トヨタが出した生産停止のお知らせPDFの2月13日時点の表に、「ランドクルーザープラド(生産終了)」とあります。2024年1月29日の認証不正の発表でも、プラドは「2020/8(生産終了)」の表記でした。トヨタ認定中古車のカタログは、最後のモデルの販売期間を「2024年4月まで」と表示しています。生産終了の月そのものは、公式の発表に書かれていません。

じゃあ新型プラドは、もう出ないの?



「プラド」の名前の新型は出てきません。同じ位置の車が250だと思う
プラドの次はランドクルーザー250か:トヨタは「後継」と書かず、近い車として案内している
2024年4月18日に出た250のトヨタの発表文に、「後継」の語は0回(2026年10月21日時点)。2023年8月の世界初公開の発表と、2026年4月の一部改良の発表も同じです。ここでは「近い車」と呼ぶ。
発表文が言っていること
発表文にはこうあります。「時代とともに高級・豪華路線にシフトしてきたこれまでのランドクルーザー プラドが位置するライトデューティーモデルを、お客様が求める本来の姿に戻そうと取り組みました」。さらに「車名も原点回帰を図り、全車『ランドクルーザー』に統一」とも。
ここまでがトヨタの言い分といえる。
大きさは一回り上がる
寸法はトヨタの主要諸元表から。プラドはTXの2.7Lガソリンで、2019年10月時点の価格表記の版(2022年8月のカタログ表示も同じ)。250はVXの2.7Lガソリンで、2026年4月版だ。
| 項目 | プラド TX(2.7L) | 250 VX(2.7L) | 差 |
|---|---|---|---|
| 全長 | 4,825mm | 4,925mm | +100mm |
| 全幅 | 1,885mm | 1,980mm | +95mm |
| 全高 | 1,850mm | 1,925mm | +75mm |
| 最小回転半径 | 5.8m | 6.0m | +0.2m |
| 最低地上高(社内測定値) | 220mm | 215mm | -5mm |
| 燃料タンク | 87L | 80L | -7L |
全幅の+95mmは約10cm。幅2.5mの駐車枠なら、左右の余白はプラドで約30.8cmずつ、250で約26cmずつ(公式の全幅からの計算)。
いま新車で買えるのは、250のVXだけ
2026年10月21日、トヨタの見積りシミュレーションで250のグレードを呼び出すと、出てきたのは2.7LガソリンのVXが1件。5,779,400円で、税込、リサイクル料金は別でした。
2026年10月16日更新の工場出荷時期目処のページで、250の備考は「ガソリン車のみ(ディーゼル車は26年12月以降発売予定)」。ディーゼルの発売日を伝えるサイトはありますが、トヨタ公式にあるのはこの一文だけ。日付や価格は、公式が出すまで書かない。
出荷目処の全37車種にも見積りの車種一覧にも、プラドは見当たりません。新車で選べるプラドは、もうないといえる。
筆者の検証(2026年10月)|公式の原文にある生産終了・「後継」の語・いま買える状況(トヨタ公表PDF・発表文・工場出荷時期目処・見積りシミュレーション・主要諸元表)
公表PDFにプラドの「生産終了」、250の発表文に「後継」の語は0回、出荷目処の37車種にプラドの行なし、250の見積りはVXの1件。時点は2026年10月21日です。
250へ乗り換えるなら、先に決めておきたいのは、いまのプラドの売値です。下取りの話を聞く前に概算査定額を見ておくと、見積書の下取り額が高いか安いかを判断できます。上位3社から電話が来る点だけ、先に知っておいてください。
中古のプラドを年式で選ぶ:4代目は11の区切りがある
トヨタ認定中古車のカタログでは、4代目プラドが11の発売年月に分かれています。中古で探すなら、どの区切りの車かを先に決めるのが、いちばんの近道だと思う。
筆者の検証(2026年10月)|公式の中古車カタログにある、4代目プラドの価格帯と燃費表示(年月ごと)(トヨタ認定中古車カタログ(toyota.jp))
4代目の発売年月は11の区切りで、新車価格帯の下限は2009年9月の3,150,000円から2022年8月の3,676,000円へ+526,000円、+16.7%。この間に消費税率が5%から10%へ上がっているので、増税分が入った差です。税抜に直すと約300万円から約334万円で+11.4%。上限は2021年6月の5,543,000円が最大でした。
増減は特別仕様車だけの区切りを除いた値です。下限のグレードは、カタログの表示からは分かりません。時点は2026年10月21日です。
年式ごとに、何が変わったか
| 発売年月 | 変わったこと | 新車価格帯(当時) |
|---|---|---|
| 2015年6月 | 2.8Lディーゼル(1GD-FTV)を国内初搭載 | 3,349,963〜5,133,927円 |
| 2017年9月 | マイナーチェンジ。Toyota Safety Sense Pを全車標準、ブラインドスポットモニターを新設定。トヨタの発表は英語版 | 3,538,080〜5,363,280円 |
| 2020年8月 | 一部改良。ディーゼル204ps。夜間の歩行者・昼間の自転車運転者に対応 | 3,621,000〜5,530,000円 |
| 2021年6月 | 一部改良。インテリジェントクリアランスソナーを標準装備 | 3,666,000〜5,543,000円 |
| 2022年8月 | TX・TX Lパッケージ(ガソリン)の価格改定と一部改良 | 3,676,000〜5,118,000円 |
価格帯は当時のメーカー希望小売価格で、いまの中古価格ではありません。


持ち帰り:プラドの年式早見
・2015年6月〜:2.8Lディーゼルあり
・2017年9月〜:Toyota Safety Sense Pが全車標準
・2020年8月〜:ディーゼル204ps・夜間の歩行者と昼間の自転車運転者に対応
・2021年6月〜:インテリジェントクリアランスソナーが標準
ディーゼルは2015年6月から、204psは2020年8月から
2015年6月17日の一部改良で、V6の4.0Lガソリンに替えて、新開発の2.8Lディーゼル(1GD-FTV)が国内で初めて載ったと、トヨタは発表しています。
その2.8Lディーゼルは、2020年8月の一部改良で最高出力が177psから204psに上がりました。ディーゼルが気になる人は、「2020年8月より前か後か」で仕分けするのが最初の一手だと思う。
型式で、年式の見当をつける
車検証の「型式」も手がかりです。2019年10月時点の諸元表はLDA-GDJ150W(ディーゼル)とCBA-TRJ150W(ガソリン)、2022年8月のカタログ表示は3DA-GDJ150Wと3BA-TRJ150W。「LDA・CBA」は古い側、「3DA・3BA」は新しい側。境目の年月は公表されていない。
燃費の数字は、年式をまたいで並べない
カタログ燃費の表示は、2015年6月〜2019年10月の区切りが9.0〜11.8km/L、2020年8月以降は8.3〜11.2km/L。2009年9月〜2014年8月は7.9〜8.8km/Lです。車両情報のページでは、2017年9月と2019年10月がJC08モード、2020年8月と2022年8月がWLTCモードの数字でした。測り方が途中で変わっているため、年式どうしの優劣は付けないことにした。
ディーゼルのプラドを買う前に:認証不正の対象エンジンという事実
トヨタが2024年1月29日に発表した認証不正の対象エンジンに、プラドのディーゼル(1GD)が入っています。2.7Lガソリンは対象外だ。
トヨタの発表では、豊田自動織機に開発を委託したディーゼルエンジン3機種の出力試験で違反行為があったと説明しています。表の1GDの行にプラドがあり、販売開始時期は「2020/8(生産終了)」。表には「販売開始時期は販売国、車両工場により異なる可能性があります」の注記があり、それより前のディーゼルが対象かどうかは、表からは分かりません。公表PDFの表でも、対象は「ディーゼル車のみ」です。
トヨタは、量産品を改めて検証して出力の基準を満たしていることを確認したとして、「ただちに使用を停止していただく必要はございません」と案内しています。国土交通省も、自動車用エンジン3機種の検証結果を2024年2月27日に公表し、基準に適合しているとして出荷停止の指示を解除。トヨタは翌28日、いなべ第1ラインと岐阜車体第1ラインの稼働再開を発表しました。この発表は、プラドにも1GDにも触れていません。
その後の対応やリコールの有無は、扱っていません。



ディーゼルのプラドは、避けたほうがいい?



使用停止は不要、というのがトヨタの案内。気になるなら販売店に聞いてから決めましょう
プラドの本音:推せるのは取り回し、惜しいのは新車がないこと、やめておけの条件は3つ
プラドの好き嫌いは、数字で言う。乗っていないので、運転の感想は書きません。まず推す点、次に惜しい点、最後にやめておく条件です。
推しポイント:5.8mと1,885mmは、250よりひとまわり扱いやすい数字
私がプラドを推すとき、最初に挙げるのは大きさだ。最小回転半径5.8m、全幅1,885mm。同じ2.7Lの250(6.0m・1,980mm)と並べると、0.2mと約10cmの差が出る。狭い駐車場で毎日切り返す人には、小さくない差だと思う。
もうひとつは選択肢の広さ。5人乗りと7人乗りがあり、TZ-Gだけは7人乗り。ガソリンもディーゼルもある。中古で探すなら強みだ。私は5.8mの小回りだけでも、中古のプラドを探す理由になると思う。
惜しいポイント:新車で選べない。燃費の物差しもそろわない
惜しいのは、買う入口が中古に限られたこと。新車の見積りも注文も、もうできない。
もうひとつは燃費の物差し。2019年10月までのカタログ値はJC08、2020年8月からはWLTCで、同じ「11.2km/L」でも物差しが違う。中古を燃費で選ぶなら、まず同じ測り方の年式どうしで並べることだ。
やめておけ条件
- 新車でプラドを買いたい人。選べるプラドはありません。近い車で新車を検討するなら250のVXのみ(2026年10月21日時点のトヨタの見積り)
- 駐車枠の幅に余裕がない人。プラドの1,885mmでも余裕は小さく、250の1,980mmは約10cm広い
- 認証不正のニュースが頭から離れない人。ガソリン(2.7L)は対象外です。ディーゼルなら、購入前に販売店へ「このエンジンは対象か」を聞いてください
乗っているプラドを売る・乗り換える:決める前に、売値の目安を見る
プラドを持っている人が、いちばん知りたいのは売値でしょう。目安になるのが、リセバ総研の年式別の買取相場です。2026年9月20日〜10月17日の集計で、10月18日の公開。
| 年式 | 平均売却予想額 | 平均走行距離 |
|---|---|---|
| 2023年式 | 約396万円 | 約3.4万km |
| 2021年式 | 約393万円 | 約5.8万km |
| 2019年式 | 約371万円 | 約7.4万km |
| 2014年式 | 約217万円 | 約10.6万km |
表の金額は、ガソリンとディーゼルを合わせた平均です。


売るなら、概算査定額を先に見る
最大20社が入札し、やりとりするのは高額査定の上位3社まで。それがMOTA車買取の仕組みです。最短3時間後にWebで概算査定額が見られ、利用料は無料。任意の有料サポートだけ別です。いずれも公式ページで2026年10月20日に確認しました。
上位3社からは電話が来る。そこは覚悟がいる。電話が苦手なら、概算査定額だけ見て決めればいいと思う。
売値は、年式と走行距離でがらりと変わります。表は平均なので、自分の車の数字を見ておくと判断が早いはず。
下取りと買取の違いはこの記事、MOTA車買取の仕組みはこの記事で整理しています。
乗り換えるなら250。ただし大きさを測ってから
一番近いのは250で、全幅は+95mm、最小回転半径は+0.2mです。ディーゼルは26年12月以降の発売予定。待つかVXで決めるかはランクル250の評価の記事、価格は乗り出し価格の記事にまとめました。
答え合わせ:2019年のプラド予想
2019年8月ごろは、5代目プラドが2020年8月に出るという予想がありました。答えはトヨタの2020年8月3日の発表のとおり、フルモデルチェンジではなく一部改良だった。ディーゼルの最高出力が177psから204psに上がっただけ。Car Watch(2020年8月3日)も「一部改良」と報じています。
ランドクルーザープラドのよくある質問
- プラドの後継車は何ですか?
-
トヨタは「後継」と書いていません。近い車はランドクルーザー250です。2024年4月18日の発表文に「後継」の語はなく、プラドが位置したライトデューティーモデルを原点回帰させた車と説明しています(2026年10月21日確認)。
- プラドは何年落ちでリセールバリューが高いですか?
-
この集計の範囲では、ガソリンのTX Lパッケージの3〜5年落ち(2021〜2023年式)が高めです。リセバ総研の集計(2026年9月20日〜10月17日)で、新車価格に対する平均売却予想額の割合は、TX Lパッケージ(ガソリン・7人乗り)の2021〜2023年式が89〜90%、2020年式が82%、2019年式が73%でした。
- プラドはリセール崩壊していますか?
-
直近12週では、一方向に崩れる動きは出ていません。平均売却予想額は7月26日〜10月17日の12週で約297万〜331万円の間を上下しています(リセバ総研、2026年10月18日公開)。年式の構成で週ごとに動く点には注意が要ります。
- プラドの10万キロの下取り価格はいくらですか?
-
下取りの金額は、確かな数字を出せません。車ごとに違うからです。10万キロ前後の例では、ガソリン(TRJ150W型)の2014年式(平均走行約10.1万km)が約217万円、ディーゼル(GDJ150W型)の2016年式(約13.3万km)が約232万円です(同集計の平均売却予想額)。店ごとの下取り額ではありません。
- プラドの値引き相場はいくらですか?
-
新車のプラドは注文できないので、新車の値引き相場はありません。中古は1台ごとの価格交渉です。250の値引きの考え方は、ランクル250の値引きの記事にまとめました。
まとめ:プラドは新車では買えない。次は年式の見分けと、売値の確認
プラドは、2024年2月13日時点で「生産終了」です。5代目のフルモデルチェンジは公式資料に出てこず、近い車は250になった。
中古のプラドは、発売年月(2015年6月、2017年9月、2020年8月、2021年6月)が装備の分かれ目です。ディーゼルは認証不正の対象エンジンだが、トヨタは使用停止は不要と案内している。
次の一歩
今日やることは1つ。いまのプラド、または候補のプラドの車検証を出して、型式と初度登録年月を写真に撮り、この記事の年式早見の4行に当てはめてください。
参考URL一覧
- 生産停止のお知らせPDF:https://toyota.jp/pages/contents/top/pdf/teishi2402.pdf
- トヨタの発表文:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/40643833.html
- 工場出荷時期目処のページ:https://toyota.jp/news/delivery/
- トヨタの発表:https://global.toyota/en/newsroom/toyota/22753581.html
- トヨタの発表:https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/40376176.html
- 自動車用エンジン3機種の検証結果:https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_005060.html
- 稼働再開を発表:https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/40490380.html
- リセバ総研:https://resalevalue.jp/article/prado/
- トヨタの2020年8月3日の発表:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/33210277.html
