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ランドローバー ディフェンダー110は、5ドアの本格SUVです。2027年モデルのメーカー希望小売価格(消費税込)は960万円から。
悪路のための装備を、街の毎日でもそのまま使いたい人の車です。ただし見積書では表示より17.6万円高くなり、価格はこの1年で2回上がった。この2つを飲み込めるかで、買うかどうかはほぼ決まります。
総額の計算はディフェンダー110の乗り出し価格の記事、値引きの実態はディフェンダー110の値引きの記事に分けました。
この記事のポイント
- 最安S D350は960万円
- 見積書では+176,000円
- 1年でS D350は+38万円
- 物差しは1.0(2/7軸)
- 90より110万円安い入口
30秒でわかるディフェンダー110(2026年10月時点)
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 価格(消費税込) | 9,600,000円(S D350)〜14,970,000円(X・VERTEX)。OCTAは22,340,000円から |
| 見積書の車両本体価格 | 上の額+経済変動加算額176,000円(S D350は9,776,000円) |
| 4つの額で見た実質 | 10,740,286円(S D350・5年5万kmの燃料代込み・いまの車の売値0円とした場合) |
| 燃費(WLTC) | 10.5km/L(D350・軽油)。P300eとOCTAは日本向けの燃費の公表なし |
| サイズ | 全長4,945×全幅1,995×全高1,970mm |
| 納期の目処 | ランドローバー公式に月数の公表なし |
| CARVELの物差し | 1.0(7軸のうち2軸を採点) |
| いまの車の売値 | 先に知るならMOTA車買取で概算査定額 |
価格はランドローバー公式の価格表の「メーカー希望小売価格(消費税込)」、燃費は公式の環境データによります。2026年10月時点のメーカー公式の数字です。
公開日:2026年10月31日 / 最終更新日:2026年10月31日
ディフェンダー110の評価:CARVELの物差しは平均1.0(2/7軸)
S D350の物差しは、7軸のうち2軸で採点して平均1.0です。採点できたのは価格と走る費用の2つで、どちらも★1。残りの5軸は、日本の公式の数字が無いので★を付けていません。

| # | 軸 | S D350の公式の数字 | ★ | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 補助金後の価格 | 9,600,000円(CEV補助金の対象外) | ★1 | 600万円の線のはるか上 |
| 2 | 走る費用 | 100kmあたり1,928.6円(WLTC 10.5km/L・軽油) | ★1 | 1,400円の線を大きく超える |
| 3 | 1回で走れる距離 | —(燃料タンク容量の公式値なし) | — | 参考は下の段落 |
| 4 | 取り回し | —(最小回転半径の公式値なし) | — | 同上 |
| 5 | 悪路・雪道 | —(全車AWD。最低地上高の公式値なし) | — | 渡河水深は最大900mm |
| 6 | 公的な安全評価 | —(未評価) | — | 低評価という意味ではない |
| 7 | 手に入る早さ | —(公式の納期の目処なし) | — | 販売店で聞く項目 |
| 平均 | 1.0(2/7) |
基準はCARVELの全記事で共通(物差し v1.1)。採点した軸が2つしかないので、5軸・7軸で採点した車種の平均と横に並べて比べないでください。

筆者の検証(2026年10月)|CARVELの物差し v1.1 でディフェンダー110(最安 S D350)を採点(ランドローバー公式の価格表・環境データと国の燃料価格調査からの計算)
最安のS D350を物差し v1.1 に当てると、軸1は9,600,000円で★1、軸2は100kmあたり1,928.6円で★1。平均1.0(採点した軸 2/7)です。軸2はWLTC 10.5km/Lと、資源エネルギー庁の2026年10月26日調査の軽油に国の補助分を戻した202.5円/Lから出しています。軸3〜5は日本の公式値が無く、軸6は自動車アセスメントの評価車一覧にランドローバーが無く、軸7は公式の目処が無いので採点していません。数字は2026年10月時点の公表値です。
5つの軸に★が付かない理由
ランドローバー公式の諸元には「数値は欧州仕様車値(自社データ)」という注記が付き、燃料タンク容量・最小回転半径・最低地上高の日本向けの数字は、公式の日本語ページに載っていません。物差しは公式の数字で測る決まりなので、ここは空欄のまま。
参考までに、日本のカタログサイトには燃料タンク85L・最小回転半径6.1m・最低地上高225mmという掲載があります。公式の値ではないので★には入れていない。もし当てはめるなら、走れる距離は★5相当、取り回しは★1相当で、得意と苦手がはっきり分かれる車だと読めます。
安全の軸は「未評価」
国土交通省とNASVAの自動車アセスメントの評価車一覧に、ランドローバーの車はありません(2026年10月時点)。軸6は「—(未評価)」です。
未評価は、低い評価という意味ではない。★の平均1.0は2軸だけの数字なので、ほかの車と比べるときは軸ごとの★と、この記事の価格と寸法の表を見てください。
ディフェンダー110の価格とグレード:2027年モデルは960万円から、見積書では+17.6万円
110の2027年モデルは、S D350の9,600,000円からX・VERTEXの14,970,000円まで。見積書ではどのグレードにも経済変動加算額176,000円が足されるので、最安でも9,776,000円から始まります。

110のグレードと価格(2027年モデル)
| グレード | パワートレイン | メーカー希望小売価格(消費税込) | 見積書の車両本体価格(加算額込み) |
|---|---|---|---|
| S | D350(ディーゼル) | 9,600,000円 | 9,776,000円 |
| X-DYNAMIC SE | D350 | 10,800,000円 | 10,976,000円 |
| X-DYNAMIC HSE | D350 | 11,520,000円 | 11,696,000円 |
| X-DYNAMIC HSE | P300e(PHEV) | 12,550,000円 | 12,726,000円 |
| X | D350 | 14,970,000円 | 15,146,000円 |
| VERTEX | D350 | 14,970,000円 | 15,146,000円 |
| OCTA | P635(V8) | 22,340,000円 | 22,516,000円 |
| OCTA BLACK | P635 | 23,870,000円 | 24,046,000円 |
価格はランドローバー公式の110のモデル・価格のページと、ジャガー・ランドローバー・ジャパンの2027年モデルの発表資料(2026年7月9日)によります。モデル・価格のページはX-DYNAMIC HSEの欄が「11,520,000円〜」の1つだけで、P300eの12,550,000円は発表資料の価格表に載っている額です。
限定車のTROPHY EDITION 2027(110 X-DYNAMIC SE D350がベース・全国限定150台)は13,400,000円と14,000,000円の2つの価格です。
見積書で足される「経済変動加算額」176,000円
ランドローバーは2023年8月から、為替の変動に合わせた「経済変動加算額」を見積書に足しています。公式の価格ページの注記は「当面の間、経済変動加算額は160,000円(消費税別)」。税込で176,000円です。
公式の例では、車両本体基準価格8,800,000円に加算額176,000円を足した8,976,000円が、見積書の「車両本体価格」になる。表示の960万円は、見積書に載る額ではありません。税金・登録諸費用・保険料・リサイクル料金も、表示価格には入っていない。11月に登録したときの総額は、乗り出し価格の記事で5グレード分を計算しています。
2027年モデルで変わったこと
2027年モデルは2026年7月9日に発表され、同じ日に受注が始まりました。新しいグレードのVERTEXが加わり、110には2列目を独立したキャプテンシートにした6人乗り(2-2-2)が選べるようになっています。フルモデルチェンジではなく、年ごとの改良です。
公式の注記には、部品の調達による生産・供給の制限で「一部の標準装備が変更、オプション装備がオーダー受付不可となっている場合があります」とも書かれている。欲しいオプションが今も選べるかは、注文の前に販売店で聞いておきたい所です。
パワートレインは3つ、全車AWD
D350は2,993ccの直列6気筒ディーゼルのマイルドハイブリッドで、350PS・700N・m。8速ATと全輪駆動(AWD)、ハイとローを切り替えるツインスピードトランスファーを組み合わせます。
P300eは日本のディフェンダーで初めてのPHEVで、2.0Lの直列4気筒ガソリンとモーターで300PS・625N・m。公式のPHEVのページでは、EV走行換算距離は53km、7kWの普通充電器で0〜100%まで2時間30分です。いちばん上のOCTAは635PSのV8で、渡河水深は最大1メートル。ほかの110は最大900mmです。
ディフェンダー110は値上がりしている? 1年でS D350は+38万円
上がっています。S D350は2026年モデルの922万円から、2026年4月1日の改定で941万円、2027年モデルで960万円へ。1年で380,000円、率にして4.1%の値上がりです。

筆者の検証(2026年10月)|110の価格の推移(2026年モデル発表→2026年4月1日の改定→2027年モデル)(ジャガー・ランドローバー・ジャパンの発表資料と報道の価格表からの集計)
同じグレード名で3時点を並べると、S D350は9,220,000円→9,410,000円→9,600,000円で1年に+380,000円(+4.1%)、X-DYNAMIC SE D350は+530,000円(+5.2%)、X-DYNAMIC HSE D350は+560,000円(+5.1%)、X D350は+830,000円(+5.9%)、OCTAは+1,290,000円(+6.1%)でした。2027年モデルと4月の改定後はジャガー・ランドローバー・ジャパンの発表資料、2025年7月の額は報道の価格表の額です(2026年10月時点)。
| グレード | 2026年モデル(2025年7月) | 2026年4月1日の改定後 | 2027年モデル | 1年の差 |
|---|---|---|---|---|
| S D350 | 9,220,000円 | 9,410,000円 | 9,600,000円 | +380,000円(+4.1%) |
| X-DYNAMIC SE D350 | 10,270,000円 | 10,580,000円 | 10,800,000円 | +530,000円(+5.2%) |
| X-DYNAMIC HSE D350 | 10,960,000円 | 11,290,000円 | 11,520,000円 | +560,000円(+5.1%) |
| X D350 | 14,140,000円 | 14,570,000円 | 14,970,000円 | +830,000円(+5.9%) |
| OCTA P635 | 21,050,000円 | 21,900,000円 | 22,340,000円 | +1,290,000円(+6.1%) |
2026年モデル(2025年7月)の額はCar Watchとカー・アンド・ドライバーの報道(2025年7月)、4月の改定後はジャガー・ランドローバー・ジャパンの2026年モデルの発表資料(改定後の額を掲載)、2027年モデルは同社の2027年モデルの発表資料によります。
P300eは1年で+206万円
X-DYNAMIC HSE P300eは、1,049万円→1,091万円→1,255万円で、1年で2,060,000円(+19.6%)上がりました。D350の上げ幅の4倍近い。装備の違いが含まれているかは公表されていないので、上げ幅の理由はここでは書けない。
「待てば下がる」とは言えない
ランドローバー公式の価格ページは、加算額の導入の理由を「長引く円安の影響」と説明しています。この1年で110の価格が下がった時点はありません。
これから上がるか下がるかは、公表されていない話です。言えるのは過去の事実だけ。待つかどうかを決めるなら、価格の動きより、いまの車の車検の時期と、欲しいオプションが今も選べるかで決めるほうが、手元の材料で判断できると私は思います。
ディフェンダー110の4つの額:S D350は5年5万kmで実質1,074万円
S D350は、見積書の車両本体価格9,776,000円に、5年5万kmの軽油代964,286円を足して実質10,740,286円(いまの車の売値0円とした場合)。補助金や減税で戻る額は0円です。

| 額 | 中身 | 金額 |
|---|---|---|
| 払う額 | S D350のメーカー希望小売価格9,600,000円+経済変動加算額176,000円 | 9,776,000円 |
| 戻る額 | D350はCEV補助金の対象外・環境性能割は2026年3月31日で廃止 | 0円 |
| 走る額 | 5年5万kmの軽油代(WLTC 10.5km/L・補助なしの軽油202.5円/L) | 964,286円 |
| 売る額 | いまの車を売った額(読者ごとに違う) | 見積もりで埋まる |
| 実質 | 払う−戻る+走る−売る | 10,740,286円(売る額0円の場合) |
実質いくら=払う額−戻る額+走る額−売る額。税金・登録諸費用・オプション・値引きは入れていません。

筆者の検証(2026年10月)|110の主なグレードの4つの額(払う額は経済変動加算額込み・5年5万km・売る額0円)(ランドローバー公式の価格表と経済変動加算額・国の燃料価格調査からの計算)
払う額に経済変動加算額176,000円を含め、5年5万kmの軽油代をWLTC 10.5km/Lと補助なしの軽油202.5円/Lで出すと、実質はS D350が10,740,286円、X-DYNAMIC SE D350が11,940,286円、X-DYNAMIC HSE D350が12,660,286円、X・VERTEX D350が16,110,286円です。売る額は0円としています。数字は2026年10月時点の公表値からの計算です。
グレードごとの実質
| グレード | 払う額(加算額込み) | 走る額(5年5万km) | 実質(売る額0円) |
|---|---|---|---|
| S D350 | 9,776,000円 | 964,286円 | 10,740,286円 |
| X-DYNAMIC SE D350 | 10,976,000円 | 964,286円 | 11,940,286円 |
| X-DYNAMIC HSE D350 | 11,696,000円 | 964,286円 | 12,660,286円 |
| X・VERTEX D350 | 15,146,000円 | 964,286円 | 16,110,286円 |
D350はどのグレードも燃費が同じなので、差は払う額の差そのままです。P300eとOCTAは日本向けのWLTC燃費の公表が無く、走る額が出せないので表に入れていません。P300eの補助金は、次の段落のとおり対象かどうかを販売店で確かめる段階です。
燃料代は補助なしの軽油の単価で計算
燃費はランドローバー公式の環境データの110 D350の値(WLTC 10.5km/L・CO2 246g/km)。2026年モデルの環境データで、2027年モデルとエンジンと型式が同じ数字です。
単価は、資源エネルギー庁の石油製品価格調査(2026年10月26日調査)の軽油の全国平均159.7円/Lに、その週の国の補助42.8円/Lを戻した202.5円/L。補助が入った店頭価格なら1Lあたり約43円安く、5年5万kmの軽油代は約76万円になります。
P300eの補助金は、対象かを販売店で
国のCEV補助金の銘柄別の表(2026年10月30日現在)にあるDEFENDERのPHEVは、X-Dynamic SEとX-Dynamic HSEの2行です。HSEの行の定価は税込にすると10,910,000円で、2026年モデルの額。2027年モデルのP300e(12,550,000円)の行は表に無く、対象になるかは販売店と次世代自動車振興センターで確かめる必要がある。
登録日で扱いが変わる点も押さえておきたい。2026年12月31日までの登録(運輸支局は12月29日から閉庁で、年内に登録できる最後の日は12月28日〈月〉)、2027年1月1日〜2月1日の登録(受付が続いていれば・額は下がる)、2月2日以降の登録(今の制度では対象外・次の制度は未発表)の3つです。額と期限の計算は乗り出し価格の記事にまとめています。
売る額は見積もりで埋まる
4つの額のうち、読者ごとに違うのは売る額だけ。2027年モデルの110の売却の相場は、予想しません。埋められるのは、いまの車の売値のほうです。
1,000万円近い買い物では、値引きの数万円より、いまの車の売値の差のほうが大きく動くことがあります。MOTA車買取は申し込みの最短3時間後にWebで概算査定額が出て、入札するのは最大20社。電話で連絡してくるのは、高い額を出した上位3社(最大)です。利用料は無料で、有料なのは任意のサポートだけ(MOTAの公式ページ、2026年10月時点)。
\ 売却前に、愛車の査定額を確認 /
査定条件をそろえて、売却の目安を確認
持ち帰り:見積書を受け取ったら最初に見る4行
・車両本体基準価格:S D350なら9,600,000円(公式の価格表の額と同じか)
・経済変動加算額:176,000円(税込)が足されているか
・リサイクル料金と登録諸費用:表示価格には入っていない行
・下取り:MOTA車買取などWebの概算査定額と比べて高いか安いか
この4行を確かめると、表示の960万円と見積書の額の差が、何でできているかが分かります。
90・110・130・Hard Top・OCTA の選び分け
5人以上で乗るなら、110がいちばん安い入口です。110の最安9,600,000円は、3ドアの90の最安より110万円、3列で8人まで乗れる130の最安より368万円安い。

筆者の検証(2026年10月)|90・110・130・Hard Top の価格と、ランクル300・ランクル250・Gクラスとの寸法の差(ランドローバー公式の価格表と、各社公式の諸元からの集計)
ディフェンダーのボディ別の最安は、110が9,600,000円、90が10,700,000円、130が13,280,000円で、110は90より1,100,000円、130より3,680,000円安い入口です。寸法は110(全幅1,995mmの場合)がランクル300・250より全幅15mm広く全高45mm高く、Gクラス(G 450 d)より全長275mm長く全幅65mm広い。数字は各社の公式の価格表・諸元(2026年10月時点)からの集計です。
| ボディ・派生 | 最安の価格(消費税込) | 乗車定員 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 90(3ドア) | 10,700,000円(X-DYNAMIC HSE D350) | 5人まで | 110より短いのに、最安は110より高い |
| 110(5ドア) | 9,600,000円(S D350) | 5・6・7人 | いちばん安い入口 |
| 130(5ドア・長い荷室) | 13,280,000円(OUTBOUND D350) | 8人まで | 3列目を毎日使う人向け |
| Hard Top(110ボディ) | 10,490,000円 | 2人 | 商用車の登録 |
| OCTA(110ボディ) | 22,340,000円 | 5人 | 635PSのV8 |
価格はランドローバー公式の各モデルのページ(2026年10月時点)。90の上はVERTEX 12,270,000円、130の上はX・VERTEX 16,500,000円です。
110が入口になる理由
90は全長が短く取り回しを優先した3ドアですが、日本の価格表では最安グレードがX-DYNAMIC HSEからなので、入口は110のSより110万円高い。110はSから選べて、6人乗りと7人乗りもある。家族で乗る前提なら、まず110で見積もりを取るのが順当です。
130は3列目を広く取った長いボディで、8人まで乗れます。3列目を毎日使わないなら、368万円の差を払う理由は薄い。
Hard Topは2人乗りの商用車
公式のHard Topのページによると、Hard Topは110ボディで乗車定員(最大)2、荷室は2,059リッター、価格は10,490,000円からです。
webCGの記事(2026年6月13日)によると、日本では最大積載量400kgの商用車登録(1ナンバー)になります。乗用の110とは自動車税・重量税・自賠責・車検の周期が別の扱いになるので、5人乗りの安いグレードとして比べないでください。税と保険の額は登録の区分で決まるので、販売店の見積書で確かめる項目です。
OCTAは別の車と考える
OCTAは110ボディの最上位で、635PSのV8、最大1メートルの渡河水深を持ちます。価格は22,340,000円からで、S D350の2倍を超える。OCTAの重量や燃費は日本向けの公表が少なく、この記事の4つの額にも入れていません。

90のほうが小さいのに、高いんだ?



日本の価格表では90の入口がHSEから。だから入口は110になります
ディフェンダー110とランクル300・ランクル250・Gクラス、どっちを選ぶ?
110はランクル300・250より幅が15mm広く、背が45mm高い車です。価格はランクル300の最安より約330万円高く、Gクラスの最安より約906万円安い。


| 車種(最安グレード) | 全長 | 全幅 | 全高 | 最安価格(消費税込) |
|---|---|---|---|---|
| ディフェンダー110(S D350) | 4,945mm | 1,995mm | 1,970mm | 9,600,000円 |
| ランドクルーザー300(GX) | 4,950mm | 1,980mm | 1,925mm | 6,300,800円 |
| ランドクルーザー250(VX) | 4,925mm | 1,980mm | 1,925mm | 5,779,400円 |
| メルセデス・ベンツ Gクラス(G 450 d) | 4,670mm | 1,930mm | 1,980mm | 18,660,000円 |
寸法と価格は、各社の公式の諸元表と価格表(2026年10月時点)によります。
全幅1,995mmはミラーを含むか書かれていない
110の全幅は、ランドローバー公式のページの諸元で1,995mmです。ドアミラーを含む幅かどうかは書かれていません。
駐車場の幅を測るなら、販売店で実車のミラーを開いた幅を聞き、その数字で測るのが確実です。全高1,970mmなので、高さの制限が1,550mmの機械式駐車場には入りません。
ランクル300を選ぶ人
価格を抑えて、同じくらいの大きさの本格SUVがほしい人です。最安のGX(ディーゼル)は6,300,800円で、110のSより約330万円安い。寸法はほぼ同じで、全長は110より5mm長く、背は45mm低い。燃費や物差しの★はランクル300の評価の記事に同じ物差しでまとめています。2台で迷っている人は、パジェロとランクル300の比較も比べ方の参考になる。
ランクル250を選ぶ人
もう一回り価格を下げたい人です。VX(ガソリン2.7L)は5,779,400円で、全長は110より20mm短い。ディーゼルはトヨタが2026年12月以降の発売予定としていて、グレードの状況はランクル250の評価の記事で見られます。
Gクラスを選ぶ人
全長4,670mmの短さで、背の高い四角いSUVがほしい人。110より275mm短く、65mm幅が狭い代わりに、価格はG 450 dで18,660,000円です。グレードの評価はGクラスの評価の記事、寸法の比べ方はGクラスのサイズと価格の記事にあります。
予算を超えるときは
960万円からの新車が予算を超えるなら、ランドローバー公式の認定中古車も候補です。165項目の検査と、24時間365日のロードサイドアシスタンスが付きます。
ほかの選び方として、ズバット車販売は、メーカー・車種・予算などを入れると提携先の中古車販売店ネクステージ1社が非公開車両を含む在庫から探し、基本的に電話で連絡してくる仕組みです(ズバット車販売の公式ページ、2026年10月時点)。依頼は無料で、車の代金・諸費用・陸送費はネクステージとの契約で別にかかります。扱うのは中古車と新古車で、新車は扱っていません。
\ 希望条件に合う中古車を相談 /
車両代金・諸費用などは別途必要です
どの車にするにしても、いまの車を下取りに出すか買取に出すかで、手元に残る額は変わります。比べ方の整理は下取りと買取の違いへ。
ディフェンダー110の本音:推しポイント・惜しいポイント・やめておけ条件
運転の感想は持っていないので、本音は公式の数字と文書で言える範囲に限ります。そのうえで言うと、私はこの車の「装備を削らずに、入口の価格を作った」所が好きです。


推しポイント:全車AWDで、Sから選べる
推しの1つ目は、最安のSでも装備の骨格が変わらないこと。全車がAWDで、ハイとローを切り替えるトランスファーを持ち、渡河水深は最大900mmです。悪路のための装備を、グレードで削られない。
2つ目は、110に6人乗り(2-2-2)が加わったこと。5人・6人・7人から選べるので、家族の人数に合わせて座席を決められる。90より110万円安い入口が110にある、という並びもよくできています。
惜しいポイント:表示の額と、空欄の多さ
惜しいのは、表示の価格と見積書の額がそろわないこと。どのグレードも176,000円が足され、価格そのものも1年で2回上がっています。予算の線を引く人にとって、これは地味に効く。
もう1つは、日本の公式の数字が無い項目が多いことです。燃料タンク容量・最小回転半径・最低地上高、自動車アセスメントの評価、納期の目処。物差しの7軸のうち5軸が空欄で、P300eとOCTAは日本向けの燃費も公表されていない。



欠点の半分は数字、残りは空欄。空欄は見積書と販売店で埋める車です
候補に残ったなら、次はお金の段取りです。値引きの公開データは見当たらないので、総額を動かしやすいのは、いまの車の売り方。下取りの額を聞く前にWebの査定額を1つ持っておくと、見積書の下取りの欄をその場で比べられます。
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ディフェンダー110のよくある質問
- ディフェンダー110のいちばん安いグレードは?
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S D350で、メーカー希望小売価格(消費税込)は9,600,000円です。見積書では経済変動加算額176,000円が足されて9,776,000円になります(2026年10月時点)。
- ディフェンダー90と110はどちらがいいですか?
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5人以上で乗るなら110が向いています。日本の価格表では90の最安が10,700,000円で、110の最安9,600,000円より高い。90は3ドアで、乗り降りの多い後席の使い方には合いにくいでしょう。
- ディフェンダーのPHEVは補助金の対象ですか?
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2027年モデルのP300eが対象かは、販売店で確かめる段階です。国の銘柄別の表(2026年10月30日現在)にあるDEFENDERのPHEVの行は2026年モデルの定価で、2027年モデルの行はありません。登録日による扱いの違いは乗り出し価格の記事にあります。
- ディフェンダー110の納期はどのくらいですか?
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ランドローバー公式に月数の目処は出ていません(2026年10月時点)。登録の予定日は、注文の前に販売店で聞いておく項目です。
- ディフェンダー110の値引きはありますか?
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値引きの額を数字で出した公開データは見当たりません(2026年10月時点)。値引きより先に見る額はディフェンダー110の値引きの記事にまとめました。
- ディフェンダーは壊れやすい車ですか?
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故障の起きやすさを比べた公的なデータはありません。公式の認定中古車は165項目の検査と24時間365日のロードサイドアシスタンスを付けて売られていて、中古で買うときの安心材料はこの仕組みです。
まとめ:ディフェンダー110は物差し1.0、決め手は見積書の額を飲み込めるか
ディフェンダー110は、全車AWDの装備の骨格に、960万円からを払う車です。弱点は数字で出ていて、表示より高い見積書と、1年で上がった価格と、空欄の多い諸元の3つ。
- 価格は9,600,000円(S D350)から。見積書では176,000円が足されて9,776,000円、5年5万kmの軽油代込みの実質は10,740,286円
- 1年でS D350は380,000円(4.1%)上がった。待てば下がる根拠は公表されていない
- CARVELの物差しは1.0(2/7)。90より110万円安く、5人以上で乗るなら110が入口
次の一歩
今日やることは1つ。近くのランドローバーの販売店に、S D350とX-DYNAMIC SE D350の2通りの見積書を頼んでください。届いたら「経済変動加算額」「リサイクル料金」「登録諸費用」の3行に印を付け、2枚の合計の差がグレードの差額(120万円)と合っているかを見る。合わない行があれば、そこが質問する場所です。
見積書に下取りの欄があるなら、比べる相手も用意しておきたい。一括査定のサービスの違いは車の一括査定の比較で比べられます。
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CARVELの物差し v1.1 の★の境目
| 軸 | ★5 | ★4 | ★3 | ★2 | ★1 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 補助金後の価格 | 250万円以下 | 350万円以下 | 450万円以下 | 600万円以下 | 600万円超 |
| 2 走る費用(100km) | 500円以下 | 800円以下 | 1,100円以下 | 1,400円以下 | 1,400円超 |
| 3 1回で走れる距離 | 600km以上 | 500km以上 | 400km以上 | 300km以上 | 300km未満 |
| 4 最小回転半径 | 5.0m以下 | 5.3m以下 | 5.6m以下 | 5.9m以下 | 5.9m超 |
| 5 最低地上高 | 4WD・210mm以上 | 4WD・180mm以上 | 4WD・180mm未満/2WDのみ・200mm以上 | 2WDのみ・170mm以上 | 2WDのみ・170mm未満 |
| 6 公的な安全評価 | JNCAPの★5 | ★4 | ★3 | ★2 | ★1 |
| 7 工場出荷の目処 | 1ヵ月以内 | 3ヵ月以内 | 6ヵ月以内 | 12ヵ月以内 | 12ヵ月超・受注停止 |
出典:ジャガー・ランドローバー・ジャパン(価格表・2026年モデルと2027年モデルの発表資料)、トヨタ自動車、メルセデス・ベンツ日本、NASVA、次世代自動車振興センター、資源エネルギー庁、Car Watch、カー・アンド・ドライバー、webCG
時点:2026年10月。走りの感想・日本での実際の燃費・P300eとOCTAの日本向けの燃費・販売店ごとの納期と諸費用は分かりません。
参考URL一覧
- ランドローバー公式の110のモデル・価格のページ:https://www.landrover.co.jp/defender/defender-110/models-and-specifications.html
- ジャガー・ランドローバー・ジャパンの2027年モデルの発表資料:https://pr.jlrj.jp/articles/a236a81b-9a6d-464a-816e-1526080c131a
- 公式のPHEVのページ:https://www.landrover.co.jp/electric/defender-electric.html
- ランドローバー公式の環境データ:https://www.landrover.co.jp/content/dam/lrdx/pdfs/jp/LR_environmentaldata_DEFENDER_26MY.pdf
- 公式のHard Topのページ:https://www.landrover.co.jp/defender/defender-hard-top/index.html
- 認定中古車:https://www.landrover.co.jp/approved-used/index.html

