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トレイルシーカーは、スバルが2026年4月9日に発表した電気自動車(BEV)のミッドサイズSUVです。
グレードはET-SS(FWD・AWD)とET-HS(AWD)の3つで、価格は539万円から(税込・2026年10月時点)。CARVELの物差しは平均4.1(7/7)です。国の補助金は登録日で3段に分かれ、2026年12月31日までの登録で129万円、2027年1月1日〜2月1日の登録で77.4万円(どちらも申請の受付が続いていれば。センターは12月上旬〜下旬の終了を見込む)、2月2日以降は今の制度の対象外になります。
迷うのはグレードより、いつ登録できるかです。工場出荷の目処は全グレード2ヵ月程度で、10月末の注文では年内の登録に届きません。
この記事のポイント
- 539万円からの3グレード
- 物差しは平均4.1(7/7)
- 補助金は登録日で3段
- 44万円の差のうち8.8万円はET-SSにも
30秒でわかるトレイルシーカー(2026年10月時点)
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| グレード | ET-SS(FWD・AWD)・ET-HS(AWD) |
| 価格(税込) | 5,390,000円・5,940,000円・6,380,000円 |
| 国の補助金(上の2つは申請の受付が続いていれば) | 129万円(2026年12月31日までの登録)・77.4万円(2027年1月1日〜2月1日の登録)・今の制度の対象外(2月2日以降の登録) |
| CARVELの物差し | 平均4.1(採点した軸7/7・ET-SS FWDを補助金を引く前の価格で採点) |
| 一充電走行距離(WLTC) | 734km(FWD)・690km(AWD)・627km(ET-HSの20インチ) |
| 5年5万kmの額 | 5,566,700円から(補助金を引く前・電気代込み・売る額0円)。年内の登録で129万円を引くと4,276,700円(申請の受付が続いていれば) |
| 乗り出し(11月登録) | 5,482,310円から(補助金を引く前)。年内の登録で129万円を引くと4,192,310円から(申請の受付が続いていれば) |
| 工場出荷の目処 | 全グレード2ヵ月程度(10月9日時点・納車日ではない) |
| 衝突安全 | JNCAP ★5(2022年・「ソルテラ/トレイルシーカー bZ4X/bZ4X ツーリング」の1件) |
| いまの車の売値 | 先に知るならMOTA車買取で概算査定額 |
年内に登録できる最後の日は12月28日(月)です。運輸支局は12月29日〜1月3日が閉庁なので、「12月31日まで」の段は実際には28日で締まります。税金・保険・販売店の費用まで入れた総額を登録月ごとに見比べるなら、トレイルシーカーの乗り出し価格の記事の表が早い。
公開日:2026年11月1日 / 最終更新日:2026年11月1日
トレイルシーカーの評価:CARVELの物差しは4.1、補助金を引く前の価格で採点
いちばん安いET-SS FWDを公式の数字で7つの軸に当てると、平均は4.1(採点した軸7/7)。電気代・一充電走行距離・悪路・衝突安全の4つが★5で、足を引っぱるのは価格の★2と取り回しの★3です。

7軸の採点:★2・★5・★5・★3・★5・★5・★4
| # | 軸 | 使った公式の数字(ET-SS FWD) | ★ |
|---|---|---|---|
| 1 | 税込価格(国の補助金を引く前) | 5,390,000円(補助金なしの前提)。参考:2026年12月31日までの登録で129万円を引くと4,100,000円で★3(申請の受付が続いていれば) | ★2 |
| 2 | 走る費用 | 100kmあたり353.4円(WLTC 114Wh/km・31円/kWh) | ★5 |
| 3 | 1回で走れる距離 | 一充電走行距離 734km(WLTC) | ★5 |
| 4 | 取り回し | 最小回転半径5.6m | ★3 |
| 5 | 悪路・雪道 | AWDの設定あり・最低地上高210mm | ★5 |
| 6 | 公的な安全評価 | JNCAP ★5(2022年・4つの車名で1件の評価) | ★5 |
| 7 | 手に入る早さ | 工場出荷の目処 2ヵ月程度(10月9日時点) | ★4 |
| 平均 | 4.1(7/7) |
電気の単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円/kWh(2022年7月改定)です。参考に、年内の登録で補助金129万円を引いた4,100,000円(申請の受付が続いていれば)なら軸1は★3で、平均は4.3になります。★の境目はCARVELの全記事で共通(物差し v1.1)で、表は記事の最後に置きました。諸元はスバルのトレイルシーカーの製品サイトにある主要諸元表の値。

筆者の検証(2026年10月)|物差し v1.1 をET-SS FWDで採点(補助金の3段ごと)(公式の価格表と諸元表からの計算)
いちばん安いET-SS FWDの公式値を、物差し v1.1 の境目どおりに★へ置き換えた結果です。価格は補助金を引く前の5,390,000円で付け、補助金は2026年10月30日現在の銘柄ごとの額を参考に並べました。7軸すべてに公式の数字があります。軸7は工場出荷の目処で、納車日とは別物。
価格の★は補助金を引く前で★2:受付が続いて年内に129万円を引けた場合だけ★3
補助金を引く前の5,390,000円は、★3の上限450万円を89万円上回る位置で、★2です。年内の登録で補助金129万円を引いた4,100,000円なら、★3の上限まで40万円の位置で平均は4.3。77.4万円の段になると4,616,000円で★2のままです(どちらの額も申請の受付が続いていれば)。
補助金が無い場合の★2が、この記事の採点です。入口をAWDやET-HSにすると、129万円の段(受付が続いていれば)でも465万円・509万円で★2。補助金を引いて★3が付くのは、ET-SS FWDを年内に登録でき、受付が続いていたときだけ、と覚えておくと読み違えません。
衝突安全の★5は2022年の評価、4つの車名で1件
NASVAの自動車アセスメントの評価は総合★5(2022年)で、車種の欄は「ソルテラ/トレイルシーカー bZ4X/bZ4X ツーリング」。評価が出たのは、トレイルシーカーの発表より前のことでした。
4つの車名を1件にまとめた評価で、ページには試験車の型式が載っていません。軸6を★5で数えつつ、トレイルシーカー単独の試験の結果ではない点は頭に置いておいてください。

EVなのに★5がこんなに並ぶんですか?



電気代・距離・悪路・安全の4つ。弱いのは値段と小回りです。
いま注文すると補助金はどの段か:工場出荷2ヵ月程度から逆算
答えは「多くの注文は、受付が続いていれば77.4万円の段。受付が終われば対象外」。工場出荷の目処「2ヵ月程度」を足すと、10月31日の注文は最短で12月31日の出荷です。年内に登録できる最後の日(12月28日)を越えてしまいます。
補助金の3段と期限:年内の登録は12月28日(月)まで
| 登録日 | 国の補助金(全グレード・どちらの額も申請の受付が続いていれば) | 条件 |
|---|---|---|
| 2026年12月31日まで | 129万円 | 年内に登録できる最後の日は12月28日(月) |
| 2027年1月1日〜2月1日 | 77.4万円 | 申請書は2月12日必着。受付が続いている間だけ |
| 2027年2月2日以降 | 今の制度の対象外 | 次の制度は未発表 |
額は次世代自動車振興センターの銘柄ごとの補助金交付額(令和8年10月30日現在)の値です。決まるのは契約した日ではなく登録日で、保有義務は4年。


今の制度の期限はセンターの最終期限のお知らせで「初度登録は2027年2月1日まで」。予算に達すると受付は早めに締め切られ、経済産業省は2026年10月9日時点で、受付が12月上旬〜下旬に終わる見込みと案内しています。受付が終われば、1〜2月の登録でも申請はできません。
注文日ごとの工場出荷の目処:10月31日なら最短12月31日
| 注文日 | 工場出荷の目処(最短) | 補助金の段の見込み(額はどちらも申請の受付が続いていれば) |
|---|---|---|
| 10月28日以前 | 12月28日以前 | 出荷は年内の登録の最終日に間に合う。129万円は陸送しだい |
| 10月31日 | 12月31日 | 年内の登録に届かない。受付が続いていれば77.4万円 |
| 11月15日 | 1月15日 | 受付が続いていれば77.4万円 |
| 12月1日 | 2月1日 | 出荷の日が今の制度の最終日。登録は間に合わない見込み |
| 12月15日 | 2月15日 | 今の制度の対象外 |
筆者の検証(2026年10月)|注文日から逆算した補助金の段(公式の工場出荷の目処と補助金の期限からの計算)
注文日にスバルの工場出荷の目処「2ヵ月程度」(10月9日時点)をそのまま足し、年内の登録の最終日12月28日と、今の制度の最終日2027年2月1日に当てた表です。出荷から登録までの陸送や納車準備の日数は入れていないので、どの行も最短の見積もりになります。
スバルの工場出荷時期の目処は工場を出る時期の目安で、納車の日とは違います。実際の納車には陸送と納車準備の日数が加わる、というのがスバルの注記です。
129万円の段に届くのは、在庫車や早く出荷される車
いまから129万円を取りにいくなら(申請の受付が続いていれば)、販売店の在庫の車か、出荷の早い車を探すことになります。どちらがあるかは店ごとに違うので、ここは聞くしかありません。
見積もりのときは、登録予定日を見積書に書いてもらってください。その日が12月28日(月)までか、2027年2月1日までかで、戻る補助金は、12月28日(月)までなら129万円、2027年2月1日までなら77.4万円です(どちらも受付が続いていれば)。登録月ごとの総額は、乗り出し価格の記事の表へ。
見積もりの前に:値段は販売店が決め、公式のキャンペーンは充電器
スバルは「メーカー希望小売価格は参考価格です。販売価格は各販売店が独自に決めています」と案内しています。値引きの報告の件数や、値引きと補助金の段の比べ方はトレイルシーカーの値引きの記事にまとめました。
公式のキャンペーンは、2026年12月31日までの成約が対象の「SUBARU 6kW充電器プレゼント」。本体だけの提供で、工事費は自己負担です。
リコールの一覧には、トレイルシーカーの届出は載っていません(2026年10月時点)。2026年6月18日に届け出られたソルテラのリコールは対象がZAA-XEAM11X・15Xの型式で、トレイルシーカー(ZAA-XEAM12X・17X)は含まれていません。
トレイルシーカーの価格と4つの額:5年5万kmでET-SS FWDは5,566,700円(補助金を引く前)
3グレードの価格差は55万円と44万円。電気代まで足した5年の額は、補助金を引く前でET-SS FWDが5,566,700円。12月31日までの登録(年内の最終日は12月28日)で129万円を引けば(申請の受付が続いていれば)、ET-SS FWDが4,276,700円、ET-HSが5,277,550円です(売る額0円)。


3つの価格・色・メーカー装着オプション
| グレード | 駆動 | 税込価格 |
|---|---|---|
| ET-SS | FWD | 5,390,000円 |
| ET-SS | AWD | 5,940,000円 |
| ET-HS | AWD | 6,380,000円 |
色は6色で、追加料金がかかるのはクリスタルホワイト・パール(+33,000円)だけ。メーカー装着オプションは、ET-SSのドライバーモニターカメラ+Advanced Drive(渋滞時支援)が88,000円、ET-HSのパノラマムーンルーフが132,000円、20インチアルミホイールが110,000円(両方で242,000円)です。ET-HSは AWDだけの設定になります。
新車の総額が予算を超えるなら、登録済み未使用車や中古車を探す道もあります。ズバット車販売の公式ページによると(2026年10月時点)、メーカー・車種・予算などを入れると、提携先の中古車販売店ネクステージ1社が在庫から探し、基本的に電話で連絡してくる仕組みです。依頼は無料ですが、車の代金・諸費用・陸送費はネクステージとの契約で別にかかります。国のCEV補助金は、中古車・登録済み未使用車には出ません(次世代自動車振興センター)。
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車両代金・諸費用などは別途必要です
4つの額:払う額−戻る額+走る額(5年5万km)−売る額
| 額(戻る額と実質は年内の登録で、申請の受付が続いていれば) | ET-SS FWD | ET-SS AWD | ET-HS | ET-HS(20インチ) |
|---|---|---|---|---|
| 払う額 | 5,390,000円 | 5,940,000円 | 6,380,000円 | 6,490,000円 |
| 戻る額(2026年12月31日までの登録) | −1,290,000円 | −1,290,000円 | −1,290,000円 | −1,290,000円 |
| 走る額(5年5万km) | +176,700円 | +187,550円 | +187,550円 | +207,700円 |
| 売る額 | ?(いまの車の売却額。見積もりを取らないと埋まらない) | ? | ? | ? |
| 実質(売る額0円) | 4,276,700円 | 4,837,550円 | 5,277,550円 | 5,407,700円 |
実質いくら=払う額−戻る額+走る額−売る額。上の表は年内の登録で、申請の受付が続いていればの額です。2027年1月1日〜2月1日の登録なら(受付が続いていれば)各列に516,000円、2月2日以降の登録なら1,290,000円を足してください。


スクショ用:トレイルシーカーの5年の額(2026年10月時点)
・ET-SS FWD(補助金を引く前):5,390,000円+電気代176,700円=5,566,700円
・年内の登録で129万円を引くと(申請の受付が続いていれば):5,566,700円−129万円=4,276,700円
・ET-SS AWD:6,127,550円→4,837,550円/ET-HS:6,567,550円→5,277,550円(引いた後は年内の登録で、受付が続いていれば。20インチのET-HSは5,407,700円)
・1月1日〜2月1日の登録は各+516,000円(受付が続いていれば)、2月2日以降は各+1,290,000円
・電気代は1kmあたりFWD 3.53円、AWD 3.75円(31円/kWh)
・動かせるのは「登録日」と「売る額」の2行
筆者の検証(2026年10月)|3グレードと20インチの4つの額(公式の価格表と諸元表からの計算)
5年5万km・WLTC電費・31円/kWhでの額で、売る額は0円と置いています。FWDの5年の電力量は5,700kWh。諸費用と自治体の補助金は入れていないので、販売店で払う総額とは別の数字です。
受付が続いていれば補助金の段で51万6,000円動く車なので、手元で決められる残りの1行は売る額です。
2026年10月時点のMOTAの公式ページでは、最大20社が入札し、やりとりするのは高額査定の上位3社(最大)。最短3時間後にWebで概算査定額が出て、利用料は無料です(任意の有料サポートを除く)。上位3社からは電話で連絡が来ます。
\ 売却前に、愛車の査定額を確認 /
査定条件をそろえて、売却の目安を確認
総額・値引き・残クレは別の記事で
販売店で払う総額(11月登録で5,482,310円から)は、乗り出し価格の記事で税金と保険の行まで分けています。36回の残価設定クレジットの公式の支払い例では、最終回が車両価格の47.27%。この割合は売値の予想ではない点も含めて、表はその記事に置きました。
ET-SSかET-HSか、FWDかAWDか:55万円と44万円の中身
お金の行き先で分けると、FWDからAWDへの550,000円は後ろのモーターとX-MODEの値段。AWDからET-HSへの440,000円は内装と装備の差で、そのうちドライバーモニターカメラとAdvanced DriveはET-SSにも88,000円で付けられます。


差額の内訳:2つの段と、ET-SSに足せる88,000円
| 段 | 差額 | 増えるもの | 減るもの・変わるもの |
|---|---|---|---|
| ET-SS FWD → ET-SS AWD | +550,000円 | 後ろのモーター(167kW)・システム最大出力165kW→280kW・X-MODE・パワーモード | 一充電走行距離734km→690km・車両重量+110kg |
| ET-SS AWD → ET-HS | +440,000円 | ナッパレザー・ハーマンカードン・ナノイーX・フロントシートベンチレーション・ドライバーモニターカメラ・Advanced Drive・Advanced Park(リモート機能付) | 荷室633L→619L |
| ET-SSにオプション | +88,000円 | ドライバーモニターカメラ・Advanced Drive(渋滞時支援) | — |
実は、ET-SS AWDに88,000円のオプションを付けると6,028,000円で、ET-HSとの差は352,000円まで縮みます。この352,000円が、本革や音響、シートの送風といった「ET-HSでしか手に入らないもの」の値段です。
FWDとAWD:システム最大出力165kWと280kW、X-MODEはAWDだけ
AWDは前後に167kWのモーターを持ち、システム最大出力は280kW(380PS)。0-100km/h 4.5秒は、AWDの社内測定値です。
製品サイトの走行性能のページによると、FWDのシステム最大出力は165kW。X-MODE(ヒルディセントコントロール&グリップコントロール付)はAWDだけに付きます。そのかわり一充電走行距離は734kmから690kmに縮み、車両重量は1,900kgから2,010kgへ。最低地上高210mmはFWDも同じで、雪道の差はモーターの数とX-MODEに出ます。
ET-HSだけのもの:本革・ハーマンカードン・シートの送風
ET-HSで増えるのは、ナッパレザーのシート、ハーマンカードンサウンドシステム、ナノイーX、フロントシートベンチレーション、リモート機能付きのAdvanced Park。シートヒーター(運転席・助手席・後席左右)、14インチのナビ、パワーバックドア、Advanced Parkそのものは、ET-SSにも標準で付きます。
20インチのホイールを選ぶと、電費は134Wh/km、一充電走行距離は627kmに。5年5万kmの電気代は207,700円で、18インチより20,150円多くなります。
選び方:雪道と坂が多ければAWD、街乗り中心ならFWD+88,000円
冬に雪の坂を上る日が多い人、山道の下りでX-MODEを使いたい人は、AWDの550,000円に払う理由があります。そこまでの道を走らないなら、FWDの734kmと539万円の入口のほうが、財布にはやさしい。
渋滞の多い高速道路で運転支援を使いたいだけなら、ET-HSに上げる前に、ET-SSの88,000円のオプションで足りるかを見てください。機能の名前と中身はスバルの公式の説明どおりで、Advanced Driveは渋滞時の支援です。



渋滞の支援って、ET-HSにしか付かないんじゃ?



ET-SSにも8万8000円のオプションで付きます。
グレードの差額と、いまの車の下取りの額は、同じ見積書に並ぶ数字です。上のグレードにするか決める前に買取の額を持っておけば、差額をどこまで埋められるかが先に読めます。
\ 売却前に、愛車の査定額を確認 /
査定条件をそろえて、売却の目安を確認
電気代・航続距離・充電:1km 3.53円、734kmは条件つき
家で充電できるなら、ET-SS FWDの電気代は1kmあたり3.53円、5年5万kmで176,700円に収まります。気をつけたいのは734kmのほうで、これはWLTCの値。WLTCの中の高速道路モードだと電費は約11%多く、高速が多い使い方なら、走れる距離は734kmより1割ほど短く見ておくのが目安です。


電気代:5年5万km 176,700円(FWD)・187,550円(AWD)
| グレード | WLTC電費 | 1kmあたり | 5年5万km | 高速道路モードの電費で5年 |
|---|---|---|---|---|
| ET-SS FWD | 114Wh/km | 3.53円 | 176,700円 | 196,850円 |
| ET-SS AWD・ET-HS | 121Wh/km | 3.75円 | 187,550円 | 209,250円 |
| ET-HS(20インチ) | 134Wh/km | 4.15円 | 207,700円 | 232,500円 |
単価は全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円/kWhです。家の電気の契約や充電する時間帯で、実際の単価は上下します。
一充電走行距離と高速道路モード:114Wh/kmに対して127Wh/km
主要諸元表の電費は、WLTCでET-SS FWDが114Wh/km、AWDが121Wh/km。WLTCの中の高速道路モードだけを見ると127Wh/km・135Wh/km・150Wh/km(20インチ)で、どれも約11%多い値です。
公式の一充電走行距離はWLTCの値だけなので、高速道路だけで何km走るかの数字はありません。734kmを「高速でも734km」と読まないことが、EVが初めての人のいちばんの落とし穴だと私は思います。
充電と電池の保証:急速なら10%から80%まで約28分
製品サイトの航続距離とバッテリーのページでは、150kW以上の急速充電器で満充電量の10%から80%まで約28分(電池温度が約25℃もしくは−10℃の場合)。6kWの普通充電では約13時間で満充電になります(約25℃)。
電池の容量は74.7kWh。初期容量の70%以上を、新車登録から8年または16万kmまで無料で保証しています。急速充電ポートには外部給電の機能があり、V2Hの機器(別売)につなげられる作りです。
自宅の充電器は、公式のキャンペーンで6kW充電器の本体がもらえる場合があります。工事費は自己負担なので、充電器の設置の見積もりは車の見積もりと並べて取っておきましょう。
サイズ・荷室と兄弟車:ソルテラ・bZ4X Touringとの違い
全長4,845mm・最小回転半径5.6m・荷室633L(ET-SS)。ソルテラより155mm長くて荷室は181L大きく、bZ4X Touringとは電費が同じで最低地上高が30mm高い、という並びです。


寸法と駐車場:4,845×1,860×1,675mm
全長×全幅×全高は4,845×1,860×1,675mm、ホイールベースは2,850mm。定員は5人です。
高さ1,550mmまでの機械式駐車場には、全高が125mm上回るので入りません。最小回転半径5.6mは物差しの★3の下限ちょうどで、★2の側まで余白がない数字です。
荷室633L(ET-SS)・619L(ET-HS)
スバルのリリースと製品サイトの室内空間のページでは、VDA法で633L(ET-SSの可変フロアボード下段時)。ET-HSは619Lです。
スバルは「ゴルフバッグ4個や大型のドッグケージも積載できる」と書いています。AC100V/1500Wのアクセサリーコンセントもあるので、車中泊の道具を考える材料はそろう。寝心地は、展示車で荷室に実際に横になって確かめるのがいちばん早いでしょう。
アウトバックと大きさを比べたい人は、レガシィ アウトバックのサイズの記事の寸法と並べてみてください。
3車の公式値:トレイルシーカー・ソルテラ・bZ4X Touring
| 項目 | トレイルシーカー | ソルテラ | bZ4X Touring |
|---|---|---|---|
| 入口の価格(税込) | 5,390,000円(ET-SS FWD) | 5,170,000円(ET-SS FWD) | 5,750,000円(Z FWD) |
| AWD・4WDの最安 | 5,940,000円 | 5,610,000円 | 6,400,000円 |
| 全長 | 4,845mm | 4,690mm | 4,830mm |
| 最低地上高 | 210mm | 210mm | 180mm |
| WLTC電費(FWD/AWD) | 114/121Wh/km | 113/121Wh/km | 114/121Wh/km |
| 一充電走行距離(FWD/AWD) | 734/690km | 746/687km | 734/690km |
| 後ろのモーター(AWD) | 167kW | 88kW | 167kW |
| 荷室(VDA法) | 633L(ET-SS)・619L(ET-HS) | 452L(ET-SS)・441L(ET-HS) | 619L |
| 国の補助金(2026年12月31日までの登録・申請の受付が続いていれば) | 129万円 | 129万円 | 130万円 |
筆者の検証(2026年10月)|トレイルシーカー・ソルテラ・bZ4X Touringの公式値(公式の価格表と諸元表からの比較)
スバルとトヨタの主要諸元表、価格表、銘柄ごとの補助金交付額(令和8年10月30日現在)の値を同じ行に並べた表です。bZ4X Touringの荷室619Lは、トヨタの発表(2026年2月25日・VDA法の社内測定値)の数字。装備の違いは公式の数字で並べられないので、表に入れていません。
ソルテラとの差:全長155mm・荷室181L・後ろのモーター
ソルテラとはホイールベース2,850mm・最低地上高210mm・最小回転半径5.6mが同じで、全長がトレイルシーカーのほうが155mm長い。荷室はET-SSで181L、ET-HSで178L大きくなります。
AWDの後ろのモーターは、ソルテラの88kWに対してトレイルシーカーは167kW。価格はFWDで22万円、AWDとET-HSで33万円高く、補助金はどちらも129万円(年内の登録で、申請の受付が続いていれば)です。荷物と後ろのモーターに33万円を払うかどうかが、2台の分かれ目になるだろう。ソルテラの評価はソルテラの記事で同じ物差しにかけています。
bZ4X Touringとの差:地上高は30mm高く、入口は36万円安い
トヨタのbZ4X Touringの主要諸元表と並べると、電費・一充電走行距離・後ろのモーター167kWは同じ。最低地上高はトレイルシーカーが30mm高く、全長は15mm長くなっています。
bZ4X TouringはZの1グレードで、FWDの入口はトレイルシーカーのほうが36万円安い。補助金はbZ4X Touringが1万円多く、年内の登録で130万円、2027年1月1日〜2月1日の登録で78万円です(どちらも申請の受付が続いていれば)。トレイルシーカーの主要諸元表では製造事業者がトヨタ自動車株式会社で、生産はスバルの群馬製作所 矢島工場。CARVELのbZ4X Touringの評価は物差し4.0(Z FWD・その記事の値)で、兄弟のbZ4Xの記事もあります。
トレイルシーカーの本音:弱点と、フォレスター・アウトバックとの関係
本音は数字で言います。惜しいのは価格・回転半径・補助金の段の3つ、好きなのは電気代と全車210mmの地上高。最後にフォレスターとの分かれ目と、アウトバックとの関係を事実だけで並べます。
惜しいのは3つ:価格・回転半径・補助金の段
正直に言います。補助金を引く前の539万円では、価格の★は2。年内の登録で129万円を引けても(受付が続いていれば)3止まりで、AWDやET-HSを選べば129万円を引いても★2です。
最小回転半径5.6mは、★3の端にいる数字です。そして3つ目が補助金の段で、登録が年をまたぐだけで、受付が続いていれば実質が51万6,000円動きます。車の出来とは関係のないところで、手元のお金が一番大きく揺れる。これがこの車のいちばん惜しい点だと思います。
推しは2つ:5年の電気代は17万〜21万円、FWDでも地上高210mm
5年5万kmの電気代は、ET-SS FWDで176,700円、20インチのET-HSでも207,700円。31円/kWhが1割上がっても、ET-SS FWDの5年の電気代の差は約1.8万円(176,700円→194,370円)。家で充電できる人なら、燃料の値動きの幅はこの程度に収まります。
もう1つは、FWDも含めて全車の最低地上高が210mmという点。物差しの軸5は「4WDあり・210mm以上」で★5なので、どのグレードを選んでも雪道の材料のうち地上高は欠けません。私はこの作りがかなり好きです。
フォレスターとどっち・アウトバックとの関係
| 項目 | トレイルシーカー ET-SS FWD | フォレスター Touring |
|---|---|---|
| CARVELの物差し | 4.1(7/7) | 3.7(7/7) |
| 入口の価格(税込) | 5,390,000円(補助金を引く前) | 3,850,000円 |
| 最低地上高 | 210mm | 220mm |
| パワートレイン(車種の設定) | BEV(電気だけ) | ガソリン車(1.8L)・S:HEV |
フォレスターの値はフォレスターの評価の記事の値です。補助金を引く前の入口の差は154万円、年内の登録で129万円を引いても25万円あり(申請の受付が続いていれば)、地上高はフォレスターが10mm高い。家で充電できて電気代を下げたいならトレイルシーカー、充電の手間を持ちたくないならフォレスター、という分かれ方になります。
アウトバックとの関係について、スバルの発表と製品サイトには、アウトバックと結びつける言い方がありません。日本でのアウトバックの次の型は、アウトバックのモデルチェンジの記事のとおり発表されていません(2026年10月時点)。スバルのSUVを横に並べたいなら、スバルのSUVの一覧が近道です。
いまの車は、下取りと買取を分けて見ると値段が読みやすくなります。理由は下取りと買取の違い、査定サイトの選び方は一括査定サイトの比べ方に置きました。
トレイルシーカーのよくある質問
- トレイルシーカーはトヨタが作っているのですか?
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主要諸元表の製造事業者はトヨタ自動車株式会社です。生産はスバルの群馬製作所 矢島工場で、スバルはグローバルバッテリーEVラインアップの第2弾と位置づけています。
- トレイルシーカーはアウトバックの代わりの車ですか?
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スバルの発表と製品サイトに、アウトバックと結びつける言い方はありません。日本でのアウトバックの次の型も発表されていない、というのが2026年10月時点の事実です。
- トレイルシーカーは何人乗りですか?
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5人乗りです。3列シートの設定はありません。
- トレイルシーカーの色は何色ありますか?
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6色です。追加料金がかかるのはクリスタルホワイト・パールの+33,000円だけで、人気色の順位はスバルから公表されていません。
- トレイルシーカーのバッテリーは何年持ちますか?
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容量の保証は新車登録から8年または16万kmまでです。保証の中身は、初期容量の70%以上を無料で保つというもの。
- トレイルシーカーのリセールはいいですか?
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リセールを予想する公式の数字はありません。残価設定クレジットの支払い例の最終回(車両価格の47.27%)は支払いの設計で、売値の予想とは別物。補助金の保有義務が4年ある点も、手放す時期を考える材料になります。
まとめ:トレイルシーカーは、グレードより先に登録日を決める車
トレイルシーカーは539万円からの3グレードで、物差しは平均4.1(7/7)。電気代・距離・悪路・安全が強く、価格は★2、取り回しは★3です。
- 5年5万kmの額はET-SS FWDで5,566,700円(補助金を引く前・売る額0円)。129万円を引いて4,276,700円(2026年12月31日までの登録・申請の受付が続いていれば)
- 補助金は129万円・77.4万円(どちらも受付が続いていれば)・対象外の3段で、年内の登録は12月28日まで
- ET-HSとの44万円のうち8.8万円分は、ET-SSにもオプションで付く
次の一歩:見積書に「登録予定日」を1行書いてもらう
販売店では、見積書に登録予定日を書いてもらってください。その日が12月28日(月)までなら129万円、2027年2月1日までなら77.4万円(どちらも受付が続いていれば)、それより後なら対象外です。段が決まってから、FWD・AWD・ET-HSのどれにするかを差額の表で決めます。家で充電できるかどうかは、行く前に駐車場のコンセントの位置を見ておくと、話が早い。
登録日とグレードが決まれば、見積書に残る空欄はいまの車の値段だけ。下取りの額と並べる買取の額を先に用意しておくと、判を押す前に損得を自分で読めます。
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CARVELの物差し v1.1 の★の境目
| 軸 | ★5 | ★4 | ★3 | ★2 | ★1 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 税込価格(国の補助金を引く前) | 250万円以下 | 350万円以下 | 450万円以下 | 600万円以下 | 600万円超 |
| 2 走る費用(100km) | 500円以下 | 800円以下 | 1,100円以下 | 1,400円以下 | 1,400円超 |
| 3 1回で走れる距離 | 600km以上 | 500km以上 | 400km以上 | 300km以上 | 300km未満 |
| 4 最小回転半径 | 5.0m以下 | 5.3m以下 | 5.6m以下 | 5.9m以下 | 5.9m超 |
| 5 最低地上高 | 4WD・210mm以上 | 4WD・180mm以上 | 4WD・180mm未満/2WDのみ・200mm以上 | 2WDのみ・170mm以上 | 2WDのみ・170mm未満 |
| 6 JNCAP | ★5 | ★4 | ★3 | ★2 | ★1 |
| 7 工場出荷の目処 | 1ヵ月以内 | 3ヵ月以内 | 6ヵ月以内 | 12ヵ月以内 | 12ヵ月超・受注停止 |
出典:SUBARU、トヨタ自動車、NASVA、次世代自動車振興センター、経済産業省、全国家庭電気製品公正取引協議会
時点:2026年10月。走りの感想・実際の電費・販売店ごとの在庫と登録予定日・自治体の補助金の額は分かりません。
参考URL一覧
- トレイルシーカーの製品サイト:https://www.subaru.jp/trailseeker/
- NASVAの自動車アセスメントの評価:https://www.nasva.go.jp/mamoru/assessment_car/detail/241
- 次世代自動車振興センターの銘柄ごとの補助金交付額:https://www.cev-pc.or.jp/hojo/pdf/R7ho/R7ho_meigaragotojougen_3.pdf
- センターの最終期限のお知らせ:https://www.cev-pc.or.jp/notice/pdf/20261009_R7ho-cev_kigen-oshirase.pdf
- スバルの工場出荷時期の目処:https://www.subaru.jp/news/delivery/
- スバルのリリース:https://www.subaru.co.jp/news/2026_04_09_145609/
- トヨタのbZ4X Touringの主要諸元表:https://toyota.jp/pages/contents/bz4xtouring/001_p_001/pdf/bz4xtouring_spec_202610.pdf

