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コンパクトSUVとは、全長がおおむね4.5m未満で、街なかの道や駐車場でも扱いやすい大きさのSUVのことです。
取り回しと値段で選ぶならクロスビー、走る費用まで入れるならe ビターラ。この2台が、同じ物差しで採点したときの1位と2位です。順位の価格はいま注文した場合の額で、国の補助金は入れていません。e ビターラの補助金127万円は、在庫の車などで12月28日までに登録できる場合に限った額です。
比べるのは、2026年10月時点でメーカー公式に新車の価格が出ていて、生産終了の表示が無い全長4,500mm未満のSUV 17台。順位はそのうち14台につけました。
この記事のポイント
- 1位クロスビー・2位e ビターラ
- 重み4:3:3と★の帯を全部公開
- 燃料代は5年5万kmの円で比較
- 注文の状況を1台ずつ表示
30秒でわかる 条件別の1台(2026年10月時点)





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| 何を優先するか | この1台 | 決め手の数字 | 詳しい記事 |
|---|---|---|---|
| 小回り | スズキ クロスビー | 最小回転半径 4.7m(17台で最小) | クロスビーの評価 |
| 走る費用 | スズキ e ビターラ | 100kmの電気代 384円(HEVならヤリス クロスの691円) | e ビターラの評価 |
| 予算 | トヨタ ヤリス クロス | 2,126,300円から(ガソリン車) | ヤリス クロスの評価 |
| 雪道・悪路 | スズキ ジムニー シエラ | 4WD・最低地上高 210mm | ジムニー シエラの評価 |
| 荷室 | 日産 キックス | 476L(2WD・公式の参考値) | キックスの評価 |
| いまの車の売値 | 見積もりで決まる | 最大20社が入札 | MOTA車買取 |
価格・寸法・燃費は、2026年10月31日にメーカー公式で確認した値です(税込のメーカー希望小売価格)。
公開日:2026年10月31日 / 最終更新日:2026年10月31日
コンパクトSUVとは? 法律の決まりは無いので「全長4.5m未満」で線を引く
コンパクトSUVに法律上の決まりはありません。ここでは、全長4,500mm未満のSUVをコンパクトSUVとして扱います。よく混ざる「5ナンバー」は別の話で、全長4.70m・全幅1.70m・全高2.00m以下と法令で決まった区分です。

4.5m未満にした理由は、取り回しの数字がそろうから
全長4,500mm未満で切ると、17台の最小回転半径は4.7〜5.7mに収まります。中央値は5.2m。
ホンダ ZR-Vは全長4,570mmで、この線のすぐ外です。4.5mを超えるSUVは、ひと回り大きいミドルサイズとして別に比べたほうが、数字の差が読みやすくなります。
線を引く場所が決まっていないからこそ、何mで切ったかを先に書くのがフェアだと思う。「コンパクト」という言葉だけで並べると、4.4mの車と4.6mの車が同じ表に入ってしまう。駐車場の枠を気にして探している人には、そこがいちばん困るところですよね。
5ナンバーに入るのは17台中5台
小型自動車(5ナンバー)の大きさは、道路運送車両法施行規則の別表第一で、長さ4.70メートル以下・幅1.70メートル以下・高さ2.00メートル以下(ガソリン車は総排気量2.00リットル以下)と決まっています。
17台のうち、この枠に入るのはクロスビー、ジムニー シエラ、ジムニー ノマド、ライズ、ノート オーテック クロスオーバーの5台。ほかの12台は3ナンバーです。
ただ、駐車場の制限で多いのは「全幅1,800mmまで」のほう。全幅1,800mm以下なら17台中14台が入ります。超えるのはカローラ クロスとLBX(どちらも1,825mm)、レネゲード(1,805mm)の3台だけ。5ナンバーにこだわるより、自宅や職場の駐車場の幅の上限を先に見たほうが、候補は広く残ります。
いま新車で注文できるコンパクトSUV一覧|17台の価格・サイズ・注文の状況(2026年10月時点)
一覧は17台です。順位をつけたのは14台で、ライズ・カローラ クロス・ノート オーテック クロスオーバーの3台は参考として載せています。生産終了や在庫のみの車は表に入れず、表の下にまとめました。並びは全長の短い順です。

コンパクトSUV 17台の一覧(全長の短い順・2026年10月時点)



















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| 車名 | 価格帯(税込) | 全長×全幅×全高 | 最小回転半径 | 最安グレードのWLTC | 4WD・最低地上高 | 定員 | 注文の状況 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| スズキ ジムニー シエラ | 2,271,500〜2,385,900円 | 3,550×1,645×1,730mm | 4.9m | 14.2km/L(JL 4AT) | 4WD・210mm | 4人 | 注文できる |
| スズキ クロスビー | 2,157,100〜2,500,300円 | 3,760×1,670×1,705mm | 4.7m | 22.8km/L(MX 2WD) | 4WDあり・180mm | 5人 | 注文できる |
| スズキ ジムニー ノマド | 2,926,000円 | 3,890×1,645×1,725mm | 5.7m | 13.6km/L(FC 4AT) | 4WD・210mm | 4人 | 注文できる |
| スズキ フロンクス | 2,541,000〜2,739,000円 | 3,995×1,765×1,550mm | 4.8m | 19.0km/L(2WD) | 4WDあり・170mm | 5人 | 注文できる |
| トヨタ ライズ(参考) | 1,800,700〜2,442,000円 | 3,995×1,695×1,620mm | 4.9m | 20.7km/L(X 2WD) | 4WDあり・185mm | 5人 | 公式は「販売店にお問い合わせください」。新規注文の停止が報じられている(トヨタの発表は無い) |
| 日産 ノート オーテック クロスオーバー(参考) | 2,891,900〜3,203,200円 | 4,110×1,700×1,545mm | 5.2m | 公表なし | 4WDあり・165mm | 5人 | 注文できる |
| トヨタ ヤリス クロス | 2,126,300〜3,355,000円 | 4,180×1,765×1,590mm | 5.3m | 18.9km/L(X ガソリン 2WD) | 4WDあり・170mm | 5人 | 注文できる(工場出荷の目処 4〜5ヵ月程度) |
| レクサス LBX | 4,450,000〜5,930,000円 | 4,190×1,825×1,545mm | 5.2m | 28.0km/L(Elegant 2WD) | 4WDあり・170mm | 5人 | 一部改良モデルを2026年11月3日発売(価格は改良後)。出荷の目処は販売店へ |
| ジープ レネゲード | 5,590,000〜5,753,000円 | 4,255×1,805×1,695mm | 5.5m | 17.7km/L(Altitude e-Hybrid・ハイオク) | 4WDなし・公式値なし | 5人 | 注文できる |
| スズキ e ビターラ | 3,993,000〜4,928,000円 | 4,275×1,800×1,640mm | 5.2m | 電費124Wh/km(X 2WD・電気自動車) | 4WDあり・185mm | 5人 | 注文できる |
| ホンダ WR-V | 2,149,400〜2,580,600円 | 4,325×1,790×1,650mm | 5.2m | 16.4km/L(X) | 4WDなし・195mm | 5人 | 注文できる(一部タイプ・カラーは選べない場合あり) |
| ホンダ ヴェゼル | 2,777,500〜3,885,200円 | 4,340×1,790×1,580mm | 5.3m | 15.0km/L(G ガソリン 4WD) | 4WDあり・180mm | 5人 | 注文できる(2026年10月23日発売の改良後) |
| 日産 キックス | 2,999,700〜4,248,200円 | 4,365×1,800×1,615mm | 5.3m | 25.7km/L(X シンプルパッケージ) | 4WDあり・170mm | 5人 | 注文できる(工場出荷 1〜2ヶ月程度) |
| マツダ CX-30 | 2,640,000〜3,756,500円 | 4,395×1,795×1,540mm | 5.3m | 16.2km/L(20C 2WD) | 4WDあり・175mm | 5人 | 注文できる |
| マツダ MX-30 Rotary-EV | 4,433,000〜4,983,000円 | 4,395×1,795×1,595mm | 5.3m | 15.4km/L(ハイブリッド走行) | 4WDなし・130mm | 5人 | 注文できる(3〜4ヶ月程度) |
| トヨタ カローラ クロス(参考) | 2,981,000〜4,077,700円 | 4,455×1,825×1,620mm | 5.2m | 26.4km/L(S HEV 2WD) | 4WDあり・160mm | 5人 | 公式は「販売店にお問い合わせください」。受注停止の状態が報じられている(トヨタの発表は無い) |
| スバル クロストレック | 3,833,500〜4,053,500円 | 4,480×1,800×1,575mm | 5.4m | 19.5km/L(Premium S:HEV) | AWD・200mm | 5人 | 注文できる(S:HEV 2〜3ヵ月程度) |
価格はメーカー希望小売価格で、諸費用は含みません。スズキの価格と諸元はクロスビーの公式ページなど各車の公式サイト、トヨタの注文の状況は工場出荷時期の目処(2026年10月30日更新)の表示です。ヴェゼルはホンダが10月22日に発表した改良の後の価格。レネゲードはジープの価格表(2026年10月7日現在)の値で、最低地上高は諸元表に記載がありません。
生産終了・在庫のみで、メーカーへ注文できない車
次の5台は、メーカーへの新しい注文(生産)ができません(2026年10月時点)。ロッキー・レックス・CX-3 は販売店に在庫の新車があれば買えますが、色やグレードは選べないことがあります。
- ダイハツ ロッキー:ダイハツが2026年8月下旬に現行モデルの生産を終了と告知しています。在庫や未使用車で探すならロッキーの評価へ
- スバル レックス:公式の案内は販売店での在庫対応のみです。在庫で探すならレックスの評価へ
- レクサス UX:販売を終えています
- マツダ CX-3:国内向けの生産を終えています
- トヨタ C-HR:日本では販売されていません
在庫の新車や未使用車は、残っている1台ごとの話です。比べる相手として並べるなら、この表の17台から選んだほうがずれません。
輸入のコンパクトSUVは?
表に入れた輸入車は、ジープ レネゲードの1台です。ほかの輸入ブランドの小さいSUVは、輸入車だけで条件をそろえて比べたほうが、価格の帯が近くて読みやすくなります。
軽自動車のSUVとの線引き
軽自動車のSUVは、この一覧に入れていません。大きさの決まりも税金も登録車と違うので、軽は軽どうしで比べるほうが判断を誤りにくいからです。新型や発売予定のSUVは新型SUVの発売予定の表で見られます。
コンパクトSUVのおすすめランキング|取り回し4・走る費用3・価格3で採点した14台
1位はクロスビー(総合4.4)、2位はe ビターラ(4.0)、3位はフロンクス(3.8)です。採点の軸は、最小回転半径・100kmの燃料代・いま注文した場合の価格の3つ。重みは4:3:3で、★の帯も同点の決まりも下に全部出しています。順位はこの計算だけで決まり、広告の有無とは関係ありません。

筆者の検証(2026年10月)|全長4,500mm未満のSUV 17台を3軸(重み4:3:3)で採点した順位(メーカー公式の価格表と諸元表からの計算(CARVELの物差し v1.1 の軸4・軸2・軸1))
対象は、メーカーの日本の公式サイトに新車の価格があり、生産終了の表示が無い全長4,500mm未満のSUV 17台です。値はどれも各車の最安グレードで、価格はいま注文した場合の税込価格(国の補助金は入れない)。燃料単価は資源エネルギー庁の石油製品価格調査(10月26日調査)の補助なしの全国平均、電気は31円/kWhです。
結果は1位クロスビー4.4、2位e ビターラ4.0、3位フロンクス3.8、4位ジムニー シエラ3.8。5〜8位は3.7の同点が4台並びました。最安グレードの100kmの燃料・電気代は384〜1,565円で、5年5万kmに直すと差は590,500円です。いずれも2026年10月31日時点の公式値によります。
順位の物差しと重み
3つの軸を★1〜5にして、重みをかけて足します。★の帯はCARVELの全記事で共通の物差し(v1.1)と同じです。



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| 軸(重み) | 使う数字(最安グレード) | ★5 | ★4 | ★3 | ★2 | ★1 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取り回し(0.4) | 最小回転半径 | 5.0m以下 | 5.3m以下 | 5.6m以下 | 5.9m以下 | 5.9m超 |
| 走る費用(0.3) | 100kmの燃料・電気代 | 500円以下 | 800円以下 | 1,100円以下 | 1,400円以下 | 1,400円超 |
| 価格(0.3) | いま注文した場合の税込価格(補助金なし) | 250万円以下 | 350万円以下 | 450万円以下 | 600万円以下 | 600万円超 |
総合=0.4×取り回し+0.3×走る費用+0.3×価格。同点のときは、最小回転半径の小さい順、次に税込価格の安い順で並べます。
取り回しをいちばん重くしたのは、コンパクトSUVを探す理由の中心が「狭い道と駐車」だからです。燃料代の単価は資源エネルギー庁の石油製品価格調査(10月26日調査・10月28日公表)の補助なしの全国平均、レギュラー212.9円・ハイオク223.8円/L。

重みを変えたら、順位も変わるんじゃない?



1:1:1にすると3〜8位の6台が同点になり、同点の決まり(回転半径→価格)で今と同じ並び。1位と2位は点の差(4.33と4.0)のまま残ります。
14台の順位表
コンパクトSUV 14台の順位(2026年10月時点)




























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| 順位 | 車名 | 総合 | 取り回し | 走る費用(100km) | 価格(いま注文した場合) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | スズキ クロスビー | 4.4 | ★5(4.7m) | ★3(934円) | ★5(2,157,100円) |
| 2 | スズキ e ビターラ | 4.0 | ★4(5.2m) | ★5(384円) | ★3(3,993,000円) |
| 3 | スズキ フロンクス | 3.8 | ★5(4.8m) | ★2(1,121円) | ★4(2,541,000円) |
| 4 | スズキ ジムニー シエラ | 3.8 | ★5(4.9m) | ★1(1,499円) | ★5(2,271,500円) |
| 5 | ホンダ WR-V | 3.7 | ★4(5.2m) | ★2(1,298円) | ★5(2,149,400円) |
| 6 | レクサス LBX | 3.7 | ★4(5.2m) | ★4(760円) | ★3(4,450,000円) |
| 7 | トヨタ ヤリス クロス | 3.7 | ★4(5.3m) | ★2(1,126円) | ★5(2,126,300円) |
| 8 | 日産 キックス | 3.7 | ★4(5.3m) | ★3(828円) | ★4(2,999,700円) |
| 9 | マツダ CX-30 | 3.4 | ★4(5.3m) | ★2(1,314円) | ★4(2,640,000円) |
| 10 | ホンダ ヴェゼル | 3.1 | ★4(5.3m) | ★1(1,419円) | ★4(2,777,500円) |
| 11 | マツダ MX-30 Rotary-EV | 3.1 | ★4(5.3m) | ★2(1,382円) | ★3(4,433,000円) |
| 12 | スバル クロストレック | 3.0 | ★3(5.4m) | ★3(1,092円) | ★3(3,833,500円) |
| 13 | ジープ レネゲード | 2.4 | ★3(5.5m) | ★2(1,264円) | ★2(5,590,000円) |
| 14 | スズキ ジムニー ノマド | 2.3 | ★2(5.7m) | ★1(1,565円) | ★4(2,926,000円) |
価格の列は、いま注文した場合の税込価格で、e ビターラとMX-30の国の補助金は入れていません。MX-30はマツダの工場出荷時期目処が3〜4ヶ月程度(2026年10月2日時点)で、10月末に注文すると登録は2027年2〜3月ごろ。補助の対象になる2月1日までの登録には、間に合わない可能性が高いといえます。e ビターラは、スズキが工場出荷の目処を公表していません(2026年10月時点)。
3.7の4台は、点数では差がつかない同点です。並びは同点の決まり(回転半径→価格)によるもので、5位と8位に実力の差があるという意味ではありません。この4台で迷うなら、次の「条件別」の章で自分の条件に合う1台を探したほうが早い。
補助金が入る場合も見ておきます。次世代自動車振興センターの銘柄ごとの補助額(令和8年10月30日現在)で、e ビターラは在庫の車などで12月28日(月)までに登録できれば127万円。価格が★4に上がり、総合は4.3になります。2027年1月1日〜2月1日の登録の76.2万円でも★4で4.3。補助金が0円でも127万円でも、2位は動きません。


順位の対象外にした3台
対象外の条件は2つ。3軸の数字がそろわない車と、新規注文の停止が報じられ、公式の工場出荷の目処が「販売店にお問い合わせください」になっている車です。
ノート オーテック クロスオーバーは、WLTCの燃費が公表されていないので走る費用を採点できません。採点できた2軸だけだと4.0です。
ライズは、販売店の話として新規注文の停止が報じられています(carview!、2026年10月17日)。トヨタからの発表は無く、工場出荷時期の目処のページは「販売店にお問い合わせください」の表示です(2026年10月時点)。参考の点数は4.4で、注文が通常に戻れば、回転半径4.9mの差でクロスビーの次に入ります。
カローラ クロスも同じ扱いです。「全モデルで注文が多くなり、受注停止の状態」という販売店の話が報じられ(くるまのニュース、2026年10月1日)、公式の表示も「販売店にお問い合わせください」。参考の点数は3.7で、順位に入れるならWR-Vの次の6位です。注文の前に、販売店で受け付けているかを聞いてください。
重みを等しくしても並びは同じ。乗り心地とデザインは物差しの外
重みを1:1:1にすると、点は同点になるだけで並びは変わりません。ただし同点の並びは回転半径で決めているので、小回りを重く見る物差しではある。
乗り心地やデザインは、この物差しに入れていません。公式の数字で比べられないからです。「乗り心地のランキング」「かっこいいランキング」を数字で作ると、誰かの好みが混ざってしまう。試乗では、乗り心地より先に、自宅の駐車場と同じ向きで車庫入れを1回させてもらうと、4.7mと5.3mの差がはっきり出る。
コンパクトSUVの燃料代は5年でいくら違う? 最良グレード同士で36.9万円
各車のいちばん燃費の良いグレードどうしで比べると、ガソリン・HEVで最も安いヤリス クロス HEVは5年5万kmで345,500円、最も高いジムニー ノマドは714,500円。差は369,000円です。電気自動車のe ビターラは192,000円まで下がります。


筆者の検証(2026年10月)|いちばん燃費の良いグレードで比べた、100kmと5年5万kmの燃料・電気代(メーカー公式の諸元表(WLTC)と資源エネルギー庁の燃料単価からの計算)
WLTCが公表されないノート オーテック クロスオーバーを除く16台を、各車のWLTC最良グレードで比べています。式は100km=100÷WLTC×燃料単価、電気自動車は電費124Wh/km×31円/kWhです。5年5万kmは100kmの500倍。
100kmあたりはe ビターラ384円、ヤリス クロス HEV 691円、LBX 760円、カローラ クロス806円、ヴェゼル e:HEV 819円、キックス828円、クロスビー934円。いちばん上はジムニー ノマド(5MT)の1,429円です。燃料単価は2026年10月時点の補助なしの全国平均で、走り方や気温で実際の燃費は変わります。
最安グレードと最良グレードで、燃料代が大きく変わる車
ランキングは最安グレードで測るので、ハイブリッドを選べる車は損な数字が出ます。






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| 車名 | 最安グレード | 100km | 最良グレード | 100km | 5年5万km(最良) |
|---|---|---|---|---|---|
| ホンダ ヴェゼル | G(ガソリン 4WD)15.0km/L | 1,419円 | e:HEV X(FF)26.0km/L | 819円 | 409,500円 |
| トヨタ ヤリス クロス | X(ガソリン 2WD)18.9km/L | 1,126円 | X(HEV 2WD)30.8km/L | 691円 | 345,500円 |
| トヨタ ライズ(参考) | X(ガソリン 2WD)20.7km/L | 1,029円 | G・Z(HEV 2WD)28.0km/L | 760円 | 380,000円 |
ヴェゼルは5年5万kmで709,500円から409,500円へ、30万円下がります。ただしHEVのグレードは価格も上がる。燃料代の差と車両価格の差を、同じ見積もりの上で並べて決めるのが確実です。


燃料単価の前提|補助なしの212.9円で計算
燃料代の単価は、資源エネルギー庁の10月26日調査の補助なしの全国平均(レギュラー212.9円/L・ハイオク223.8円/L)。国の補助が入った店頭のレギュラーは170.1円/Lで、この単価なら燃料代は約2割安くなります。
単価が変わっても、燃料代は単価に比例して動くだけ。車どうしの並びは同じです。電気は、全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円/kWh(2022年7月改定)。自宅で充電する前提の数字になります。
e ビターラの補助金は登録日で額が変わる
e ビターラの国の補助金は、2026年12月31日までの登録なら127万円、2027年1月1日〜2月1日の登録なら76.2万円です。2027年2月2日以降の登録は、今の制度では対象外になります(次の制度は未発表)。補助金は予算の範囲での先着です。制度の区切りは12月31日ですが、運輸支局は12月29日〜1月3日が閉庁なので、年内に登録できる最後の日は12月28日(月)になります。申請の受付も12月上旬〜下旬に終わる見込みです(次世代自動車振興センター・2026年10月9日公表)。スズキは e ビターラの工場出荷の目処を公表していないので、いま注文して12月28日や2月1日までに登録できるかは、販売店で在庫と納期を確かめるまで分かりません。
MX-30 Rotary-EVも同じ仕組みで、2026年12月31日までの登録なら84万円、2027年1月1日〜2月1日の登録なら50.4万円。ただ工場出荷の目処は3〜4ヶ月程度(マツダ・2026年10月2日時点)なので、10月末に注文して目処どおりに出荷されると、登録は2027年2〜3月ごろになります。84万円の区分には間に合わず、2月2日以降の登録なら年明けの50.4万円も対象外で、補助金は0円です。84万円や50.4万円が入るのは、在庫の車や早く出荷される車で、12月28日(年内の額)か2月1日(年明けの額)までに登録できる場合に限られます。どちらの車も、契約日ではなく登録日で額が決まる。納期と登録日を販売店で先に確かめておかないと、見積もりの額がずれます。
一番人気のコンパクトSUVは? 登録台数で見るとライズ
自販連の2026年4〜9月の登録台数で、SUVだけの台数で比べられる中の最多はライズの59,293台、次がヴェゼルの32,204台です。ヤリスとカローラの台数は大きく見えますが、SUV以外も合算した数字なので、そのまま比べられません。


筆者の検証(2026年10月)|2026年4〜9月の登録台数を、SUV単独で比べられる行と合算の行に分けた読み直し(日本自動車販売協会連合会 乗用車ブランド通称名別順位(2026年4月〜9月))
自販連の乗用車ブランド通称名別順位(2026年4〜9月・10月5日掲載)のうち、この記事の車に当たる行は次のとおりです。
SUV単独の台数として読めるのは、ライズ59,293台(4位)、ヴェゼル32,204台(14位)、クロスビー12,655台(29位)、キックス11,231台(31位)、ロッキー10,446台(32位)、LBX 8,557台(39位)、フロンクス6,343台(42位)、CX-30 5,568台(44位)、WR-V 5,257台(45位)。クロストレック、MX-30、e ビターラは50位までに入っていません。対象は2026年4〜9月の登録車の台数だけで、軽自動車は別の統計です。
ヤリス・カローラ・ジムニーの台数は合算
通称名の「ヤリス」74,143台はハッチバックとヤリス クロスの合計です。「カローラ」61,840台は、自販連の注記どおりカローラシリーズ全車と教習車を含みます。「ジムニー」29,606台は登録車のシエラとノマドの合計。
どれもSUVだけの台数ではありません。実は、この表から「ヤリス クロスが1位」と読むのは無理がある。
人気の台数と、自分に合うかは別
台数が多いことは、注文できることとも、自分の条件に合うこととも別の話。
ライズの台数は、新規注文が止まったと報じられている2026年3月前後までの契約分が登録されたものです(carview!、2026年10月17日)。いま注文しようとすると、販売店で受け付けているかの確認から始まります。人気の順は参考にとどめて、条件で選ぶほうが外しにくい。私はそう考えています。
条件別のおすすめコンパクトSUV|小回り・走る費用・予算・雪道・荷室
総合の順位とは別に、条件ごとに1〜4台を挙げます。小回りならクロスビー・フロンクス・シエラ、走る費用ならe ビターラ、予算250万円以下ならヤリス クロス・WR-V・クロスビー・シエラ、雪道ならシエラ・ノマド、荷室ならキックスです。数字はすべて2026年10月時点の公式値。
狭い道や駐車が不安なら、回転半径4.7〜4.9mの3台
クロスビー4.7m、フロンクス4.8m、ジムニー シエラ4.9m。17台の中央値は5.2mなので、0.3〜0.5m小さく回れます。
数字の差は小さく見えますが、Uターンや車庫入れの切り返しの回数に出る部分です。小回りを最優先にするなら、まずこの3台から見てください。クロスビーなら値引きの相場と乗り出し価格、フロンクスなら乗り出し価格を先に見ておくと、予算の当たりがつきます。
燃料代を抑えたいなら、e ビターラかハイブリッド
最安グレードで100kmの走る費用が一番安いのは、電気自動車のe ビターラで384円(自宅充電の目安単価で)。一充電の走行距離は433km(X 2WD)です。
ハイブリッドなら、ヤリス クロス HEVが691円、LBXが760円、カローラ クロスが806円。家で充電できないなら、HEVのほうが使い方を選びません。総額はe ビターラの乗り出し価格とヤリス クロスの乗り出し価格へ。
予算250万円以下なら、ヤリス クロス・WR-V・クロスビー・シエラ
最安グレードの税込価格で、ヤリス クロス2,126,300円、WR-V 2,149,400円、クロスビー2,157,100円、ジムニー シエラ2,271,500円。この4台が250万円以下です。


ただしヤリス クロスの最安はガソリン車で、工場出荷の目処は4〜5ヵ月程度。WR-Vは4WDの設定がありません。価格の次に何を譲れないかで、4WDが要るならシエラかクロスビー、HEVまで足を延ばすならヤリス クロス。WR-Vの総額はWR-Vの乗り出し価格、交渉の材料はWR-Vの値引きへ。
雪道やキャンプなら、4WDと最低地上高で選ぶ
ジムニー シエラとジムニー ノマドは4WDで最低地上高210mm。クロストレックはAWDで200mmです。


WR-Vは最低地上高195mmと高めですが、4WDの設定はありません。雪の坂道を毎日走るなら、地上高より先に4WDがあるかを見てください。交渉の材料はジムニー シエラの値引き、総額はクロストレックの乗り出し価格へ。
荷物や家族が多いなら、荷室の公式値と定員を見る
公式の荷室容量があるのは7台です。カローラ クロス487L(2WD・VDA法)、キックス476L(2WD・参考値)、WR-V 458L(5名乗車時・床下を除く)、CX-30 430L(サブトランク含む)、ライズ303L(デッキボード上段時)、クロストレック279L、フロンクス210L(ボードを外すと290L)。
いちばん大きいカローラ クロスは受注停止が報じられているので、いま注文しやすい中ではキックスとWR-Vが上に来ます。測り方が車ごとに違うので、10L単位の差は気にしなくていい。むしろ見落としやすいのは定員で、ジムニー シエラとノマドは4人乗りです。荷室の広いキックスを候補にするなら、総額はキックスの乗り出し価格へ。


本音のコーナー|推したい2台、惜しい2台、やめておく条件
推しはクロスビーとe ビターラ、惜しいのはヴェゼルとジムニー ノマドです。やめておく条件は、乗る人数・雪道・補助金の登録日の3つ。どれも公式の数字から言えることだけを書いています。
推しポイント
クロスビーは、最安グレードのまま最小回転半径4.7mとWLTC 22.8km/Lを両立しています。17台でいちばん小さく回れる車が、燃費も悪くない。しかも2,157,100円から。4.7mで回れて22.8km/L、しかも215万円台。この3つが同時にそろうのは、17台でクロスビーだけです。
e ビターラは、100kmの電気代384円が別格です。HEVで最も安いヤリス クロス HEV(最良グレード)でも691円なので、ほぼ半分。自宅で充電できる人なら、5年5万kmの走る費用は192,000円で済みます。
惜しいポイント
ヴェゼルは、最安グレードがガソリンの4WDなので、走る費用が★1になります。e:HEVなら26.0km/Lまで伸びるのに……。正直、ここは惜しい。入口のグレードで比べると、損な位置に出てしまう車です。
ジムニー ノマドは、コンパクトなのに最小回転半径5.7m。17台でいちばん大きい値です。全長3,890mmの短さから想像する小回りとは違う。ここは割り切りが要ります。



なんで最安グレードで比べるの? 不公平じゃない?



最初に見積もるのが入口のグレードだから。HEVの差は燃料代の章で出しています。
やめておく条件
買う前に|4つの額と、注文の前に販売店で確かめること
上位3台を「払う・戻る・走る・売る」の4つの額で並べると、売る額を0円とした実質額はクロスビー2,624,100円、フロンクス3,101,500円、e ビターラ4,185,000円(いま注文した場合・補助金0円)です。e ビターラは、在庫の車などで12月28日までに登録でき127万円が入れば2,915,000円まで下がります。売る額だけは、いまの車の見積もりを取るまで埋まりません。
上位3台の4つの額(最安グレード・5年5万km・2026年10月時点)






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表で見る(タップで開く)
| 額 | クロスビー(MX 2WD) | e ビターラ(X 2WD) | フロンクス(2WD) |
|---|---|---|---|
| 払う額(税込価格) | 2,157,100円 | 3,993,000円 | 2,541,000円 |
| 戻る額(国の補助金) | 0円 | 0円(いま注文した場合。12月28日までの登録なら1,270,000円、2027年1月1日〜2月1日の登録なら762,000円) | 0円 |
| 走る額(5年5万km) | 467,000円 | 192,000円 | 560,500円 |
| 売る額(いまの車) | 見積もりで決まる | 見積もりで決まる | 見積もりで決まる |
実質いくら=払う額−戻る額+走る額−売る額。
持ち帰り:売る額を0円としたときの実質額(5年5万km)
・クロスビー:2,157,100円+467,000円=2,624,100円
・e ビターラ(いま注文した場合・補助金0円):3,993,000円+192,000円=4,185,000円
・e ビターラ(在庫の車などで12月28日までに登録できた場合):3,993,000円−1,270,000円+192,000円=2,915,000円
・e ビターラ(2027年1月1日〜2月1日に登録できた場合):3,993,000円−762,000円+192,000円=3,423,000円
・フロンクス:2,541,000円+560,500円=3,101,500円
この4行から、いまの車の売値を引いた額が、5年で実際に出ていくお金の目安です。



売る額だけは人ごとに違う。見積もりで決まる数字です。
値引きを数万円がんばるより、いまの車の売値の差のほうが大きいことがあります。
最短3時間後に、Webで概算査定額が見られます。利用料は無料です(任意の有料サポートを除く)。
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査定条件をそろえて、売却の目安を確認
注文の前に販売店で確かめる3つのこと
- 受注しているか:ライズとカローラ クロスは、公式の表示が「販売店にお問い合わせください」です
- 工場出荷の目処:ヤリス クロスは4〜5ヵ月程度、MX-30は3〜4ヶ月程度と長め。e ビターラはスズキが公表していません
- 登録日:e ビターラとMX-30の補助金は、12月28日(年内に登録できる最後の日)までの登録か、2027年1月1日〜2月1日の登録かで額が変わり、2月2日以降の登録は0円。MX-30は目処どおりだと2月2日以降の登録になる見込みです
この3つで、見積書の数字が変わる。下取りの額が見積書に入るなら、その前に買取の概算を手元に置いておくと、下取りの額が高いか安いかを比べられます。下取りと買取の違いは下取りと買取の違い、MOTAの流れはMOTA車買取の仕組みへ。
見積書の下取り額と並べるための、いまの車の売値の目安です。
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ほかの大きさ・種類のSUVを見たい人へ
全長4.5mを超えるミドルサイズ、輸入車だけの比較、軽のSUV、燃費だけの比較は、それぞれ条件をそろえて別に比べたほうが読みやすくなります。新型や改良の予定は新型SUVの発売予定の表へ。
コンパクトSUVのよくある質問
- コンパクトSUVで一番人気なのは?
-
SUVだけの台数で比べられる中では、ライズの59,293台が最多です。自販連の2026年4〜9月の登録台数で、ヤリスとカローラの台数はハッチバックなどとの合算なので外しています。
- どこまでがコンパクトSUV?
-
決まった定義は無く、この記事は全長4,500mm未満で区切っています。5ナンバーは別の決まりで、全長4.70m・全幅1.70m・全高2.00m以下です。
- 一番安いコンパクトSUVは?
-
順位をつけた14台では、ヤリス クロスのガソリン車2,126,300円が入口の価格です。ライズは1,800,700円からですが、注文できるかは販売店に聞く必要があります(2026年10月時点)。
- 燃費がいいコンパクトSUVは?
-
WLTCの数字ならヤリス クロス HEVの30.8km/Lがいちばん上。100kmの走る費用まで含めると、電気自動車のe ビターラが384円で、HEVより安く収まります。
- 5ナンバーのコンパクトSUVは?
-
17台中5台で、クロスビー・ジムニー シエラ・ジムニー ノマド・ライズ・ノート オーテック クロスオーバーです。全幅1,800mm以下まで広げると14台が入ります。
- トヨタで1番小さいSUVは?
-
全長ではライズの3,995mm。いま注文できるトヨタ車に絞ると、ヤリス クロスの4,180mmになります。
まとめ|小回りと価格ならクロスビー、走る費用ならe ビターラ
- 1位クロスビー(総合4.4)、2位e ビターラ(4.0)、3位フロンクス(3.8)。重みは取り回し4・走る費用3・価格3
- 燃料代は最良グレード同士でも、5年5万kmでヤリス クロス HEV 345,500円とジムニー ノマド714,500円の369,000円差
- 順位の価格は、いま注文した場合の税込価格(補助金なし)。e ビターラの補助金は登録日で127万円→76.2万円→0円と変わる
私の判定はこうです。小回りと値段で迷ったらクロスビー、家で充電できるならe ビターラ。補助金が0円でも、e ビターラの2位は動きません。3.7で並んだ4台は、条件別の章で自分の条件に合う1台を選べば足りると思う。
次の一歩
今日やることは1つ。ランキングから候補を2台に絞り、それぞれの「乗り出し価格」の記事で最安グレードの総額を開く。その額に、この記事の「走る額(5年5万km)」を足した数字を、2台分スマホのメモに並べて書いておく。
メモの2台の総額から、いまの車の売値を引けば、実際に出ていく額がそろいます。
\ 売却前に、愛車の査定額を確認 /
査定条件をそろえて、売却の目安を確認
出典:スズキ・トヨタ・レクサス・ホンダ・日産・マツダ・スバル・ジープの公式の価格表と主要諸元表、資源エネルギー庁 石油製品価格調査(10月26日調査)、次世代自動車振興センター(令和8年10月30日現在)、日本自動車販売協会連合会
時点:2026年10月31日
参考URL一覧
- 道路運送車両法施行規則の別表第一:https://laws.e-gov.go.jp/law/326M50000800074
- クロスビーの公式ページ:https://www.suzuki.co.jp/car/xbee/detail/
- 工場出荷時期の目処:https://toyota.jp/news/delivery/
- ホンダが10月22日に発表した改良:https://global.honda/jp/news/2026/4261022-vezel.html
- 資源エネルギー庁の石油製品価格調査:https://www.enecho.meti.go.jp/statistics/petroleum_and_lpgas/pl007/xlsx/261028.xlsx
- マツダの工場出荷時期目処:https://www.mazda.co.jp/cars/info/1/
- 次世代自動車振興センターの銘柄ごとの補助額:https://www.cev-pc.or.jp/hojo/pdf/R7ho/R7ho_meigaragotojougen_3.pdf
- 自販連の乗用車ブランド通称名別順位:https://www.jada.or.jp/files/libs/7725/202610051042024460.xlsx


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