コンパクトSUVおすすめランキング|14台を回転半径・燃料代・価格で採点【2026年10月】

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コンパクトSUVのおすすめ記事のアイキャッチ。街路樹の並ぶ交差点に止まるベージュのクロスビーを右斜め後ろから写した公式写真に、記事のタイトルを重ねた
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コンパクトSUVとは、全長がおおむね4.5m未満で、街なかの道や駐車場でも扱いやすい大きさのSUVのことです。

取り回しと値段で選ぶならクロスビー、走る費用まで入れるならe ビターラ。この2台が、同じ物差しで採点したときの1位と2位です。順位の価格はいま注文した場合の額で、国の補助金は入れていません。e ビターラの補助金127万円は、在庫の車などで12月28日までに登録できる場合に限った額です。

比べるのは、2026年10月時点でメーカー公式に新車の価格が出ていて、生産終了の表示が無い全長4,500mm未満のSUV 17台。順位はそのうち14台につけました。

この記事のポイント

  • 1位クロスビー・2位e ビターラ
  • 重み4:3:3と★の帯を全部公開
  • 燃料代は5年5万kmの円で比較
  • 注文の状況を1台ずつ表示

30秒でわかる 条件別の1台(2026年10月時点)

30秒でわかる 条件別の1台の表を図にしたもの(1/5枚目)。列:何を優先するか・この1台・決め手の数字・詳しい記事、行:小回り
30秒でわかる 条件別の1台の表を図にしたもの(2/5枚目)。列:何を優先するか・この1台・決め手の数字・詳しい記事、行:走る費用
30秒でわかる 条件別の1台の表を図にしたもの(3/5枚目)。列:何を優先するか・この1台・決め手の数字・詳しい記事、行:予算
30秒でわかる 条件別の1台の表を図にしたもの(4/5枚目)。列:何を優先するか・この1台・決め手の数字・詳しい記事、行:雪道・悪路
30秒でわかる 条件別の1台の表を図にしたもの(5/5枚目)。列:何を優先するか・この1台・決め手の数字・詳しい記事、行:荷室・いまの車の売値

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何を優先するかこの1台決め手の数字詳しい記事
小回りスズキ クロスビー最小回転半径 4.7m(17台で最小)クロスビーの評価
走る費用スズキ e ビターラ100kmの電気代 384円(HEVならヤリス クロスの691円)e ビターラの評価
予算トヨタ ヤリス クロス2,126,300円から(ガソリン車)ヤリス クロスの評価
雪道・悪路スズキ ジムニー シエラ4WD・最低地上高 210mmジムニー シエラの評価
荷室日産 キックス476L(2WD・公式の参考値)キックスの評価
いまの車の売値見積もりで決まる最大20社が入札MOTA車買取

価格・寸法・燃費は、2026年10月31日にメーカー公式で確認した値です(税込のメーカー希望小売価格)。

公開日:2026年10月31日 / 最終更新日:2026年10月31日

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目次

コンパクトSUVとは? 法律の決まりは無いので「全長4.5m未満」で線を引く

コンパクトSUVに法律上の決まりはありません。ここでは、全長4,500mm未満のSUVをコンパクトSUVとして扱います。よく混ざる「5ナンバー」は別の話で、全長4.70m・全幅1.70m・全高2.00m以下と法令で決まった区分です。

森の道を走るベージュのクロストレックを右斜め後ろから見た様子。全長4,480mmで、4.5mの線のすぐ内側にある
画像:スバル 公式サイト

4.5m未満にした理由は、取り回しの数字がそろうから

全長4,500mm未満で切ると、17台の最小回転半径は4.7〜5.7mに収まります。中央値は5.2m。

ホンダ ZR-Vは全長4,570mmで、この線のすぐ外です。4.5mを超えるSUVは、ひと回り大きいミドルサイズとして別に比べたほうが、数字の差が読みやすくなります。

線を引く場所が決まっていないからこそ、何mで切ったかを先に書くのがフェアだと思う。「コンパクト」という言葉だけで並べると、4.4mの車と4.6mの車が同じ表に入ってしまう。駐車場の枠を気にして探している人には、そこがいちばん困るところですよね。

5ナンバーに入るのは17台中5台

小型自動車(5ナンバー)の大きさは、道路運送車両法施行規則の別表第一で、長さ4.70メートル以下・幅1.70メートル以下・高さ2.00メートル以下(ガソリン車は総排気量2.00リットル以下)と決まっています。

17台のうち、この枠に入るのはクロスビー、ジムニー シエラ、ジムニー ノマド、ライズ、ノート オーテック クロスオーバーの5台。ほかの12台は3ナンバーです。

ただ、駐車場の制限で多いのは「全幅1,800mmまで」のほう。全幅1,800mm以下なら17台中14台が入ります。超えるのはカローラ クロスとLBX(どちらも1,825mm)、レネゲード(1,805mm)の3台だけ。5ナンバーにこだわるより、自宅や職場の駐車場の幅の上限を先に見たほうが、候補は広く残ります。

いま新車で注文できるコンパクトSUV一覧|17台の価格・サイズ・注文の状況(2026年10月時点)

一覧は17台です。順位をつけたのは14台で、ライズ・カローラ クロス・ノート オーテック クロスオーバーの3台は参考として載せています。生産終了や在庫のみの車は表に入れず、表の下にまとめました。並びは全長の短い順です。

ビルの前の石畳に止まる銀色のフロンクスを左斜め前から見た様子。黒い大きなグリルと丸みのあるフォグランプが見える
画像:スズキ 公式サイト

コンパクトSUV 17台の一覧(全長の短い順・2026年10月時点)

コンパクトSUV 17台の一覧(全長の短い順)の表を図にしたもの(1/19枚目)。列:車名・価格帯(税込)・全長×全幅×全高・最小回転半径・最安グレードのWLTC・4WD・最低地上高・定員・注文の状況、行:スズキ ジムニー シエラ
コンパクトSUV 17台の一覧(全長の短い順)の表を図にしたもの(2/19枚目)。列:車名・価格帯(税込)・全長×全幅×全高・最小回転半径・最安グレードのWLTC・4WD・最低地上高・定員・注文の状況、行:スズキ クロスビー
コンパクトSUV 17台の一覧(全長の短い順)の表を図にしたもの(3/19枚目)。列:車名・価格帯(税込)・全長×全幅×全高・最小回転半径・最安グレードのWLTC・4WD・最低地上高・定員・注文の状況、行:スズキ ジムニー ノマド
コンパクトSUV 17台の一覧(全長の短い順)の表を図にしたもの(4/19枚目)。列:車名・価格帯(税込)・全長×全幅×全高・最小回転半径・最安グレードのWLTC・4WD・最低地上高・定員・注文の状況、行:スズキ フロンクス
コンパクトSUV 17台の一覧(全長の短い順)の表を図にしたもの(5/19枚目)。列:車名・価格帯(税込)・全長×全幅×全高・最小回転半径・最安グレードのWLTC・4WD・最低地上高・定員・注文の状況、行:トヨタ ライズ(参考)
コンパクトSUV 17台の一覧(全長の短い順)の表を図にしたもの(6/19枚目)。列:車名・価格帯(税込)・全長×全幅×全高・最小回転半径・最安グレードのWLTC・4WD・最低地上高・定員・注文の状況、行:日産 ノート オーテック クロスオーバー(参考)
コンパクトSUV 17台の一覧(全長の短い順)の表を図にしたもの(7/19枚目)。列:車名・価格帯(税込)・全長×全幅×全高・最小回転半径・最安グレードのWLTC・4WD・最低地上高・定員・注文の状況、行:トヨタ ヤリス クロス
コンパクトSUV 17台の一覧(全長の短い順)の表を図にしたもの(8/19枚目)。列:車名・価格帯(税込)・全長×全幅×全高・最小回転半径・最安グレードのWLTC・4WD・最低地上高・定員・注文の状況、行:レクサス LBX
コンパクトSUV 17台の一覧(全長の短い順)の表を図にしたもの(9/19枚目)。列:車名・価格帯(税込)・全長×全幅×全高・最小回転半径・最安グレードのWLTC・4WD・最低地上高・定員・注文の状況、行:レクサス LBX
コンパクトSUV 17台の一覧(全長の短い順)の表を図にしたもの(10/19枚目)。列:車名・価格帯(税込)・全長×全幅×全高・最小回転半径・最安グレードのWLTC・4WD・最低地上高・定員・注文の状況、行:ジープ レネゲード
コンパクトSUV 17台の一覧(全長の短い順)の表を図にしたもの(11/19枚目)。列:車名・価格帯(税込)・全長×全幅×全高・最小回転半径・最安グレードのWLTC・4WD・最低地上高・定員・注文の状況、行:スズキ e ビターラ
コンパクトSUV 17台の一覧(全長の短い順)の表を図にしたもの(12/19枚目)。列:車名・価格帯(税込)・全長×全幅×全高・最小回転半径・最安グレードのWLTC・4WD・最低地上高・定員・注文の状況、行:ホンダ WR-V
コンパクトSUV 17台の一覧(全長の短い順)の表を図にしたもの(13/19枚目)。列:車名・価格帯(税込)・全長×全幅×全高・最小回転半径・最安グレードのWLTC・4WD・最低地上高・定員・注文の状況、行:ホンダ ヴェゼル
コンパクトSUV 17台の一覧(全長の短い順)の表を図にしたもの(14/19枚目)。列:車名・価格帯(税込)・全長×全幅×全高・最小回転半径・最安グレードのWLTC・4WD・最低地上高・定員・注文の状況、行:日産 キックス
コンパクトSUV 17台の一覧(全長の短い順)の表を図にしたもの(15/19枚目)。列:車名・価格帯(税込)・全長×全幅×全高・最小回転半径・最安グレードのWLTC・4WD・最低地上高・定員・注文の状況、行:マツダ CX-30
コンパクトSUV 17台の一覧(全長の短い順)の表を図にしたもの(16/19枚目)。列:車名・価格帯(税込)・全長×全幅×全高・最小回転半径・最安グレードのWLTC・4WD・最低地上高・定員・注文の状況、行:マツダ MX-30 Rotary-EV
コンパクトSUV 17台の一覧(全長の短い順)の表を図にしたもの(17/19枚目)。列:車名・価格帯(税込)・全長×全幅×全高・最小回転半径・最安グレードのWLTC・4WD・最低地上高・定員・注文の状況、行:トヨタ カローラ クロス(参考)
コンパクトSUV 17台の一覧(全長の短い順)の表を図にしたもの(18/19枚目)。列:車名・価格帯(税込)・全長×全幅×全高・最小回転半径・最安グレードのWLTC・4WD・最低地上高・定員・注文の状況、行:トヨタ カローラ クロス(参考)
コンパクトSUV 17台の一覧(全長の短い順)の表を図にしたもの(19/19枚目)。列:車名・価格帯(税込)・全長×全幅×全高・最小回転半径・最安グレードのWLTC・4WD・最低地上高・定員・注文の状況、行:スバル クロストレック

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車名価格帯(税込)全長×全幅×全高最小回転半径最安グレードのWLTC4WD・最低地上高定員注文の状況
スズキ ジムニー シエラ2,271,500〜2,385,900円3,550×1,645×1,730mm4.9m14.2km/L(JL 4AT)4WD・210mm4人注文できる
スズキ クロスビー2,157,100〜2,500,300円3,760×1,670×1,705mm4.7m22.8km/L(MX 2WD)4WDあり・180mm5人注文できる
スズキ ジムニー ノマド2,926,000円3,890×1,645×1,725mm5.7m13.6km/L(FC 4AT)4WD・210mm4人注文できる
スズキ フロンクス2,541,000〜2,739,000円3,995×1,765×1,550mm4.8m19.0km/L(2WD)4WDあり・170mm5人注文できる
トヨタ ライズ(参考)1,800,700〜2,442,000円3,995×1,695×1,620mm4.9m20.7km/L(X 2WD)4WDあり・185mm5人公式は「販売店にお問い合わせください」。新規注文の停止が報じられている(トヨタの発表は無い)
日産 ノート オーテック クロスオーバー(参考)2,891,900〜3,203,200円4,110×1,700×1,545mm5.2m公表なし4WDあり・165mm5人注文できる
トヨタ ヤリス クロス2,126,300〜3,355,000円4,180×1,765×1,590mm5.3m18.9km/L(X ガソリン 2WD)4WDあり・170mm5人注文できる(工場出荷の目処 4〜5ヵ月程度)
レクサス LBX4,450,000〜5,930,000円4,190×1,825×1,545mm5.2m28.0km/L(Elegant 2WD)4WDあり・170mm5人一部改良モデルを2026年11月3日発売(価格は改良後)。出荷の目処は販売店へ
ジープ レネゲード5,590,000〜5,753,000円4,255×1,805×1,695mm5.5m17.7km/L(Altitude e-Hybrid・ハイオク)4WDなし・公式値なし5人注文できる
スズキ e ビターラ3,993,000〜4,928,000円4,275×1,800×1,640mm5.2m電費124Wh/km(X 2WD・電気自動車)4WDあり・185mm5人注文できる
ホンダ WR-V2,149,400〜2,580,600円4,325×1,790×1,650mm5.2m16.4km/L(X)4WDなし・195mm5人注文できる(一部タイプ・カラーは選べない場合あり)
ホンダ ヴェゼル2,777,500〜3,885,200円4,340×1,790×1,580mm5.3m15.0km/L(G ガソリン 4WD)4WDあり・180mm5人注文できる(2026年10月23日発売の改良後)
日産 キックス2,999,700〜4,248,200円4,365×1,800×1,615mm5.3m25.7km/L(X シンプルパッケージ)4WDあり・170mm5人注文できる(工場出荷 1〜2ヶ月程度)
マツダ CX-302,640,000〜3,756,500円4,395×1,795×1,540mm5.3m16.2km/L(20C 2WD)4WDあり・175mm5人注文できる
マツダ MX-30 Rotary-EV4,433,000〜4,983,000円4,395×1,795×1,595mm5.3m15.4km/L(ハイブリッド走行)4WDなし・130mm5人注文できる(3〜4ヶ月程度)
トヨタ カローラ クロス(参考)2,981,000〜4,077,700円4,455×1,825×1,620mm5.2m26.4km/L(S HEV 2WD)4WDあり・160mm5人公式は「販売店にお問い合わせください」。受注停止の状態が報じられている(トヨタの発表は無い)
スバル クロストレック3,833,500〜4,053,500円4,480×1,800×1,575mm5.4m19.5km/L(Premium S:HEV)AWD・200mm5人注文できる(S:HEV 2〜3ヵ月程度)

価格はメーカー希望小売価格で、諸費用は含みません。スズキの価格と諸元はクロスビーの公式ページなど各車の公式サイト、トヨタの注文の状況は工場出荷時期の目処(2026年10月30日更新)の表示です。ヴェゼルはホンダが10月22日に発表した改良の後の価格。レネゲードはジープの価格表(2026年10月7日現在)の値で、最低地上高は諸元表に記載がありません。

生産終了・在庫のみで、メーカーへ注文できない車

次の5台は、メーカーへの新しい注文(生産)ができません(2026年10月時点)。ロッキー・レックス・CX-3 は販売店に在庫の新車があれば買えますが、色やグレードは選べないことがあります。

  • ダイハツ ロッキー:ダイハツが2026年8月下旬に現行モデルの生産を終了と告知しています。在庫や未使用車で探すならロッキーの評価へ
  • スバル レックス:公式の案内は販売店での在庫対応のみです。在庫で探すならレックスの評価へ
  • レクサス UX:販売を終えています
  • マツダ CX-3:国内向けの生産を終えています
  • トヨタ C-HR:日本では販売されていません

在庫の新車や未使用車は、残っている1台ごとの話です。比べる相手として並べるなら、この表の17台から選んだほうがずれません。

輸入のコンパクトSUVは?

表に入れた輸入車は、ジープ レネゲードの1台です。ほかの輸入ブランドの小さいSUVは、輸入車だけで条件をそろえて比べたほうが、価格の帯が近くて読みやすくなります。

軽自動車のSUVとの線引き

軽自動車のSUVは、この一覧に入れていません。大きさの決まりも税金も登録車と違うので、軽は軽どうしで比べるほうが判断を誤りにくいからです。新型や発売予定のSUVは新型SUVの発売予定の表で見られます。

コンパクトSUVのおすすめランキング|取り回し4・走る費用3・価格3で採点した14台

1位はクロスビー(総合4.4)、2位はe ビターラ(4.0)、3位はフロンクス(3.8)です。採点の軸は、最小回転半径・100kmの燃料代・いま注文した場合の価格の3つ。重みは4:3:3で、★の帯も同点の決まりも下に全部出しています。順位はこの計算だけで決まり、広告の有無とは関係ありません。

コンパクトSUV 14台の総合点(取り回し4・走る費用3・価格3の重みで5点満点):クロスビー4.4、e ビターラ4.0、フロンクス3.8、ジムニー シエラ3.8、WR-V・LBX・ヤリス クロス・キックスが3.7、CX-30 3.4、ヴェゼル・MX-30 3.1、クロストレック3.0、レネゲード2.4、ジムニー ノマド2.3。順位に入れない参考はライズ4.4、ノート オーテック クロスオーバー4.0、カローラ クロス3.7
出典:メーカー公式の諸元表・価格表、資源エネルギー庁 石油製品価格調査。点数は最安グレード・いま注文した場合の価格(補助金なし)で計算

筆者の検証(2026年10月)|全長4,500mm未満のSUV 17台を3軸(重み4:3:3)で採点した順位(メーカー公式の価格表と諸元表からの計算(CARVELの物差し v1.1 の軸4・軸2・軸1))
対象は、メーカーの日本の公式サイトに新車の価格があり、生産終了の表示が無い全長4,500mm未満のSUV 17台です。値はどれも各車の最安グレードで、価格はいま注文した場合の税込価格(国の補助金は入れない)。燃料単価は資源エネルギー庁の石油製品価格調査(10月26日調査)の補助なしの全国平均、電気は31円/kWhです。

結果は1位クロスビー4.4、2位e ビターラ4.0、3位フロンクス3.8、4位ジムニー シエラ3.8。5〜8位は3.7の同点が4台並びました。最安グレードの100kmの燃料・電気代は384〜1,565円で、5年5万kmに直すと差は590,500円です。いずれも2026年10月31日時点の公式値によります。

順位の物差しと重み

3つの軸を★1〜5にして、重みをかけて足します。★の帯はCARVELの全記事で共通の物差し(v1.1)と同じです。

順位の物差し:3軸の★の帯の表を図にしたもの(1/3枚目)。列:軸(重み)・使う数字(最安グレード)・★5・★4・★3・★2・★1、行:取り回し(0.4)
順位の物差し:3軸の★の帯の表を図にしたもの(2/3枚目)。列:軸(重み)・使う数字(最安グレード)・★5・★4・★3・★2・★1、行:走る費用(0.3)
順位の物差し:3軸の★の帯の表を図にしたもの(3/3枚目)。列:軸(重み)・使う数字(最安グレード)・★5・★4・★3・★2・★1、行:価格(0.3)

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軸(重み)使う数字(最安グレード)★5★4★3★2★1
取り回し(0.4)最小回転半径5.0m以下5.3m以下5.6m以下5.9m以下5.9m超
走る費用(0.3)100kmの燃料・電気代500円以下800円以下1,100円以下1,400円以下1,400円超
価格(0.3)いま注文した場合の税込価格(補助金なし)250万円以下350万円以下450万円以下600万円以下600万円超

総合=0.4×取り回し+0.3×走る費用+0.3×価格。同点のときは、最小回転半径の小さい順、次に税込価格の安い順で並べます。

取り回しをいちばん重くしたのは、コンパクトSUVを探す理由の中心が「狭い道と駐車」だからです。燃料代の単価は資源エネルギー庁の石油製品価格調査(10月26日調査・10月28日公表)の補助なしの全国平均、レギュラー212.9円・ハイオク223.8円/L。

重みを変えたら、順位も変わるんじゃない?

1:1:1にすると3〜8位の6台が同点になり、同点の決まり(回転半径→価格)で今と同じ並び。1位と2位は点の差(4.33と4.0)のまま残ります。

14台の順位表

コンパクトSUV 14台の順位(2026年10月時点)

コンパクトSUV 14台の順位の表を図にしたもの(1/14枚目)。列:順位・車名・総合・取り回し・走る費用(100km)・価格(いま注文した場合)、行:1
コンパクトSUV 14台の順位の表を図にしたもの(2/14枚目)。列:順位・車名・総合・取り回し・走る費用(100km)・価格(いま注文した場合)、行:2
コンパクトSUV 14台の順位の表を図にしたもの(3/14枚目)。列:順位・車名・総合・取り回し・走る費用(100km)・価格(いま注文した場合)、行:3
コンパクトSUV 14台の順位の表を図にしたもの(4/14枚目)。列:順位・車名・総合・取り回し・走る費用(100km)・価格(いま注文した場合)、行:4
コンパクトSUV 14台の順位の表を図にしたもの(5/14枚目)。列:順位・車名・総合・取り回し・走る費用(100km)・価格(いま注文した場合)、行:5
コンパクトSUV 14台の順位の表を図にしたもの(6/14枚目)。列:順位・車名・総合・取り回し・走る費用(100km)・価格(いま注文した場合)、行:6
コンパクトSUV 14台の順位の表を図にしたもの(7/14枚目)。列:順位・車名・総合・取り回し・走る費用(100km)・価格(いま注文した場合)、行:7
コンパクトSUV 14台の順位の表を図にしたもの(8/14枚目)。列:順位・車名・総合・取り回し・走る費用(100km)・価格(いま注文した場合)、行:8
コンパクトSUV 14台の順位の表を図にしたもの(9/14枚目)。列:順位・車名・総合・取り回し・走る費用(100km)・価格(いま注文した場合)、行:9
コンパクトSUV 14台の順位の表を図にしたもの(10/14枚目)。列:順位・車名・総合・取り回し・走る費用(100km)・価格(いま注文した場合)、行:10
コンパクトSUV 14台の順位の表を図にしたもの(11/14枚目)。列:順位・車名・総合・取り回し・走る費用(100km)・価格(いま注文した場合)、行:11
コンパクトSUV 14台の順位の表を図にしたもの(12/14枚目)。列:順位・車名・総合・取り回し・走る費用(100km)・価格(いま注文した場合)、行:12
コンパクトSUV 14台の順位の表を図にしたもの(13/14枚目)。列:順位・車名・総合・取り回し・走る費用(100km)・価格(いま注文した場合)、行:13
コンパクトSUV 14台の順位の表を図にしたもの(14/14枚目)。列:順位・車名・総合・取り回し・走る費用(100km)・価格(いま注文した場合)、行:14

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順位車名総合取り回し走る費用(100km)価格(いま注文した場合)
1スズキ クロスビー4.4★5(4.7m)★3(934円)★5(2,157,100円)
2スズキ e ビターラ4.0★4(5.2m)★5(384円)★3(3,993,000円)
3スズキ フロンクス3.8★5(4.8m)★2(1,121円)★4(2,541,000円)
4スズキ ジムニー シエラ3.8★5(4.9m)★1(1,499円)★5(2,271,500円)
5ホンダ WR-V3.7★4(5.2m)★2(1,298円)★5(2,149,400円)
6レクサス LBX3.7★4(5.2m)★4(760円)★3(4,450,000円)
7トヨタ ヤリス クロス3.7★4(5.3m)★2(1,126円)★5(2,126,300円)
8日産 キックス3.7★4(5.3m)★3(828円)★4(2,999,700円)
9マツダ CX-303.4★4(5.3m)★2(1,314円)★4(2,640,000円)
10ホンダ ヴェゼル3.1★4(5.3m)★1(1,419円)★4(2,777,500円)
11マツダ MX-30 Rotary-EV3.1★4(5.3m)★2(1,382円)★3(4,433,000円)
12スバル クロストレック3.0★3(5.4m)★3(1,092円)★3(3,833,500円)
13ジープ レネゲード2.4★3(5.5m)★2(1,264円)★2(5,590,000円)
14スズキ ジムニー ノマド2.3★2(5.7m)★1(1,565円)★4(2,926,000円)

価格の列は、いま注文した場合の税込価格で、e ビターラとMX-30の国の補助金は入れていません。MX-30はマツダの工場出荷時期目処が3〜4ヶ月程度(2026年10月2日時点)で、10月末に注文すると登録は2027年2〜3月ごろ。補助の対象になる2月1日までの登録には、間に合わない可能性が高いといえます。e ビターラは、スズキが工場出荷の目処を公表していません(2026年10月時点)。

3.7の4台は、点数では差がつかない同点です。並びは同点の決まり(回転半径→価格)によるもので、5位と8位に実力の差があるという意味ではありません。この4台で迷うなら、次の「条件別」の章で自分の条件に合う1台を探したほうが早い。

補助金が入る場合も見ておきます。次世代自動車振興センターの銘柄ごとの補助額(令和8年10月30日現在)で、e ビターラは在庫の車などで12月28日(月)までに登録できれば127万円。価格が★4に上がり、総合は4.3になります。2027年1月1日〜2月1日の登録の76.2万円でも★4で4.3。補助金が0円でも127万円でも、2位は動きません。

高速道路を走る銀色のe ビターラを正面から見た様子。細いヘッドライトと黒いバンパーが見える
画像:スズキ 公式サイト

順位の対象外にした3台

対象外の条件は2つ。3軸の数字がそろわない車と、新規注文の停止が報じられ、公式の工場出荷の目処が「販売店にお問い合わせください」になっている車です。

ノート オーテック クロスオーバーは、WLTCの燃費が公表されていないので走る費用を採点できません。採点できた2軸だけだと4.0です。

ライズは、販売店の話として新規注文の停止が報じられています(carview!、2026年10月17日)。トヨタからの発表は無く、工場出荷時期の目処のページは「販売店にお問い合わせください」の表示です(2026年10月時点)。参考の点数は4.4で、注文が通常に戻れば、回転半径4.9mの差でクロスビーの次に入ります。

カローラ クロスも同じ扱いです。「全モデルで注文が多くなり、受注停止の状態」という販売店の話が報じられ(くるまのニュース、2026年10月1日)、公式の表示も「販売店にお問い合わせください」。参考の点数は3.7で、順位に入れるならWR-Vの次の6位です。注文の前に、販売店で受け付けているかを聞いてください。

重みを等しくしても並びは同じ。乗り心地とデザインは物差しの外

重みを1:1:1にすると、点は同点になるだけで並びは変わりません。ただし同点の並びは回転半径で決めているので、小回りを重く見る物差しではある。

乗り心地やデザインは、この物差しに入れていません。公式の数字で比べられないからです。「乗り心地のランキング」「かっこいいランキング」を数字で作ると、誰かの好みが混ざってしまう。試乗では、乗り心地より先に、自宅の駐車場と同じ向きで車庫入れを1回させてもらうと、4.7mと5.3mの差がはっきり出る。

コンパクトSUVの燃料代は5年でいくら違う? 最良グレード同士で36.9万円

各車のいちばん燃費の良いグレードどうしで比べると、ガソリン・HEVで最も安いヤリス クロス HEVは5年5万kmで345,500円、最も高いジムニー ノマドは714,500円。差は369,000円です。電気自動車のe ビターラは192,000円まで下がります。

コンパクトSUV 16台の5年・5万kmの燃料・電気代(各車のWLTC最良グレード・補助なしの単価):e ビターラ192,000円、ヤリス クロス345,500円、ライズ(参考)・LBX380,000円、カローラ クロス(参考)403,000円、ジムニー ノマド714,500円(最高)
出典:メーカー公式の諸元表(WLTC燃費・電費)、資源エネルギー庁 石油製品価格調査(10月26日調査)、家電公取協(電気31円/kWh)

筆者の検証(2026年10月)|いちばん燃費の良いグレードで比べた、100kmと5年5万kmの燃料・電気代(メーカー公式の諸元表(WLTC)と資源エネルギー庁の燃料単価からの計算)
WLTCが公表されないノート オーテック クロスオーバーを除く16台を、各車のWLTC最良グレードで比べています。式は100km=100÷WLTC×燃料単価、電気自動車は電費124Wh/km×31円/kWhです。5年5万kmは100kmの500倍。

100kmあたりはe ビターラ384円、ヤリス クロス HEV 691円、LBX 760円、カローラ クロス806円、ヴェゼル e:HEV 819円、キックス828円、クロスビー934円。いちばん上はジムニー ノマド(5MT)の1,429円です。燃料単価は2026年10月時点の補助なしの全国平均で、走り方や気温で実際の燃費は変わります。

最安グレードと最良グレードで、燃料代が大きく変わる車

ランキングは最安グレードで測るので、ハイブリッドを選べる車は損な数字が出ます。

最安グレードと最良グレードの燃料代の表を図にしたもの(1/3枚目)。列:車名・最安グレード・100km・最良グレード・100km・5年5万km(最良)、行:ホンダ ヴェゼル
最安グレードと最良グレードの燃料代の表を図にしたもの(2/3枚目)。列:車名・最安グレード・100km・最良グレード・100km・5年5万km(最良)、行:トヨタ ヤリス クロス
最安グレードと最良グレードの燃料代の表を図にしたもの(3/3枚目)。列:車名・最安グレード・100km・最良グレード・100km・5年5万km(最良)、行:トヨタ ライズ(参考)

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車名最安グレード100km最良グレード100km5年5万km(最良)
ホンダ ヴェゼルG(ガソリン 4WD)15.0km/L1,419円e:HEV X(FF)26.0km/L819円409,500円
トヨタ ヤリス クロスX(ガソリン 2WD)18.9km/L1,126円X(HEV 2WD)30.8km/L691円345,500円
トヨタ ライズ(参考)X(ガソリン 2WD)20.7km/L1,029円G・Z(HEV 2WD)28.0km/L760円380,000円

ヴェゼルは5年5万kmで709,500円から409,500円へ、30万円下がります。ただしHEVのグレードは価格も上がる。燃料代の差と車両価格の差を、同じ見積もりの上で並べて決めるのが確実です。

海沿いの砂利道を走る青灰色のヤリス クロス HEVを真後ろから見た様子
画像:トヨタ 公式サイト

燃料単価の前提|補助なしの212.9円で計算

燃料代の単価は、資源エネルギー庁の10月26日調査の補助なしの全国平均(レギュラー212.9円/L・ハイオク223.8円/L)。国の補助が入った店頭のレギュラーは170.1円/Lで、この単価なら燃料代は約2割安くなります。

単価が変わっても、燃料代は単価に比例して動くだけ。車どうしの並びは同じです。電気は、全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円/kWh(2022年7月改定)。自宅で充電する前提の数字になります。

e ビターラの補助金は登録日で額が変わる

e ビターラの国の補助金は、2026年12月31日までの登録なら127万円、2027年1月1日〜2月1日の登録なら76.2万円です。2027年2月2日以降の登録は、今の制度では対象外になります(次の制度は未発表)。補助金は予算の範囲での先着です。制度の区切りは12月31日ですが、運輸支局は12月29日〜1月3日が閉庁なので、年内に登録できる最後の日は12月28日(月)になります。申請の受付も12月上旬〜下旬に終わる見込みです(次世代自動車振興センター・2026年10月9日公表)。スズキは e ビターラの工場出荷の目処を公表していないので、いま注文して12月28日や2月1日までに登録できるかは、販売店で在庫と納期を確かめるまで分かりません。

MX-30 Rotary-EVも同じ仕組みで、2026年12月31日までの登録なら84万円、2027年1月1日〜2月1日の登録なら50.4万円。ただ工場出荷の目処は3〜4ヶ月程度(マツダ・2026年10月2日時点)なので、10月末に注文して目処どおりに出荷されると、登録は2027年2〜3月ごろになります。84万円の区分には間に合わず、2月2日以降の登録なら年明けの50.4万円も対象外で、補助金は0円です。84万円や50.4万円が入るのは、在庫の車や早く出荷される車で、12月28日(年内の額)か2月1日(年明けの額)までに登録できる場合に限られます。どちらの車も、契約日ではなく登録日で額が決まる。納期と登録日を販売店で先に確かめておかないと、見積もりの額がずれます。

一番人気のコンパクトSUVは? 登録台数で見るとライズ

自販連の2026年4〜9月の登録台数で、SUVだけの台数で比べられる中の最多はライズの59,293台、次がヴェゼルの32,204台です。ヤリスとカローラの台数は大きく見えますが、SUV以外も合算した数字なので、そのまま比べられません。

海沿いの橋のカーブを走る白いライズを左斜め前から見た様子。台形のグリルとコンパクトな車体が分かる
画像:トヨタ 公式サイト

筆者の検証(2026年10月)|2026年4〜9月の登録台数を、SUV単独で比べられる行と合算の行に分けた読み直し(日本自動車販売協会連合会 乗用車ブランド通称名別順位(2026年4月〜9月))
自販連の乗用車ブランド通称名別順位(2026年4〜9月・10月5日掲載)のうち、この記事の車に当たる行は次のとおりです。

SUV単独の台数として読めるのは、ライズ59,293台(4位)、ヴェゼル32,204台(14位)、クロスビー12,655台(29位)、キックス11,231台(31位)、ロッキー10,446台(32位)、LBX 8,557台(39位)、フロンクス6,343台(42位)、CX-30 5,568台(44位)、WR-V 5,257台(45位)。クロストレック、MX-30、e ビターラは50位までに入っていません。対象は2026年4〜9月の登録車の台数だけで、軽自動車は別の統計です。

ヤリス・カローラ・ジムニーの台数は合算

通称名の「ヤリス」74,143台はハッチバックとヤリス クロスの合計です。「カローラ」61,840台は、自販連の注記どおりカローラシリーズ全車と教習車を含みます。「ジムニー」29,606台は登録車のシエラとノマドの合計。

どれもSUVだけの台数ではありません。実は、この表から「ヤリス クロスが1位」と読むのは無理がある。

人気の台数と、自分に合うかは別

台数が多いことは、注文できることとも、自分の条件に合うこととも別の話。

ライズの台数は、新規注文が止まったと報じられている2026年3月前後までの契約分が登録されたものです(carview!、2026年10月17日)。いま注文しようとすると、販売店で受け付けているかの確認から始まります。人気の順は参考にとどめて、条件で選ぶほうが外しにくい。私はそう考えています。

条件別のおすすめコンパクトSUV|小回り・走る費用・予算・雪道・荷室

総合の順位とは別に、条件ごとに1〜4台を挙げます。小回りならクロスビー・フロンクス・シエラ、走る費用ならe ビターラ、予算250万円以下ならヤリス クロス・WR-V・クロスビー・シエラ、雪道ならシエラ・ノマド、荷室ならキックスです。数字はすべて2026年10月時点の公式値。

狭い道や駐車が不安なら、回転半径4.7〜4.9mの3台

クロスビー4.7m、フロンクス4.8m、ジムニー シエラ4.9m。17台の中央値は5.2mなので、0.3〜0.5m小さく回れます。

数字の差は小さく見えますが、Uターンや車庫入れの切り返しの回数に出る部分です。小回りを最優先にするなら、まずこの3台から見てください。クロスビーなら値引きの相場と乗り出し価格、フロンクスなら乗り出し価格を先に見ておくと、予算の当たりがつきます。

燃料代を抑えたいなら、e ビターラかハイブリッド

最安グレードで100kmの走る費用が一番安いのは、電気自動車のe ビターラで384円(自宅充電の目安単価で)。一充電の走行距離は433km(X 2WD)です。

ハイブリッドなら、ヤリス クロス HEVが691円、LBXが760円、カローラ クロスが806円。家で充電できないなら、HEVのほうが使い方を選びません。総額はe ビターラの乗り出し価格とヤリス クロスの乗り出し価格へ。

予算250万円以下なら、ヤリス クロス・WR-V・クロスビー・シエラ

最安グレードの税込価格で、ヤリス クロス2,126,300円、WR-V 2,149,400円、クロスビー2,157,100円、ジムニー シエラ2,271,500円。この4台が250万円以下です。

街なかの石畳に止まる紺色のWR-Vを真横から見た様子。ルーフが後ろまで長く伸び、床下の銀色のラインが見える
画像:ホンダ 公式サイト

ただしヤリス クロスの最安はガソリン車で、工場出荷の目処は4〜5ヵ月程度。WR-Vは4WDの設定がありません。価格の次に何を譲れないかで、4WDが要るならシエラかクロスビー、HEVまで足を延ばすならヤリス クロス。WR-Vの総額はWR-Vの乗り出し価格、交渉の材料はWR-Vの値引きへ。

雪道やキャンプなら、4WDと最低地上高で選ぶ

ジムニー シエラとジムニー ノマドは4WDで最低地上高210mm。クロストレックはAWDで200mmです。

雪の林道を走る青いジムニー シエラを右斜め後ろから見た様子。背負ったスペアタイヤと四角い車体が分かる
画像:スズキ 公式サイト

WR-Vは最低地上高195mmと高めですが、4WDの設定はありません。雪の坂道を毎日走るなら、地上高より先に4WDがあるかを見てください。交渉の材料はジムニー シエラの値引き、総額はクロストレックの乗り出し価格へ。

荷物や家族が多いなら、荷室の公式値と定員を見る

公式の荷室容量があるのは7台です。カローラ クロス487L(2WD・VDA法)、キックス476L(2WD・参考値)、WR-V 458L(5名乗車時・床下を除く)、CX-30 430L(サブトランク含む)、ライズ303L(デッキボード上段時)、クロストレック279L、フロンクス210L(ボードを外すと290L)。

いちばん大きいカローラ クロスは受注停止が報じられているので、いま注文しやすい中ではキックスとWR-Vが上に来ます。測り方が車ごとに違うので、10L単位の差は気にしなくていい。むしろ見落としやすいのは定員で、ジムニー シエラとノマドは4人乗りです。荷室の広いキックスを候補にするなら、総額はキックスの乗り出し価格へ。

カローラ クロスの荷室に、後席を倒してマットとランタンを並べた様子。床が平らにつながって広く使える
画像:トヨタ 公式サイト

本音のコーナー|推したい2台、惜しい2台、やめておく条件

推しはクロスビーとe ビターラ、惜しいのはヴェゼルとジムニー ノマドです。やめておく条件は、乗る人数・雪道・補助金の登録日の3つ。どれも公式の数字から言えることだけを書いています。

推しポイント

クロスビーは、最安グレードのまま最小回転半径4.7mとWLTC 22.8km/Lを両立しています。17台でいちばん小さく回れる車が、燃費も悪くない。しかも2,157,100円から。4.7mで回れて22.8km/L、しかも215万円台。この3つが同時にそろうのは、17台でクロスビーだけです。

e ビターラは、100kmの電気代384円が別格です。HEVで最も安いヤリス クロス HEV(最良グレード)でも691円なので、ほぼ半分。自宅で充電できる人なら、5年5万kmの走る費用は192,000円で済みます。

惜しいポイント

ヴェゼルは、最安グレードがガソリンの4WDなので、走る費用が★1になります。e:HEVなら26.0km/Lまで伸びるのに……。正直、ここは惜しい。入口のグレードで比べると、損な位置に出てしまう車です。

ジムニー ノマドは、コンパクトなのに最小回転半径5.7m。17台でいちばん大きい値です。全長3,890mmの短さから想像する小回りとは違う。ここは割り切りが要ります。

なんで最安グレードで比べるの? 不公平じゃない?

最初に見積もるのが入口のグレードだから。HEVの差は燃料代の章で出しています。

やめておく条件

正直なところ:この条件なら、やめておきましょう
・4人以上の家族で毎日乗るなら、ジムニー シエラとジムニー ノマドはやめておきましょう。どちらも定員4人で、1人増えた日に乗れません
・雪の坂道を毎日走るなら、WR-V・MX-30 Rotary-EV・レネゲードは外してください。3台とも4WDの設定がありません
・補助金ありきでe ビターラやMX-30を選ぶのは、やめておきましょう。MX-30は工場出荷の目処(3〜4ヶ月程度)どおりだと登録が2027年2月2日以降になる見込みで、補助金は0円。e ビターラも登録が12月28日を過ぎれば127万円が76.2万円に下がり、2月2日以降の登録なら今の制度の対象外です

当てはまる条件が1つでもあるなら、総合の点より、その条件を先に満たす車から選んでください。

買う前に|4つの額と、注文の前に販売店で確かめること

上位3台を「払う・戻る・走る・売る」の4つの額で並べると、売る額を0円とした実質額はクロスビー2,624,100円、フロンクス3,101,500円、e ビターラ4,185,000円(いま注文した場合・補助金0円)です。e ビターラは、在庫の車などで12月28日までに登録でき127万円が入れば2,915,000円まで下がります。売る額だけは、いまの車の見積もりを取るまで埋まりません。

上位3台の4つの額(最安グレード・5年5万km・2026年10月時点)

上位3台の4つの額(最安グレード・5年5万km)の表を図にしたもの(1/3枚目)。列:額・クロスビー(MX 2WD)・e ビターラ(X 2WD)・フロンクス(2WD)、行:払う額(税込価格)
上位3台の4つの額(最安グレード・5年5万km)の表を図にしたもの(2/3枚目)。列:額・クロスビー(MX 2WD)・e ビターラ(X 2WD)・フロンクス(2WD)、行:戻る額(国の補助金)
上位3台の4つの額(最安グレード・5年5万km)の表を図にしたもの(3/3枚目)。列:額・クロスビー(MX 2WD)・e ビターラ(X 2WD)・フロンクス(2WD)、行:走る額(5年5万km)・売る額(いまの車)

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額クロスビー(MX 2WD)e ビターラ(X 2WD)フロンクス(2WD)
払う額(税込価格)2,157,100円3,993,000円2,541,000円
戻る額(国の補助金)0円0円(いま注文した場合。12月28日までの登録なら1,270,000円、2027年1月1日〜2月1日の登録なら762,000円)0円
走る額(5年5万km)467,000円192,000円560,500円
売る額(いまの車)見積もりで決まる見積もりで決まる見積もりで決まる

実質いくら=払う額−戻る額+走る額−売る額。

持ち帰り:売る額を0円としたときの実質額(5年5万km)
・クロスビー:2,157,100円+467,000円=2,624,100円
・e ビターラ(いま注文した場合・補助金0円):3,993,000円+192,000円=4,185,000円
・e ビターラ(在庫の車などで12月28日までに登録できた場合):3,993,000円−1,270,000円+192,000円=2,915,000円
・e ビターラ(2027年1月1日〜2月1日に登録できた場合):3,993,000円−762,000円+192,000円=3,423,000円
・フロンクス:2,541,000円+560,500円=3,101,500円

この4行から、いまの車の売値を引いた額が、5年で実際に出ていくお金の目安です。

売る額だけは人ごとに違う。見積もりで決まる数字です。

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注文の前に販売店で確かめる3つのこと

  • 受注しているか:ライズとカローラ クロスは、公式の表示が「販売店にお問い合わせください」です
  • 工場出荷の目処:ヤリス クロスは4〜5ヵ月程度、MX-30は3〜4ヶ月程度と長め。e ビターラはスズキが公表していません
  • 登録日:e ビターラとMX-30の補助金は、12月28日(年内に登録できる最後の日)までの登録か、2027年1月1日〜2月1日の登録かで額が変わり、2月2日以降の登録は0円。MX-30は目処どおりだと2月2日以降の登録になる見込みです

この3つで、見積書の数字が変わる。下取りの額が見積書に入るなら、その前に買取の概算を手元に置いておくと、下取りの額が高いか安いかを比べられます。下取りと買取の違いは下取りと買取の違い、MOTAの流れはMOTA車買取の仕組みへ。

見積書の下取り額と並べるための、いまの車の売値の目安です。

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ほかの大きさ・種類のSUVを見たい人へ

全長4.5mを超えるミドルサイズ、輸入車だけの比較、軽のSUV、燃費だけの比較は、それぞれ条件をそろえて別に比べたほうが読みやすくなります。新型や改良の予定は新型SUVの発売予定の表へ。

コンパクトSUVのよくある質問

コンパクトSUVで一番人気なのは?

SUVだけの台数で比べられる中では、ライズの59,293台が最多です。自販連の2026年4〜9月の登録台数で、ヤリスとカローラの台数はハッチバックなどとの合算なので外しています。

どこまでがコンパクトSUV?

決まった定義は無く、この記事は全長4,500mm未満で区切っています。5ナンバーは別の決まりで、全長4.70m・全幅1.70m・全高2.00m以下です。

一番安いコンパクトSUVは?

順位をつけた14台では、ヤリス クロスのガソリン車2,126,300円が入口の価格です。ライズは1,800,700円からですが、注文できるかは販売店に聞く必要があります(2026年10月時点)。

燃費がいいコンパクトSUVは?

WLTCの数字ならヤリス クロス HEVの30.8km/Lがいちばん上。100kmの走る費用まで含めると、電気自動車のe ビターラが384円で、HEVより安く収まります。

5ナンバーのコンパクトSUVは?

17台中5台で、クロスビー・ジムニー シエラ・ジムニー ノマド・ライズ・ノート オーテック クロスオーバーです。全幅1,800mm以下まで広げると14台が入ります。

トヨタで1番小さいSUVは?

全長ではライズの3,995mm。いま注文できるトヨタ車に絞ると、ヤリス クロスの4,180mmになります。

まとめ|小回りと価格ならクロスビー、走る費用ならe ビターラ

  • 1位クロスビー(総合4.4)、2位e ビターラ(4.0)、3位フロンクス(3.8)。重みは取り回し4・走る費用3・価格3
  • 燃料代は最良グレード同士でも、5年5万kmでヤリス クロス HEV 345,500円とジムニー ノマド714,500円の369,000円差
  • 順位の価格は、いま注文した場合の税込価格(補助金なし)。e ビターラの補助金は登録日で127万円→76.2万円→0円と変わる

私の判定はこうです。小回りと値段で迷ったらクロスビー、家で充電できるならe ビターラ。補助金が0円でも、e ビターラの2位は動きません。3.7で並んだ4台は、条件別の章で自分の条件に合う1台を選べば足りると思う。

次の一歩
今日やることは1つ。ランキングから候補を2台に絞り、それぞれの「乗り出し価格」の記事で最安グレードの総額を開く。その額に、この記事の「走る額(5年5万km)」を足した数字を、2台分スマホのメモに並べて書いておく。

メモの2台の総額から、いまの車の売値を引けば、実際に出ていく額がそろいます。

\ 売却前に、愛車の査定額を確認 /

査定条件をそろえて、売却の目安を確認

出典:スズキ・トヨタ・レクサス・ホンダ・日産・マツダ・スバル・ジープの公式の価格表と主要諸元表、資源エネルギー庁 石油製品価格調査(10月26日調査)、次世代自動車振興センター(令和8年10月30日現在)、日本自動車販売協会連合会
時点:2026年10月31日

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