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ランドローバー レンジローバーは、英国の大型ラグジュアリーSUVです。2027年モデルのメーカー希望小売価格(消費税込)は1,997万円から。
静けさと格に、2,000万円を払える人の車です。ただ、見積書は表示より17.6万円高くなり、PHEVのP550eは補助金を引く前の実質でディーゼルのD350より約309万円高い。補助金を受けられても、年内の登録で約273万円、年明けの登録で約287万円の差が残ります(どちらも申請の受付が続いていれば)。この2つの数字で、どれを選ぶかはほぼ決まります。
総額の計算はレンジローバーの乗り出し価格の記事、値引きの実態はレンジローバーの値引きの記事に分けました。
この記事のポイント
- 最安SE D350は1,997万円
- 見積書では+176,000円
- PHEVとの実質の差は約309万円(補助金前)
- 7シートが5人乗りより安い仕様あり
- 物差しは1.0(2/7軸)
30秒でわかるレンジローバー(2026年10月時点)
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 価格(消費税込) | 19,970,000円(SE D350)〜40,040,000円(SV ULTRA LWB) |
| 見積書の車両本体価格 | 上の額+経済変動加算額176,000円(SE D350は20,146,000円) |
| 4つの額で見た実質 | 21,110,286円(SE D350・5年5万kmの燃料代込み・いまの車の売値0円とした場合) |
| PHEV(SE P550e)の実質 | 24,196,303円(補助金を引く前。D350との差は3,086,017円) |
| 燃費(WLTC) | 10.5km/L(D350・軽油)/9.9km/L(P550e・ハイオク)。V8は日本向けの燃費の公表なし |
| ボディ | SWB・LWB・LWB 7シートの3種類 |
| PHEVの補助金 | 年内の登録で36万円、2027年1月1日〜2月1日の登録で21.6万円(SE・HSE・AUTOBIOGRAPHYのP550e。どちらも申請の受付が続いていれば。センターは12月上旬〜下旬の終了を見込む) |
| CARVELの物差し | 1.0(7軸のうち2軸を採点) |
| いまの車の売値 | 先に知るならMOTA車買取で概算査定額 |
価格はランドローバー公式のモデル・価格のページの「メーカー希望小売価格(消費税込)」、燃費は公式の環境データによります。2026年10月時点のメーカー公式の数字です。
公開日:2026年11月1日 / 最終更新日:2026年11月1日
レンジローバーの評価:CARVELの物差しは平均1.0(2/7軸)
いちばん安いSE D350の物差しは、7軸のうち2軸で採点して平均1.0です。価格と走る費用はどちらも★1。残りの5軸は、日本の公式の数字が無いので★を付けていません。

| # | 軸 | SE D350の公式の数字 | ★ | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 税込価格(補助金を引く前) | 19,970,000円(CEV補助金の対象外) | ★1 | 600万円の線の3倍を超える |
| 2 | 走る費用 | 100kmあたり1,928.6円(WLTC 10.5km/L・軽油) | ★1 | 大きな車体のぶん、ここは割り切り |
| 3 | 1回で走れる距離 | —(燃料タンク容量の公式値なし) | — | 採点しない |
| 4 | 取り回し | —(最小回転半径の公式値なし) | — | 採点しない |
| 5 | 悪路・雪道 | —(全車AWD。最低地上高の公式値なし) | — | 採点しない |
| 6 | 公的な安全評価 | —(未評価) | — | 低評価という意味ではない |
| 7 | 手に入る早さ | —(公式の納期の目処なし) | — | 販売店で聞く項目 |
| 平均 | 1.0(2/7) |
基準はCARVELの全記事で共通(物差し v1.1)。採点した軸が2つだけなので、5軸や7軸で採点した車種の平均と横に並べて比べないでください。

筆者の検証(2026年10月)|CARVELの物差し v1.1 でレンジローバー(最安 SE D350 SWB)を採点(ランドローバー公式の価格表・環境データと国の燃料価格調査からの計算)
最安のSE D350 SWBを物差し v1.1 に当てると、軸1は19,970,000円で★1、軸2は100kmあたり1,928.6円で★1。平均1.0(採点した軸 2/7)です。軸2はWLTC 10.5km/Lと、資源エネルギー庁の2026年10月26日調査の軽油に国の補助分を戻した202.5円/Lから出しています。入口をPHEVのSE P550eに替えても、補助金を引く前の22,890,000円で軸1は★1(年内の登録で補助金36万円を引いた22,530,000円でも★1)、100kmあたり2,260.6円(充電しない計算)で軸2も★1のまま。数字は2026年10月時点の公表値です。
5つの軸に★が付かない理由
ランドローバー公式のモデル・価格のページには、諸元の数値に欧州仕様車値が含まれ、PHEVとSVの数値はすべて欧州仕様車値だという注記があります。燃料タンク容量・最小回転半径・最低地上高の日本向けの数字は、公式の日本語ページに載っていません。
物差しは公式の数字で測る決まりなので、ここは空欄のまま。旧型の公式カタログにはLWBのターニングサークル11.54mという記載がありますが、これは回る円の直径で、最小回転半径(半径)とは別の物差しです。★には換算していません。
安全の軸は「未評価」
国土交通省とNASVAの自動車アセスメントの評価車一覧に、ランドローバーの車はありません(2026年10月時点)。軸6は「—(未評価)」です。
未評価は、低い評価という意味ではない。平均1.0は2軸だけの数字なので、ほかの車と比べるときは軸ごとの★と、この記事の価格の表を見てください。
レンジローバーの価格とグレード:2027年モデルは1,997万円から、見積書では+17.6万円
2027年モデルは、SE D350の19,970,000円から、SV ULTRAのLWBの40,040,000円まで。見積書ではどの仕様にも経済変動加算額176,000円が足されるので、最安でも20,146,000円から始まります。

グレードとボディの価格(2027年モデル)
| グレード | SWB | LWB | LWB 7シート |
|---|---|---|---|
| SE | 19,970,000円〜 | — | — |
| HSE | 21,510,000円〜 | 21,900,000円〜 | 22,280,000円〜 |
| AUTOBIOGRAPHY | 24,030,000円〜 | 27,660,000円〜 | 27,220,000円〜 |
| SV | 30,600,000円〜 | 35,700,000円〜 | — |
| SV BLACK | 33,440,000円〜 | 37,400,000円〜 | — |
| SV ULTRA | 36,070,000円〜 | 40,040,000円〜 | — |
| WESTMINSTER EDITION(特別仕様車) | 20,860,000円〜 | — | — |
「〜」はいちばん安いエンジンの額で、メーカー希望小売価格(消費税込)です。エンジンごとの額は次の章の表にまとめました。
見積書で足される「経済変動加算額」176,000円
公式の価格ページの注記は「当面の間、経済変動加算額は160,000円(消費税別)」。税込で176,000円です。為替などの情勢で変えると書かれていて、表示の価格とは別の行で見積書に載ります。
表示の1,997万円は、見積書に載る額ではありません。税金・保険料・リサイクル料金・販売店の費用も、表示には入っていない。11月に登録すると、SE D350は法定費用まで20,261,580円です。全仕様の総額は乗り出し価格の記事にあります。
2027年モデルで変わったこと
2027年モデルの受注は2026年5月20日に始まりました。最上級にSV ULTRAが加わり、2026年4月の価格表にあったHSE P530は2027年モデルにありません。フルモデルチェンジではなく、年ごとの改良です。
特別仕様車のWESTMINSTER EDITIONは、D350が20,860,000円、P530が23,420,000円。台数の上限は公式のページに書かれていないので、残りは販売店で聞く形になります。正規販売店では2026年11月7日(土)〜15日(日)にRANGE ROVER LONDON EDITIONS FAIRがあり、この特別仕様車を見られる。公式の注記には、部品の調達による生産・供給の制限で、一部の標準装備が変わったり、オプションが選べなかったりする場合がある、とも書かれています。
パワートレインは4つ、全車AWD
| エンジン | 中身 | 出力・トルク | 燃料 |
|---|---|---|---|
| D350 | 3.0L 直列6気筒ディーゼル・マイルドハイブリッド | 258kW(350PS)・700N・m | 軽油 |
| P550e | PHEV(ガソリン+電動モーター) | システム550PS・800N・m | 無鉛プレミアムガソリン |
| P530 | 4.4L V8ガソリン | 390kW(530PS)・750N・m | 無鉛プレミアムガソリン |
| P615 | 4.4L V8ガソリン(SV系) | 452kW(615PS)・750N・m | 無鉛プレミアムガソリン |
どれも8速ATと全輪駆動(AWD)の組み合わせです。P550eは公式の車種ページでEV走行距離111km、50kWの急速充電なら1時間以内に最大80%、7kWの普通充電で0〜100%が最短5時間。家で充電できるかどうかで、この車の価値は大きく変わります。
レンジローバーのボディとエンジン、選ぶといくら違う?
いちばん効くのはエンジンの選択で、SEのD350からP550eに替えると+2,920,000円。ボディはHSE D350でSWBからLWBへ+390,000円と、思ったより小さい差です。

筆者の検証(2026年10月)|ボディ・エンジン・グレードの差額と、比べる車との価格差(ランドローバー公式の価格表・報道の価格表と、各社公式の価格からの計算)
2027年モデルの価格で差額を出すと、HSE D350はSWB→LWBが+390,000円、LWB→LWB 7シートが+380,000円。AUTOBIOGRAPHY P530はSWB→LWBが+1,280,000円ですが、LWB 7シート(27,220,000円)はLWB 5人乗り(27,660,000円)より440,000円安い。D350→P550eはSEで+2,920,000円、HSEで+2,650,000円、AUTOBIOGRAPHYで+2,640,000円です。SE D350はディフェンダー110 S D350より10,370,000円、G 450 dより1,310,000円高い。数字は2026年10月時点の公表価格からの計算です。
| 選ぶもの | 差額(消費税込) |
|---|---|
| ボディ:SWB → LWB(HSE D350) | +390,000円 |
| ボディ:LWB → LWB 7シート(HSE D350) | +380,000円 |
| ボディ:SWB → LWB(AUTOBIOGRAPHY P530) | +1,280,000円 |
| ボディ:LWB → LWB 7シート(AUTOBIOGRAPHY P530) | −440,000円 |
| エンジン:D350 → P550e(SE/HSE/AUTOBIOGRAPHY) | +2,920,000円/+2,650,000円/+2,640,000円 |
| エンジン:D350 → P530(AUTOBIOGRAPHY SWB) | +2,350,000円 |
| エンジン:P550e → P615(SV SWB) | +640,000円 |
| グレード:SE → HSE(D350) | +1,540,000円 |
| グレード:HSE → AUTOBIOGRAPHY(D350) | +2,520,000円 |
| 特別仕様車:SE D350 → WESTMINSTER EDITION D350 | +890,000円 |
7シートが5人乗りより安い組み合わせがある
実は、AUTOBIOGRAPHY P530では、LWB 7シートがLWB 5人乗りより440,000円安い。公式の価格表と報道の価格表の両方で同じ額です。装備の何が違うのかは、価格表からは読めません。3列目が要らない人でも、この組み合わせを見積もるときは装備表を並べて聞く価値があります。

席が多いほうが安いって、どういうこと?



価格表ではそうなっています。差は装備のはずなので、装備表で確かめてから決めましょう
寸法は報道の値(欧州仕様)
日本仕様の寸法の表は公式の公開ページに無いので、ここは報道の諸元(欧州仕様の値)で示します。全幅2,005mm・全高1,870mm、ホイールベースはSWBが2,995mm、LWBが3,195mm、LWBの全長は5,265mmです。全幅をミラー込みで2,209mmとする記載もあります。
LWBはSWBより200mm長い。車庫の奥行きに余裕が無いなら、ボディの選択は価格より先に車庫で決まります。日本仕様の寸法は、販売店で諸元表をもらって確かめてください。
持ち帰り:レンジローバーの差額の早見(2027年モデル)
・エンジン:D350からP550eで+264万〜292万円(いちばん大きい差)
・グレード:SE→HSEで+154万円、HSE→AUTOBIOGRAPHYで+252万円
・ボディ:SWB→LWBで+39万円(HSE D350)、7シートはさらに+38万円
・例外:AUTOBIOGRAPHY P530はLWB 7シートが5人乗りより44万円安い
この4行で、見積もりを頼む仕様を2つまで絞れます。
レンジローバーは値上がりしている? 2026年4月に約3%、P550eはさらに
上がっています。SE D350は2026年モデルの1,952万円から、2026年4月1日の改定で1,997万円へ。P550eはその改定で100万円以上上がり、2027年モデルでさらに18万円上がりました。


筆者の検証(2026年10月)|価格の推移(2026年モデル受注開始→2026年4月1日の改定→2027年モデル)(ランドローバー公式の価格ページと、価格を伝えた報道の価格表による)
同じ仕様16種類を3時点で並べると、ディーゼル・V8・P615は2026年4月1日に約3.0%上がり、2027年モデルでは据え置きでした。SE D350は19,520,000円→19,970,000円→19,970,000円で+450,000円(+2.3%)。P550eは4月1日に+1,090,000〜1,450,000円、2027年モデルでさらに+180,000円で、SE P550eは21,620,000円→22,710,000円→22,890,000円の+1,270,000円(+5.9%)です。2025年12月と2026年4月の額は報道の価格表、2027年モデルは公式の価格ページと報道の価格表によります(2026年10月時点)。
| 仕様 | 2026年モデル(2025年12月) | 2026年4月1日の改定後 | 2027年モデル | 差 |
|---|---|---|---|---|
| SE D350 | 19,520,000円 | 19,970,000円 | 19,970,000円 | +450,000円(+2.3%) |
| HSE D350 | 20,880,000円 | 21,510,000円 | 21,510,000円 | +630,000円(+3.0%) |
| AUTOBIOGRAPHY D350 | 23,330,000円 | 24,030,000円 | 24,030,000円 | +700,000円(+3.0%) |
| SE P550e | 21,620,000円 | 22,710,000円 | 22,890,000円 | +1,270,000円(+5.9%) |
| SV P550e | 28,970,000円 | 30,420,000円 | 30,600,000円 | +1,630,000円(+5.6%) |
| AUTOBIOGRAPHY P530 | 25,610,000円 | 26,380,000円 | 26,380,000円 | +770,000円(+3.0%) |
| SV P615 | 30,330,000円 | 31,240,000円 | 31,240,000円 | +910,000円(+3.0%) |
P550eの上げ幅は、ディーゼルの倍近い
SE P550eは2つの時点を合わせて+5.9%で、SE D350の+2.3%の倍を超えます。4月のP550eの額は、国のCEV補助金の表に載った2026年モデルの定価とも合う数字です。
装備の変更が含まれているのか、価格だけの改定なのかは、公表の文言からは分かりません。だから理由はここでは書かない。言えるのは、PHEVとディーゼルの差がこの1年で広がったという事実だけです。
「待てば下がる」とは言えない
この1年で、レンジローバーの価格が下がった時点はありません。経済変動加算額も「為替レート等の経済情勢に応じて変更」とされていて、下がるとは書かれていない。
これから上がるか下がるかは、公表されていない話です。待つかどうかを決めるなら、価格の動きより、いまの車の車検の時期と、P550eなら補助金の登録日の区切りで決めるほうが、手元の材料で判断できると私は思います。
レンジローバーの4つの額:SE D350は5年5万kmで実質2,111万円、P550eとの差は補助金前で309万円
SE D350は、見積書の車両本体価格20,146,000円に、5年5万kmの軽油代964,286円を足して実質21,110,286円(いまの車の売値0円とした場合)。SE P550eは補助金を引く前で実質24,196,303円で、差は3,086,017円です。


| 額 | SE D350(SWB) | SE P550e(SWB) |
|---|---|---|
| 払う額(価格+経済変動加算額) | 20,146,000円 | 23,066,000円 |
| 戻る額(補助金を引く前) | 0円 | 0円 |
| 走る額(5年5万kmの燃料代) | 964,286円(軽油) | 1,130,303円(ハイオク・充電しない計算) |
| 売る額(いまの車を売った額) | 見積もりで埋まる | 見積もりで埋まる |
| 実質(売る額0円の場合) | 21,110,286円 | 24,196,303円 |
| 〔参考〕年内の登録で補助金36万円を引いた実質(受付が続いていれば) | 21,110,286円(対象外) | 23,836,303円 |
| 〔参考〕2027年1月1日〜2月1日の登録で補助金21.6万円を引いた実質(受付が続いていれば) | 21,110,286円(対象外) | 23,980,303円 |
補助金を引ければ、年内の登録で36万円を引いて実質23,836,303円(差2,726,017円)、2027年1月1日〜2月1日の登録で21.6万円を引いて実質23,980,303円(差2,870,017円)です。どちらも申請の受付が続いていればの話で、センターは12月上旬〜下旬の終了を見込んでいます。
実質いくら=払う額−戻る額+走る額−売る額。主な額は戻る額0円(補助金を引く前)で出しています。税金・登録諸費用・オプション・値引きは入れていません。


筆者の検証(2026年10月)|SE D350とSE P550eの4つの額(払う額は経済変動加算額込み・5年5万km・売る額0円)(ランドローバー公式の価格表・環境データ、次世代自動車振興センターの銘柄別の表、国の燃料価格調査からの計算)
払う額に経済変動加算額176,000円を含め、5年5万kmの燃料代をWLTC(D350 10.5km/L・P550e 9.9km/L)と補助なしの単価(軽油202.5円/L・ハイオク223.8円/L)で出すと、実質はSE D350が21,110,286円、SE P550eが補助金を引く前で24,196,303円です。差の3,086,017円は、価格差2,920,000円に燃料代の差166,017円を足した額。補助金360,000円(年内の登録)を引けば差は2,726,017円、216,000円(2027年1月1日〜2月1日の登録)なら2,870,017円です(どちらも申請の受付が続いていれば)。P550eは電気を使わない計算で、売る額は0円としています。数字は2026年10月時点の公表値からの計算です。
309万円の差は、価格差がほぼ全部
差の中身は、価格差292万円と燃料代+16.6万円で、補助金を引く前の差は約309万円。P550eは燃費の数字だけ見るとD350より燃料代が高く、補助金は年内の登録の−36万円で価格差の1割強、年明けの−21.6万円で1割弱しか埋まりません(どちらも申請の受付が続いていれば)。
ただし、この燃料代は電気を使わない側の上限です。EV走行距離111kmの範囲で毎日充電して走れば、ガソリンの量は減る。どれだけ減るかは使い方しだいなので、額にはしていません。家で充電できない人にとっては、309万円(補助金を受けられても273万円か287万円)がそのまま差として残ると考えてください。
燃料代は補助なしの単価で計算
燃費はランドローバー公式の環境データのD350(WLTC 10.5km/L)とP550e(ハイブリッド燃料消費率9.9km/L)。2026年モデルの環境データで、P530・P615・SVのP550eは数字が「-」、つまり日本向けの公表がありません。
単価は、資源エネルギー庁の石油製品価格調査(2026年10月26日調査)の全国平均(軽油159.7円/L・ハイオク181.0円/L)に、その週の国の補助42.8円/Lを戻した値です。補助が入った店頭価格なら、5年5万kmの燃料代はD350で約76万円、P550eで約91万円になります。
P550eの補助金は、SVでは出ない
国のCEV補助金の銘柄別の表(次世代自動車振興センターの表、2026年10月30日現在)にあるレンジローバーは、SE・HSE・AUTOBIOGRAPHYのP550eだけです。SVのP550eは表に行が無く、補助金の対象外。D350とV8も対象ではありません。
額は登録日で決まります。2026年12月31日までの登録で36万円(運輸支局は12月29日から閉庁で、年内に登録できる最後の日は12月28日〈月〉)、2027年1月1日〜2月1日の登録で21.6万円(どちらも申請の受付が続いていれば)。期限のお知らせのとおり、いまの制度で対象になるのは2027年2月1日までの登録で、申請書は2月12日必着、予算に達するとそれより前に受付が終わります。振興センターの2026年10月9日の公表では、申請の受付は12月上旬〜下旬に終わる見込みです。登録の月ごとの総額は、乗り出し価格の記事の表で見比べられる。
売る額は見積もりで埋まる
4つの額のうち、読者ごとに違うのは売る額だけ。2027年モデルのレンジローバーの売却の相場は、予想しません。埋められるのは、いまの車の売値のほうです。
2,000万円の買い物でも、いまの車を下取りに出すか買取に出すかで、手元に残る額は数十万円単位で動くことがあります。MOTA車買取は申し込みの最短3時間後にWebで概算査定額が出て、入札するのは最大20社。電話で連絡してくるのは、高い額を出した上位3社(最大)です。利用料は無料で、有料なのは任意のサポートだけ(MOTAの公式ページ、2026年10月時点)。
\ 売却前に、愛車の査定額を確認 /
査定条件をそろえて、売却の目安を確認
持ち帰り:見積書を受け取ったら最初に見る4行
・車両本体基準価格:SE D350なら19,970,000円、SE P550eなら22,890,000円(公式の価格と同じか)
・経済変動加算額:176,000円(税込)が足されているか
・登録予定日:P550eなら2026年12月28日(月)までか(受付が続いていれば補助金36万円の区切り)
・下取り:MOTA車買取などWebの概算査定額と比べて高いか安いか
この4行を確かめると、表示の1,997万円と見積書の額の差が、何でできているかが分かります。
レンジローバーとディフェンダー110・Gクラス・ランクル300、どっちを選ぶ?
レンジローバーのSE D350は、ディフェンダー110の最安より1,037万円高く、Gクラスのディーゼルより131万円高い車です。同じブランドのディフェンダーとは、価格の階段が1段まるごと違います。


| 車種(比べる仕様) | 最安価格(消費税込) | レンジローバー SE D350との差 |
|---|---|---|
| レンジローバー(SE D350) | 19,970,000円 | — |
| ディフェンダー110(S D350) | 9,600,000円 | −10,370,000円 |
| ディフェンダー110(OCTA) | 22,340,000円 | +2,370,000円 |
| メルセデス・ベンツ Gクラス(G 450 d) | 18,660,000円 | −1,310,000円 |
| ランドクルーザー300(ZX・ディーゼル) | 8,750,500円 | −11,219,500円 |
価格は各社の公式の価格表(2026年10月時点)によります。
ディフェンダー110を選ぶ人
同じD350のエンジンで、半額以下の入口がほしい人です。ディフェンダー110のS D350は9,600,000円で、WLTCも同じ10.5km/L。違いは価格の階段と、悪路の装備を前に出すか、静けさと内装の格を前に出すかの性格です。110の評価と物差しはディフェンダー110の評価の記事にあります。
OCTAはディフェンダーの最上位で、価格はレンジローバーのSE D350より高い。ランドローバーの中で「いちばん高いもの」を探すなら、SVとOCTAは別の方向を向いた2台です。
Gクラスを選ぶ人
2,000万円前後で、四角いボディと短い全長がほしい人。G 450 dは18,660,000円で、レンジローバーの入口より131万円安い。グレードの評価はGクラスの評価の記事、寸法の比べ方はGクラスのサイズと価格の記事で見られます。
ランクル300を選ぶ人
大きな本格SUVを、半額以下で持ちたい人です。ZXのディーゼルは8,750,500円で、差は1,100万円を超える。物差しの★はランクル300の評価の記事に同じ物差しでまとめています。ランクルと国産の大型SUVで迷っているなら、パジェロとランクル300の比較も参考になる。
ほかの大型ラグジュアリーSUV
同じ価格帯を広く見るなら、BMWの3列SUVはX7の記事、一回り小さいX5の評価の記事、ポルシェはカイエンの評価の記事、さらに上のウルスの記事があります。価格は記事ごとの時点の額なので、比べるときは各社の公式で今の額を見てください。
予算を超えるときは
2,000万円からの新車が予算を超えるなら、ランドローバー公式の認定中古車も候補です。165項目の点検を通した車が並びます。
ほかの選び方として、ズバット車販売は、メーカー・車種・予算などを入れると提携先の中古車販売店ネクステージ1社が非公開車両を含む在庫から探し、基本的に電話で連絡してくる仕組みです(ズバット車販売の公式ページ、2026年10月時点)。依頼は無料で、車の代金・諸費用・陸送費はネクステージとの契約で別にかかります。扱うのは中古車と新古車で、新車は扱っていません。
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車両代金・諸費用などは別途必要です
どの車にするにしても、いまの車の売り方で総額は変わります。下取りの額を聞く前に
レンジローバーの本音:推しポイント・惜しいポイント・やめておけ条件
運転の感想は持っていないので、本音は公式の数字と文書で言える範囲に限ります。そのうえで言うと、私はこの車の「同じ名前のまま、ボディを3つ用意した」所が好きです。


推しポイント:3つのボディと、ディーゼルの燃費
推しの1つ目は、SWB・LWB・LWB 7シートの3つから選べること。HSE D350なら、SWBからLWBへは+39万円、7シートへはさらに+38万円。同じ仕様のまま長さと席の数を選べるので、家族の人数に合わせやすい並びです。
2つ目は、D350の燃費。WLTC 10.5km/Lは、全長5m級の車の公式値として、5年5万kmの軽油代を約96万円に収めます。保証もメーカー保証3年または10万km、PHEVの高電圧バッテリーは6年または10万kmと、公式の保証のページに条件が出ている。
惜しいポイント:表示の額と、空欄の多さ
惜しいのは、表示の価格と見積書の額がそろわないこと。どの仕様にも176,000円が足され、価格そのものも2026年4月に上がっています。
もう1つは、日本の公式の数字が無い項目が多いことです。燃料タンク容量・最小回転半径・最低地上高、自動車アセスメントの評価、納期の目処。V8とSVのP550eは日本向けの燃費も公表されていない。2,000万円の車で、比べられる公式値がこれだけ少ないのは、正直もったいない。



見積書の行と諸元の空欄は、どちらも販売店で聞けば埋まります
候補に残ったなら、いまの車の売値を先に1つ持っておきたい。値引きの公開データは現行型で1件しかなく、総額を動かしやすいのは、いまの車の売り方。下取りの額を聞く前にWebの査定額を1つ持っておくと、見積書の下取りの欄をその場で比べられます。
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レンジローバーのよくある質問
- レンジローバーのいちばん安いグレードは?
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SE D350で、メーカー希望小売価格(消費税込)は19,970,000円です。見積書では経済変動加算額176,000円が足されて20,146,000円になります(2026年10月時点)。
- レンジローバーのPHEVは補助金が出ますか?
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SE・HSE・AUTOBIOGRAPHYのP550eは、年内の登録で36万円です。2027年1月1日〜2月1日の登録は21.6万円(どちらも申請の受付が続いていれば。センターは12月上旬〜下旬の終了を見込む)。SVのP550eは国の銘柄別の表に行が無く、対象外。年明けの登録の額と期限は乗り出し価格の記事にまとめました。
- 電気自動車のレンジローバーはいつ日本で買えますか?
-
日本の価格と受注開始の時期は発表されていません。報道では、英国で2026年9月2日に発表され、国内の価格や受注の時期は明らかにされていないとされています(2026年10月時点)。公式の紹介ページにも価格の記載はありません。
- レンジローバーの納期はどのくらいですか?
-
ランドローバー公式に月数の目処は出ていません(2026年10月時点)。登録の予定日は、注文の前に販売店で聞いておく項目です。
- レンジローバーの値引きはありますか?
-
現行型の値引きを申告した公開データは1件だけで、相場を示せる数ではありません。値引きより先に見る額はレンジローバーの値引きの記事にまとめました。
- レンジローバーは壊れやすい車ですか?
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故障の起きやすさを車種ごとに比べた公的なデータはありません。判断の材料になるのは保証の中身で、メーカー保証は3年または10万km、PHEVの高電圧バッテリーは6年または10万kmです(2026年10月時点)。
まとめ:レンジローバーは物差し1.0、決め手はD350とP550eの実質の差
レンジローバーは、3つのボディと4つのエンジンから、2,000万円以上を払って選ぶ車です。弱点は数字で出ていて、表示より高い見積書と、上がった価格と、空欄の多い公式の諸元の3つ。
- 価格は19,970,000円(SE D350)から。見積書では176,000円が足され、5年5万kmの軽油代込みの実質は21,110,286円
- SE P550eは補助金を引く前で、D350より実質3,086,017円高い(充電しない計算)。年内の登録で補助金36万円を引けても2,726,017円の差が残る(申請の受付が続いていれば)
- CARVELの物差しは1.0(2/7)。ボディの差額は小さく、エンジンの差額が大きい
次の一歩
今日やることは1つ。近くのランドローバーの販売店に、SE D350とSE P550eの2通りの見積書を頼んでください。届いたら、2枚の車両本体価格の差が292万円かを見て、残りの差がどの行(重量税・自動車税・諸費用)に出ているかに印を付ける。補助金は登録の後に申請して受け取る額で、受付が続いていれば年内の登録は36万円。見積書の合計からは引かれません。合わない行があれば、そこが質問する場所です。
見積書に下取りの欄があるなら、比べる相手も用意しておきたい。一括査定のサービスの違いは車の一括査定の比較で比べられます。
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CARVELの物差し v1.1 の★の境目
| 軸 | ★5 | ★4 | ★3 | ★2 | ★1 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 税込価格(補助金を引く前) | 250万円以下 | 350万円以下 | 450万円以下 | 600万円以下 | 600万円超 |
| 2 走る費用(100km) | 500円以下 | 800円以下 | 1,100円以下 | 1,400円以下 | 1,400円超 |
| 3 1回で走れる距離 | 600km以上 | 500km以上 | 400km以上 | 300km以上 | 300km未満 |
| 4 最小回転半径 | 5.0m以下 | 5.3m以下 | 5.6m以下 | 5.9m以下 | 5.9m超 |
| 5 最低地上高 | 4WD・210mm以上 | 4WD・180mm以上 | 4WD・180mm未満/2WDのみ・200mm以上 | 2WDのみ・170mm以上 | 2WDのみ・170mm未満 |
| 6 公的な安全評価 | JNCAPの★5 | ★4 | ★3 | ★2 | ★1 |
| 7 工場出荷の目処 | 1ヵ月以内 | 3ヵ月以内 | 6ヵ月以内 | 12ヵ月以内 | 12ヵ月超・受注停止 |
出典:ジャガー・ランドローバー・ジャパン(価格ページ・環境データ・保証のページ)、メルセデス・ベンツ日本、トヨタ自動車、NASVA、次世代自動車振興センター、資源エネルギー庁、Car Watch、webCG、Response
時点:2026年10月。走りの感想・日本での実際の燃費・V8とSVのP550eの日本向けの燃費・日本仕様の寸法・販売店ごとの納期と諸費用は分かりません。
参考URL一覧
- ランドローバー公式のモデル・価格のページ:https://www.rangerover.com/ja-jp/range-rover/models-and-specifications.html
- ランドローバー公式の環境データ:https://www.landrover.co.jp/content/dam/lrdx/pdfs/jp/LR_environmentaldata_RR_26MY.pdf
- 資源エネルギー庁の石油製品価格調査:https://www.enecho.meti.go.jp/statistics/petroleum_and_lpgas/pl007/results.html
- 次世代自動車振興センターの表:https://www.cev-pc.or.jp/hojo/pdf/R7ho/R7ho_meigaragotojougen_3.pdf
- 期限のお知らせ:https://www.cev-pc.or.jp/notice/pdf/20261009_R7ho-cev_kigen-oshirase.pdf
- 公式の保証のページ:https://www.landrover.co.jp/ownership/warranty/warranty-and-roadside-assistance.html
- 公式の紹介ページ:https://www.rangerover.com/ja-jp/electric/index.html

